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2013年12月19日

なんの脈絡もないベアリングの昔話

なんの脈絡もないベアリングの昔話 オイラが20歳位の話...

地元の仲間でAE86に乗ってるヤツから相談された。

「フロントのハブベアリングがすぐに焼けてしまい、どうしようもない...」と...


ハチロクのハブベアリングの弱さには定評あるからなぁ~ww

ベアリングのサイズが小さい事と、サーキットや峠のダウンヒルでのブレーキング時の熱がハブに伝わり、グリースを溶かしてしまうので、
割とすぐにダメになっちゃうんだよね~www

当時、オイラは大型車メインの修理工場に勤めていて、これと似たようなトラブルをよく引き起こすクルマを知っていた。

サイズは全然違うけど、ベアリングに対する過酷な状況はハチロクと変わらんw


幅広16輪台車wwwww

当時は過積載も今ほど煩くなく、平気で50t...気合い入ったところで70t~90t積んでいた時代ww

ベアリング焼けは当たり前、下手すりゃウォーキングビームにクラック入るほど酷使していた古き良き時代で、当時の班長(現専務)に相談したら、
「このグリース使って見ぃ...」

と、少し分けてもらったグリース...

ピーナッツバターのような色した臭いグリースで、メーカーは昭和シェルの
「バリアントWBグリース」って銘柄だった。

ふと気になり調べてみると、この銘柄は無くなったらしく、現在は「シェルスタミナグリース」ってのが
それに相当するらしい...


そのピーナッツバターを休日にハチロクのハブをオーバーホールしてベアリングに詰めてやり、
その翌週に走行会があり、しばらくして仲間に結果を聞くと、

家に帰り、ハブをバラしてベアリングを点検したら焼けは全然入っていなかったとの事...

そりゃ、50tも積むトレーラーのハブに耐えるんだから当然だろ、と思ったけど内心、大丈夫だろうか?...と思っていたのはもう時効ってことでwwwww


それからしばらくして、また仲間から、「ベアリングは焼けなくなったけど、こんどはハブキャップがどっかへ飛んでいく」とww

キャップの勘合が緩くなったんじゃね?とキャップを新品にし、シーラーの代わりにエポキシで固めたら、今度はハブシールが抜けてきたwwwww

サーキットオンリーの人はキャップに小さな穴開けるのが定番らしいけど、そいつは街乗りのほうが多い...

水入るのもイヤなので、色々考えた結果、またトラック修理屋の知恵が出た訳で、

FE3系キャンターのキングピンキャップのグリースエスケープバルブを流用し、
ハチロクのハブキャップのてっぺんに穴あけてエスケープバルブを付けてやったったwww

これはなかなか成績がよかったッス♪

初めはグリースが少し出てくるけど、すぐに落ち着いて、スチーム直接当てない限り中に水も侵入しなかった...


リフトのキングピンに給脂しながら、平成6年頃の20代前半の頃の事を思い出し、ブログを書いてみたw





ブログ一覧 | マニヤなクルマ | 日記
Posted at 2013/12/19 21:49:30

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この記事へのコメント

2013年12月19日 22:32
ハチロクのハブキャップ、俺も飛ばした事ありんすwww

今はワコーズの赤グリース使ってますが、今ん所飛んでって無いんで大丈夫なのかと…w
コメントへの返答
2013年12月20日 21:33
何故かハチロクのキャップだけ飛んでいくんですよねwww

オイラの仲間に常にスペアを一個持っているヤツいたッスw

安いグリス使ってると熱で溶けて沸いてしまい膨張してキャップが飛んでいくんでしょうなww
2013年12月19日 23:16
こんばんは。

タイヤ屋さん時代に、元々235/70R17,5を履いた16輪台車に「積み荷と現場の関係で一時的に車高を落としたい」ということで2トン用の205/70R17,5を履いた大型特殊品専門の運送屋さんが居ました…。

見た目は、車高が低くなりカッコ良かったですがここまで来ると過積載なんて一切関係なしですね…。

この16輪を運転したドライバーさんはいつタイヤがバーストしないかとヒヤヒヤものだったと思います。
コメントへの返答
2013年12月20日 21:39
どうもッス。

1000-20履くような台車は割と足回りは丈夫でしたけど、限界まで低くするために17.5インチタイヤを履く台車はハブベアリングも小さめでブレーキドラムも小さく、
ベアリング焼けやライニングが無くなっているのはしょっちゅうでしたね。

以前みかけた台車で、リフト用のJラグ履いてるのを見たときは、
重量には耐えるけど、スピード出したら熱もってバーストしそうだなと思いましたよwww
2013年12月19日 23:25
軸受の焼付寿命はグリースの耐熱性で決まりますからねぇ~ホイール用って古い車種だとアルバニアグリースみたいな、リチウム石鹸系増ちょう剤のやつが多いんですが、耐熱温度はせいぜい100℃もありませんから、すぐに焼き付く…スタミナグリースはウレア系増ちょう剤で耐熱性は150℃ぐらいまでは連続使用できますし、極圧添加剤も入っているので耐剥離性も高いでしょうね~モリブデングリースなんかは、固体潤滑剤の摩擦低減効果はでかいんですが、ベースの増ちょう剤がリチウム石鹸なので、耐熱性は知れてるんですよね~
近頃はホムセンでもウレア系グリースがカートリッジ用のジャバラチューブで売られているので、入手しやすくなって便利です。
コメントへの返答
2013年12月20日 21:52
さすが工業系スペシャリストですねww

最初はサンライトグリースを使っていたんですけど、リチウム系なのでおっしゃる通り、
熱で溶けてしまい(殆どブレーキ酷使による熱害)レース部がチタンマフラーのような色になってしまい、
油脂メーカーにクレーム入れたところ、このグリースを奨められたと聞いた覚えがあります。

素人ってのは恐ろしいもので、プロペラシャフトのスパイダーやセンターベアリングにもカルシウム系のシャシグリスを差してしまうので、しっかり監督しないと危なくて危なくてww

昔は2kg缶が最小単位だったのが、チューブ売りしてくれるので確かにプライベーターには便利な世の中になりましたよね♪


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「引っ越したらクルマ趣味が全然出来ん環境になってツラい…
気晴らしに三輪車のオイル交換したりして気をまぎらわせてるwww」
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