フロントブレーキホース交換と追記

ずいぶん前にニッシンのラジアルポンプマスターシリンダーに交換したんですが、ブレーキホースが足らず、デイトナの延長ホース使ってたんですが、取りまわしが美しくないのと、ハンドルを左いっぱいに切るとバンジョーボルトがメーターに当たるのもあって気になっていたのですが、キャリパーO/Hもしたのでホースも交換します。
ただ既製品のホースでは対応出来ません。

作業前にタイヤ廻りを養生します。
今まで付いてたホースは購入時からの物で、たぶんアールズだと思います。
キャリパーからフルード抜いてリザーブタンクを空にします。
さてどのように外すとフルードをなるべく車体に付着させないのか良いか考えます。

マスターシリンダーからキャリパーまでのホースを切らずにはずしました。
写真の黒いホースに交換します。
このホースはACパフォーマンスライン製でオーダーメイドで作ってもらいました。

仮組みです。
マスターシリンダー側です。
フロントフォークとブレーキレバーに当たらない角度を狙います。

Ｔタイプなので３WAYアダプターで分岐します。

全体的なレイアウトです。
３WAYアダプターをアンダーブラッケトに固定したいのですが。
ちなみに純正のホースクランプは購入時から付いていませんでした。

アルミの板を加工します。
ハンドグラインダー、ベルトサンダー、万力、電動ドリル、ハンマーを駆使して３WAYアダプター固定ブラケットを作ってみます。

何度も脱着し形状を調整し、
こんな感じで３WAYアダプター固定します。
当初、もう少し上側に３WAYアダプターの取付も考えていたのですが、３WAYアダプターから左に分岐するホースをホーンの上を通すか下を通すかで、下側を通すことになり３WAYアダプターはこの位置になりました。その辺も加味して採寸しオーダーしました。
ただこのレイアウトだとフロントスタンドかけるときは要注意ですね。

３WAYアダプター固定ブラケットは艶消し黒で塗装し、ブラケットとホーンにホースが直接接触しないようにシリコンホースを被せタイラップで固定します。

上から見ると３WAYアダプターから左へ分岐するホースはホーンの後ろ側に逃げるように取りまわします。

キャリパー側です。
あとはフルード入れて地道にエア抜きして漏れ点検します。
強くブレーキレバー握って確認したら３WAYアダプターの右ホース取り付部から滲んできました。ちゃんと締めたつもりだったんですが、確認しといて良かった。

ACパフォーマンスラインのオーダーメイド依頼したときの寸法です。
採寸はフロントフォークが伸びているときにも、やや余裕が出るようにとかホーンの裏を通すレイアウトで何度も計ったのでピッタリの寸法でした。
アクティブさんと何度かメールのやり取りし、丁寧に対応していただきました。
出来上がりも早くて驚きました。
アクテイブさん　ありがとうございました。

追記です。
３WAYアダプターの固定取り回しを
ホースになるべくストレスがかからないよう大きなＲ描くようにしてたんですが、ハンドルを左いっぱいに切るとフレームのヘッドパイプに固定するカウリングブレースに当たりました。
写真のようなブラケットを追加作製し
３WAYアダプターが後ろに下がり、アンダブラケットに近くなるようにしました。
純正でもここにホースクランプがあるのは、カウリングブレースに当たらないようにするためだったようです。

ハンドル左いっぱいの状態です。
カウリングブレースと1センチちょっと隙間が出来ました。

３WAYアダプターが後ろに下がったことにより、３WAYアダプターから右のキャリパーまでのホースが、今までは大きなＲを描き遠回りしてたのが最短距離を通ることになり、ホースが長すぎることになりホースの曲がりがキツくなってしまいました。
右のホースはフェンダーから出るクランプを利用するためにキャリパーのバンジョーはストレートにしてます。
ブリーダプラグと隙間ギリギリですがエア抜きホースが付けられるようにバンジョーをやや外向きで固定してます。
こんなことなら右のホースは30～40ミリ短くても良かったようです。