今乗っている220クラウンの次の車を検討しています。
FFベースの新型クラウンのCROSSOVERには魅力を感じないのでパス、バリエーションのひとつで2年後に発表予定という噂のFRセダンを待とうと思っていましたが、ボディサイズがかなり大きくなるということで、これも候補外となりました。
外車は、円安や故障のことを考えると今ひとつ購買意欲がわきません。
最近、新車の納期が1~2年待ちと酷い状況だと聞くので、ちょっと早めに動くことにしました。
国産のFR車が減ってしまい、選ぶにしても選択肢が本当に少なくなりました。寂しいかぎりです。
FR車を色々と調べていたら、IS300 F SPORTの評価が高いことがわかって、最寄りのレクサスに行って試乗してみました。
ボディサイズは220クラウンよりひと回り小さくコンパクトですが、走りはスゴく良かったです。街中と郊外を少し流しただけですが、フィーリングの良さは今まで乗った国産車の中では最も秀逸だと感じました。
高速域での挙動はわかりませんが、中低速域でのナチュラルさには感動しました。
ハンドリングは直進安定性が高いのに素直で、思い描いた通りのラインをトレースしてくれます。この人車一体感は、一握りのFR車でしか味わえない醍醐味だと思います。
220クラウンのハンドリングや足まわりもたいへん優秀だと思いますが、トータルバランスでISはクラウンよりひとつ上のレベルに到達していました。
たとえば、ステアリング操作に対するレスポンスの正確さ、緻密さは220クラウンの方がダイレクト感がありますが、少しの遊びを残しながらその後リニアに反応する『溜め』の味付けなど、人が使う上でのフィーリングはISの方がこだわりがあるようです。少しクラシックなフィーリングかもしれませんが、自然な操作感という意味において好ましく感じました。このあたりの作り込みは、まさに『熟成』という表現がふさわしいです。
またスポーツセダンなのに足まわりはしなやかなセッティングで、段差をソフトにいなし、不快なショックを感じることがほとんどなかったです。
ターボモデルなのにターボラグをほとんど感じさせないエンジンレスポンスの自然さ、スムーズさも特筆すべき長所だと思います。
(この10年近くハイブリッド車ばかり乗っていたので、純エンジンの高級車のスムーズさを忘れていました)
内装については、運転席周りは220クラウン(G-executive)よりドライバーズカーとしての高級感とスポーティーさの演出が上手かったですが、後席はG-executiveの方が装備も広さも上だったと思います。
内装の全体的なデザインは少し古さを感じました。
最上位モデルのIS500になっても、IS300と内装も外観もさほど変わりませんが、おそらく本当の最後となるV8 5リッターはとても魅力的に感じられました。
という次第で、今日、IS500 F SPORT Performance First Edition の抽選申し込みに行ってきました。
ネット情報によると限定500台の抽選枠に対して、10倍以上の申し込みがあるそうです。
当選者は9/21以降に連絡がきます。
価格が価格なので、もし当選しても買うかどうかまだ決めかねていますが、一番気になっている一台です。
抽選に当たってほしいような、当たると(嫁さんが)怖いような複雑な気分です。
外れたときは、2年以上の納期を覚悟して、IS350かIS500の標準モデルを待とうと思っています。
なお、レクサス店ごとにすでに2023年秋までの各モデルの販売可能な台数が決められており、私の行った店ではISは数台しか割り当てがないと言われていました。
Posted at 2022/09/10 22:08:35 | |
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