2022年05月28日
トーションバーについては、内容が充実してきましたので、プリロードについて。
プリロードを掛けると、足回りが硬くなるとか、プリロードを0にすると動きが良くなる。柔らかくなる。乗り心地が良くなる。などの情報があります。プロでもそう主張する人が多い。
その様な人達も、荷重とバネのたわみが比例し、釣り合う所で車高が決まる。釣り合うという概念がブッ飛んでしまっています。
プリロード:予め掛ける負荷の事
トーションバーの場合は、伸び側ストッパーに当たった状態でガタ付きが無い状態からトーションバーを捩ること、またその量。
コイルスプリングだと、伸びきった状態でバネにガタ付きが無い状態から撓ませる事。その量。
プリロードを変えるとどうなるか?
車高が変わります。
バネの硬さは変わりません。
接地状態で上下ストッパーに当たっていなければ、バネと荷重は釣り合っています。プリロード量に関わらず、ストローク内であればほぼ同じ量撓みます。なので硬さは変わりません。
動き出しもプリロードに関わらず、バネが撓んだ状態からなので変わりません。(バネ由来では)
プリロードを変えると、ショックのストローク領域を変えることになります。
プリロードが少ない場合、車高が下がるので、縮み側ストロークが少なくなります。逆に伸び側ストロークが大きくなる。
プリロードを適正に設定すると伸び、縮ストロークを確保できます。
プリロードが多いと車高が上がり、伸び側ストロークが足りなくなって来ます。縮み側ストロークは大きくなります。
フルタップ式だと、伸、縮のストロークを保ったまま、求める車高に調整できます。
バイクに乗っている人も多いと思います。
バイクの場合、プリロード調整(特にリアの調整)は慎重に行うべきです。
アンチスクワットアングルがあって、メーカーの推奨値を基準に少しずつ調整するのがいい。
上げが大きいとフロントが振れます。
Posted at 2022/05/28 08:12:11 | |
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