2023Adv160のオイルポンプ、ドリブンギヤ交換 1of2 分解〜ギヤ組み付け
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2023年3月に購入したAdv160のオイルポンプ、オイルポンプドリブンギヤを交換。
現時点15000kmで問題は起きていませんが、安心して乗りたいので自分で交換しました。
2
車両交換パーツ:
黒のドリブンギヤの他にステーターベースガスケット(写真上)、オイルシール(NOK, 写真下)
3
オイルポンプassy
15100-K1Z-N21
4
ソケットボルト2つを外して右側ガーニッシュを外す。
フロアーサイドのネジ穴が割れちゃってますが気にしないで作業続行。
5
以前にバラした時に爪を割ってしまい(赤囲い部)、修復しましたが今回のバラしで再び折りました。面倒なので修復しないことにする。
6
ラジエーターカバー(ボルト締め付けトルクは6Nm、ディープソケット使用)を外し、ラジエーターキャップとドレンを緩めクーラントを抜く。ドレンは1Nmと指示されているので手締めレベル。
クーラントが抜けたら盲栓(写真では青と赤の栓)。
7
クーラントは300ccほど抜けました。
8
ラジエーター上側ジョイント部に突起がありホースはそこまで差し込まれている。再組で同じ位置に来るようマーキング。ホースクリップはラジペンでつまみ、つまんだままジョイント部をかわしておく。
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ここまでホースクリップを移動させればホースは手で抜ける。
クリップの跡がホースに転写されているので組み付け時は同じ位置に。
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ラジエーターを外したところ。ラジエーター取り付けボルトを外してラジエーターをフリーにしてからホースを外しました。
外したホース箇所は赤丸部分です。ラジエーター下のホースは外さなくてOK。
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クーリングファンはベルト回り止めを噛ませてボルト3本を外す。ここのトルクは8.5Nm。
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クーリングファンを外したところ。フライホイール外周に錆が見られますがまたサビるだろうから何もしないことにした。
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フライホイールナットはサイズ17mmソケット。電動インパクトで一気に緩めてナットとワッシャーを回収。
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テーパー部とキーで食いついているフライホイールをフライホイールプーラーで外す。
興和精機フライホイール・ロータープーラー
商品番号: 07733-0010000
プーラーの二面幅21mm部をスパナで押さえて十字部をハンマーで引っ叩くと緩まります。鉄パイプはなくてもよかった。
フライホイール部のネジは逆ネジなので写真で言うと鉄パイプを下方向に押さえておいてフライホイールを固定し、十字部を時計回り方向に叩くとテーパー食いつきが緩和されてフリーになります。
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フライホイールが緩まると、コイルステーターに磁力でくっつくため、フライホイールがゴロンと落ちることはありません。そのまま手前に引いて外れます。
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フライホイールを外したところ。
この後、配線を押さえている奥の2本ボルトと左下のソケットボルト1本の計3箇所(青丸)を外す。2本のボルトで止めてある配線押さえ板は落とさないように車両前方にずらしてステーターとクランクケースの隙間から手前に抜き取ります。次いで中央のソケットボルト3本(赤丸)を外す。これらのボルトは全部締め付けトルク10Nm。
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ステーターベース取り外し。
4本のM6ボルト(10Nm)を緩めてステーターベースを外す。そのままだとベースを掴みにくいためステーターソケットボルト2本を手締めして(写真参照)両手でつまんで手前にまっすぐ引けば外れます。ノックピン2本を落とさないように静かに引きます。
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出荷時組み付け仕様はパーツリスト通り、ナチュラルカラーのドリブンギヤ。15000km走行なりの着色。
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誤ってネジ、ノックピンを落とさないようにこの穴を養生。
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オイルポンプのピンはギザギザしたピンですね。
ソケットボルト(ヘックスサイズ5mm)を2本緩めてオイルポンプを外す。オイルポンプのノックピンはポンプケース側に圧入されているため脱落の心配はありません。
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ちょっとオイルが出てきます。
あっ、ここまでオイルは抜かずに作業しています。オイル抜油の必要はないと思います。
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オイルポンプassy 15100-K1Z-N21
に交換します。
ピンにはギザギザが無い仕様です。
オイルポンプ全体に注油してポンプを手回ししてオイルを行き渡らせてから組み付け。
ヘックスボルト締め付けトルクは10Nm。
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続いてドリブンギヤ15133-K0R-D00。
写真がテカっているのはオイル塗布の為です。
オイルポンプドライブギヤ(上のシルバーのギヤ)とドリブンギヤの面が一致する様に組み付け。
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ステーターベースのオイルシールを交換します。
適当な塩ビパイプを外側から手で押し込んで外しました。
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ガスケットステーターベースの溝に汚れが残っていたのでゴシゴシして洗浄。
続く
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