2024年01月07日
ステアリングとシフティングとクラッチ操作
齢53年、流石に衰えを感じるもの。
競技車両のメカとして、またそのテストドライバーとして若い時に培ったものをこのまま埋めるにはなんとなくもったいない気もします。
昨今のAT主流の流れからでしょうか?
MT操作でのシフティングに伴うステアリング操作などに少々危険を感じる動画を見ることがあります。
私も我流と言われても仕方がないのは重々承知で文章として残しておこうかと。
ご自分の運転に何かしら不都合を感じておられる方のお力になれれば幸いです。
尚、本記事はなんのアシストもない競技車両からストリートへ転用した我流方であることを重ねて申しつけます。
ステアリング操作
1.共通操作として右手は11時〜4時、左手は8時〜13時間での操作となる。
したがって両腕がクロスすることはない。
両腕がクロスした瞬間にアクシデントが発生したらそれだけで対応が遅れる。
2.ステアリングの戻しは全てステアリングの復元力、セルフステアに依存する。
カウンターステアの素早い的確な操作にはセルフステアは最適かつ不可欠であること、リヤスライドが収まった後の直進状態はステアリングから手を離し手のひらでステアリングに触れつつ左手を9時右手を3時に位置(ニュートラル)にするだけで復帰するため。
高速コーナーなどの小舵角
1.全てステアリングを押し込む動作で行う。
右コーナーならば3時を握ったステアリングを12時方向に押し込むイメージ。
低速コーナーなどの大舵角やドリフト走行
1.全ての操作を引くことで行うイメージ。
(ロックtoロックが多い車両はこの限りではない)
右コーナーならばステアリングの11時を保持した右手を4時まで回転させ、8時を保持した左手で12時まで操作する間に右手を12時まで回した右手のすぐ右の1時を保持して4時まで操作するイメージ。
アシスト機能に依存しなくともこの方法ならば素早く操作が可能。
シフティング
手の中にゴルフボールを置いた指の付け根がシフトノブの位置。
左上が1速、その下の2速へのシフトは手のひらを内転させ操作する。
5速6速またはリバースは逆に手のひらを外転させ行う。
また、シフトノブを力ずくで操作してはいけない、操作が遅くなる。
上下方向は手のひらの角度、手首の折り曲げ角度で調整する。
3速4速は横方向への力は与えない。
シフトレバーの反力で必ずニュートラルに帰る力を利用する。
シフト操作が終わるたびに必ず左手はステアリングに戻す。
たとえ一瞬でも必ず戻す。
ターマックではまだマシだがグラベルでは咄嗟のステアリング操作ができない。
クラッチ操作
意外にも多くの方が勘違いしているかもしれないのだが、発進時以外はクラッチを操作しなくても変速できる。
要は各回転数と次のギヤにシフトした時に落ち込む、または跳ね上がるエンジン回転数を音で間隔的に把握し、その瞬間にシフトレバーを優しく操作すれば勝手にエンゲージする。
したがってクラッチはこの時の微妙な回転差を埋める機能さえ果たせば良いだけになる。
つまりはアクセルを抜きながら、またはアクセルを開きながらクラッチ操作することになり、ペダルのストローク分の全行程を大幅に省くこと、また、時間的余裕が生まれる分冷え切ってると全く入らない真っ赤なイタ車のクソミッションや71や86のT50ミッションをダブルクラッチでエンゲージすることができる。
930の歯がブチ折れるトラブルから解消される。
クラッチ操作後は必ずフットレストに足をもどす。
たとえ一瞬でも必ず足を戻す。
あとなんかあったかな?
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Posted at
2024/01/07 22:21:52
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