2022年03月21日
インテークマニホールド内にカーボンが堆積する。
そもそもなぜ堆積するのでしょう?
一昔前までインマニにカーボンが堆積する現象など見たことも聞いたこともありませんでした。
車の機能や豪華さ、力強さが自動車を購入しようとする時の重要項目で、燃費の良さは今より重要視される項目ではなかったからかもしれません。
燃費の良さに非常に大きく貢献しているのがEGRガスのインテークへの大量還流で、ガソリンエンジンではポンピングロスの大幅な低減化、ディーゼルエンジンでは燃焼温度の低温化よるNOxの低生成に大きく貢献しているのはもはや言うまでもないかと思います。
仕組みは違えどディーゼルも筒内噴射ガソリンエンジンも吸気工程で吸気と燃料があまり混ざりにくいので、燃料粒子の燃焼時の酸欠状態と言いましょうか、どうしても未燃性部分が煤となってしまいます。
この煤がEGRでインマニに戻った時に壁面に付着し堆積するようです。
これもちょっとググるとすぐ出てきますね。
スカイアクティブDがインテークマニホールド内のカーボン堆積現象の代表格となっている理由、その理由はディーゼル+EGR+ターボエンジンであるからかなぁと思っています。
低圧縮と言っても過給圧が最大で1.6㎏(ごめんなさい古い人間なので昔の単位です)までかけられます。
ブローバイガスが多く発生し、オイルミストが吸気と一緒にEGRと出会ってカーボンがオイルミストを接着剤のようにして堆積しているっぽい。。のです。
プライマリ側、セカンダリー側のコンプレッサーには全く異常がないにもかかわらずインタークーラー下流側にオイルが溜まっているのを確認しています。
なので、せっかくインマニ内部のカーボンを除去したとしてもこのブローバイガス内のオイルミスト含有量を減らさないとまたギットギトのカーボンがインマニに堆積してしまいます。
オイルキャッチタンクは必須アイテムだよなぁと私は思っています。
Posted at 2022/03/21 20:33:47 | |
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