
これ読んで読まれた方にとってホイールバランス調整は「侃々諤々」なところあるんで、あくまでも「個人的な見解」と思ってください。
この車が当方の下に来て初めて「冬支度」を迎える2年前の10月、「さて、そろそとスタッドレスタイヤに履き替えるか」と、中古のスタッドレスタイヤをネットオークションで買って、DIYでホイールに組んだ時の話です。
DIYでタイヤ交換された方なら分かると思うのですが、タイヤ屋・カーショップなどでタイヤ交換すると、タイヤ交換作業の他にも「空気圧調整、ホイールバランス調整」が「セット作業」になるのですが、そのうち、DIYで一般個人がどうやってもできない(とは言っても、採算度返しでやればできると言えばできるのですが・・・)のが「ホイールバランス調整」!
一応、一般個人が買えそうな「ホイールバランサー」はあるものの、できても「静バランス」がやっと、「動バランス」(ワイド広タイヤが特にそう!)はタイヤ屋・カーショップなどに置いてある「ホイールバランサー」の測定機を使わないと測定・調整できません!
組みあがったタイヤ見て、「ホイールバランスはどうするか?・・・、とりあえず履いてみて、ブレるようだったらその時は調整に出すか」と考えておりました。「待てよ、今みたいに‶ホイールバランサー”が登場する前はどうやって調整したの?」と気になって調べて見ると・・・
ここはタイムスリップして今から約70年前の「1950年代の日本の道路事情」なんですが、今みたいにきちんと日本中舗装された道路、ましては「高速道路」なんてはありません。舗装されてたのは東京・大阪等の大都市の中心部の街道ぐらいで、それでも街道から脇に入った「裏路地」でも「ジャリ道」だったそうで、郊外にでれば大都市間の道路は「ジャリ道」が大半だったそうです。この当時の大都市間大動脈代名詞、東京・大阪間の大動脈「箱根の国道1号線」は今と違っても「ジャリ道峠」だったそうです。この当時の道路事情がこんなもんだから、この当時の車は今と違って「機動力」かなり見劣りするもので、陸路の長距離大都市間大動脈の「人の移動手段、物流」は「鉄道」が主力で、車(この当時はとても一般個人が買えないほどの高額な機械でした)は大都市内、近距離の「人の移動手段(バス・タクシー等)、物流」専らな使われ方でした。
道路事情がこんなものだから公道で車が出せるスピードは舗装された道路で「60km/hがやっと!」な状態です。
それでは「この当時のタイヤはどうだったの?」と言うと、実はなのですがこのころのタイヤは(公道走る場合)「ホイールバランス」という考え方はなかった、「タイヤはそこまで精度を求められるものではなかった!」だったのです。つまり、タイヤ交換の時に「ホイールバランス調整はしてないのが普通」ということです。
だったら、今みたいに「ホイールバランス調整」をするようになったのはいつのころから?と、ウェブ上で調べてみたのですが、これというものはなくて、日本だと「レース」で使う「競技用」は戦前から、「ホイールバランス調整済みタイヤを履いた新車」が売り出されたのは本格的にハイスピード(100km/h)が出せる名神高速道路が開通した1963年あたりからだろうと考えております。
さてここまで読まれた方だと「車の使われ方によってはホイールバランスやる意味合いが薄くなる」と気づかれた方もいるはず、そうなんです!「この車で高速道路走ること殆どないし、だったらすることないじゃん!」それ正解です。当方バラスが崩れた車に乗ったことあるんですけど、その時のタイヤのブレはじめたスピードは80km/hあたりからと経験あるんで、それ以下の使用範囲だとホイールバランスやる意味合いが薄くなるなります。
タイヤ屋・カーショップ、自動車メーカーは「ホイールバランス調整済みタイヤ」にして客に売るのかというと「客が車の使われ方がどう使うか分からないから後クレーム来ないように」とハナからバランス調整済みしてるだけのことなのです。これが「ホイールバランスの真実?」だったりして。
ならば、組んだスタッドレスタイヤを車に履かして高速道路は走ってみました!履いたスタッドレスタイヤは「ブリ(ヂストン)のブリザック」、この車「軽自動車高速道路80km/h時代の車」なんで80km/hまでスピード出してみても、さすが天下の「ブリの品質」このぐらいのスピードでは全然ブレませんでした。
こうなると「ホイールバランス」て一体何なんだろう?
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2023/04/30 11:44:40