2023年09月16日
お酒の事を書きますので、
興味のない方、嫌いな方は、
スルーして下さい、
お願いします。
少し前に長々と「美味しい物」と言う、
ブログを書いた。
要は、お酒は嗜好品なので美味しい物は、
千差万別、人それぞれ、好みの問題だと、
なので、私に聞かれても、
私と全く同じ好みと、同じ舌を持っているとは、
限らないし、ウイスキー等は経験値、
いや、ウイスキーに限らず、
ワインや日本酒等も経験値、
どれだけ飲んで来たかだが、
まだ、ワインはファンも多く、裾野が広い、
アルコール度数が低いからである。
故に飲める方も多い、ウイスキーは度数が高いので、
ストレートで飲める方は限られる。
そして、好みは人によると言う事が、
ベルギーで起こった。
記事を読んで頂くと解るが、
プロのソムリエが最低と評価した。
400円の激安ワインのラベルを変え、
ワインのコンテストに出すと、
見事金賞!(笑)
ねえ、言ったでしょ、誰が評価するか、
審査員にも好みがある。
で、これ名誉の為に言っておくが、
私の想像だが、審査する人が、
全てワイン通では無く、
一般の方も居られたのでは?
なので、プロのソムリエの評価は低いが、
他の方の評価は高かったのでは、
まあ、しかし、今に始まった事では無い、
「パリスの審判」ギリシャ神話、
トロイワ戦争の発端となった事件だが、
ワイン通の方なら、ご存じだろうが、
ワイン版の「パリスの審判」がある。
時は、1976年アメリカ独立200年の、
記念の年に、それは起こった。
アメリカの200年を祝うイベントを、
開催する。それが、フランスワインと、
カリフォルニアワインの対決、
それがブラインドで行われた。
まだまだ当時、無名のカリフォルニアワイン、
対して、伝統と格式のあるフランスワイン、
勝負する必要があるのか?
と、言う対決だったが、
ワイン業界がひっくり返る騒ぎになった。
カリフォルニアワインが名だたる。
フランスワインをなぎ倒した!
何とも痛快な話でである。
■白ワイン
1位:シェトー・モンテレーナ 1973(米)
2位:ムルソー・シャルム・ルロー 1973(仏)
3位:シャローン 1974年(米)
4位:スプリング・マウンテン 1973(米)
5位:ボーヌ・クロデムシュ、ジョセフ・ドルーアン 1973(仏)
6位:フリーマーク・アベイ 1972(米)
7位:バタール・モンラッシェ、ラモネ・プルードン 1973(仏)
8位:ピュリニィモンラッシェ・レ・ピュセル、ルフレーヴ 1972(仏)
9位:ヴィーダー・クレスト 1972(米)
10位:デイヴィッド・ブルース 1973(米)
■赤ワイン
1位:スタッグス・リープ・ワインセラーズ 1973(米)
2位:シャトー・ムートン・ロートシルト 1970(仏)
3位:シャトー・モンローズ 1970(仏)
4位:シャトー・オー・ブリオン 1971(仏)
5位:リッジ・モンテ・ベロ 1971(米)
6位:シャトー・レオヴィル・ラスカーズ 1971(仏)
7位:ハイツ・マーサズ・ヴィンヤード 1970(米)
8位:クロ・デュ・ヴァル 1972(米)
9位:マヤカマス 1971(米)
10位:フリーマーク・アベイ 1969(米)
シャトームートンが、シャトーモンローズが、
全くの予想外の結果、
しかし、これも誰が審査したか?である。
フランスワイン通の審査員なら、
勿論、こんな結果にはならないだろう、
と、フランスは、自らの首を伝統と、
格式で絞めてしまっていたのだ。
伝統に縛られるがあまり、
世の中の技術の革新に、
気づいてなかった。
逆に、カリフォルニアワインは、
トライ&エラーを繰り返し、
品質の向上に努力していた。
これがワイン版「パリスの審判」である。
何度も書いているが、ワイン通なら、
フランスワインだろうが、
一般の方なら、チリワインや、
カリフォルニアワインの、
飲みやすいのが美味しいとなる。
しかし、400円の激安ワインが、
金賞受賞とは、如何なものか、
まあ、世の中そんなものであると言う、
典型である。しかし、私も誰に向かって、
熱心にブログを書いているのだろう?
リアルを大事に、目を見て話して、
楽しいお酒を!
これは、カクテル用に使うワインです。
勿論、カリフォルニアワインです(笑)
Posted at 2023/09/16 23:48:46 |
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