2023年03月21日
OBD2スキャナー 導入計画その1
前回の「e-208の電費と充電性能」で紹介したとおり、e-208は充電中に電力が表示されないなど、ユーザーにはあまり優しくない仕様になっています。
そこで、リチウムイオン電池の状態をスマホに表示できるOBD2スキャナーを導入することにしました。
◎OBD2スキャナーの仕組み
クルマのOBD2コネクタにOBD2スキャナーを取り付けることで、クルマのさまざまな情報を取り出し、その情報をBluetoothまたはWi-FiでOBD2アプリをインストールしたスマホに表示させるものです。
◎導入するとできること
OBD2スキャナーを取り付けると、次の項目がスマホで確認できます。
・Soc(%)(充電率)
・充電電力量(kWh)
・瞬間電力(kW)(加速時は+、回生時はー)
・Soh(%)(初期の満充電容量に対する現在の満充電容量の割合)
リチウムイオン電池以外の情報としては、
・速度(km/h)
・12Vバッテリーの電圧(V)
・詳細な故障情報の確認
・ガソリン車は、エンジンの状態や燃費
などが表示できます。
特に、Soh(%)はリチウムイオン電池の劣化具合を表す指標となるので、とても興味があります。
◎良さそうなOBD2スキャナーは見つかったが・・・
OBD2スキャナーをAmazonで調べてみると、1500円程度から数万円まで色々出てきました。正直、どれを使ったらよいかわかりません。
そこで、「e208 OBD2スキャナー」でググってみます。
すると、「Power Cruse Control」を導入したという方のブログが出てきました。
同じものを購入すれば間違いないはず!
Power Cruse Controlの公式サイトに行くと、英語でしたが、Amazonへ飛べるアイコンが貼ってあります。
タップしてみると・・・あれ?
Amazon.it(イタリア)に飛ばされてしまいました。
イタリア語はわかりませんが、価格(36.99€+20.02€(送料))だけは何となくわかります。
合計57.01€かぁ。1€が140円とすると・・・7981円!高い!
他に合うOBD2スキャナーが無いか、再度調べてみましたがまったくヒットしません。
そもそもe-208はリーフと違い販売台数が極端に少ないので、こういった情報がほとんどないです。
◎フランス本国のコミュニティサイトを検索
国内がダメなら本場フランスを調べてみるまでです。
ヤフーフランスの検索窓に「e208 obd2 scanner」と入れて検索すると、「automobile propre」というコミュニティサイトがヒットしました。
タップすると、すぐにスキャナーに関する掲示板が出てきました。
Googlechromeの翻訳機能を活用して、このサイトから得られた情報をまとめてみると
・OBD2スキャナーは、「Vgate iCar Pro」か「Vgate vLinker MC+」
・スマホアプリは、「Car Scanner ELM OBD2」
・「Power Cruise Control」を使う場合は、PSAアダプタが必要だが、「Car Scanner ELM OBD2」を使う場合は、アダプタ無しで使える(接続プロトコル「Peugeot OBD-II / EOBD Electric / Hybrids (PSA) 」を選択)
さすが本国のコミュニティサイトです。知りたい情報が次々に出てきます。
購入するべきOBD2スキャナーとOBD2アプリが絞れたので、次回は購入の方法を検討します。
(参考)OBD2スキャナーについて
・OBD2スキャナーは、OBD2診断機、OBD2アダプター、ドングル、ELM327デバイスなどと呼ばれています。本ブログではイメージしやすいように「OBD2スキャナー」としました。
・Amazon、ヤフーショッピングなどでは、さまざまなOBD2スキャナーがあります。どのような違いがあるのかは、「Car Scanner ELM OBD2」サイトの「OBD2アダプタの選び方」がとても勉強になりました。
(要約すると、安いアダプターは買うな、です)
【関連】
www.carscanner.info/choosing-obdii-adapter
【つづき】
OBD2スキャナー 導入計画その2
e-208のバッテリー情報を読み出す
Vgate OBD2スキャナーのアップグレード
クルマの電費計はあてにならない・・
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パーツレビュー | クルマ
Posted at
2023/03/21 14:13:09
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