
世界遺産を二つもつ街、カルカソンヌに来ました。

日本人には、あまり聞き馴染みのない街名ですが、

世界遺産のひとつ、ミディ運河があります。
塩などを運搬するために作られた、トゥールーズから地中海まで200km以上の長さを持つ運河。
地形にあわせ、いくつもの水門で高さを調整し、船がいきかいます。
これは駅降りてすぐの水門。

運河ツアーに参加すべくチケットを購入。
1時間半のお手軽版と2時間45分のリラックス版があり、私は後者にしました。

手前がお手軽版、向こう隣にリラックス版の船があり、同刻出発。

運河沿いはサイクリングand散歩コース。

自転車を乗せた長旅をしてそうな船と行き交う。
小学生の頃、たまたま読んだ本で、フランスの運河を何ヶ月もかけて船で旅行する紹介があり、ずっと憧れていました。
既に何十年も経ってしまいましたが、しがない会社員のため、ディ体験が今の精一杯。
でも、ようやく長年の夢が叶える事が出来ました。

水門では、他の船も入ってきます。

ドバドバと水が落ちてきて

水位がどんどん上がります。

同じ水位に到達すれば

ゆっくり開門!

振り返れば、今まで来た所から相当に高い場所にいることがわかります。

休憩地点で別船と合流。快晴に恵まれたよき船旅でした。

この日泊まる駅前のホテル。
中は冷蔵庫無し、暖炉が壁に埋まり、天井にシーリングファンがまわる。
ザ、昔のホテル。
年老いたオーナーに、もう一つの世界遺産、山の上のシテの行き方を訪ねる。
「歩くしかないが、15分でつくよ」
それを聞き、街をトボトボ歩いて30分、、

ようやく外観だけ見えて来た!

40分かけて到達。聞いた時から胡散臭い事は気づいてましたが後の祭り。ヘロヘロ

城内まで来ると、細い通りに風が通り、気持ちよし。

シテ(城塞都市や都市の中心部を指します)一番奥にあったサン・セザール・バジリカ聖堂。
ノーマークでしたが、外観からわかるスゴイ、ステンドグラスがありそうな予感!

大正解でした。

ガラスが多面的に配置されていて、スゴイ美しい。
見た瞬間、パリのシテ島にあるノートルダム大聖堂と内装が似ている事に気付きました。
あちらは燃えてしまいましたが、もう一度見たい、または見逃した方はここは是非オススメです。

この時は19時です。駅前はイマイチそうなので城内で夕食をとることにします。

アデレードレストラン

オシャレですが21ユーロのコースからあり、お手軽です。
着いた早々オーナーが今晩のホテルは大丈夫か、電話してやろうかと声かけてもらいました。優しい。

2日連続で食べたカスレ撮るのを忘れた!地区が違うだけで全然違いました。→カメラに残ってました^^;

カルカソンヌのはクリームシチューに近い感じで白豆の味を感じながら食べる感じ。
昨日のトゥールーズはチーズも少し入りグラタンに近い感じで塩気もあるタイプ。
甲乙つけたがい美味さ。

料理を堪能して山をおります。

Googleマップでルートを探すと、超ショートカットルートを提案してくれる。なぜ行きも言わんかな?

さあ帰りましょうと城を飛び出たら、

これは観光客向けでなく、囚人が逃げる道やがな!
転げ落ちるようにバタバタと降りました。
明日はフランスを離れ、スペインバルセロナへ向かいます。
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2025/05/30 09:07:16