2012年12月09日
607が12ヶ月点検+タイベル交換のため入庫中で、近場しか動けないので、気になっている1台であるマツダの新型アテンザのカタログをもらいにディーラーへ行ってみました。
カタログをもらって店員と話していると、「よかったら試乗されてはいかがですか?」との申し出。勿論快諾する。試乗車は2.2ターボディーゼルのワゴンXDグレード、6AT。
見た目はかなりかっこいい。フロントマスクは好みが分かれる所だが、個人的にはアリ。
運転席に腰を下ろしてシート位置調整。ルームミラーから見えるリヤガラスがやけに小さく見えるが、振り返ってみたらやっぱり小さい(笑)。おかげでリヤがかなり遠く見えるが、目視でバックするのは少々骨が折れそう。とはいえ、新型アテンザはディーラーオプションでカーナビ装着をすることが前提になっており、カーナビを装着すると標準装備(!)のバックカメラが機能してバック時の目になる仕様に。まぁ607もリヤセンサーがないとバックがしんどい車ではあるので、この位の車格になるとこの手の装備は必須になるんだろうけどねぇ(^^;
全幅1,840mmは607と同程度。でかくなったと言われ、評論家の人達は国内ではでかすぎるとも言っているが、昨今の新型車だともはや当たり前の車幅かなと。特に欧州に出る車は。とはいえ、運転している限りでは(田舎ということを差し引いても)車幅が問題になるシチュエーションはなかったが。
こちらは15分ほどの試乗コース。ATをマニュアルモードにしてみたり遊んでみた感じとして、あえて6MTにする必然性はあまり感じなかったのが正直な所。確かにワインディングとかだとMTは楽しいだろうが、ディーゼルの溢れる高トルク+ロックアップ率の高い6ATの組み合わせは非常に元気よく走らせることができ、かったるいとか一切思わなかったので。個人的にはMTはディーゼルよりもガソリンの、特に2Lにこそ必要なのかな、と。
勿論、ディーゼル+MTの組み合わせ、みんカラ見てると絶賛している人も多いので、実際乗ってみたら感想も変わる可能性大いにありだけど(^^;
ディーゼルと言ってもアイドリング時&加速時に多少らしい音がする位で、まったくもって違和感なく運転できるし、立ち上がり加速もグッと勢いよいし、燃費もATでカタログ値20km/L…このエンジン+AT、うちの607に欲しいとマジで思いました(笑)
一方足回り。当然ながらプジョーやシトロエンに比べるとゴツゴツ来ます。ヨーロッパ(特にドイツ)車らしい足回りで、高速行けばビシッとどこまでも行けそうな足なんでしょうが、フランス車の足に慣れた身にはもう少し柔らかくてもいいかなぁと。できればPSAからハイドロを持ってきてほしいと思うのは私だけなんでしょうか(爆)
んで最近の新型車お約束(?)のアイドリングストップですが、最初自分の普段の踏み方だと作動しなかったので聞いてみると「もう少し踏み込むと止まります」とのことで、ブレーキを深く踏んでやると止まりました。踏み具合でアイドリングストップの有無を調整できるので、個人的にはかなり好印象。再始動もスムーズでしたし、これはこれでアリかなと。
総じて、かなり好印象な車でした。ディーゼルのネガも皆無で、これ乗っちゃうとディーゼル選ぶよねーと言うわけで、実際ディーラー曰くアテンザもディーゼル8割の売上げ比率だと。はい、私もディーゼル欲しいです。買えるなら(^^;
勿論、ガソリン車も乗ってみたらいい!ってなる可能性は勿論あると思います。値段的にもアテンザならこれ位って値段ですし(20Sで250万)。
とはいえ、新車価格で300万、カーナビオプション必須として総額350万……ここまで出すなら個人的には中古でC6逝っちゃいたい(笑)できれば並行モノのディーゼルターボを希望!
Posted at 2012/12/09 23:24:15 |
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2012年12月09日
一昔前、欧州各国でベストセラーになった名車たち。
ミニ(英)、2CV(仏)、4(仏)、500(伊)、パンダ(伊)、ビートル(独)…。
いずれも、庶民の足として飾らず背伸びすることなく、実直な車だったと思います。
ひょんなことから手元に来たKeiも、ワークスとかは例外にせよ、素のグレードは長期間生産を続けて価格もお安く、性能も特に背伸びした所もなく、日常の足として使うにはいい案配の車だと思います。まぁ元々はセダン~SUVの間を狙った新ジャンルの車としての売り出しだったけど、結果的にオールマイティに使えるという意味でいい立ち位置だったことも長寿だった一因でしょうし。
と、長い前振りをした上で、今日はふと思いついてホンダN ONEの試乗に行って参りました(^^;
このN ONEって車、シトロエンのDSシリーズよろしく、ホンダ往年の名車N360の「N」を大々的に強調し、プレミアム感たっぷり(とメーカーは言ってる)な新型車だったりします。
「New Next Nippon Norimono」ってどこのコピーライターが考えたんだか知りませんが(個人的にはこのコピーに対してはかなり拒絶反応が(爆))、そもそもN360自体はプレミアムとは対極にある車だったと思うんですけど(汗)
ふらりとスズキのスクーターで(笑)ディーラーへ向かい、カタログをもらってみることにしたところ、店員さんが「良かったら試乗いかがですか?」と言うので、遠慮無く。
通常のGタイプと、プレミアムでターボ付きのPremium Tourerがあるとのことだったので、これまた遠慮なく後者に乗ってみることに。
このPremium Tourerってグレードは、660ターボの一番高いやつでFFカタログ価格1,530千円というかなりお高いグレードだったのですが、乗ってみると確かに静粛性はKeiとは比べものになりません。標準グレードでも「ミドルクラスセダンでも使われる3層構造の防音材を採用」な上に、Premiumでは防音材も更に追加と、背伸び感たっぷり。確かにそれなりの効果はあるようで、軽としてはかなりの水準にあるのではと感じた次第です。聞こえてくるエンジン音は紛れもなく軽のそれですが(笑)
N BOXと違い、少人数乗車でのきびきび感ある走りを重視した車とのことですが、それにしては全高1.6m超はKeiより高く(爆)、ワゴンRあたりと同程度。走り云々を言うならせめて立体駐車場に入れられる1.55m以下にしてもよかったのではと思った次第。ミニバンで1.55m以下というパッケージを作ったメーカーとは思えません(笑)。…ライフの次期モデルがそうなるとか?
10分ほど街中をぐるりと走った感じでは、確かに足回りもそれなりに締まっており、CVTの恩恵で高速でもそんなに回転数上げずに走れるだろうから長距離も比較的楽に動けそうなので、ダウンサイジングを考える人のお眼鏡に叶うべく、上質感を狙った背伸び感がありありと感じられます。普通の人にとっては上質な車と感じるのでしょう。…が、どうせダウンサイジングユーザー狙いなんだったら、ルノー5バカラやヴァンプラのように、リッチな本革仕様とか作ってほしいなと(笑)
個人的な感想としては、色々背伸びしまくってるので仕方ないにせよ、軽でこの値段はなぁ…と(^^;
5年とか7年とか経って安い足として買う分にはアリですが(笑)
勿論、軽1台しか買えず(置けず)、それでいてそれなりに距離を走るって使い方が想定されるのであれば有力な1台と思います。つかこれ完全にフィットのユーザー層喰ってるよね(^^;
私の使い方の場合、Keiで十分だと改めて感じた次第です。流石にこれはオーバースペック過ぎでした(汗)
あと、ホンダってなんだかんだで走りのイメージで売ってるメーカーなんだから、MTのグレード作ってもバチは当たらないと思います。ディーラーの人曰く「ターボラグとかを目立たなくさせるためのCVTでもある」とのことですが、走り好きの人はドッカンターボでもMTだけで良しって言う人もいると思うんですが(偏見)。
Posted at 2012/12/09 20:29:28 |
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