リニアモーションマウント劣化状態確認

A～C型の前期モデルにのみ装備されているパーツです。

エンジンとボディをゴムブッシュを介して繋ぐ事でエンジンの横揺れを制御するもので、運転席側に付いてます。（後期モデルは廃止になってます）
単なるコストダウンか、それとも効果がなかったのか…。

22年間、タービン真横で熱害をモロに受け劣化してるだろうなぁ…という事で、交換する事に。

まず、エアクリーナーボックスを外して作業スペースを作ります。

エンジンとボディを繋いでいるアルミプレートを外します。
矢印のボルト４本を外し…

続いて、カウンターウエイト？を外します。
矢印のプラスチックナットを外すと取り出せます。

外したウエイトです。A型は２つ付いてます。
（B型以降何個付いてるかは分かりません💦）
見た目より結構ズッシリと重さがあります。

本体はボルト３本で固定されてます。まず写真の２箇所（一つは矢印位置に真横に固定されてます。目視できないので手探りで）を外します。
スパナサイズは12mmです。

同じく前側のボルトを外すと本体が取り出せます。（上の矢印が真横に付いてたビス位置です。）
写真手前のパワステホースを傷つけないように注意し前側から摘出。

本体を外すとこんな感じ。

新旧比較です。左が新品、右が旧品です。

パット見で違うのが、カウンターウエイトの固定方法。旧品が本体のボルトにプラスチックナット固定なのに対し、新品は穴だけでプラスチックリベット固定に変更されてます。
これは軽量化？コストダウンの影響？

ブッシュ比較です。左の新品はブッシュに粉が付いてます。一方旧品は粉は無くブッシュ面は22年使用したものと思えないぐらいとても綺麗でビックリ💦
ブッシュ具合を確認する為、グリグリしてみましたが、弾力が有りヒビ割れも一切なく、見た目は旧品の方が状態が良いのでは？と思うぐらい。
ブッシュが仕様変更されてると思ったのですが、刻印は両方とも同じ（42022AG151）。
あれ？？
という事で、新品は使わず状態の良い旧品を元に戻す事にしました。

取り付けは逆の手順で。

アルミプレートを付けて元通り。
旧品再利用なので、当然変化はなく(笑)
まだまだ頑張ってもらいます！