バックアップ電源の使用について
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
乾電池を使用するタイプのバックアップ電源です。(単三電池 8ケ × 1.5V = 12V 用)
バッテリー交換を行なうことはそう何度もあることではありませんが、店舗で行なうことを考えたらお釣りがくるし自分の経験値を稼ぐために購入することにしました。
ただし、ショートして破損するリスクは大きく、自責になりますので自信のない方は店舗に依頼したほうが無難です。
バックアップ電源の目的(一般論です。)
電子ユニットはマイコン制御で動作しているものがほとんどですが、マイコンはROMとRAMによって動いています。
・ROM:リード・オンリー・メモリー
読み出し専用メモリー
・RAM:ランダム・アクセス・メモリー
書き込み、読み出し用メモリー
ROMには制御プログラムが入っています。電源が入るとプログラムが走り出すようになります。
走り出したプログラムはRAMから情報を読み込みどのような制御をするかを決定します。
RAMにはプログラムが認識して得た情報や個人が操作した情報を保持しています。外部から書き込むことも可能です。
車に合わせたエンジンの設定 や 個人の好みの設定をRAMに記憶させて制御させています。
同じユニットでもRAMの情報を変更することによって異なった制御に変わります。このような性質から車の制御に関わる設定は車種やタイプによって異なるのでメーカーでないと分からないこともあります。
RAMの情報は電源がなくなるとリセット(消去)されてしまいます。消去されてしまえば再設定(RAMに入力)しなければならなくなります。
バッテリーを外しても、このRAMに記憶された情報が消去されないようにバックアップ電源が必要なるのです。12Vのバッテリー搭載車は、情報の保持に 12Vの電圧が必要で微量な電流が流せればよいので乾電池で対応ができます。
注意しなければならないのは、バッテリーを外している時に室内灯を付けたりオーディオやパネル等の操作をしてしまうと消費電流が大きくなり電池電圧が下がる傾向にあるので情報が消えてしまう恐れがあります。作業中は室内灯はOFF、ドア開閉を含め何も操作しないことです。
最近の電子ユニットはメモリー保持用のコンデンサーや電池を内蔵しているものも多いので一概にバックアップ電源が必要になるとも言えませんが… 。
車に搭載されているユニットはグレードが高くなるほど多くなると言えます。ユニット数が多いほどマイコンの使用数も多くなるのでバックアップ電源の必要性が上がるように思います。
バッテリー交換には色々なリスクが伴ないますのでディーラー作業でバックアップ電源を使用しなくても大丈夫との確認が取れない限り使用した方が良いと思います。
何かあっても自責対応になります。
(^。^)y-.。o○
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