MUGEN / 無限 Low Temp Thermostat  

【総評】
S2000では定番となるローテンプサーモスタッドです。
暑い夏を迎える為、熱対策のために導入しました。
クーラントも5年使ってしまったのでついでに導入です。
開弁温度が約10℃下がるそうです。写真右のものです。
左は摘出した純正サーモスタッド。バネの太さが違いますね。

【満足している点】
街乗りで流れていれば77～80℃くらいの間で水温が推移します。
ノーマルだと87～90℃だったので開弁温度が10℃下がった差ですね。
信号待ちや渋滞などで停車しているときはラジエターが変わらなければ
温度の上り具合は変わりませんが、上がるまでに時間がかかるので
滅多に100℃を超えることはなくなりました。
おかげで信号待ちからのダッシュではトルクダウンを感じにくくなりました。
※定番のサーモスイッチは入れてません。理由はオーバークール対策です。

【不満な点】
ちょっと開弁温度が低すぎる気もしないでもないです。
F20Cの適温は80℃～90℃の認識なので70℃台は少し冷え過ぎかと。
長い下り坂では夏でも73℃まで水温が落ちてくることがあります。
7月のこの暑さのなかで73℃ということは冬だともっと冷えるでしょう。
72℃を切ると純正水温計の目盛が一つ減ってしまう恐れがあります。
オーバークールにより燃調が濃くなり、燃費悪化、カーボンの堆積、
エンジン内のメタルクリアランスの変化なんかが心配な気がします。
冬はプラスチック段ボールによって間仕切りを入れる必要がありそう。
後は吸気温度対策が必要ですね。吸気温のほうがトルクダウンを感じるし…。