
※もともとは2016年2月27日に書いた記事ですが、数度の加筆・編集して日付を変更しています。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の4月29日公開記念です。
基本的に『アイアンマン』シリーズに登場する車両ですが『マーベル・シネマティック・ユニバース』におけるそれ以外の作品も極力書いていく方向で。
あと、失念や誤認をしているところもありそうなのでその場合指摘がもらえれば。あとヒーロー名じゃない方で書いてます。
それと基本的に主だった活躍をしたと個人的に感じたものに絞ってます。まあ、割といい加減ですが。
まず『アイアンマン』シリーズ。
個人的には「ほとんどのヒーローが特殊能力系なのに対しアイアンマンは技術駆使系」なためか一番好きだったりします。

ロールスロイス(BMW派閥)等も登場するのでそれだけというわけではないですが登場する車両はアウディのものが多数を占めており大体どこかしらで新車が登場している感があります。
その中でもトニーの愛車であるR8が一番印象的と言えるでしょう。アウディ車の中では一番好きなクルマですがそれだけでなく「ビジネスパーソンが乗っていたら様になりそう」という自分の抱く印象がシリーズ通して強固になりました。

1作目では銀色の初代前期型R8クーペ(8気筒モデル)が登場していました。
誕生プレゼントか復帰祝いかは忘れましたがそれを貰ったトニーがその後飛行場やパーティ会場に赴く際に乗ってたり、終盤ではローディが乗っていました。
なお、実車は頑丈な車体を誇るのですがWikipedia曰くそれがラストシーンの変更要因になったとか。
ということは頑丈じゃなかったらラストで大破させられてたってことか…。と思ってたら
それと思しき動画がありました。
車体がかなり潰れてたり屋根を剥がされかけてますが…撮影側の期待に添わない感じだったってことですね。
R8以外では記憶が違っていなければですが

終盤でペッパーがT8型A5クーペ(劇中では銀)に乗ってスターク・インダストリーに向かったり

トニーがオバディアの放り投げた4L型Q7(劇中の色は覚えてません)を持ち上げていました。総重量が2トン超えてるのに持ち上げられるとはすげえ…。

2作目では白の初代前期型R8スパイダー(10気筒モデル)が登場しており、
アウディ公式でもCMが組まれています。
アークリアクターの排出毒素の解毒剤を作るために機材を助手席に積んでたのが妙にシュールに感じられました。まあ、いいんですけど。
それ以外は覚えてないのであったら誰か教えてもらえたら。

3作目では白と赤の初代後期型R8クーペ(e-tron仕様)が登場していました。
前作同様アウディ公式でのCMが組まれています。
白いのはマスコミに取り囲まれた際に乗っており、赤いのはラストでアークリアクターを海に放り投げて「決別」(個人的にはあのラストシーンは好きです)した際に乗っておりリアカーがつけられていました。
また、銀色の車両もあるのですがトニーの家が襲撃を食らった際に海の藻屑に消えています。
そのほかには

テネシー州に飛ばされそこでハーレーと遭遇した後にD4系前期型A8に乗ってたり(だったと思いますが明確に覚えてないです)

アウディ以外では終盤にハーレーの家に初代フォード・マスタング(たぶん写真のモデルだと思いますが自信がないです)が置いてありました。
次に『アベンジャーズ』について。
2016年時点では2作作られていますが1作目はアキュラ(ホンダが米国およびカナダで展開する高級車ブランド。トヨタにおけるレクサス、日産におけるインフィニティみたいなもの)が、2作目ではアウディがスポンサーしてるのでちょいちょいメーカーの車が登場します。
まあそれ以外のメーカーのも登場しますが。あと2作目はそこそこ覚えてるものの1作目は明確に覚えてるのが1台だけという…。

その1作目では2代目NSXのロードスター仕様のコンセプトカーがラストにトニーの愛車として登場しハルクを乗せてました。
2代目NSXはロードスター仕様はともかくとしてクーペ仕様は2016年にでも売り出す予定なのでそれに先駆けた形です。

なお、
実車は1991年型NSXがベースの様です。

2作目ではアイアンマン3部作同様アウディが協賛しており、トニーの愛車もNSXではなくR8ですが今回は2代目モデル(劇中ではオレンジ)です。
未だ公開時点で日本未導入車種ということもあり拝めたのはよかったなあ。
もっとも、メイキングを観る限りでは初代後期型クーペ(10気筒モデル)を走らせてその上にレンダリングしたようですが。あと終盤に新本拠地に向かう際にチラッと出た程度ですし。

また3代目TTS(作中のはグレーですが)が街中で走っていました。その関係か
コラボCMまで作られています。まあ過去にもやってるし多少はね?

あと街全体が浮遊しようとする際に3代目A3カブリオレ(作中では青)が登場しホークアイとブラックウィドウが乗って移動していました(先の動画にもありますが)。
続いては『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』。
1作目はどうしたんだと突っ込まれそうですが…すみません、失念してて書けないのです…。

その2作目ではC7型シボレー・コルベットが登場しナターリャが乗っていました。ただ登場自体は少ないです。

ニック・フューリーがマリア・ヒルとの待ち合わせに向かう途中にウィンター・ソルジャーとなったバッキーの襲撃を受けた際には黒の2007年型シボレー・サバーバンが用いられていました。劇中では浮遊もできる旨が述べられていましたが、横転してしまってることもあってか描写はされていません。
取り敢えず、シボレーというかゼネラルモーターズの車種が多い気がしますが、アメリカなので問題はさしてないでしょう。
3作目に関しては観たら書きます。
続いては『アントマン』。

同作では1972年型フォード・エコノライン100が登場し、スコットとルイスが主に用いてました。

あとは警察車両としてフォード・クラウンビクトリアが名指しで登場してました。
把握してるのはせいぜいそのくらいです。他は観てなかったり観てても失念してるかです…。

現体制のアベンジャーズでは絡んでないですが『X-MEN2』ではマツダ・RX-8の特注仕様が登場してましたしマツダ公式でもタイアップした例もあります。まあ未見なので然程把握はしてませんが。
(2016年5月3日追記)
『デッドプール』の登場車種も気にはなるのですが現時点ではマーベル・シネマティック・ユニバースの一員にならなさそうですし書くとしても別口だろうなあ…と。
それはさておき『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』観てきました。タイトル通り「内戦」だから痛快さと辛さが観てる間共存していましたがあのラストなら後味の重いところはあるけど未だ希望はあるかもと思ったのと『バットマンvsスーパーマン』同様正義の活動に伴う破壊と犠牲に論点が置かれておりしかもあっちと比べ有耶無耶になってなかったと思います(どちらにせよ簡単に結論の出せるテーマじゃないので却ってはっきり出さないのが正解という意見も一理ありますがあちらの場合なし崩し的)。
何にせよ観た甲斐がありました。新生スパイダーマンとブラックパンサーも拝めましたし(でも後者は詳しくない)。
とりあえず登場車種について。過去2作と違い『アイアンマン』3部作や『アベンジャーズ』シリーズ同様アウディが協賛していました。昨年親会社絡みの不祥事がありましたが協賛がやめにならなかったのは幸いです。尤も、当該仕様は登場させてないでしょうが。またアウディ以外も一応は登場しています。

ウィーンでソコビア協定署名式会場に於いてD4系後期型A8が登場してた気がします。無論日本じゃレクサス・LSや日産・シーマのポジションにあたる車両なのである意味登場しててもおかしいことはないですが。

スティーブとバッキーが父親の命を奪われた私怨からブラックパンサーとなって追いかけるティ・チャラから逃げる際にドイツ警察特殊部隊車両としてD4系後期型S8(劇中では黒。上記A8のスポーツバージョンで最近だと『トランスポーターイグニッション』の主役車両としての活躍が記憶に新しいです)と4M型SQ7(劇中では黒)が登場しています。
後者に関しては劇中ではスティーブが奪いフロントガラスを蹴り割ってからバッキーを追いますがチャラが同車に掴まってバッキーを追っていたことからサムも加わりチャラと交戦した上に特殊部隊とも応戦する羽目になっており体当たりを仕掛けていました。その後乗り捨て操縦不能になりトンネルの出口で横転(というか回転)して大破しました。
因みにその後もスティーブ・バッキー・サム・チャラの護送の際にも登場しています。
なお、同車に関しては3月に日本で販売が開始されたばかりのQ7のスポーツグレードバージョンで
開発時にクラッシュした報せを知った時に大丈夫なのかと心配になったのが記憶に新しいですがそれはともかく公開を記念して特別映像やコラボCMがアウディ公式から出てたりします。

また護送時にはメルセデス・ベンツ・Vクラスも警察車量として登場していました。メーカー的には競合する気がするのでそれでも出すあたり何か太っ腹ですがベンツは日本におけるトヨタや日産みたいなポジションでピンからキリまで生産してて様々な用途で用いられているのでその意味ではおかしくはないのでしょう。

チャラがナターリャにバッキーやスティーブの探索協力をした際には2014年に発表されたコンセプトカーであるアウディ・プロローグが登場しています。
先述のNSXの例があるとはいえコンセプトカーまで出すあたりガチではないかと…。

エージェント13(実はスティーブの思い人で本作で他界したペギー・カーターの姪のシャロン)がスティーブ達を橋桁でかくまってる際にはB9型A4(劇中では黒。恐らくCIAの車両という設定かと)を用いておりそのトランクに武器を積んでいました。
フルモデルチェンジしたばかりなのでもしかしてとは思ってましたがやはり出てきましたか…。

その後目立ちにくいという理由でフォルクスワーゲン・タイプ1(劇中では青)に乗り換えます。
アウディの親会社だから起用されたのか偶然かは不明なものの、65年の生産期間を誇る有名な車種なのである意味目立つ気はしますが乗ってる人も多いので案外理にはかなってるかも知れません。ただ、開発に際してヒトラーが関わってると言われてるのでその意味では少々まずいところもあるのかもしれませんが…。

それから立体駐車場でクリントと『アントマン』の際にサムと交戦した縁で呼ばれたスコットと邂逅しますがその際スコットは日産・NV2500HD(因みに日本未導入車種)の車内で横たわっていました。

スコットが巨大化した際には5代目いすゞ・エルフが巻き沿いで大破していましたがまさかこんなところで見かけるとは。

トニーの愛車は『エイジ・オブ・ウルトロン』同様オレンジの2代目R8(但しCGだった前作とは違い実車。グレードはV10プラスっぽいです)ですがこちらも登場は終盤にちらっとです。但しピーターの台詞を聞く限りでは彼の家に赴いた際にこれで乗り付けていたのでしょう。
実に羨ましい。
『エイジ・オブ・ウルトロン』時点でどうだったかは不明なものの本作時点では既に販売されてる国はあるでしょうが日本の場合発表こそされており同車のレース仕様で参戦してるチームも存在するものの市販仕様の販売は7月なのでそれに先駆けています。
またかれこれ『アイアンマン』の頃からの継続でやはり馴染みとなってるのかワールドプレミアでは赤い個体が登場していたようです。
(2017年8月25日追記)
『スパイダーマン:ホームカミング』を観てきたのでそちらの追記もしようと思います。ただ、どれぐらい覚えてることやら。
因みに内容的には「列記としたスパイダーマンであって、青春ものでもあって、成長ものでもあったな」と個人的に感じました。過去作と違い蜘蛛に咬まれたエピソードやベンおじさんの死を経て大いなる力には、大いなる責任が伴う」ことを学ぶエピソードがないこともあって全体的にはやや軽めのノリではありましたが、一方でスパイダーマンとしてリクルート活動が学生生活でのイベントに響いていることで悲哀を感じさせる場面もありました(特に個人的には学力コンテスト前日に他のメンバーが楽しんでるのをガラス越しに見てるシーンや、終盤の「恋か、正義か」で心が揺らぐシーンが…。後者の場合、)。
またピーターの保護者的立ち位置のトニーも結構ありでした。出番は少なかったですが突っ走っては失敗しそれでも足掻こうとするピーターに対する言葉はある意味かつて『アイアンマン3』の一件を経たからなんだろうなと何処か感慨深く感じてました。
これまでのMCUシリーズと比べると規模の小ささは感じますが、「背伸びしようとしている若造」が「親愛なる隣人」になる過程を描いてることですしあれぐらいの塩梅がちょうどいいと個人的には感じてます。

本題に入ります。
本作のヴィランであるバルチャーことエイドリアン・トゥームス(中の人がマイケル・キートン氏なのが
自分に不思議な感覚を残させたあの作品の影響かは不明ですが個人的に妙にはまってた感があります)とその部下たちが、かつて『アベンジャーズ』におけるニューヨーク作戦の後始末を任されていた際(しかしまあ、なんというかトニーもつくづく罪な人だなあ…)の残骸を用いた武器を売るにあたって用いていたのは白の4代目フォード・E-350でした。他作品ではクリストファー・ノーラン監督の『インセプション』でも登場してましたし、本国に於いてはトヨタ・ハイエースや日産・キャラバンみたいな物なのかもしれません。
スパイダーマンに発見され戦いに発展した際に糸でへばりついている彼を振り落とそうとしてたり、武器でドアやらなんやらを落としていき、最終的には後部がもげていました。

そのバルチャーですが、その正体はピーターが思いを寄せるリズの父親でした。
それを聞いた時にサム・ライミ監督版スパイダーマン1作目のヴィランが親友の父親であることを思い出しましたが、葛藤という意味ではこちらの方が上かもしれません。また、家庭での様子を見た時、「犯罪稼業の頭領だけど、こうやってみると良き父親の一面もあるんだなあ」と感じます。
あとベンおじさんがいないこともあり、ある意味で彼の役割を担っているようなところもあります。そう考えると生け捕りに持ち込めたのはピーターにとって幸いといえるでしょう。
これ以上話すと脱線するので戻しますが、エイドリアンがリズとピーターをパーティ会場に送る際や終盤の戦い前にアジトに向かう際には初代中期型ジャガー・XJ6が用いられていました。
これを売るなりして生活水準を下げれば犯罪稼業に手を染めなかったのだろうかと思ったりしましたが、後で「犯罪稼業に手を染めたからこそああいういい暮らしができたんだな」という解釈に落ち着きました。あと、割と旧い車種なので案外そこそこの値段なのかもしれません。

メイおばさんの私有車は緑のボルボ・240セダン(或いは244の方か)で、前半ではピーターとネッドをパーティ会場を送る際に、後半ではピーターをリズの家に送る際に用いられていました。
そういえばボルボもどちらかと言えば高級方面だったなあ(一時期ジャガーとは同じ派閥だったし)。

バルチャーと武器取引を行っていた男であるアーロン・デイビスがスパイダーマン時のピーターから尋問を受けた際にトランクに糸で手を固定されていた車両は初代フォード・トーラスです。
ボロボロになっていたことから結構扱いは雑だったようで。余談ですが、原作コミックに於いてパラレルワールドでの活躍を描いた『アルティメット・コミックス:スパイダーマン』におけるスパイダーマンであるマイルズ・モラレスのおじの名前がアーロン・デイビスであり、本作でも甥がこの町に住んでいるとの台詞があったりします。

トニーの愛車は本作では黄色い2016年型アウディ・R8スパイダーでした。やはりという感じではありますが、前述してるようにこれまでは『アイアンマン2』『アベンジャーズ』除きクーペモデルだったので(尤も、前者は初代、後者はホンダ・NSXでしたが)。

なお、ピーターを研修という名のリクルート活動から帰した際には黒の2011年型ベントレー・ミュルザンヌが(余談ながらベントレーもアウディ同様フォルクスワーゲングループ)、

そしてラストでの大捕物を経てトニーからアベンジャーズに迎え入れられた際には黒の2017年型アウディ・A8が用いられていました。
早い話が、半ば恒例となっているアウディの新車お披露目の意味合いを兼ねており、
6月のワールドプレミアの際にも登場していました(尤も、正式なお披露目が翌月11日だったためカモフラージュ用擬態が施されていたのですが、
通常の仕様と違って蜘蛛の糸風にしてるのがしゃれています)。
また本編とは別に(観る前はてっきりこれも本編映像で特別に公開されてるものと勝手に勘違いしてました)、トニーが貸した試作車でピーターが免許取得試験を行うコラボ映像も作られました。もちろん搭載機能の宣伝(言うまでもなく、開発したのはスターク・インダストリーじゃなくてアウディですが、もしかしたら劇中設定では協力したことになってるのかもしれません)も兼ねてですが最早MCUとアウディの蜜月関係は浸透してますからこれはこれで問題ないかと。
どうでもいいですが、自分も10時10分の位置で覚えてたので覚えなおさなきゃと思いました。あと、当たり前ですしそんなことする輩はいないでしょうがくれぐれも真似はしないようにw
なお、『シビル・ウォー』で派遣された際に用いられた車両はわかりませんでした。リンカーン車なのはわかったのですが…。


尤も、上記3車種は出番が少なめで、寧ろ出番が多かったのはフラッシュ(なお、過去の実写版同様ピーターを苛める立ち回りですが、白人ではなくグアテマラ系です。)が乗り回していた2016年型アウディ・TTSロードスターの方といえるでしょう。
作中設定では彼の父親の物であることが言及されており、序盤では登校したピーターを罵ったときに乗っていたり、パーティ会場前に停められてたりしましたが、最も際立っていたのは終盤でバルチャーを追いかける際に、女性を侍らせて運転してるフラッシュからお手製スパイダースーツを着たピーターが半ば強引に借りるなり路駐自転車にぶつけるわ、街中で運転が危なっかしかったり、ヘッドライトをつけるスイッチの位置(因みに実際は上画像の位置です。要はネッドはちゃんと仕事出来てます)をネッドに訊いたり、最終的には目的地を通り過ぎそうになったので方向転換で糸を出したものの急転回だったために横転して右側がボロボロになったりしてました。
半ば気の毒ですが、普段の所業の罰が当たったってことでいいかもしれませんw
※2018年4月30日追記分
「観てないけどまあ何とかなってるし」と思い先延ばしにしていたものの『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公開もあり、「やっぱ観ておいた方がいいよなあ」ということで、半ば突貫にはなったものの『インクレディブル・ハルク』、『マイティ・ソー』3部作、『ドクター・ストレンジ』のDVDを借りて観ました。…が、そちらを押さえてさあ『ブラックパンサー』に手を出そうとしたら関西圏では既に公開終了しており全部押さえた上でインフィニティ・ウォーを観ようという目標は崩れ去りました。(´;ω;`)
…まあ、とにかく書きます。
『インクレディブル・ハルク』
取り敢えず言わせてください。なんだよ「ハルク・スマッシュ!」ってwwマジで吹きました。
あと、因みに本作ではエドワード・ノートン氏が演じているのが後年の作品ではマーク・ラファロ氏が演じていますが…なんかトラブったのでしょうか(因みに本作未見だったこともあってか個人的にはハルク役と言えばラファロ氏の印象が強いところですが、警備員役が70~90年代にハルクを演じ、本作以降の殆どの作品でも声をあてていたルー・フェリグノ氏なのはGJです。まあ03年版でも出演されてはいましたがあちらでは声はあててなかったようで)。
しかしまあ、一番哀しいものを抱えてるのはある意味彼でしょうねえ…。人を傷つけたくないのに傷つけてしまいますし、追う側が悪かと言えばそうではないですし…、心拍数が上がれば緑の巨人と化してしまうからやることに制約がかかってしまいますし…(ベッドシーンでも情事に持ち込めませんでした。悲しいなあ。まあ、アンガーマネジメント自体はそれと関係なしに役に立つことですが)。
あまりなかった気がしますが、本題に入ります。

リオデジャネイロの勤務先に乗り込んできた精鋭部隊からの逃亡の末に巨人と化してしまった後に何とか元に戻ったブルース・バナーが森でヒッチハイクを頼んだ車は黄色いフォルクスワーゲン・Kombiでした。
ドイツ本国では1967~1979年に製造されていた「タイプ2」の第2世代モデル(上画像はそちらの方です)のブラジル版で、1975~2013年迄製造されていました。新興国や発展途上国では旧い仕様の車両が最近まで製造されていたりというのはよくあることですが…つい5年前までここまで旧い仕様のが製造されていたのは驚きです(尤も、フォルクスワーゲン車だったら先述した「ビートル」ことタイプ1が1938~2003年まで製造されていた例が最も顕著でしょうが)。

米国に戻り研究資料を求める最中に恋人でロス将軍の娘であるベティとふと再会するも彼女から距離をとろうとするブルースを彼女が追いかけた際には銀色の2007年型フォルクスワーゲン・ゴルフGTIが用いられていました。まあゴルフ自体は日本でも割と普通に走ってる車両ですが、まさかのGTIグレード(いわゆるホットハッチ)とは何とも俺得です…。
余談ですが、ゴルフは先ほど名前を挙げたタイプ1の後継車両として1974年に初代が誕生した背景があったりします。まあ、ドイツ本国でも1978年までは併売されていたようですし、国によっては先述したように2003年までされていたようですが(なお、この年にゴルフは第4世代から第5世代に差し掛かっています)。

潜入した大学に於いて待ち構えていた部隊が用いていたのは迷彩色のAMジェネラル・HMMWV M998(所謂「ハンヴィー」)等でしたが、流石に全部は把握しきれませんでした(こちらの方面には疎いので…すみません)。
続いて『マイティ・ソー』シリーズに行きます。
飽くまで個人的心象なので同意されないかもしれませんが、『アイアンマン』が2作目より1・3作目の方が良かったかな(まあそうは言っても2作目も個人的には普通に好きです)と感じるのに対して、こちらはその逆だったかもしれません。
1作目に関して言えば若さ故の過ちから地球に追放され、そこでの出来事を経てこれまでの行いを反省し成長していく感じで、3作目では父であるオーディンの死や
ムニョムニョムジョルニアを素手で受け止められた末に木っ端微塵にされたソーが、一連の出来事を経て真の強さを身につけた末に民を統べる王となるまでといった感じだったのでどちらも良くも悪くも王道かなと感じたもので。ただ、王道だと感じててもそれがやはり自分としては好きですし、3作目に関しては「生きてさえいればまた築き上げられる」と思ってる身としてはあのラストは結構好きです。
それに、3作目ではやはり戦闘シーンでレッド・ツェッペリン『移民の歌』が流れるのはだいぶテンションが上がりますし、ハルク再登場のくだりも好きですし…凡百呼ばわりは撤回します。
2作目に関しては個人的感覚としては「そう来るか」という感じもあり、「こちらの方が面白いかも」と思ったものでして。特に地球とダークワールドをムジョルニア共々行ったり来たりしてたくだりなんかもう観てて楽しいです。
あと、ソーの肉体美(強化前のスティーヴの方がマシじゃないかと思うぐらいガリガリの自分としては羨ましい限り)とロキのキャラはそれ目当てに観ても裏切られないのではと個人的には思います。「でもそれがいい」とはいえ人望なさ過ぎだろロキww(とはいえ、彼もまたある意味抱えてるもののあるキャラの気はしますが。父であるオーディンに対しては兎も角として母・フリッガに関しては彼女の死を受けての牢屋内でのシーンでも思ったように愛情はあったでしょうし)
あとは浅野忠信氏の活躍が皆無ではないにせよ比較的少なく感じるので、浅野氏目当てで観る方は肩透かしを食らったのかなあ、と思うところはありました(自分はあれだけでも浅野氏を拝めたのは良かったなと。だが2・3作目はホントに少なかったような)。
…書いてて自分でも思いましたが、ちょっと何言ってるかわからなくなってきましたし、本題に入ります。
アウディ率の高いマーベル・シネマティック・ユニバースですが、『マイティ・ソー』シリーズに関してはぶっちゃけ皆無と言ってもいいでしょう(先述の『インクレディブル・ハルク』も皆無でしたが代わりに主要車種は親会社であるフォルクスワーゲン)。むしろ1作目に関しては『アベンジャーズ』同様アキュラ率が高かった感があったぐらいですし。
*1作目

天文物理学者であるジェーンが助手のダーシー、指導者のセルヴィク博士と共にニューメキシコ州での観測の際に落下してきたソーを轢いてしまうのはカーキ色の1971年型シュタイヤ・プフ・710Kです。
その後にも別の車に轢かれていたのは何ともカッコ悪かったですw

砂漠に落下したムジョルニアを『大きなかぶ』よろしく引き上げようとする中、車を用いて引っ張ろうとする輩も現れますが、その際に用いられていたのは白の1998年型ダッジ・ラムのピックアップトラックでした。
なお適合者でないと持ち上げることができない代物であるムジョルニアを引き上げようとした結果、荷台が持っていかれてしまいました。その後、ソー達のいる街に荷台のない不格好な姿で戻ってきていました。


ムジョルニア回収に動いたS.H.I.E.L.D.(戦略国土調停補強配備局。なお、マーベル・シネマティック・ユニバース以外では別の略称らしいです)が用いていた車両はアキュラ・MDX及びアキュラ・ZDX(いずれも2010年型、色は黒)です。何れもロキが寄越したデストロイヤーの手で最後は大破しました。
続いて2作目

ジェーン達を始めとした研究メンバーの車両として登場するのは赤い1993年型ボルボ・245でした。

街が混乱に陥る中、助手であるイアンは緑のR50型BMW・ミニクーパーで敵を殴って倒しました。
あのシーンは個人的にツボだったなあw
なんていうか、意外と少なかったです。なお、3作目は取り上げるほどのものがないと感じたので割愛します。
続いて『ドクター・ストレンジ』
話の筋としてはシリーズの過去作で既にあったような感じですし、売りである物理法則無視の映像も『インセプション』の例があるので真新しさはその意味ではないといえるでしょうが、それでも後者は個人的にすげえと思いました。
後のシリーズに於いてモルドがどう動くのかは何とも気がかりです。敵になりそうな感じでしたし…。
あと、まさかソーが登場するとは。

本題に入ります。
ドクター・ストレンジことスティーブン・ストレンジの愛車としてグレーの2015年型ランボルギーニ・ウラカンLP610-4クーペが登場します(因みに予告を観た時点では車種が良く判別できず「マクラーレン・MP4-12Cあたりだろうか」と思ってました)が、夜に山間部を走っていた時に片側一車線道路で追い抜き→反対車線進入→復帰の際に後続車両と接触した際にクラッシュし、大破しました。しかしあの事故でよく死なずに済んだなあ…。
因みに同車種は先述したトニー・スタークの愛車である2代目アウディ・R8とはメインフレームやエンジンブロックなどのベース部品を共有する事実上の兄弟車(Wikipediaより)です。そういえば性格面でも似てますし、その意味では制作側が意識して起用したのかもしれません。あと、日本では
武井壮さんが所有していたりします。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
先に謝っておきますが…正直、ラストの展開で「えっ、嘘だろ!?」「この先どうなっちゃうんだよ!」と何もかも吹っ飛んでしまって、「真っ白になっては一旦気を鎮めてから思い出し」を繰り返さないと出てきそうにないです。何が言いたいって、まあはなからネタバレ注意のスタンスで書いてるからこそ書くことなのですが(正直ネタバレしないよう書くつもりにしてたら少なくともこの作品の場合は何書いてもヤバそうな気がするので)、「どうやって勝つのかの経緯を観る形になるのだろうか」と思ってたら「サノスがインフィニティストーンを6個集めた末に指パッチンで宇宙の半分の生物が灰燼と化す」こととなったのですから。
そもそも、序盤でいきなりロキがあっさりサノスに殺された時点でどういう方向性の作品になるのか予測がついてしまっていたものの、それでも大体はアベンジャーズシリーズにおける前2作と変わらないところがあったのとガーディアンズの存在が一番の清涼剤になってた感覚があったのでそれでなんとか途中までは持っていたのですが、そのガーディアンズに於いても途中でガモーラがサノスに殺され、そしてラストではロケット以外が灰燼と化してしまうのはマジで衝撃でした。
勘違いなきよう述べておくなら、別に悪い意味で言ってるわけではありません。ですが、ある意味ライトなノリの集団がまさかこんなハードな結末を迎えるとは…。
まあ兎に角、好き嫌いや良作駄作の評価以前に10年を迎えた集大成としてはとんでもない衝撃なのと、先にも述べたように何言ってもネタバレになりかねない感はします。いやはやあれはまさに絶望)だとか後味が悪いだとかいうより頭の整理が困難になります。
ホントに前置きが長くなってしまいましたが、これぐらい書かないとマジで心理的に安定が保てない気がしたもので。

兎に角本題に入りますが、そもそも地球で主要登場人物が車を運転するシーンがエンドロール後ぐらいしかないので挙げられるのは、ニック・フューリーとマリア・ヒルがニューヨークに於いてサノスによる間引きの様を目の当たりにするシーンに於いて運転していたグレーの2018年型インフィニティ・QX50(先代型は日本では日産・スカイラインクロスオーバーとして2009~2016年まで売られていました)ぐらいですが、劇中での活躍に関しては以上なのでこれ以上語りようがないです。
取り敢えず、「インフィニティ・ウォー」というタイトルだからそこに国外に於いて「インフィニティ」の名称で高級車ブランドを展開している日産が乗っかった可能性がありますが、実際のところはわかりません。もし予想が当たっていれば、安直ですが個人的には悪いもんじゃなかろうかと。
それにしても…やはり10年にわたる息の長いシリーズとだけあって、歴代OPの変遷が個人的には感慨深いところですし、まさにこれまでに先人らが築き上げてきた功績の賜物なのでしょう。
では、エクセルシオール!