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あぶない特命係の青島/いいこまのブログ一覧

2022年01月23日 イイね!

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』登場車種まとめと作品考察(ネタバレ含む)

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』登場車種まとめと作品考察(ネタバレ含む)※元記事は2021年8月10日に執筆したものです。

8/7にIMAX字幕版を、8/8に4DX吹替版を観賞したので執筆します。
本当に観賞後に目を通すことを勧めます。
あと、1・2・4作目3・5・6作目7作目8作目スピンオフ1作目の記事も書いてるので余裕があればそちらも。

本来日本では2020年5月22日公開のはずだったのがコロナ禍の中で他の多くの作品同様延期されてしまい(コロナはビールだけにしてどうぞ。それはともかくとして、例えば『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』も2020年4月10日の予定が最終的に2021年10月1日まで延期されています)、最終的には本作は2021年8月6日にまで持ち越されてしまったので、2020年2月の予告でハン復活を知ってかなり驚愕させられてからかなり待ちぼうけを食らう形になりましたが漸く拝める形になったのはよかったです。

作品の感想としては、僕の中ではある意味7作目よりいいかもと思いましたし、(不測の事態が原因とは言え)これが1作目の公開から20周年を記念したイベントでよかったともさえ思ってます。とにかく1~8作目・スピンオフ1作目まで観ておいた方がネタが通じると思います。
何より「ファミリーないしは家族の物語」としての要素は1作目から脈々と続いていたと思いますが、本作がその要素が一番濃厚といえるでしょう。
ハンの生存に関しては、個人的にはもう少し説明が欲しかったとは思いますが、それでも納得できないことはなかったですし「そういう背景があったのか!」という驚きはありました。あの人があそこでも絡んでいたとは。
まあ、ちょっと短く抑えます(長く書きたくなったら別記事立てます)。

本題に入りますがその前に。
かなり今更ではありますが、他にも僕がやってるような登場車種まとめを執筆されてる方も何人かいらっしゃるので極力内容がかぶらないようには努めます。
他の方の記事は参考にしてないのでかぶっていても偶然であることははっきり伝えておきたいことですが、それでも指摘があった場合は極力修正します。
あと極力自分で撮影した画像を利用するものの限界があるのは今更として、これまではやってこなかったですが、画像の出典も極力記しておきます。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:TerryLabonte1997Pocono.jpg
冒頭の1989年のシーンにおいて、ドミニクとその弟(ただ、サイファーの台詞から考えると、ミアにも言えることとして異母きょうだいの可能性が否定できません)であるジェイコブ、妹のミアの父であるジャックは黒いストックカー(外観上は5代目シボレー・モンテカルロ風ですが、同車種の生産期間は1995~1999年で時系列が合わないので架空のマシンの設定と考えるのが妥当かもしれません)に搭乗しています。
劇中に於いてはドミニクから失火の危険があると言われジェイコブにメンテナンスを任せた後にコースに出ますが、同じレースに参戦していたケニー・リンダーという選手のマシンに後ろから衝突された後、宙を舞いながら炎上したのでした。
この辺りのくだりに関しては1作目でも語られていましたが、20年の時を経て映像で観る事が出来たのは初めてです(個人的にはあの経緯だったら「やっちゃ駄目だしそりゃライセンス剝奪も致しかねんとは思うけどタコ殴りにするよなあそりゃ」と思います)。ただ、「相手選手がク〇野郎だったこと」や「ジェイコブが父親の指示を断腸の思いで実行し、兄にしっかり伏せたが故に兄弟間の確執を生む原因になってしまったこと」に関しては今作が初めてです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Geiger_Jeep_Trackhawk,_TWB_2018,_Friedrichshafen_(OW1A0528).jpg
ローマン、テズ、ラムジーがドミニクの元を訪れた際にはグレーのWK2系ジープ・グランドチェロキーSRTトラックホークが用いられました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jeep_Gladiator_(JT)_IMG_3988.jpg
また、ローマン、テズ、ラムジーが中南米にあるモンテキントと呼ばれる国家での救出に際に用いたのはグレーの2020年型ジープ・グラディエーターでした。
劇中では軍隊から逃げたり、敵勢車両に体当たりしてクラッシュさせるもその後落ちそうな橋を渡って国境を越えました。
なおポスタービジュアルでも登場しており、こちらではローマンが側に立っていますが、劇中ではテズが運転しています。

ドミニクのマシンとして本作でもダッジ・チャージャーが4台登場しますが、以下でそれぞれ説明します。

出典:https://aminoapps.com/c/tvdcommunity/page/item/brian-oconnor/V0vz_13etvIMpLDNqzYJmPeD6NVZa5Jwvpm
1作目から登場する黒の1970年型チャージャーR/Tは現代パートに於いてドミニク、レティ、リトルブライアン(ドミニクとエレナの間に設けた子供)が人里離れて暮らす山中においてガレージに置かれ、その後ラストでは7作目での爆破を経て再建中の自宅のガレージに置かれていました。
ドミニクが某国独裁者令息のオットーの部下と相討ちして『007 スカイフォール』よろしく水中に沈むシーンで回想する過去のパートにおいては、ジャックが幼いころのドミニクとジェイコブに対して家族の大事さを説く際に登場しました(なお、幼いころのドミニクを演じているのはヴィン・ディーゼル氏の長男で、リン監督の提案だそうです。そのためかよく似てます)。
個人的ににあのくだりは普通にいいシーンだと思います。まあ、「でも結構壊してるよね」と思った面もありますが、ただ壊すけどそのたびに復活させているので(ジャックがそういう意図で述べたかは定かでないものの)永遠に生き続けているのかもしれません(生物は死んだら甦りませんが、クルマとかだと甦らせることができるのがいいところだとはつくづく思います)。

出典:https://www.motor1.com/photo/5818887/1970-dodge-charger-tantrum/
またもう1台それとは別に1970年型チャージャー500を持っているようですが仕立て方は異なっています。こちらはガレージ横に置かれ、モンテキントの任務に向かう飛行場に向かう際や、トレット家と懇意にしているメカニックでドミニクが服役中はジェイコブの世話をしていたバディのもとにジェイコブの事を訊く際に用いられました。

出典:https://www.ccarprice.com/jp/dodge-charger-srt-hellcat-widebody-2021-price-in-japan-5959
黒の2020年型チャージャーSRTヘルキャットは、モンテキントでMr.ノーバディ救出の際に用いられ、敵対国軍隊に追われながら地雷原を走り抜けたり、ジェイコブの部下の攻撃でクラッシュしたレティをキャッチしたり、後述するマスタングとどつき合った末、マスタングが回収されてからは軍隊に攻撃の的にされますが、車体に橋の紐を括り付け逆バンジーし、崖にぶつかり大破するも何とか国境を越えました。
設定としては、エンジンを808馬力まで増強したうえにNOSを作動させるとさらに300馬力増強されます。因みに同車種に関しては公開後に限定発売される目論見があったのがコロナ禍の中で延期されたために順序が逆になったという話があります。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mopar_Nationals_2014,_Herten_(36495482713).jpg
シルバーの1966年型チャージャーは厳密にはバディの所有車ですが、娑婆に出たドミニクが改造し、後述する92年型マスタングとストリートレースをした際に用いられました。
旧い車であることに加えてジェイコブもストリートレースではこの時点で負けなしであったため余裕を見せたジェイコブでしたが、ドミニクがNOSをタイミングを焦ることなく作動させ勝利しました。

出典:https://autobala.com/dom-charger-get-fast-furious-9-mid-engine-hellcat-v8-swap/34072/
黒の1968年型チャージャーは、スコットランド・エディンバラにジェイコブが潜伏した際にドミニクが彼を追う際に使われ、ジェイコブを確保するもオットー率いる軍勢が奪還した後はジョージア・トビリシにおいてファミリーとともに「アルマジロ」と呼ばれる敵勢の武装車両を追跡し、その過程で内蔵している強力磁石で追走車両をいったん引き付けた後で離してクラッシュさせたり、レティの搭乗するノバSSとともに敵勢のE60系BMW・5シリーズ(シリーズではモブ車両としてよく登場しているような感はありますが御愛嬌)をクラッシュさせたり、後述するGRスープラとともに「アルマジロ」を食い止めようとしたりしていました。「アルマジロ」を横転させた後はオットーとサイファーの計画を食い止めるためにドミニクがジェイコブにハンドルを任せ、すべてが解決した後はジェイコブがドミニクにキーを返そうとしますが、ドミニクはかつて自らが1作目でブライアンからスープラのキーを渡されたときと同じくジェイコブにキーを渡して逃がしました(あのくだりは如何に亡父とブライアンを尊敬していたかがわかるシーンだと僕は思います)。
これまで登場したチャージャーは元々の車両同様エンジンはフロントに搭載していましたが、この車両はリアミッドシップに変更されているようです。また給油口がフォード・GT40やポルシェ・ケイマンなどのようにフロントサイドフェンダーの位置にあります。なお、こちらはポスタービジュアルでも登場しています。
ここまで行ったら別車種でいいんじゃねえかという意見もあり、御尤もとも言えますが、それでもチャージャーにこだわるのはロマンかもしれません(歴代シリーズでも一番バリエーションが多いです)し、ドミニクらしいアイデンティティといえるでしょうし、そしてドミニクがそこまでこだわるのは亡父の影を追い続けていたということでもあったものと思われます。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:YAMAHA_YZ450F_2010-1_Yamaha_Communication_Plaza.jpg
レティのマシンとしてはヤマハ・YZ450F(モトクロス競技にも用いられる代物ですが、画像の個体が合ってるか不安です)が登場しています。
先述したとおり、ジェイコブとの闘いの際にクラッシュさせられていました。こちらもポスタービジュアルで登場しています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2016_Ford_Mustang_Shelby_GT350.JPG
ドミニクの弟であると同時にミアの兄である、ジョン・シナ氏が演じるジェイコブ・トレットのマシンとしては青にボディカラーに白いストライプの入った2015年型シェルビー・マスタングGT350が用いられているようですが、ボンネットはGT350スーパースネークのものに付け替えられてるっぽいです。また設定ではエンジンを790馬力まで増強したうえにメタノール噴射装置も搭載しているようです
劇中ではモンテキントにおいてレティがクラッシュさせられたのを先述したチャージャーSRTヘルキャットがキャッチした後で登場し「アリエス」を奪い逃走した後にチャージャーSRTヘルキャットとどつき合ったり、メタノール噴射装置を作動させて崖から飛び降りたと思ったら磁石付き飛行機にキャッチしてもらっている様が描かれているほかポスタービジュアルでも登場しています(それにしてもビジュアルにおけるシナ氏の腕はなんとも逞しいです)。
これに関して、車種がチャージャーとマスタングであることから「『ブリット』を意識したのかな」との意見もあり感心させられたこともあるほか、ジョン・シナ氏はかつて2代目フォード・GTを購入したものの「納車後2年間は転売禁止」という規約を破ってフォード・モーター社に訴訟を起こされたこともある(後に売却益を寄付することで和解)という経緯も関連してるのではという意見もあるそうです(後者の気がしますが、飽くまで個人的推測なので外れていたら申し訳ございません)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1992_Ford_Mustang_LX_Hatchback_(14413806914).jpg
また過去の回想では緑色の1992年型マスタングも登場します。先述した1966年型チャージャーとストリートレースを行い、ゴールが見えてきたところでNOSを作動させますがドミニク曰くタイミングが早かったようで、タイミングを焦らず作動させたドミニクに敗北、悲痛の叫びをあげながらレース前の約束通り「走り去って二度と姿を現さない」事態となりました(後のシーンを観るにジェイコブはこの時のことを根に持っているようですが、父親を悪意で殺したと思われ追放されたとなると悲憤も致しかねないのかもしれません)。
地味にモンテキントの時と(年式は違えど)車種が同じなのが個人的には因縁がかってる感があります。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1984_Pontiac_Fiero_SE_(32882138726).jpg
3作目にて登場したショーン、トゥインキー、アールがロケットエンジンを搭載した実験車両のベース車両に用いたのは赤の1984年型ポンティアック・フィエロでした。
これに関して、当該車種は外観は評価されながらも搭載する2.5L直4エンジンが低速トルク重視の設計ということもあって性能が高いと言えない面(更にコンロッドの作りが悪く折れてブロックに穴をあけてオイルを排気系統へ流出させて出火させてしまう事故も相次ぐ始末)があるものの、ミッドシップレイアウト+軽量というパッケージに加えて低価格であったことから販売台数は多く、また流通中古車も安価でかつ樹脂製ボディであったことから改造のベース車両として用いられるケースもある(スーパーカーのレプリカのベースに用いるケースも少数ではないようです)そうなので、そこのところが背景にあるのかもしれません。何れにせよ、個人的には面白いです。
劇中に於いてはドイツ・ケルンの実験場で実験中の3人の元にローマンやテズが訪れた際、飛行機の離陸と同時に走行実験(リモコンで遠隔操作して無人走行)を行い成功したかに思えましたが、その前にショーンがアールの言いつけを聞いていなかったことが起因したのか程なくして爆発してしまいました。
その後、今度はセラミックコーティング等の強化を加えた上でオットーらの計画を阻止するため、ローマンとテズを乗せ5万フィートの上空から大気圏外へ打ち上げられました(打ち上げ用の飛行機にはショーンとアールが搭乗)。
いや、もしかするとこればかりは流石にCGを使ってるのかもしれないですが…すげえわマジで。ついに大気圏外まで行っちゃうとは。
大気圏外まで到達後目的の衛星に到達し破壊しようとしますが、打ち上げ時の衝撃で故障したことで特攻し破壊したのでした。
特攻に関してはローマンの提案でテズの方がビビっていた感がありましたが、ローマンはこれまでが運がよかっただけで今度ばかりは本当に死ぬかもしれないと思いながらも自らの命を引き換えにしても大勢の命を守れるなら甲斐があるとしテズも提案に乗って実行したのでした(何気にカッコよく、そして哀しく感じました)。それでも「どうせ死なないとは思うけど…。本当に死んだら辛い」とは思っていましたが、幸い杞憂で(そりゃそうだ)後に人工衛星に救出されたのでした。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Noble_M600_Carbon_Sport_(8727178385)_(cropped).jpg
スピンオフ1作目で脱獄したクィーニー(これまでのシリーズでは「マクダレーン」の名でした)のマシンとしては紫のノーブル・M600が用いられ、劇中ではロンドンでの宝石泥棒の際にキーを盗んで逃走を図るも突然ドミニクが現れると彼を助手席に乗せ、路地裏に差し掛かるあたりでドミニクにサイドブレーキを引かせバックしながら警察車両を振り切ったりしていました。その後、オットーの作戦もあって彼のいる某国領事館まで連れていって去りましたが、クィーニーが去り際にはドミニクを心配する言葉をかけていることに加え、彼女の仲間をSAT隊員に擬装させるといった対応策を練っていたのでいい味方に恵まれていたということかもしれません。同車種は2009年に英国ノーブル社が発表した同社の旗艦車種で、ボルボ製4.4リッターツインターボエンジンをミッドシップ搭載しています。
またポスタービジュアルにも登場していますがこちらでは何故かラムジーが側に立っています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:DAF_LF_2005.jpg
そのラムジーはハッキング担当ということもあってかこれまで運転の描写がなかったですが、本作においては免許を取っていないことが判明します。
それでもオットーを追尾するに当たってドミニクの指示もあって動線上にあった敵勢の黄色いDAF・LF45(直前にはローマンとテズが配達トラックに偽装しているのに気づくも荷台上で敵と交戦寸前でした)を運転することとなり、不慣れな操縦により一般車両を巻き込んだり、誤って磁力装置を作動させたり(因みにそのさなかに子供たちの持ち物が吸い寄せられるシーンがありますが、子供の一人はジョーダナ・ブリュースターさんの息子です)しながらもなんとかオットーを食い止めた後、磁力装置を駆使してジェイコブも確保しました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Honda_NSX_(4AA-NC1)_front.jpg
エディンバラでローマンが運転しテズが助手席に座って移動していた際にはシルバーの2代目アキュラ・NSX(上画像はホンダブランド)が用いられ、ポスタービジュアルではテズがぞの横に立っています。
これに関してはリュダクリス氏がアキュラ(本田技研がアメリカ・カナダで展開する高級車ブランド)のファンで2作目でも初代NSXに搭乗していた(そもそもこの時点でファンであるのが高じていたのでしょう)という縁があったものと思われますが、個人的にはワイスピシリーズで拝みたいと思っていただけに出してくれてよかったです。
ただ2022年には命脈が切れるみたいなのでそれが残念です。まあリアルで公道で見かけたことは一度もなかったぐらいですから…(ディーラーやイベントでなら見かけたことがあります。現に上画像は鈴鹿サーキットで撮影したものです)。
そもそも元車種は2021年8月時点で2420万円する代物ですし、性能的には無理もない価格ではあっても、買うには高いorその価格なら別の選択肢をとるとして二の足を踏んだ方が少なくはなかったのかもしれません。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jaguar_XE_SV_Project_8.jpg
敵の一人であるオットーのマシンとして青のジャガー・XE SVプロジェクト8が登場します。
同車はジャガーにおいては中級に位置する「XE」をベースにV型8気筒5リッタースーパーチャージャー付、最大出力600馬力に最大トルク700Nmを誇るエンジンを搭載する化け物で、世界限定300台発売されたレアものです。
なお、価格は2181万円です(通常モデルは2021年8月時点で569万~653万円)。こんなの持ってるのすげえわ。
劇中に於いてはラムジーの運転するLF 45に追われながらもジェイコブとの合流を図りますが、最終的に同トラックに追突され阻止されました。
先述の生産台数と価格を考えると勿体ない気がします(価格に関しては先述のNSXの例があるにせよ、あのクルマは限定発売ではありません)が、悪者の野望阻止のためならしょうがないでしょう。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Osaka_Auto_Messe_2016_(9)_-_Toyota_86_GT%22Yellow_Limited%22_(DBA-ZN6).jpg
ドミニクとの争いの最中、ジェイコブは一般人所有の赤い2012年型トヨタ・GT86(日本におけるZN6型トヨタ・86。画像もそちらの仕様)を奪い逃走を図りますが、ラムジーの運転するトラックの強力磁石に引き付けられます。
ジェイコブを確保できたのはいいですが、所有者涙目でしょうねえ…wなお、この撮影で4台の車両がお釈迦になったそうです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:BMW_7er_(E38)_20090314_front.jpg
ハンが東京に移住し、そこでMr.ノーバディからの指令を経て「アリエス」開発者の娘・エルと出会うまでの話にあたってエルが11歳のころの話が出ますが、その時点でエルの両親はE38系BMW・7シリーズ(すみません、色は失念しました)に乗っているようです。劇中、ハン以外の「アリエス」を狙う賊により爆発させられエルの両親の命を奪ったのでした(エルは直前で難を逃れました)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1970_Chevrolet_Yenko_Nova_SS;_Annandale,_MN_(28397315437).jpg
トビリシにおいてレティがラムジーを助手席に乗せ1968年型チャージャーとともに「アリエス」やエルを奪還する際にはシルバーの1970年型シボレー・ノバSSが用いられました。なお、ポスタービジュアルではミアの後ろに置かれていました。
作中では、オットーの部下の車両に後ろから突っ込まれるも離れた後磁石でくっつけたあと離してぶっ飛ばしたり、窮地に陥ったジェイコブを救うにあたってE60系5シリーズをくっつけてオットーの部下・スーに放り投げたりしていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toyota_GR_Supra_SZ-R_(3BA-DB82-ZSRW).jpg
ハンのマシンとしてオレンジのボディカラーにセンターはブラックにしたA90系トヨタ・GRスープラが登場します。ハンの性格上外観上もゴリゴリに弄ってそうですが、撮影時点でそういったパーツがチューニングメーカーからあまり出てなかった感はあるので致しかねません。とはいえ、ホイールはHRE製のものに履き替えられ、搭載しているBMW・B58エンジンを元々の340馬力から600馬力まで増強していたりはします。カラーリングは3作目でハンが乗っていたRX-7のカラーリングオマージュの性格が強いでしょうが、「オレンジのスープラ」という点では1作目でブライアンが乗ったA80系スープラのオマージュの性格もあるのかもしれません(なお、予告におけるハンの復活以前から一部で判明していましたが、それでも公開されている撮影風景での使用個体が黒ストライプの入っていないものばかりで目に留まる機会が少なかったこともあって判明迄はブライアンに関する人物が乗るのではと推測されていました)。ただ、日本国内においては日本公式Twitterと亀田製菓のTwitterでのやり取りに於いてハンがポスタービジュアルで手に持っているのが柿の種だったこともあって「あのカラーリングは柿の種だった…?」とネタにする人も中にはいたりします。
余談として僕の印象を付け加えれば、GRスープラに関しては「できればBMWとの協業(A40/50系やA60系はセリカの上級仕様、A70系とA80系はソアラの姉妹車の関係だったので完全に内製でしたが、A90系はBMW・Z4とエンジンやシャシーを共有)でなく完全にトヨタによる内製だったらよかったけど、協業してでも直列6気筒エンジンに拘ったのは流石(そもそも、エンジンやプラットフォームを共通としたことを決めた後の開発は別々なので姉妹車というのは語弊が生じる面はあります)」「ワイスピシリーズで出してくれたのはよかった」という感じです。

因みに当該車種は歴代初の直列4気筒モデル(上画像)も設定されていますが、劇中車は6気筒モデルで日本でもイベントで展示される機会が2021年8月時点であるほか、トヨタ公式も宣伝に於いて意識していました(上映像)。また日本国内でも元は白かった個体をハン仕様のカラーリングにしたレプリカが制作された例があります(実際の仕様とはやや異なるものの結構意識している感はあります)。なお、公開にあたりイオンシネマ新潟南にて期間限定展示されました
前置きが長くなりましたが、劇中に於いてはエルを救出するにあたってミアを助手席に乗せ(1作目ではA80系スープラの助手席に座っていたことがあるのを思い出します)4作目さながらのスピンターンを決めた後で強力磁石で敵勢の車両に張り付いていたほか、窮地に陥りながらもドミニクとレティの機転とミアが引っ張り上げたおかげで救出されたジェイコブを逃がすにあたり磁石でくっついたままだった同車に彼が搭乗して一旦は隊列から外れます(この逃亡幇助のくだりは、もしかすると1作目ラストのブライアンとドミニクのくだりのオマージュかもしれません)が、状況を傍受していたジェイコブ(この辺りのくだりは一部予告でも用いられており、「もしかしてGRスープラに乗るのハンじゃなくてジェイコブだった…?」ってなりましたが、半ば当たっていたようです)がレティの代わりにドミニクに加勢するために戻り、1968年型チャージャーとともに「アルマジロ」を食い止めようとし、横転に成功しますが大破してしまいました。
元車種は2021年8月時点で731万3000円する代物(ただ、BMWとの協業するにあたっての経緯を考えると実はこれでも抑えられた方とのこと)ですし個人的にはなんだかんだ言っても好きな車種なので何とも勿体ない気がするのですがそれはともかくとして、ジェイコブの方は大破する前に脱出し、ドミニクのチャージャーに拾ってもらい「アルマジロ」の下敷きになるようなことはありませんでした。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2017_Ford_GT_front.JPG

出典:1967 Ford Fairlane GT coupe (5409659041).jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Datsun_240_Z_Sport_dutch_licence_registration_AM-49-54_pic4.JPG
ラストの(かつては1・5・6・8作目でも描かれた)ファミリーのバーベキューシーンでは黒(すみません、間違えていました。2021年8月24日追記)の2代目フォード・GT、青の1967年型フォード・フェアレーン、オレンジのボディカラーに一部黒色の入ったS30系ダットサン・240Zが停まっていました。
所有者が誰か描かれていませんが、240Zに関してはカラーリングに加え、中の人が「Fugu Z」というS30系フェアレディZをベースとしたチューニングカーを製作していたことから推測するにハンの愛車かもしれません(ていうか「Fugu Z」そのものかもしれません。ただS30系フェアレディZの場合は、レース専用仕様として作られその後一部が公道走行可能に仕立て直された「Z432R」グレードがオレンジのボディカラーに黒いボンネットなのでそっちを意識したとかの可能性はあります。或いは「そもそもハンはZ432Rが好きでそのあまり自分の所有するクルマも意識している」ってことかもしれません)。
フォードGTに関しては先述の経緯からジェイコブかもと思ったりしましたが、姿が確認できないのと逃亡中であることを考えるとないでしょう。
フェアレーンは本当にわからないですが、5作目で黒の1963年型ギャラクシーに乗っていたテズかもしれません。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_SKYLINE_GT-R_V-spec_II_MY2000_(1).jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_SKYLINE_GT-R_V-spec_II_MY2000_(2).jpg
そして、スタッフロール直前で青いBNR34型日産・スカイラインGT-R(但しリアナンバープレート両脇を見るに4作目同様ER34型スカイライン25GT-tをスカイラインGT-R風にしたものをBNR34型スカイラインGT-Rの設定にしてるものと思われます)が現れます。
誰が乗ってるかと訊かれれば、姿を現すことはないものの、ナンバープレートが7作目で用いられたR35型GT-Rと同じだったりなどの様々な要素から間違いなくブライアンでしょう(現さないのはやはりブライアンはポール・ウォーカー氏でなければという想いがあるからでしょう)。この演出は個人的に心憎いです。

以上となりますが、不十分なら申し訳ございません。

(2021年8月11日追記)

日本時間2020年2月1日に公開された予告第1弾ラスト、秘密基地に現れたのはデッカードに殺されたと思われたハンでした。そして先述のVeilSide Fotune仕様のRX-7を彷彿とさせるカラーリングのGRスープラまで登場し、GRスープラに登場するのがハンであることが判明しました。
尤も、搭乗者に関しては先述の通り前半はハンで後半はジェイコブなので実際は半分間違えていたことになるのですがそれはともかくとして、殺されたとされたハンの生存は多くのファンを驚愕させました(書くいう僕もそうです)。

何故生きてたかに関して6作目の車種まとめに於いて、9作目の車種まとめの時にでも書く旨を述べていたのでこれから経緯を説明します。
間違えていたら申し訳ございません。

6作目でジゼルを喪い傷心で自暴自棄になりながらもなんとか東京でやっていたハンでしたが、ある日Mr.ノーバディが彼の元を訪れ「アリエス」奪還を依頼しました。
実はノーバディはジゼルの上司で4作目のブラガの一件にも噛んでいました。優秀な部下であるジゼルを喪ったことを惜しみながらも一方でそんな彼女が信じたハンだからこそノーバディもまた信用を置いたとのことでハンも承諾しました。
その任務にあたり、デッカードによる襲撃を利用しハンの死を偽装したのでした(尤も、個人的にはそのトリックの内容が気になりますが…まあワイスピシリーズなので考えるだけ野暮かもしれません)。

開発者の自宅で「アリエス」を奪いますが、同じころハンとは別に「アリエス」を狙う賊がおり、その賊により開発者が爆殺されエルも命を狙われかけますがハンが賊を倒しエルを救いました。
その後、レティとミアがノーバディの残した記録をたどりやってくるまでエルを守りながら東京に身を潜めていたのでした。

(2022年1月23日追記)

ラストのバーベキューのシーンでは青いL316系ランドローバー・ディフェンダー90(年式不明)がミアの足車として登場していました(因みにモンテキントでの軍用車両としても登場していますが、そちらは緑色です)。
また未公開シーンではジェイコブがMr.ノーバディの一件に関わってると知ったドミニクがミアを呼んだ際にも登場していました。
Posted at 2021/08/10 21:21:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ
2021年10月16日 イイね!

007シリーズ登場車種考察Part.2(21~25作目のネタばれ含むので未見の方要注意)

007シリーズ登場車種考察Part.2(21~25作目のネタばれ含むので未見の方要注意)Part.1の記事を新たに書き直すにあたって文字制限に引っかかったので新規で記事立てました。
なお、Part.1の記事で書いていない補足がありますが、アストンマーティン車絡みの内容なのでアストンマーティン車まとめの記事のほうをご覧になることを推奨します。

*『カジノ・ロワイヤル』
前作同様フォードグループの協賛が続いていることもありボンドカーはグレーの2代目アストンマーチン・DBSが使われました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_DBS_(Casino_Royale)_front-left_National_Motor_Museum,_Beaulieu.jpg
34年ぶりに「DBS」の名称が復活した同車はもともとは劇中だけのためだけだったのが完成度が高く翌年から市販されたときいたことがありますが勘違いかも知れないので何とも言えません。またこれまで登場したアストンマーチン車は右ハンドルでしたが本作で初めて左ハンドル車のアストンマーチン車がボンドカーになったほか、当時の役者の都合もあり自動変速仕様車です(ただし劇中設定はこれまで同様手動変速仕様車)。ちなみにDBS自体は安定性が高く作中のような横転は本来しないので無理やり横転させたことが関連書籍で明かされています。
装備としてはダッシュボードの上段に救命措置応急キットが、下段に銃火器がいれてありますがせいぜいそれぐらいであとはヴェスパー救出の際に走らせた挙句彼女を躱そうとして7回転半に渡る横転(ギネス記録)をするという最期を迎えました。まあ活躍のない初代DBSよりはマシですがある意味これもヒロインの運命を示唆していたからその名前を引き継いだのかも、と考えないでもないです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ford_Mondeo_front_20080303.jpg
またハバナではシルバーの4代目フォード・モンデオセダン(公開当時の新型)に乗ってたり

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%2704-%2705_Ford_Explorer_(Sterling_Ford).jpg
駐車担当呼ばわりした人の白の3代目フォード・エクスプローラーを思いっきり柵にぶつけて警報をならしたりしていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:AM_DB5_rear.jpg
その他にはル・シッフルの愛車として久々にシルバーのアストンマーチン・DB5が登場してましたが5度目で初めて左ハンドル仕様が登場し、ボンドがゲームで獲得しました。まあ出番は少なかったですが(『トゥモロー・ネバー・ダイ』より多く、同じ監督の作品である『ゴールデンアイ』より少ない程度)。
ちなみに画像に関しては前方からのものを後で使うつもりなので後方からのものを用いています。

*『慰めの報酬』
前作同様アストンマーチン・DBSが登場してましたが活躍はせいぜい序盤だけです(前作と違い生還したのは幸いですが。あちらは7回転半して大破してるので別物の気がしますが、修理したのかもしれません)。ただアクションが割と無茶で発砲を受けたりトラックの鉄骨が刺さって運転席側ドアが外れたり工事現場を通って砂まみれになったりしてるぐらいなので活躍としては薄っぺらくはないでしょう。
また、自走可能なのでその意味では生還しているといえるかもしれません。但し撮影に用いられた車両に関しては移動中にガルダ湖に落ちてしまった上に撮影に使える個体が他にない事態が発生していたそうです。
ていうかボンドが乗ったのと言えばそれぐらいしか覚えてないです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2007_Alfa_Romeo_159_JTS_Q4_sedan_(2015-08-07)_01.jpg
ボンドのDBSを追う「クォンタム」の車両としては黒の2008年型アルファロメオ・159セダンが登場していますが、1台は対向車線の車両と正面衝突し退場、もう1台は工事車両に阻まれた隙を突いたボンドの発砲で崖下に落とされています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2015_Land_Rover_Defender_90_XS_TD_2.2_Front.jpg
また、DBSと159のカーチェイスを追う警察車両として黒のL316系ランドローバー・ディフェンダー90(2007年型だそうですが、L316系が1983~2016年まで外観を変えず継続生産されていたこともあり比較的年式が新しいものでも武骨だとつくづく感じますし、画像の個体は2015年型です。でもそれがいい)が登場しますが、工事現場でクォンタム側からの発砲を受けて崖下を転げ落ちあわやDBSを巻き込みかけていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ford_Ka_(Quantum_of_Solace)_front-left,_National_Motor_Museum,_Beaulieu.jpg
あとはカミーユが金色の2代目フォード・Kaに乗ってたぐらいしか記憶にないです。

*『スカイフォール』
フォード(というよりビッグスリー)の金融危機でジャガーランドローバーがタタ・モーターズの子会社に、アストンマーチンがプロドライブの関連会社になったこともありフォード車はメインで出なくなったもののアストンマーチン、ジャガー、ランドローバーは続投しました。

出典:File:Land Rover Defender Double Cab pick-up - Skyfall - Mondial de l'Automobile de Paris 2012 - 002.jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2008-2011_Audi_A5_(8T)_3.0_TDI_quattro_coupe_(2011-11-18).jpg
例えば序盤では、ボンドとイヴ・マネーペニーが2007年型ランドローバー・ディフェンダー110クルーキャブ(画像は実際に撮影で用いた車両)に乗り、ドアミラーを吹っ飛ばしながらも黒の2007年型アウディ・A5クーペを追った挙句に同車をグランドバザールで横転させていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Volkswagen_New_Beetle_Germany.jpg
ちなみにフォルクスワーゲングループ(アウディA.G.は1964年以来フォルクスワーゲンA.G.の傘下)が協賛していたかは不明ですが貨物列車に載せられるもボンドの追走のさなかに大破させられる車として1998年型フォルクスワーゲン・ニュービートルが登場しており、マネーペニーの口からも「ワーゲン」と呼ばれています(2011年のフルモデルチェンジの際に「ザ・ビートル」に名称変更しているので公開時点では型落ちです)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2010_Jaguar_XJ_(X351)_5.0_L_sedan_(2016-01-03)_01.jpg
また、黒の2011年型ジャガー・XJがMI6の公用車に使われ前半では橋の上で足止めされMI6爆破を見届ける羽目になったり後半ではボンドがMを乗せて審問会の場からガレージまで逃げていましたから。
余談ですが、X351系はそれ前のモデルと比べて近代化されたので旧来の雰囲気が損なわれ残念がる声も少なくないです。僕もやはりそれ以前のほうが好きですが…まあ、絶対値ではナシではないです。あと、公用車であることを考えると「まあそんなもんだろう」と。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2009-2010_Land_Rover_Discovery_4_TDV6_SE_wagon_01.jpg
さらに公聴会襲撃後にシルヴァが乗ったのは2011年型ランドローバー・ディスカバリー4の警察車両仕様でした。
そして極め付けが

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_DB5_(Skyfall).jpg
シルバーの1964年型アストンマーティン・DB5の復活です(それも『ゴールドフィンガー』仕様!)。
なので助手席射出機構、防弾ガラス、『ゴールドフィンガー』では没となったフロントの機関銃つき攻撃バンパーという装備が伺えます。
『ゴールドフィンガー』当時は最新鋭だったものの『スカイフォール』の時点では48年落ちなので劇中のQでなくても旧いと言わざるを得ないですが、銃弾を受けながらも最新鋭を往くシルヴァの陣営に渡り合えてたので凄いです。
まあ最後はヘリからの機銃掃射で爆発してお釈迦になりましたが。(´・ω・`)モッタイネエ
ただ、撮影では1/3サイズのミニカーが用いられています(それでも相当の額はするのですが)

*『スペクター』

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_frontview_of_Aston_Martin_DB10_exhibited_at_HANKYU_MEN%27S.JPG
イオン・プロダクションとタッグを組んで半世紀近くになるためかアストンマーチンが本気を出したようで作品のために特注で製造したDB10が13年ぶりの本格的なボンドカーとして登場します。

まあ009の為に300万ポンドという少額(皮肉)で作ったもので「ATMOSPHERE」(環境)ボタンを押すと009の趣味でレイ・クイン氏の『ニューヨーク・ニューヨーク』が流れる装置も搭載してますが持ち逃げしたとはいえ彼が使うからこそ映えるなと自分は思います。
他の機能においては「BACKFIRE」(バックファイヤー)ボタンで『リビング・デイライツ』のV8サルーンよろしく照準が出て後方車両を狙ったりできるようですが弾薬がなくて使えなかったのと「AIR」(エアー)ボタンで運転席射出機構が働き操縦不能になるのはクスリときました。まあDB10がこれで川に沈んだのは残念ですが。
あとは「EXHAUST」(噴射)ボタンで後方に火炎放射できるのはお見事です。それと3.2秒で時速60マイルに到達する(ただ、パンフレットでは4.7秒で100km/hとのことでどっちが正しいのかわかりません)そうでカーチェイスの際に前方の3代目フィアット・500を押してたのは吹きました。
なお、実車については車台はV8ヴァンテージの改良版のホイールベースを伸ばしたものを使っておりエンジンも同車のものを使っているようです。またエクステリアはDB5を意識してるそうでよく見たらパーツパーツで確かに意識してるっぽいところはありました。なお、アストンマーティンまとめでも述べましたがこのデザインは後のモデルのモチーフにも用いられています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_rearview_of_ASTON_MARTIN_DB10.JPG

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1979_Aston_Martin_V8_Vantage_rear.jpg
ただ個人的にはリアは寧ろ『リビング・デイライツ』にも登場した初代V8サルーンっぽいと感じます。照準が出るのも最後のダイブも似たような面を感じますし。
なお、公開前の一時期阪急メンズ館大阪で展示されてるのを見たことがありますしその時の写真が上のやつです。
あと公開時点ではラストの展開で「これは集大成的作品だな」とそもそも感じてたのですがQ課の研究室においてDB10以外にDB5とラピードSらしきクルマが置いてあったのでなおそう感じていました。
DB5に関しては早い話が前作で大破したやつです。劇中ではボンドが研究室来訪時に修復途中で、ラストにおいて修復完了し持って行ったあとマドレーヌを助手席に乗せどこかに走り去っていく…って感じなんです。個人的にこのラストが『ダークナイトライジング』ぽくて結構好きだったりします。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_frontview_of_Aston_Martin_RAPIDE_S.JPG
ラピードSは顔的にそれっぽいですが自信はないです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:GLOBAL_UNVEILING_OF_JAGUAR_LAND_ROVER_BOND_CARS_(21270366798).jpg
またスペクターの一員であるMr.ヒンクスはジャガー・C-X75を使っており良くも悪くもジャガーランドローバーも過剰なまでに本気出してると思いました(いいぞもっとやれ)。
ただこちらはDB10に追いつけるほどのエンジン性能はともかく特殊機能は搭載しておらず出番はせいぜい火炎放射でフロントが燃えたぐらいです。
実際の車両に関しては、1.6リッターエンジンにターボチャージャーとスーパーチャージャー、エレクトリックモーターを搭載し0-100km/hまでおよそ3秒という高性能を誇りますが、2010年に登場しその後販売する予定が景気後退もあって販売中止になったという不遇なクルマだったりします。撮影に用いられた車両はカーボン製シャシーではなくスペースフレームを用いて製造されエンジンはV8 5.0リッターエンジンなので元車種とは別物のようです

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mercedes_Maybach_S600_Frontside.JPG
マルコ・スキアラの妻であるルチアはマルコが生前それ相応の地位に立ってたということか黒の2015年型メルセデスマイバッハ・S600に乗っていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_frontview_of_Land_Rover_RANGE_ROVER_SPORT_SVR_(L494)_used_in_%22SPECTRE%22_exhibited_at_HEP_NAVIO.JPG
その後マドレーヌ襲撃の際には黒の2015年型ランドローバー・レンジローバースポーツSVRが使われておりこちらも一時期DB10とともに展示されてました。
なお、劇中ではマドレーヌを拉致したヒンクスらが登場し飛行艇で追うボンドが発砲したりトランクに突っ込んだり最後は激突して救います。

出典:https://alexfarrell.ibi-nightingale.com/creative-hd-wallpaper-snow-land-rover-defender/
あとマドレーヌ拉致の際には黒の2014年型ランドローバー・ディフェンダービッグフットがレンジローバースポーツSVRの護衛の如く前後に張り付いていましたがボンドが蹴散らしました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Fancy_Old_Car_(5878919049).jpg
スペクターの基地に向かう際には1948年型ロールスロイス・シルバーレイスがボンドとマドレーヌの送迎車両として登場してました(ボンドの口から名称も登場)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2006_Jaguar_XJ_Sovereign_TDVi_Automatic_2.8_Front.jpg
終盤で黒の2004年型ジャガー・XJが登場し、恐らくMの私用車でヒルデブラント商会(Mが用意したアジト。因みに「ヒルデブラント」の名は小説『007号の冒険』に収録の短編で『消されたライセンス』に登場人物が引用された『珍魚ヒルデブラント』が元ネタ)からボンドを伴いMI6旧本部に向かう途中でブロフェルドの配下の車両にぶつけられボンドが拉致されます(が、Mは脱出し他の面子と合流します)。
壊すから型落ち車を使った感はありますが、こちらのほうがX351系より英国情緒あるので個人的にはやっぱ好きだなあ、と。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2015_Land_Rover_Discovery_Sport_(L550_MY15)_SD4_SE_wagon_(2015-11-11)_02.jpg
また終盤でQ、マネーペニー、ターナーが乗ってたのはグレーの2015年型ランドローバー・ディスカバリースポーツでした。

*『ノー・タイム・トゥ・ダイ』

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2019_Aston_Martin_RapidE.jpg
アストンマーティン・ラピードEが登場すると言われ実現していれば「ボンドカー初の電気自動車」となっていましたが、ガセだったようです。
ここからは実際に登場する車両で。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_frontview_of_Aston_Martin_DBS_Superleggera.jpg
作中の2年前にシリーズ初の女性のコードネーム007に就任したノーミの愛車としてグレーの2018年型アストンマーティン・DBSスーパーレッジェーラが登場し、マドレーヌおよび彼女がボンドとの間に設けた娘であるマティルダをサフィンの手で連れ去られ途方に暮れていたボンドを乗せて2人乗りグライダーのおいてある場所まで連れていくのに用いられましたが、それ以外では登場しておらずギミックを詰んでる様子もなさそうでした(尤も、4代目Qの思想面を考えるとおかしな話ではないと思われます)。
アストンマーティン社の旗艦車種を採用するのは本作でも健在のようです(『スペクター』の例外はありましたが)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_AM-RB_003_Genf_2019_1Y7A5965.jpg
予告編第2弾において風洞施設に於いて白のアストンマーティン・ヴァルハラが置かれている様が拝めます。
詳しくない方のために。同車はアストンマーティンがF1に参戦するレッドブルレーシングと共同で開発したいわゆる「ハイパーカー」で、V型6気筒ターボエンジンにモーターを搭載し1000馬力の性能を誇ります。
1台1億5千万円、500台限定で販売されることがアナウンスされていますが…、まあなんていうか「こんなバケモノを走らせるとかとんでもねえ!」って感じです。
ただ、実際の劇中での活躍は風洞施設に置かれていたぐらいで走らせる様は描かれていませんでした。尤も、新作があったらその時に…の可能性はありますが、走行可能なもののコンセプトカーであることから「存在しないことにされてる」との話もあります。
また、『スカイフォール』『スペクター』でも登場したシルバーの1964年型アストンマーティン・DB5も登場します。
劇中ではヴェスパーの墓参りにマドレーヌとともに赴いたマテーラの宿泊施設で停車させたほか、その後のスペクターの残党からの逃走の際にはマドレーヌを助手席に乗せ、ぼろぼろになりつつもまきびしで1台足止めしますが、横から突っ込まれると追いついた残党から『女王陛下の007』の比にならないほどに集中砲火を浴びて防弾ガラスが破られそうになりました。そこでヘッドライトに忍ばせてあったマシンガンをぶっ放して応戦しさらに煙幕を駆使して駅まで走らせました。その後は登場せずどうなったかは不明です(なお、オープニングクレジットでも登場しています)。なお、劇中で用いられなかった機構として、『ゴールドフィンガー』同様ナンバープレートが変更できたり(但しLEDディスプレイ式)、後方も攻撃機構があります。
撮影に際しては本物の車両以外にE46系BMW・M3のシャシーやエンジンをベースに3Dプリンター製のDB5のボディを載せたスタントカー8台も利用されているそうです(そのため「本物」ではありませんが、製作側がアストンマーティン社に頼んで作らせたものなので正真正銘「アストンマーティン製」ではあります)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_(10629322725).jpg
そして『リビング・デイライツ』の個体とナンバー及びボディカラーを同じくする黒の1985年型ストンマーティン・V8ヴァンテージサルーンがボンドの私用車として登場します。ただ、装備を詰んでるか否かは不明です。
劇中では『スカイフォール』におけるDB5のごとくガレージから引っ張り出してMI6に赴いたほか、ノルウェーにあるマドレーヌの自宅(冒頭の子供の頃の回想でも登場)に赴く際にも用いられているもののボンドが用いるのはそれっきりでしたが、ラストではマドレーヌがマティルドを乗せてイタリア・マテーラを走っていました。
また、Qの自宅を訪れた際にマネーペニーを乗せて向かっていたようでインターフォン映像の背後にちらりと映っています。

マテーラで走らせている時に『女王陛下の007』テーマ曲であるルイ・アームストロング氏の『We Have All The Time In The World』が流れていたので同作を意識していたのかもしれません(同作に登場した初代DBSの発展版が初代V8ヴァンテージと考えても差し支えないですし。それでも初代DBSを用いなかったのは直接的になりすぎるのを避けたが故だと思われます)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2018_Jaguar_XF_V6_S_Diesel_Automatic_3.0_Front.jpg
アストンマーティン車以外では黒とグレーの2016年型ジャガー・XF SサルーンがマテーラでDB5を追走しています。
黒の個体はDB5の攻撃バンパーにより大破、グレーの個体はマシンガンぶっ放しの際にハチの巣になったものと思われます。
また、1994年型マセラティ・クアトロポルテ、2002年型ランチア・テージス、1987年型ランドローバー・レンジローバー(3台とも黒)が広場でDB5を取り囲んで銃撃しています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Maserati_Quattroporte_(9).jpg
クアトロポルテに関しては橋で墓守の少年の姿を見かけたボンドを追い詰めようとしていました。石段に乗り上げながらもその後集中砲火に参加していました。
余談ですが、マルチェロ・ガンディーニ氏によるデザインは個人的にかなり好きです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lancia_Thesis_(12694735485).jpg
テージスに関してはまきびしの被害に遭ったものの上述したように集中砲火に参加していました。
それにしてもまさかこの作品で拝むことができるとは予告観るまで思ってもなかったです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1995_Land_Rover_Range_Rover_Vogue_TDi_2.5_Front.jpg
レンジローバーはその時点ではスペクターの構成員の一人であるプリモ(ちなみに片方が義眼なのでボンドから「サイクロプス」呼ばわりされており劇中で名前は呼ばれていません。まあ、前作のヒンクスも呼ばれた記憶はないですが。いつの間にか本作でボンド及びマドレーヌ、マティルドの敵となるリュートシファー・サフィンの配下になっていましたが、作中で「服用すると従順になる」毒草が登場しておりそのためかもしれません)が搭乗しており、DB5に追突して動きを止めさせていました。
これら3台もボンドのマシンガン攻撃で蜂の巣になったのかもしれません。

出典:https://www.webcg.net/articles/gallery/40908
また、橋上での襲撃後にプリモが2019年型トライアンフ・スクランブラー1200を駆けてボンドを襲撃しますが、返り討ちに遭い奪われて宿泊施設までボンドが操縦します。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Land_Rover_-_Flickr_-_dave_7_(3).jpg
マテーラでの一連の出来事の5年後にジャマイカで過ごしていたボンドが搭乗していたのは青色のランドローバー・シリーズ3(年式はわかりませんでした)でしたが、彼がフィリックスおよびその部下(というより政治的に割り当てられた役人でフィリックスは不信感を抱いていましたが、結果的にサフィンの部下でした)のローガン・アッシュとバーで科学者であるヴァルド・オブルチェフの誘拐のこと(実際にはブロフェルドがサフィンを動かしオブルチェフの身柄及び「ヘラクレス」計画の生物兵器サンプルを手にするための策略で、事前にサフィンからオブルチェフに連絡はありました。こちらに関してはキューバでの一連のくだりを見るに最初からスペクターの構成員を装ったサフィンの部下だったのでしょう)を聞くことになった際にノーミがボンドに接触するためにエンジンを故障させられました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Chevy_Bel_Air_in_the_Presidio_of_San_Francisco.jpg
キューバにおいてボンドと行動を共にする新人エージェントのパロマがオブルチェフの身柄確保に際して黒の1957年型シボレー・ベルエアーと思しき車両を奪い屋敷に突っ込んでオブルチェフを奪還していました。
ノルウェーでの追手車両としてはシルバーの2018年型ランドローバー・レンジローバースポーツSVR及び黒の2020年型ランドローバー・ディフェンダー110 V8モデルが登場しており、ランドローバー社のYouTubeでも紹介されています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2018_Range_Rover_Sport_SE.jpg
レンジローバースポーツは2台がマドレーヌの自宅に向かうもいないとわかるや引き返し、それからボンドの駆けるランドクルーザープラド(後述)とのカーチェイスの末に弾き飛ばされました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_upper_view_of_Land_Rover_DEFENDER_110_S_ADVENTURE_PACK_(3BA-LE72XAA).jpg
後者は3台が森林内から現れやはりカーチェイスを繰り広げますが、1台は岩に乗り上げ横転、もう1台はボンドの攻撃で横転させられ牽引フックを用いて敵をひっかけるのに用いられ、最後の1台はアッシュが搭乗しボンドに攻撃しますが乗り上げて横転し、その後ボンドにより出てきたアッシュを押しつぶしたのでした。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toyota_Land_Cruiser_Prado_TX_Limited_1998_(15084786071).jpg
ノルウェーでボンドはマドレーヌの自家用車であるベージュの1998年型トヨタ・ランドクルーザープラドに彼女とマティルドを乗せて追手から逃走をはかります。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tiger_900_(T400).jpg
レンジローバースポーツ2台が追い付いてきたのに気づくと山間部への道にそれ、1台にぶつけられるも何とか2台とも先述の通り弾き飛ばし、その後ヘリコプターに気づくとほぼ同時にディフェンダー、トライアンフ・タイガー900(年式は不明。なお、公開記念仕様が限定販売されています)それぞれ3台ずつに追いかけられ、ディフェンダー1台を先述したように弾き飛ばした後は森林に逃げました。
それ以降はマドレーヌとマティルドがさらわれた際にも用いていませんパンクさせられたかで使用不能に陥ったかあるいはそれだけ途方に暮れていたかということかもしれません)。
ちなみに解釈によってはトヨタ車ないしは日本車がボンドカーとなるのは『007は二度死ぬ』以来54年ぶりということとなります。

把握している分には以上です。
Posted at 2021/10/16 18:58:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ
2021年10月14日 イイね!

007シリーズにおけるアストンマーティン(ネタばれ含む)

007シリーズにおけるアストンマーティン(ネタばれ含む)※2015年12月26日の記事に加筆を加えています。

前の記事とテーマが被ってる気がしますし例によって備忘録的になりますが御容赦を。

(2021年10月14日追記)
それでも書いたのは、「やはり007シリーズといえばアストンマーティン車」という印象が少なくとも僕の中にあるからです。

まず原作に関しては未読なので見事に把握してません。
ただ、『ゴールドフィンガー』においてDBマークIII(冒頭画像)が登場してるというのはきいたことがあります。

次に映画版において車種ごとに書いていきます。
『ノー・タイム・トゥ・ダイ』未見の方は読まないほうがいいかもしれません。

*DB5

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_DB5_(Skyfall).jpg
先ほどのDBマークIII(冒頭画像)の2世代後の後継車なのでもしかしたらそれも背景かな、と思うところがありますがそれでもやっぱりDB5が至高なのだろうと思うところはあります。

『ゴールドフィンガー』では初のQ課開発車両として登場し、様々な機能が見られました。特にシート射出は印象に残ります。
あとは「GPSやカーナビのさきがけ」「並走車両のタイヤをパンクさせる刃」「煙幕」「オイル」「防弾板」「防弾ガラス」なんてのもあってどれも好きです。
諸事情から採用されなかった「撒きびし」「攻撃用バンパー」「自動車電話」「運転席下の格納武器」がもし採用されてたらどうなってたのだろう、って思います。
機能以外でもいろんなところで見せ場があっただけに壁にぶつかり大破したのは惜しまれます。
『サンダーボール作戦』においては機能は少なめになってて「防弾板」「後方放射」ぐらいでした。
ただそこそこ登場してましたし最後まで大破せず済んでました。
『ゴールデンアイ』においては序盤ぐらいしか登場してませんでしたがそれでも本来のボンドカーであるBMW・Z3より出番がマシな気がしました。フェラーリF355とバトルしましたし。
プライベートカーですが元々がMI6の払い下げ品の設定とあってコンソールボックスでボランジェのシャンパンを冷やしてたりカーコンポは写真の印刷や伝言受信ができてました。
『トゥモロー・ネバー・ダイ』にも登場はしてますが本気でちょっとだけでした。『ワールド・イズ・ノット・イナフ』でも登場してたものの未公開シーンになっちゃいましたし。
なお、上記2車のナンバーは「BMT214A」となっています。こちらもファンの間では一種の語り草かもしれません。
『カジノ・ロワイヤル』でも登場してましたがシッフルの愛車をカジノで買って入手しただけですしこちらもちょっとだけでした。が、出番はこっちの方が多かったと思います。
なお、劇中に登場するアストンマーティン車としては初めての左ハンドル仕様となります。
『スカイフォール』においてはほぼ『ゴールドフィンガー』に準じた仕様のものが登場し、ナンバーは「BMT216A」、シート射出機構が登場するほかに『ゴールドフィンガー』で採用されなかった攻撃用バンパーが採用され終盤で活躍してました。それだけに同作を観た人からすればGJと思えるものかもしれませんし原点を意識してたのは間違いと言えるでしょう。
まあ終盤で勿体ないことに大破しますが…3分の1スケールモデルカーなのが幸いです。
『スペクター』ではその大破した個体がQ課において修復されそしてラストでボンドが取りに行ってました。あのくだりは個人的に好きです。

(2021年10月13日追記)
書くべきだったかもしれないのに書いてないことがあったので車種ごとに一気に書きます。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Chelsea_Auto_Legends_2012_(7949614726).jpg
DBマークIIIの後継云々述べましたが、起用に際しては元々はジャガー・Eタイプを検討していたのがジャガー側が断ったことで当時のアストンマーティン社のオーナーであるデイビッド・ブラウン氏に声をかけて当時の現行車種であるDB5を用いるに至ったそうです
但し、アストンマーティンやランドローバー(『オクトパシー』以降手を組んでいます)共々フォード・モーター傘下に入ったことも関係しているかもしれませんが、ジャガー車も後のシリーズではボンドカーでないとはいえ本筋にかかわる形で登場することはあります(『ダイ・アナザー・デイ』『スペクター』『ノー・タイム・トゥ・ダイ』に至ってはアストンマーティン車とのカーチェイスを繰り広げているほど)。尤も、フォード車もそういった登場の仕方はしている(余談ながらこれを踏まえて『フォードvsフェラーリ』を観るとある描写が皮肉です)ものの経営的に危うくなりアストンマーティン、ジャガー、ランドローバー等を手離したりした挙句登場するとしてもモブ程度の感がある中でもじゃが・ランドローバーは登場しているので実際には無関係かもしれません。
また、ジャガー・Eタイプ自体も『オースティン・パワーズ』『キングスマン:ゴールデン・サークル』といった007シリーズを意識した作品で登場しています(活躍内容は登場車種まとめを作る機会があれば触れるのでこちらでは触れませんが、そもそも後者は観たものの前者は2021年10月時点で未見です)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Paris_-_RM_auctions_-_20150204_-_Aston_Martin_DB4_-_1961_-_002.jpg
DB5と関係ない話になったので話を戻します。
『ゴールドフィンガー』においては本物以外に撮影時点で生産の間に合わなかったDB5の代役としてDBマークIIIの後継車種でかつDB5の先代車種にあたるDB4のシリーズ5ヴァンテージモデルも撮影に用いられています
Wikipediaで当該車種の写真を見た際には「DB5と顔つきが異なる」と感じていましたが、「DB4でもGT、シリーズ4ヴァンテージモデル、シリーズ5(標準モデル、ヴァンテージモデル問わず)はDB5との差異がシリーズ3までのものと比べると小さい」と聞いて確認したら確かに言われたとおりだったので個人的には撮影に用いられたのが頷けます(ていうか僕も違いを把握しきれていませんでした)。
『スカイフォール』に関しては蜂の巣のシーンでは3Dプリンターで作られた3分の1スケールモデルカー(それでも150万円!)が用いられたことは先述しているものの、ガレージから引っ張り出した実車両や忍び込んだシルヴァの部下を被弾しながらも迎え撃った際の実車両が本物かレプリカか正直把握できてないです(おそらく前者が本物で後者がレプリカと思われます)。

『ノー・タイム・トゥ・ダイ』に関しては、序盤のイタリア・マテーラでのヴェスパーの墓参りにの際に助手席にマドレーヌを乗せて宿泊先に向かったほか、ブロフェルドの策略でマドレーヌに対して疑念を抱きながらも彼女を助手席に乗せて追手からの逃亡に用いられました。その際には過去作ではお蔵入りとなった「まきびし」が用いられてランチア・テージスを足止めしたり、『スカイフォール』同様の攻撃バンパーでジャガー・XF(黒いほう)を大破させたりするも広場においてレンジローバーに突っ込まれて止まった上に集中砲火を食らいますが、ヘッドライト下のマシンガンや煙幕で応戦して抜け出し駅まで逃げました。本編ではその後どうなったかは不明ですが、オープニングクレジットにも登場しています。
なお、撮影に際して本物だけでなくE46系BMW・M3のエンジン及びシャシーをベースに3Dプリンターで作成したDB5のボディをかぶせたスタントカーも用いられるという話を耳にしています。
スタントカーに関しては「本物」ではありませんが、先述の「ジャガー・Eタイプを検討していた」の出典と同じ記事を読む限りでは「正真正銘のアストンマーティン車」に違いありません(但しその記事だとベースはE46系M3じゃない可能性があります)。
『スカイフォール』でのQの思想を考えると「こんな装備積むだろうか」という意見があるのもごもっともですが、そこはご愛敬。何より楽しいので僕はいいです。

なお、2~4代目ボンドの作品では全く登場していません(そもそも後述するようにムーア氏の頃はアストンマーティン車が全く登場しません)が、2代目であるジョージ・レーゼンビー氏に関しては1983年公開の『0011ナポレオン・ソロ2 帰ってきたナポレオン・ソロ』でボンドのパロディキャラを演じた際に「JB」のナンバープレートのDB5に搭乗、3代目であるロジャー・ムーア氏に関しては1981年公開の『キャノンボール』でシーモア・ゴールドファーブJr(こちらもボンドのパロディですが中の人自身のことまでパロディにしているそうです)を演じた際には特殊装備付きDB5に搭乗していたりします(が、碌な結果が待ち受けていません)。
尤も、僕は2021年10月時点でどちらも未見ですが…。後者に関してはある程度有名かもしれません。

*DBS(初代直6モデル)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_(10629433684).jpg
DB5の2世代後の後継車で先代のDB6と比べれば現代的なルックスになりました。
『女王陛下の007』において登場してましたが出番はあまりなく装備も重火器がおいてあるぐらいです。またラストの展開を観るに防弾ガラスではないようです。
『ダイヤモンドは永遠に』ではQ課において見切れる形でおいてました。
なお、それ以降はアストンマーチンを擁するデイビッド・ブラウングループの経営破たんにより長らくスクリーンから遠ざかってました。

(2021年10月13日追記)
ちなみに車種自体の話として、当初搭載予定のV型8気筒エンジンの開発が間に合わずDB6に搭載していた直列6気筒エンジンを載せることとなりましたが、旧式然とした外観から時代にあった外観に変貌した結果として前面投影面積と重量が増加しているため性能はDB6より低下する事態に陥っています。その後V8仕様は1969年に登場しました。また、デイビッド・ブラウングループの経営破綻で車名に「DB」を冠するのやめた(後に1994年の「DB7」で復活)こともあってか、V8モデルは1972年のマイナーチェンジで後述する「V8」に、直6モデルは1973年のマイナーチェンジで「ヴァンテージ」に名称変更しています(但しこちらは70台だけ生産して同年生産終了)。
『女王陛下の007』に登場してるのは調べたところでは1968年型ヴァンテージモデルのようなので、画像も直6仕様のものを用いています(但し劇中に登場したものはドアミラーではなくフェンダーミラーです)。
なお、同作においては冒頭の砂浜や移動時に登場するほかラストではカーウェディングで用いられていましたが…『ゴールドフィンガー』のDB5でも防弾ガラスだったのにこちらがそうでないのが悔やまれます(防弾ガラスだったらトレーシーが命を落とすことはなかったでしょうから。とはいえあのくだりは名シーンには違いないでしょうし『ノー・タイム・トゥ・ダイ』も意識した可能性はあります)。
『ダイヤモンドは永遠に』に登場した仕様はQ課以外では登場していませんが、特殊装備を搭載しているさまが映されています。また調べたところではこちらは1968年型のようです(したがって直6仕様)。

*V8ヴァンテージ(初代)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1990_Aston_Martin_V8_Vantage_Volante_X-Pack,_Chichester_Blue,_front_left.jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_(10629322725).jpg
久々にアストンマーチンがボンドカーに返り咲きました。初代DBSのV8仕様が先述の経緯で「V8」に名称変更され、その5年後に同車種の高性能版がV8ヴァンテージですが、個人的にはこちらの方が顔的にも好きです(但し初代フォード・マスタング風にも見えるので英国情緒よりも米国のマッスルカーの様相の方が強力に出てるとも見えてしまうという一種の欠点もあります)。
『リビング・デイライツ』においてヴォランテ(オープン仕様)とサルーン(クーペ)が登場してましたがQ課での様子やナンバーがどちらも「B549 MUU」であることから考えて同じ個体にハードトップを装着した設定のようです。オープンカーがボンドカーになる例は他にもありますがアストンマーチン車では唯一と言えるでしょう。
もっとも、ヴォランテはストーナー・ハウスに向かう際に使われただけで装備は確認できません。
一方サルーンの方は「警察無線傍受可能なカーコンポ」「レーザー照射」「ミサイル」「防弾ガラス」「氷切断ホイール」「スパイクタイヤ」「アウトリガー」「ブースター」「自爆装置」とDB5より盛りだくさんでそれらを駆使しつつ逃走劇を繰り広げてました。
まあ最後は雪に突っ込んだ挙句自爆ですが。好きなだけに残念です。
(2019年12月5日追記)
こちらも『ノー・タイム・トゥ・ダイ』劇中に登場する4台のうちの1台として紹介されており、こちらも有志による撮影風景などで様子がうかがえます。
予告においては『スカイフォール』の時のDB5のようにガレージにしまわれていたボンドの私用車を引っ張り出した感じですが、こちらも『リビング・デイライツ』の個体とナンバーが同じです。ただどのように活躍するか具体的には不明です。

(2021年10月13日追記)
『ノー・タイム・トゥ・ダイ』においては先述の通りガレージにしまわれている私用車を引っ張り出しており、それからMI6に向かっていました。
その後、Qの自宅にマネーペニーを乗せていったり(但し、公式の動画にその様子は映っているものの本編ではインターホン映像で二人の後ろに注射されてる程度の登場です)、ノルウェーにあるマドレーヌの自宅に向かう際に用いられました。
その後ボンドが搭乗する場面はなくマドレーヌの自宅前に置かれたきりでしたが、ラストでは彼女が娘のマティルドを助手席に乗せてボンドのことを語りながらマテーラを走らせていました。

『女王陛下の007』の準テーマ曲であるルイ・アームストロング氏の『We Have All Time In The World』(邦題は『愛はすべてを越えて』。元々「いい曲だ…。サッチモ万歳」という印象を抱いていましたが、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』以降はさらに心と涙腺に来ます)が用いられかつ車種が車種だけに同作を意識したのかもしれません(初代DBSでなく初代V8ヴァンテージを用いたのは直接的すぎるのと『リビング・デイライツ』も忘れないでほしいという想いがあったのかもしれません)が、個人的にはあのくだりは涙腺に来ます(序盤のマテーラのシーンでも同曲っぽいサントラが用いられていました。また、ラストのシーンは序盤のそれと構図が近いものとなっています)。
『リビング・デイライツ』に準じていれば装備を積んでいそうなものですが、本作劇中では披露されておらず積んでいるかどうかは不明です。また同作ではヴォランテに途中から幌を付けたサルーン仕様でしたが、本作ではおそらく元からサルーンでしょう。

ちなみに007シリーズ本編の登場はこの2本だけですが、『スペクター』公開時、その公開記念のジレットのCMでは銀色の個体が登場しています。また007シリーズ以外でも登場している作品はありますが、その中でもローワン・アトキンソン氏主演の2018年の映画『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』では自動車好きの一面のあるアトキンソン氏の私物である赤いヴァンテージモデルが登場しているらしく『リビング・デイライツ』を意識した可能性があります(ただ、同作は2021年10月時点で未見です)。
なお、ヴァンテージモデルは同時期の車種と比べても性能が高いことから「英国初のスーパーカー」と称されることもありますが、だからこそボンドにうってつけだったのかもしれません。

*V12ヴァンキッシュ

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Amvanquish.jpg
V8の2世代後の後継車です。BMWが経営上の理由で提供をやめ代わりにフォードが提供するようになったことから当時子会社のアストンマーチンが復活できるにあたりました(ジャガーランドローバーやボルボも同じ理由で起用)。
『ダイ・アナザー・デイ』にしか登場してませんが活躍ぶりは歴代車両に引けを取りません。
通称『ヴァニッシュ』とも呼ばれ、一番の特徴は光学迷彩によりカモフラージュできることでしょう。まあ劇中では気づかずにスノーモービルが突っ込んで吹っ飛んだことに加えサーモグラフィでばれましたが。しかも攻撃を食らいまくって無効化しちゃいましたし。
ただ最後の最後で機能が復活したことで勝利をおさめることができました。
あとは「自動追尾散弾」「シート射出」「マシンガン」「スパイクタイヤ」「サーモグラフィ」「遠隔操作」という過去作にもあった機能が登場しました。流石20作&40周年記念。
なお最終的には水圧でフロントガラスが割れますが自走不能になる様な大破はしていません。

(2021年10月13日追記)
尤も一部層からは「やりすぎ」という意見はありますが、個人的には楽しくて好きです。
車種自体の話としては、エンジンが先代車種までV型8気筒だったのが名前通りV型12気筒となっており改良版であるV12ヴァンキッシュSに至っては当時の同社の車種の中では最速となっています(その意味ではボンドにうってつけの感が個人的にしますが、改良されたのが2004年なのでスクリーンデビューは実現していません)。
また、先代車種(と同時にV8の後継車種)であるヴィラージュ(1996~2000年は「V8」に名称変更。但し2011~2013年に製造された車種が名称を引き継いでいました)と比較して英国情緒あふれる外観となった感が個人的にはあります。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_(10629724683).jpg
好きな方には申し訳ありませんが、同車種に関して言えば設計・製造方式こそ旧来的なものの性能は親会社のフォード・モーターの助けもあって先代車種と比べて格段に上がりましたが、外観は先代車種よりは近代化された(また個人的には横から見るとDB5を意識した面もあったのではと感じます)とはいえコスト削減のために他社製品の部品が流用された結果アストンマーティンらしい個性がグリル除き希薄で既視感が悪い意味で発生してしまっており「後に登場した下位クラスのDB7のほうが寧ろアストンマーティンらしい」とまで言われる始末でした。故に「ある意味同車が起用されなくてよかったと思ってる人ももしかしたらいたんじゃ…」とふと勘ぐってしまいました(初代ヴィラージュも個人的にはアレはアレで嫌いではないのですがその前後の車種のほうがやはり好きです)。

*DBS(2代目)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_DBS_(Casino_Royale)_front-left_National_Motor_Museum,_Beaulieu.jpg
先ほどの同名車両とは別物ですがV12ヴァンキッシュの後継(なお、2代目DBSがフルモデルチェンジした際には再びヴァンキッシュの名前で登場)ですし血脈的にはつながってます。作品のための車両だったそうですが人気があったため結局公開翌年から販売されてました。
『カジノ・ロワイヤル』ではダッシュボード上部に救命キット、下部に銃火器なので『女王陛下の007』と似たような感じですが少なくとも前者は劇中で活用してます。
あとはヴェスパー奪還のために走らせてましたが躱そうとしてギネス記録級の横転で大破する羽目に。なお先述のDB5ともどもアストンマーチン車として初の左ハンドルとなります。あと劇中設定では手動変速仕様ですが役者の都合上自動変速仕様仕様が使われました。
『慰めの報酬』でも登場しMr.ホワイトをトランクに入れ追手から逃げてました。ボロボロ状態でドアまで取れる始末ですがまあ生き残ってます。なお、こちらも同じボディカラー&左ハンドル仕様です(前作の個体を補修したのか別個体かは不明)が装備は不明です。

*DB10

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_frontview_of_Aston_Martin_DB10_exhibited_at_HANKYU_MEN%27S.JPG
作品のために3代目ヴァンテージのシャシーをベースに製造された車両で販売予定はないようです(のちのモデルのデザインモチーフになるようですが)。なお、デザインはDB5がモチーフですがリアは個人的感覚としては初代V8ヴァンテージっぽいです。
009の為に300万ポンドかけて作ったものなので彼の趣味に合わせ『New York,New York』が流れる仕様が搭載されてますがボンドが勝手に持ち出した挙句Mr.ヒンクスとのカーチェイスでテヴェレ川に沈める羽目になりました(突っ込みようが『リビング・デイライツ』のそれっぽい)。
機能としてはリアエンブレムに仕込んだ機関銃、火炎放射、シート射出ですが3つ目はこれまでと違い助手席ではなく運転席です(それで操縦不能になり川にドボン)。あとボタン式なのは現行Qがそれだけ効率主義ってことなのでしょう。

ここまで書きながら思うのは、特注製造されてるDB10を除けば「生産されてた時期においては最上級グランツーリスモである車種がボンドカーに使われてるな」と思います。
まあ、DB5やV8の頃は他にそのジャンルの車種は作られてないですし初代DBSの場合解釈によってはDB6の方が上級かもしれませんが。ただそれ以外ではV12ヴァンキッシュの頃は下級クラスに'03年まではDB7が、'04年以降はDB9、'05年からはさらに下に3代目V8ヴァンテージがありますし2代目DBSの頃もほぼ然りです('11年以降はDBSとDB9の間に2代目ヴィラージュがありました。同車は'13年にDB9に統合されてますがDBSがその前年にフルモデルチェンジしてヴァンキッシュに名称変更されてるので関係ないです)。
あとDB10の場合吹替え版で述べられてた価格がガチなものなら300万ポンド(日本円にして5億5200万円ほど。字幕版では5億5000万円と訳されていますが…そこはそのままでよかったかも)なので最上級には違いありませんがグランツーリスモクーペどころか量産車ではないのでやはり例外でしょう。
ラピードSはモブなので論外です。

次回はBMWの方でいきます(ミッション・インポッシブルシリーズと抱き合わせなので注意)。

(2021年10月14日追記)
「のちのモデルのデザインモチーフ」と先述しましたが、実際に2016年に登場したDB11、2018年に登場したDBSスーパーレッジェーラ、2019年に登場したDBXが多少の差異はあるものの意匠を取り入れています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:FoS20162016_0624_182335AA_(27274134344).jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_frontview_of_Aston_Martin_DBS_Superleggera.jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_DBX_IMG_4383.jpg
DB11、DBXは本編に登場していないもののDBSスーパーレッジェーラは登場しているので以下で説明します。

(2021年10月15日追記)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Osaka_Motor_Show_2019_(98)_-_Aston_Martin_V8_VANTAGE_(4th_generation).jpg
4代目V8ヴァンテージ書くの忘れてました(2018年登場。本編には登場しないものの後述するようにコラボモデルがあります)。
個人的にはある意味これが一番DB10に近しいと思うので今後新作が作られるなら登場したらいいなと思ったりもしますが、ないだろうなとも思います。

(2019年12月5日追記)
*DBSスーパーレッジェーラ
先述の2代目DBS→2代目ヴァンキッシュときて再びDBS名義を名乗ることとなった本モデルも『ノー・タイム・トゥ・ダイ』劇中に登場する4台のうちの1台として登場します(いずれも現行車種だったころには旗艦車種だったという共通点は健在のようです)。但し本作で使うのはボンドではなく、劇中の2年前に007就任と相成った女性スパイ・ノーミの方です。
なお余談ですが、2019年が『女王陛下の007』公開50周年でかつ先述したように同作に初代DBSが登場していたことから同作をオマージュした仕様のDBSスーパーレッジェーラが50台限定販売されています)。
(2020年9月6日追記)
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』公開記念としてV8ヴァンテージ(4代目)共々コラボレーションモデルが8月17日(現地時間)より限定発売されています。

(2021年10月14日追記)
度々の延期を経て日本では2021年10月1日についに公開された本作では先述した「ノーミ」の用いる車両としてグレーの個体が登場しています。
ただ、出番はノルウェーでマドレーヌおよびその娘であるマティルドを本作の敵であるリュートシファー・サフィンにさらわれ途方に暮れているボンドを拾い飛行場まで連れていくシーンぐらいでした。個人的にはもっと見たかった気はします。
車種自体の話として、先述した通り「DBS」名義の車種としては3代目ですが、サブネームの「スーパーレッジェーラ」(イタリア語だと「超軽量」と訳せばいいかもしれません)はイタリアのカロッツェリア(車体専門製作業者)であるトゥーリング社が採用した車体製造技術に敬意をこめてつけられています(但し同車には同技術は用いられていません)。
下位クラスであるDB11をベースに独自に開発しており登場時点では同社の量産車最強の能力を持ち合わせているのでその意味ではコードネーム「007」に相応しいかもしれません(尤も、それがジェームズ・ボンドでないのは人によっては複雑なことでしょうが…)。

*ヴァルハラ

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_AM-RB_003_Genf_2019_1Y7A5573.jpg
こちらも『ノー・タイム・トゥ・ダイ』劇中に登場する4台のうちの1台ですが、予告で登場していないので活躍の内容は不明です。
同車はアストンマーティンがF1に参戦するレッドブルレーシングと共同で開発したいわゆる「ハイパーカー」で、V型6気筒ターボエンジンにモーターを搭載し1000馬力の性能を誇ります。
1台1億5千万円、500台限定で販売されることがアナウンスされていますが…、まあなんていうか「こんなバケモノを走らせるとかとんでもねえ!」って感じです。

(2020年9月6日追記)

予告編第2弾では風洞実験施設と思しき施設に白いのが置かれていました(22秒辺りのシーン)。

(2021年10月14日追記)
登場はしたものの、本当に風洞施設に置かれているだけでそれ以外の出番はありませんでした。
なお、走行可能な個体ですがコンセプトカーということもあり厳密にいえば「存在しない車」だそうです

(2021年10月15日追記)
もしかしたら新作ができたら運転するとかあるのかもしれません。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2019_Aston_Martin_RapidE.jpg
なお、一時はDBSスーパーレッジェーラではなく電気自動車であるラピードEの登場もうわさされていたこともありましたが、DBSスーパーレッジェーラの登場の話が出るにつれうわさは聞かれなくなっていました。
Posted at 2021/10/14 21:37:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ
2021年10月13日 イイね!

007シリーズ登場車種考察Part.1(1~20作目ネタバレ込み)

007シリーズ登場車種考察Part.1(1~20作目ネタバレ込み)※2015年12月5日に書いたものに加筆・訂正して日付変更しました。

まあいつもながら考察って言うか備忘録ですが、『スペクター』の公開記念に。

本題の前にまずAll Aboutの編集者で映画のレビューを書かれているヒナタカさんという方のブログにコメントしたところ反映してくださったことは筆舌に尽くせないほどありがたいです。
反映させてもらうためにコメントしたわけではないですがそれでも過去作を追ってきた甲斐があったと感じるので、目に届いてないかもしれませんがこの場を借りてヒナタカさんに感謝の念を述べたいと思います。

では本題に戻らせていただきます。
映画版は1~25作目まで観賞してますが『カジノ・ロワイヤル』の1967年版は未見、原作小説も未読で描けないので除外させていただきます。

とりあえず始めます。長い上に画像が多いのは御容赦いただければありがたいのと間違えてたら御指摘お願いします。

*『Dr.ノオ』

出典:https://www.amazon.co.jp/SUNBEAM-ALPINE-SPIDER-%E3%83%89%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8E%E3%82%AA-%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB/dp/B07ZXNQYBJ
ボンドは現地でのレンタカーとして青いサンビーム・アルパインに乗っていました。
あまり出番は少なかったですが山中で追手の車両から逃げてたのが印象的です。

*『ロシアより愛をこめて』

出典:https://www.bonhams.com/auctions/22724/lot/157/?category=list
序盤に黒のベントレー・マークIV・コンバーチブルが登場してましたがそれ以外に登場シーンはありません。とはいえ地味に車内電話とかが搭載されてたから当時としては画期的だったのかもしれません。
なお、ベントレー自体は原作では割と出てるそうですが映画版はこれぐらいです。

*『ゴールドフィンガー』
画像は一番上のやつです(厳密にはスカイフォール仕様ですが強ち間違いでもないです)。
初のQ課の開発車両としてアストンマーチン・DB5が登場してました。ちなみに原作で登場するのはその2世代ほど前身となるDBマークIIIだそうですがDB5にしたのは当時の新車だったからかもしれません。なお、ジャガーEタイプも候補だった模様でそれはそれで見てみたかった気もしますが少なくとも個人的な印象としてはジャガーの場合ボンドカーにならなくてもそれなりの人気があるのに対しアストンマーチンの場合ならなかったら相当マイナー車になってたような、って思ってしまうのでアストンマーチンにしたのは正解だったと思います。
峠を攻めたり工場敷地内を逃走したりとでいろいろ活躍してましたが…あっけなく途中退場。(´・ω・`)
カーナビやGPSの先駆け、フロントに機関銃、リアから煙幕やオイルばら撒き、防弾ガラス、防弾板、回転式可変ナンバープレート、そして極めつけは助手席射出スイッチを搭載してるのは見所です。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1964-mustang-rc.jpg
あとフォードによる提供もあったのでティリーの愛車として同社の白のマスタングコンバーチブルが、

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:68_Lincoln_Continental_(7810753574).jpg
米国でのゴールドフィンガーの私有地のシーンでは同社の高級部門である「リンカーン」から黒のコンチネンタルが登場してますが前者はボンドカーのギミックでパンク、後者はオッドジョブによりグランドスラム作戦に加担しなかった人物(オッドジョブの手で射殺)諸共鉄屑にされたので碌なことになってないです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1937_Rolls_Royce_Phantom_III_(4787403304).jpg
それと’37年型ロールスロイス・ファントムIIIも印象的です。

*『サンダーボール作戦』
前作に引き続きアストンマーチン・DB5が登場してますが前作では壁に激突して退場してますしそれに散水機構があるので2台目でしょう(修復したのかもしれませんが)。
前作もですがそこそこ登場するので割と俺得です。もしかしたら前作ほどじゃなかったのかもしれませんがだとしても最後まで生存してるのがせめての救いです。

*『007は二度死ぬ』

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_frontview_of_roadster_Ryuhi_Final_ver.Bond_car.JPG
トヨタ・2000GTが登場してましたがボンドじゃなくて若林映子さん演じるアキの車両ですしボンドはそもそもこの作品で車の運転はしてないので厳密にはボンドカーではないです。それにメインはリトルネリーの方ですし。それでもダニエル・クレイグ氏も一番好きな車両に挙げてましたしレプリカ(上画像)を作ったところもあるぐらいなのでインパクトは強かったのでしょう。

(2021年10月13日追記)
なおレプリカと違い、劇中車両はフェンダーミラーはついていません。
また免許の関連で実際に運転してたのは若林さんではなくスタントドライバーでした。

なおショーン・コネリー氏が高身長で頭がつっかえるから最終的にオープン仕様になったとのことですが結果的にはよかったなと(タルガトップも考えられてたもののそれだと頭が出て不格好になってしまうとか)。
またトヨタ自動車がスポンサーだったことから2000GTだけでなく敵の車両としてクラウンが登場してましたが海に落とされるという憐れな結末を迎えてました。なお、何代目だったか記憶が曖昧なので画像はなしで。
(2021年10月13日追記)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toyopet_Crown_Super_Deluxe_mid-year_1966.jpg
黒い1966年型トヨペット・クラウンとのことです。

*『女王陛下の007』

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_(10629433684).jpg
アストンマーチン・DBS(初代の6気筒モデル)が登場してましたがクローブボックスに武器類を入れてたのを除けば装備はあまり搭載してないようで。あのラストは防弾ガラス搭載してたら起きなかったでしょうねえ…。(´・ω・`)
しかもあまり出番がないという。ただ後継車種は後述するように後に活躍してます。
なお、出番の少なさはボンドにスポットを当てるためだとかアストンマーチンの経営難が原因だとか言われてますが実際はわかりません。ただ後者に関してはそのこともあってか18年待つことになります。

(2021年10月13日追記)
劇中車両はドアミラーではなくフェンダーミラーです。後、ボディカラーはオリーブグリーンです。
「DBS」の名は21世紀になってからのモデルでも採用されることがあり、3代目にあたるDBSスーパーレジェーラに至っては2019年に作品公開50周年記念車が登場しているほどです


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mercury_Cougar_XR7_(On_Her_Majesty%27s_Secret_Service)_front-right_National_Motor_Museum,_Beaulieu.jpg
あとマーキュリー・クーガーがトレーシーの愛車として登場し逃げるどさくさで競技に混じる羽目になったのが割と見どころかと。
こちらもボンドカーに含めるのなら地味に初の左ハンドルのボンドカーです(これまでのは右ハンドル)。

*『ダイヤモンドは永遠に』
フォード・マスタングマッハ1(『バニシングin60"』の主役が乗ってたり栃木県警がパトカーに使ってたのが有名かと)が登場していました。先述のクーガーを除けばこれが初の左ハンドルのボンドカーです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ford_Mustang_Mach_I.JPG
他のメディアでの活躍も書きましたがこの作品での活躍も結構有名で警察とカーチェイスをししかも片輪走行までやってました。とりあえず好きな車種なので活躍が見られたのはナイスでーす!
あとは月面車で逃げてたのが印象的です。

(2021年10月13日追記)
ちなみに片面走行のシーンでは進入時と脱出時とで車両の傾いている方向が逆になっていたため途中で回転するシーンを入れたそうです。
それにしても、『フォードvsフェラーリ』で皮肉られていましたが、結果的に乗ってますねw(尤も、創作エピソードかもしれませんが)

なお、前作にも登場したDBSがQの研究室にも登場してますが完全に片隅で見切れてます。

*『黄金銃を持つ男』
前作(『死ぬのは奴らだ』)では二階バスやモーターボートに乗ってたもののそれ以外では特に乗ってたものはなかったですがこの作品ではアメリカン・モーターズ(以下AMC)がスポンサーとなり同社のホーネットが登場してました。

出典:AMC Hornet (The Man with the Golden Gun) front-left National Motor Museum, Beaulieu.jpg
AMCに関してはジープのブランドを持ってたことと後にクライスラー(法人的には後にフィアットと合流したのを経て現在のステランティスN.V.)の「イーグル」ブランドになったぐらいしか知識がなく車名を恥ずかしながら知りませんでした。
それは置いといて劇中ではショールームの車両をかっぱらい前作でも存在感を見せたペッパー保安官を伴ってスカラマンガを追っかけしかも360度回転を見せるという離れ業を見せてました。そもそも360度回転させるための条件を満たしているからホーネットが用いられたそうですが正味すごいです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1974_AMC_Matador_X_coupe_white_Daytona.jpg
あとスカラマンガと部下のナック(両人とも個人的に割と印象的です)が乗るマタドール・キャッシーニ・クーペ(上画像。ただし劇中のは茶色)も翼を付け飛んでいました(無理だろと思いますが突っ込むのは野暮でしょう)。
なお、劇中で走ってる車両が殆ど左ハンドルですが舞台であるタイは左側通行であることから右ハンドル車が多い方が自然だと雑誌で見たことがあります。

*『私を愛したスパイ』

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lotus_Esprit_(The_Spy_Who_Loved_Me)_front-left_National_Motor_Museum,_Beaulieu.jpg
ロータス・エスプリS1が登場してました(画像は潜水時)。
これに関しては少なくとも日本においてはDB5や2000GTと同等かそれ以上に有名な方だと思います。
当時がスーパーカーブームだった煽りもあるでしょうがそれだけでなくタイヤが格納され潜水艇(別名「ウエットネリー」)になるのは多くの人を引き付けたのではないかと。ただ劇中での活躍と裏腹に実物は初期ロットだからか壊れやすかったとロジャー・ムーア氏が語ってたとの余談もあるそうで。
あと話が少しずれますがタイヤの格納で個人的にデロリアンことDMC-12を思い出しましたが同じデザイナーでフォルムが似てるのでもしかしたらそれでゼメキス監督が意識した可能性が微レ存…? いや流石に実際は偶然だと思いますが。

*『ユア・アイズ・オンリー』

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lotus_Esprit_(6128883340).jpg
前作(『ムーンレイカー』)ではボートやゴンドラ(通称『ボンドラ』)が登場してたもののそれぐらいでしたが本作では再びロータス・エスプリが登場します。ただしこちらはS1ではなくターボです。
2台登場しており白いのは敵がガラスを割ったら盗難防止装置の自爆が作動してあっけなくお釈迦になり茶色いのは装備は積んでるものの移動に使われたぐらいでどちらもあまり見せ場はなかったです。なお、茶色いのが白いのを修復したものか別ものかは不明です(自分はボンドの「破片を集めて」云々もあり前者と思ってたのですが後者の可能性も出てきました)。
寧ろ本作のボンドガールのメリナの所有するシトロエン・2CV(『ルパン三世 カリオストロの城』でクラリスが乗ってたやつですがあれが一般的な丸目ヘッドライトなのに対しこちらは画像の様に角目)の方がバリバリ活躍してます。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2cv_007.jpg
エンジンこそ元の2気筒じゃ力不足なのか上位車種であるGSの4気筒となってるとの余談があるようですが元々が酷な条件を満たせる車種であるためか割と優位に立ってたと思いますしバスをよけようとして横転しても地元民の協力で起こしてそのまま走り、山道を転がってズタボロになってもしっかり走ってました。

*『オクトパシー』
黒の68年型メルセデス・ベンツ・280Sとグレーのアルファロメオ・GTV6が登場してました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1969-1971_Mercedes-Benz_280_S_(W_108)_sedan_(2015-07-15)_01.jpg
前者に関しては将軍の車両をかっぱらって敵を追いかけてましたが…パンクしても線路にはめて鉄道を追うあたり転んでもただじゃ起きないです。まあ最後は対向車両に跳ね飛ばされて湖にドボンしましたが。
作品自体は'83年なものの車自体は旧いですがこれに関しては「劇中で自社のクルマが壊れるんだったら提供しない」って当時のダイムラー・ベンツがダダこねたんだろうなと自分は推測してます(現在のダイムラー社もそういう節がありますし)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:The_frontview_of_Alfa_Romeo_GTV6_2.5.JPG
後者に関しては当時の西独において電話中のおばさんの車をかっぱらった形です。そのため現地警察から追われることになりましたが目的地に到着し計画も阻止できててるので結果オーライのようです。
ただ観たところ逃走過程で損傷してるのでおばさんカワイソス(´・ω・`)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tuk_Tuk_Taxi_(Octopussy)_front-right_National_Motor_Museum,_Beaulieu.jpg
あとQの開発品であるトゥクトゥクが前半で活躍しており見た目のショボさに反して速度が出たりジャンプしたりしてました。トゥクトゥクの本気歪みねぇな(勿論一般的なものにそんな性能はないですが)。

*『美しき獲物たち』
青のルノー・11が登場してました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Renault_11_TXE_Electronic.jpg
ある意味これが一番不遇かも。何しろタクシードライバーから奪い無茶しながらメイデイを追うことになるのですがその際に駐車場のゲートバーで上半分が、対向車両で後ろ半分が切断されるという散々な最期を迎えてるので。(´;ω;`)ウッ
そりゃあその後のシーンでMから叱責されるのも無理ないわな(尤も、他の代があきれつつもボンドを信頼してるのに対し2代目Mはボンドに対する信頼が殆どないのですが)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Renault_Fuego_front_20080123.jpg
あとゾリンの屋敷潜入に際してチベット卿と共謀し貴族に扮するためにシルバーのロールスロイスシルヴァークラウドIIの後部座席にボンドが乗ってましたがガソリンスタンドにおいて同車を尾行してた敵側の人間が赤のルノー・フエゴ(上画像)に乗ってるのでルノーがスポンサーしてたのかもしれません。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Rolls_Royce_Silver_Cloud_II_1960_(15444723083).jpg
なお、シルヴァークラウドIIに関しては最期はメイデイの持ち味の怪力で湖に落とされましたがボンドがタイヤ内の空気を使って酸素補給してました。
因みに同車はプロデューサーの私物みたいです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Porsche_928S_registered_February_1985.JPG
また、シルバーのポルシェ・928Sが競馬場で

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1985_Chevrolet_C4_Corvette_Coupe_(15999724940).jpg
シルバーのC4系シボレー・コルベットがソ連エージェントの車として登場していました。
ほかにアメリカでは消防車を使って逃走しその過程で街が滅茶苦茶になってました。

*『リビング・デイライツ』
18年ぶりにアストンマーチンがボンドカーに返り咲き同社のV8が登場してました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1990_Aston_Martin_V8_Vantage_Volante_X-Pack,_Chichester_Blue,_front_left.jpg
ボンドがストーナー・ハウスに向かう際には黒のV8ヴァンテージヴォランテ(上画像のオープン仕様。劇中では黒)が登場してましたが同仕様の登場はここだけで装備は確認されてません。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_(10629322725).jpg
その後Qの研究室においては黒のV8サルーン(上画像のクーペ仕様。ただ研究室での様子を見るに先述のヴォランテにハードトップを付けた仕様かもしれません)が登場しそちらがメインで活躍します。
フィリップス製カーコンポから警察無線を傍受したり並走するパトカーのボディをレーザーで焼き切ったり、照準が出てミサイル発射、防弾ガラスを搭載しているほかパトカーから逃げる際に小屋を引きずってたりしてた一連のくだりが妙に面白いです。あとタイヤがパンクしてもホイールで氷の面を切断してパトカーを沈めたり氷上でもアウトリガーとスパイクタイヤで難なく走りロケットブースターで壁を飛び越えたりしてました(そのあとパトカーが同じようにやろうとして失敗していました)が、着地の衝撃でアウトリガーが外れた挙句雪面に突っ込んで立ち往生したことから結局自爆させられる羽目になりました。前身車種のDBSがあまり活躍しなかったのと比べると『ゴールドフィンガー』のDB5並みに装備や活躍が充実してて好きなボンドカーの1台なのですが…残念(まあそもそもDBSよりV8の方が顔つき等もあって好きなので)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_(10629322725).jpg
あと序盤のコスコフ亡命の際にはC3系アウディ・200が登場しており、『ゴールドフィンガー』のDB5みたくナンバープレートを変える機能がついてました。

*『ゴールデンアイ』
前作(『消されたライセンス』)ではタンクローリーでのカーチェイスがあったもののボンドカーと呼べるようなクルマは登場してませんでしたがピアーズ・ブロスナン氏が5代目ボンドになった今作からBMWがスポンサーに付き同社が翌年に発売を控えていたE36/7系Z3ロードスター(下画像)が登場しました。
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Z3_Roadster_James_Bond_Edition.jpg
なお、当時映画公開記念特別仕様が発売されてたそうです。
これも割と好きな車種なのですが装備はあるものの全く使われておらずせいぜいキューバでボンドガールのナターリアを助手席に乗せたりしてたぐらいでその後でウェイドに渡してからは登場しませんでした。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Blenheim_Palace_Classic_Car_Show_(6093347112).jpg
これに関してはアストンマーチン愛好家による反発があったといわれているものの実際のところは不明ですが、実際に序盤に登場したシルバーのアストンマーチン・DB5の方がむしろ出番が多かった感はあります。といってもオープニング後にオナトップの赤いフェラーリ・F355GTS(上画像)と公道バトルしたりモナコのカジノ施設に向かう程度ですが。
同作で3度目となる登場ですが前2作と違いボンドのプライベートカーでナンバーも過去作が「BMT216A」(記事冒頭の画像参照)に対しこちらは「BMT214A」です。
ただMI6が競売にかけたのを購入したとの記憶があり、シャンパンクーラーやプリンター、伝言受信機を搭載してました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Aston_Martin_DB5_(GoldenEye)_front-left_National_Motor_Museum,_Beaulieu.jpg
でも一番出番が多かったのは寧ろT-54型戦車でしょう。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tank_T-54_in_Verkhnyaya_Pyshma.jpg
ナターリアが敵であるウルモフ将軍に車で連れ去られた際にボンドが同戦車で追いかけますが街中を暴走しいろいろ壊しまくってました(馬の銅像が戦車の頭に乗っかってからそれが後続車両に落ちるまでのくだりが面白いです)。なので地味に損害賠償が気にかかってましたw
その後ウルモフ将軍とオナトップ、ボンドの友人だったものの9年前の件で寝返ったアレック、連れ去られたナターリアを乗せた専用電車の前に立ちはだかり足止めさせてました。

(2021年10月13日追記)
戦車に疎いので知らなかったのですが、主砲に搭載されている排煙筒は実際のT-54戦車には搭載されていないようです。
また、『オクトパシー』で280Sが走行した場所と同じようです。

*『トゥモロー・ネバー・ダイ』
前作に続きBMWがスポンサーとなり本作ではグレーのE38系750iLが登場してました。
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:BMW_750iL_(Tomorrow_Never_Dies)_front-right_National_Motor_Museum,_Beaulieu.jpg
Q課の開発品としては現時点で唯一の4ドアセダンとなりますが前作のZ3と違い活躍が多く、立体駐車場で後部座席の窓から入って携帯で遠隔操作したり(そのシーンのために4ドアセダンを採用したとのこと)、まきびしを踏んでもタイヤが自己修復されたりサンルームからミサイルをぶっ放したりしてたのは割と印象深いです。まあ最後はエイビス(米国のレンタカーチェーン。同作でQは同社職員に化けており、750iLも同社のレンタカーってことにしていた)の店舗に突っ込んで「ダイナミック車返却」してましたが。
なお、この作品の影響で売り上げが上がったそうですがBMWのフラッグシップセダンであることを考えるとかなり気前の良い話です。まあ活躍してるから納得できます。
あと前作と同じアストンマーチン・DB5が登場してますが出番はかなり少ないです。

*『ワールド・イズ・ノット・イナフ』
3度目となる本作ではシルバーのE52系Z8が登場しました。
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:BMW_Z8_(The_World_Is_Not_Enough)_front-left-2_National_Motor_Museum,_Beaulieu.jpg
これを開発したのはQではなく厳密にはその後任であるR(なお、その呼び名はボンドがジョークで言ったもので実際はなんと呼ばれてるかは不明です。次作では3代目Qとして登場)なのですが2人乗りにもかかわらずカップホルダーが6つついてるといういらん機能がついてました。
また前々作のZ3ほどではないにせよ出番は少なく、移動手段に使った以外では遠隔操作で呼んで乗り込んだ後ミサイルでヘリを落としたものの直後別のヘリの大型チェーンソーで真っ二つにされてあっさり退場しました(「Qから叱られるぞ」とぼそっと呟いてたのは笑いました)。さらに悪いことに、これまでのタイアップで「5代目ボンドと言えばBMW」の印象を持ってる人が割といそうな気がするほどですが英国ローバー社の経営からBMWが撤退したことによりこの作品が最後となりました。
因みに実車は撮影時点で出来上がってないので精巧な張りぼてをシボレーコルベットに乗せたものが使われたそうです。

(2021年10月13日追記)
DB5も登場予定で登場シーンが撮影されていましたが、カットされています。

*『ダイ・アナザー・デイ』

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Amvanquish.jpg
Qの役者が変わった(前任者が役者引退&事故死しちゃったからなあ…)本作以降再びアストンマーチンがボンドカーとなり本作ではグレーのV12ヴァンキッシュが使われました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1957_Ford_Fairline_500_Skyliner.jpg
これに関しては1987年以降の親会社であるフォード・モーターが協賛しているからという背景もあるのかもしれませんが、ボンドがキューバで協力者から茶色の1957年型フェアレーン500スカイライナーを借りて乗ってたり

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jaguar_XKR_(Die_Another_Day)_front-left_National_Motor_Museum,_Beaulieu.jpg
敵のザオがボンドカーよろしく装備を積んでる緑のジャガーXKRコンバーチブルに乗ってボンドと戦ったり

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:04_Ford_Thunderbird_(8940582117).jpg
ボンドガールであるジンクスが当時の新型車種である赤い11代目ファイアーバードに乗ってたりします。それ以外にも

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ford_GT_-_Flickr_-_p_a_h_(4).jpg
序盤の基地にフォードGT40が置いてあったりランドローバーやボルボの車種が登場してます。
V12ヴァンキッシュ(通称「ヴァニッシュ」)に関しては一番の特徴はステルス機構でそれを活かしてましたがステルス起動中に敵の配下が気づかず同車に突っ込んで吹っ飛んだりサーモグラフでばれるわ攻撃を食らいまくって作動しなかったりしてました。まあそうでなかったら折角のクルマの出番がないですし最終的に正常に機能してたので無問題ですが。
それ以外にはスパイクタイヤやホーミング、グリルからミサイル、マシンガン、前2作にもあった遠隔操作、そしておなじみの座席射出機構があり敵の攻撃を食らって亀の子状態から復帰&攻撃回避する際に使ってたのが印象的です。その意味では前々作の750iLより活躍は多いかもしれませんし相手も重装備となると殊更引き立つ気がします。
XKRコンバーチブルに関しては序盤にも基地内に他の高級車と一緒にさり気無く停まってましたがアイスランドでヴァニッシュと互角に渡り合っていたのが個人的には大アリです(40周年&20作目記念で)。なお、機能としては熱センサー、ドアからロケラン、グリルからミサイル、迫真砲、FR→4WD改造があります。
最終的には氷の城の中で2台のカーチェイスが繰り広げられ両者ともにボロボロになりながらも最後はヴァニッシュがスパイクタイヤを活用し勝利しました。一方XKRの方はボンドの策にはまり池にドボン、ザオは氷柱の下敷きになりました。

(2021年10月13日追記)
ただ、これに関しては一部から「やりすぎ」と引く層もいるそうです…。
まあ、個人的には楽しいですがわからなくもないです。目が追い付かねえよ!

(2016年7月30日追記)
大分前になりますが漸く観られたので。ていうか心斎橋のBOOKOFFで見かけたときに買えばよかったです(難波の店舗で購入)。
*『ネバーセイ・ネバーアゲイン』

出典:https://www.bikebros.co.jp/catalog/2/83_19/
ボンドカーは登場しませんがボンドバイクと言って差し支えないものとしてヤマハ・XJ650ターボ(劇中では艶消しブラック)が搭乗しています。
劇中では流石Q課が手掛けただけあってをほぼ原形ないほどに改良が加えられ(このサイトを観るまで把握できてませんでした)、またメーター左側には赤・黄・青の3つのボタンが用意されています(赤はブーストっぽいですがそれ以外は未だ把握できてません)。
スペクターのエミリオ・ラルゴ(原作である『サンダーボール作戦』にも登場)の手下であるファティマを追うにあたりトラック荷台下の隙間をスライドしたり階段を昇り降りしたりした末にトンネル内で足掻くも敵のトラックの荷台に追い詰められますが荷台の中で180度方向転換しホイルスピンさせて加速、それから荷台が閉まる前に抜け出します。
そこから再びファティマを追うも追手が攻めますがブースト加速を用いて脱し、それから再びブースト加速で埠頭を乗り越え逃げた先に向かいますがそこで罠に引っ掛かってボンドが床に倒れバイクの方はそのまま壁にぶつかりました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Renault_5_TURBO_(8014525001).jpg
寧ろ敵の方がクルマを取り上げるにはいいかもしれません。
ファティマは1983年型ルノー・5ターボIIに搭乗していました。当時のWRC参戦車両の普及版である高性能車ですが、観たところオナトップかそれ以上に厄介(あと最期がある意味とんでもない)な女なのでこういったクルマが合ってるのかもしれません。
劇中では屋敷に向かう際にだけ用いられていますがチェイスシーンとあって性能がもろ発揮されています。あとほとんど無傷なので『美しき獲物たち』の11のような酷い扱いはされずに済んでます。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Dieppe,_Seine-Maritime_-_France_(6843558898).jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1977_Chevrolet_Camaro_Z28_(2493420434).jpg
追手の方は1975年型プジョー・604と1974年型シボレー・カマロに乗っていました。どっちかといえば前者の方がボンドバイクを小突いたりトンネル内で追い立ててたりと活躍していた感はありますが最終的にボンドがブースト加速を用いた際に急ブレーキをかけて2台玉突きとなり横転していました。

字数制限があるのでこの辺で。『カジノ・ロワイヤル』以降はこちらで。
Posted at 2021/10/13 19:51:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ
2021年09月11日 イイね!

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』登場車種まとめ(ネタばれ含む)

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』登場車種まとめ(ネタばれ含む)映画館で観たものの、吹替版はやってなかったので改めてレンタルして観ました。
個人的には結構好きですが、暴力描写は割と遠慮してない(特に終盤)ですし、主役のリックやクリフの人間性が割とアレに思えるので観る人は選ぶかもしれません。
ただ、暴力描写の点は個人的にはある意味痛快です。また、人間性に関してはアレでもプロ意識がないわけではなさそうですし、「まあ、あいつが指揮してた集団よりはましだよなあ…」ってなります(ただ、リックやクリフはともかく、ブルース・リー氏に関しては親族から「現実の彼はこんな人じゃない」と苦言を呈されていますしパンフレットにおいて町山智浩氏がタランティーノ監督にインタビューした際にも氏から不満が出ていました。これに関しては、生前のビデオや発言を見るに高慢な側面は実際にあったものっぽいと監督が町山氏に返しており、また個人的には「あれは現実のブルース・リー氏じゃなくて作中のだから」と納得していました)。
嘗ては名を馳せていたものの今や落ち目の俳優およびスタントマンが描かれていますが、ある意味これは当時の映画業界を懐かしむタランティーノ監督の思いの側面とともに、ひとりの若い女優の前途洋々さとの対比や現実において彼女を襲う事件の悲劇性を個人的には余計に感じるところです。

あの事件に関しては作品以前に偶然知っていましたが、なんとも胸糞が悪いです。一連の事件で犠牲となった方々や遺族だけでなく、自分の楽曲を聞いて凶行に及んだとされたビートルズからしてもたまったもんじゃないでしょう。
知らずに前の住人がいるものと思って襲撃したのか、劇中にあるように住人が変わっていると知っていて襲撃したのか、実際のところは当人のみぞ知るところです(2017年に亡くなってますし訊くことはかないませんが、僕は前者だと思っています)が、いずれにしても理不尽極まりないです。

タランティーノ監督が真に何を思ったかはわかりませんが、「せめて映画の中ででは…」とは思ってたのではないかという意見はあり、僕もおおむね同意です(そしてそれが個人的にはいい点だと思いました)。
いずれにせよ、終盤のあれは妙に印象に残ります(あの曲はもともと好きでしたが、あれでより印象に残りました)。

出典:https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=017310
あと、主役二人の関係性にブロマンスを感じたという意見もあります。
個人的にも納得ですし、その意味でふと『フォードVSフェラーリ』におけるシェルビーとマイルズの関係性が浮かびました(劇場観賞時はともかく、レンタル時には当該作品は観てるので。ちなみにそちらもレンタルしたので後日執筆予定です)。どちらも現実の出来事が下敷きとなっている共通点はありますし。
尤も、あちらの場合マイルズはともかくシェルビーはそこまでアレな感じは個人的にはないのに加え舞台となる年代はやや異なりますが(さらに言えばあちらは二人とも実在人物ですが、先述の文ではあくまで現実のではなく劇中の人物のことを言及したので敬称は省いてます)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:A172_(24193062889).jpg
本題に入ります。なお、劇中劇の登場車種は省きます。
リックの愛車として登場し、クリフが運転する車として黄色い1966年型キャデラック・クーペドゥビル(劇中でも字幕版では名前が登場しています)が登場しています。良くも悪くも当時のアメリカらしい車といえるもので僕も割といいなと思います。
リックを彼の自宅や撮影現場に送ったりしたほか、リックの『対決ランサー牧場』撮影の合間にはヒッピー少女のプッシーキャット(あれな響きがしますが置いときましょう)を彼女が仲間と暮らしているというスパーン牧場を送りますが、奇しくも彼にとって馴染み深い撮影所であったことから違和感を抱いたことから着くなり彼女の仲間を説得して牧場主のジョージ・スパーン(なお、ブルース・ダーン氏が演じていますが、元々はバート・レイノルズ氏が演じる予定が前年に他界したことから友人のダーン氏が演じる運びとなりました)と久々の再会を果たすと共に、ジョージが両目失明・記憶混濁した状態で監禁されかつ牧場がマンソン・ファミリーのコミュニティとなっていることを知ります(なお、クリフ云々はともかくとしてコミュニティにされていたこと自体は史実通りです)。
その後、ヒッピーらからヤジを飛ばされつつも帰ろうとしますがパンクさせられたことに気づくと嘲笑したクレム・グローガンをボコってタイヤ交換させたのでした(まあ、そりゃ切れますわ。ていうかわかってたことですがあいつら普通にどうかしてます)。
なお、ボコったことはチャールズ・マンソン(通称「チャーリー」)の耳にも入りましたが、彼の到着前にクリフは牧場を後にしてリックを迎えに行きました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:VW_Karmann_Ghia_Cabrio_(2014-09-13_7155).jpg
なお、クリフ自身の愛車は水色の1968年型フォルクスワーゲン・カルマンギアコンバーチブルで、自宅であるトレーラーハウスに帰る際に登場しました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:68_Lincoln_Continental_(7810753574).jpg
スタントマンコーディネーターのランディ・ミラーの妻であるジャネットの愛車として青い1968年型リンカーン・コンチネンタルが登場しますが、過去にクリフとブルース・リーとの間で喧嘩になった際にクリフがブルースを投げて右側が凹む事態となりました(これがクリフの活動を狭める遠因となります)。
そもそもとして人の車を傷つけるのがよくないのはいうまでもないですが、さらに言えば高級車(「リンカーン」はフォード・モーターの高級車部門のブランド)なだけに尚更な感があります。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1950_MG_TD_(932306839).jpg
ロマン・ポランスキーの愛車として黒の1950年型MG・TDが登場し、シャロン・テートを助手席に乗せてプレイボーイ・マンションで行われるパーティに向かっています。
いやはやおしゃれです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1969_Porsche_911_2.4.jpg
なお、シャロン自身の愛車は黒の1968年型ポルシェ・911Lスポルトマチック(ただし撮影に用いられたのは1973年型911S)で、自宅前に停められている他にはヒッチハイク中のプッシーキャットを乗せて談笑する場面がありました。
後の展開を考えると彼女が実行犯の一人でないとはいえ割と恐ろしい気もしなくはないです…。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1968_Pontiac_Firebird_(7974429089).jpg
シャロンの友人(というより元カレ。作中の現在でも未練があるためポランスキーがやらかすのを待つために夫妻と行動を共にしているとのこと)のジェイ・シブリングの愛車として黄色い1968年型ポンティアック・ファイアーバードが登場し、劇中では1969年8月8日夜に身重であるシャロンを含めた友人らとともにレストランに向かう際に用いられました。
なお、現実のシブリング氏は翌日の悲劇の犠牲者の一人です。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:67_Cadillac_Eldorado_(14275949112).jpg
1969年8月9日昼にシャロンの友人であるジョアンナ・ペティットが彼女のもとを訪れた際には薄緑色の1967年型キャデラック・フリートウッドエルドラドが用いられました。
なお、実際にこういう感じだったかは定かではないもののペティットさんがテートさんのもとを訪れたこと自体は史実通りです。

出典:https://www.barrett-jackson.com/Events/Event/Details/1959-FORD-GALAXIE-500-4-DOOR-HARDTOP-97243
チャーリーの指示でシャロン襲撃に向かったマンソン・ファミリーの面子であるテックス・ワトソン(通称「テックス」)、パトリシア・クレンウィンケル(通称「ケイティ」)、スーザン・アトキンス(通称「セイディ」。なお、2021年9月時点で彼女だけ鬼籍に入っています)、リンダ・カサビアン(通称「フラワーチャイルド」)が乗っていたのは黄色い1959年型フォード・フェアレーン500ギャラクシータウンセダン(一部錆びていますが、そういうところに無頓着なのがヒッピー的な面ということかもしれません)でしたが、あまりにもみすぼらしくノロノロと走っており排気音もミキサーをかけているリックでさえ気づくほど大きく少なくとも襲撃の時間帯には迷惑となるものであったことから泥酔状態の彼から恫喝を受け一時撤退、その後相手が『対決ランサー牧場』に出ていたリック・ダルトンであることに気づくと、「彼のような殺人する役柄を演じた西部劇スターこそが自分たちに殺人を教え込んだ張本人だし、殺しを教えた奴らを殺そう」という訳のわからない提案から標的を彼に変えると改めて徒歩で襲撃に向かうつもりがフラワーチャイルドだけ怖気づき忘れ物をしたと嘘をついて戻り乗って逃げたのでした。
結果的に戻らなかった3人はリックやクリフにより惨殺されてしまうので怖気ついて逃げたほうが正解だったこととなります。
その後は史実と異なり生存ルートを辿ったジェイやシャロンがリックを招くところで終わっておりその後どうなるかは描かれていませんが、まあもう襲撃してこないでしょう(なお、現実ではチャールズが事件から1週間と経たぬうちに逮捕されたものの証拠不十分で釈放された後、10月に別のメンバーが逮捕された際にファミリーの悪行を告白したことで芋づる式に改めて実行犯ともどもチャールズも逮捕されています)。

以上となります。
Posted at 2021/09/11 00:52:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | クルマ

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「なんか肺に違和感が…。それ以外の異変は今のところなさげだけど。
かかりつけの病院はやってないしどうしたものか。」
何シテル?   08/17 18:42
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