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あぶない特命係の青島/いいこまのブログ一覧

2024年07月16日 イイね!

あぶ刑事捜査車両の変遷(ネタバレ含む)

あぶ刑事捜査車両の変遷(ネタバレ含む)※2016年1月27日に書いたものを何度か加筆・編集し日付を変更してます。
あと車以外ならこちらの方も。
間違いあれば指摘のほどよろしくお願いいたします。

『さらば あぶない刑事』公開ということで捜査車両に関して纏めてみます。主に主役二人の方についてですがそれ以外も書く予定で。
因みに画像の殆どはWikipediaからの引用です。

ドラマ1作目~『もっともあぶない刑事』(以下「映画3作目」)に関しては他のメーカーの車種も登場してましたが日産自動車提供とあってほとんどすべて同社製品が捜査車両に用いられていました。『西部警察』やテレ朝水曜9時ドラマもあって「刑事ドラマと言えば日産」のイメージを形成するには十分かも、と思います。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Model_car_of_Minato_303.JPG
その中でも一番印象的なのはやはりドラマ1作目と『もっとあぶない刑事』(以下「ドラマ2作目」)1~4話で登場したゴールドツートン・「横浜33 も 54-17」ナンバーのF31前期型レパードアルティマ(いわゆる「港303号」。「港5号」「港3号」と呼ばれていることも)でしょう。枚挙に暇がないほど活躍してたので挙げきれないのですが大下さんが運転席、鷹山さんが助手席に座ってカーアクションってイメージが強いです。

それ以外でもF31前期型レパードに関していえばドラマ1作目13話や映画1作目で青い個体が登場しており、前者は「愛媛56 ゆ 61-41」ナンバーのXS-IIでいつもの癖で「港…」と言いかける描写があり後者は「横浜33 も 54-19」 ナンバーのアルティマでそこそこ活躍してました。まあ、それぐらいですが。
因みに映画版の方はゴールドの個体を使うつもりが無理だったから青色になったとか。あと、マガジンでは後期型となっていますが実際は前期型です(そもそも後期型の販売は1988年8月から)。
なお、CMに使われていた広報車と同じもので、当時テレビ朝日系列水曜21時枠で放送されていた『大都会25時』でも用いられていたそうです(但しナンバーは異なるとのこと)。
また、『またまたあぶない刑事』(以下「映画2作目」)でもゴールドツートンの個体は登場しそこそこ活躍を見せてましたがそちらは「横浜33 に 47-53」ナンバーです。なお、撮影には2台用いられたそうですが片方はテレビシリーズでも用いられたもので後にドラマ2作目でも用いられました。もう片方は被弾時の撮影のために白い個体をわざわざツートンに塗ったものでよく見るとツヤが異なります。
序盤で片輪走行しそこから暫く修理し430系セドリックに乗ってましたが横転(しかもその状態で暫く滑る)・大破したこともあってその後再度活躍し終盤で相手の銃撃で左サイドが穴だらけになってたのが印象的です。

(2024年6月20日追記)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_CEDRIC_4door_Hard-Top_200E_(E-V430-L20E)_front.jpg
余談ながら、430系に関してはセドリックと書きましたがグロリアの可能性もあるようです(これに関しては撮影に際して前期型と後期型を使い分けていたのですが、前期型においてはフロントグリルがセドリックの仕様でリア回りがグロリアの仕様だったそうです。因みに画像はセドリックのほうですが、劇中に登場してたのは黒です)。
同車両に関してはその後は二人が捜査から手を引く条件で手にした2億円がトランクの中に詰められていましたが、ラストではスクラップ工場に持っていかれた上に磁石でくっつけられ持ち上げられた際にトランクが開いて中の紙幣がばら撒かれる状態となっていました(その際には二人は劇場版1作目ラストよろしく車両にぶら下がっていました)。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_LEOPARD_Ultima_V30_TWINCAM_TURBO_(E-UF31)_ver.Minato_302_(3).jpg
それ以外ではドラマ2作目第5話~映画3作目で登場した青ツートン・「横浜33 の 45-05」ナンバーの後期型アルティマ(いわゆる「港302号」)も有名な気がします。
ドラマ2作目最終回では犯人に奪われペンキまみれになって洗車機にかけられたと思ったら終盤では銃撃戦でガラスが破損していましたが後で元通りになってました。が、映画3作目では影が薄かったです…。

(2024年7月1日追記)
画像をミニカーでなくららぽーと横浜で2024年6月9~23日に展示された実車(撮影に用いられた車両かレプリカの何方かはわかりませんでした)のものに変更しました。
(2024年7月16日追記)
最終回『一気』観て確認したところ、ガラス破損だけでなくエンジンも被弾していたようです。

ほかにはセドリック・グロリアのY30型・Y31型やR31型スカイライン、A31型セフィーロ、捜査車両ではないですがZ31型フェアレディZや3代目フォード・マスタングコンバーチブルが印象的です。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan-CedricY30Standard.JPG

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_Cedric_V-20_Twin_Cam_Turbo_Gran_Turismo_SV.jpg
Y31型グロリア(なおナンバーは「横浜77 つ 37-10」ですが、『相棒』シーズン7~10に登場していた黒いR35型GT-Rが「練馬331 に 37-10」なのはこれを意識したのではと指摘されることがあります。但しこちらに関しては「湊」のもじりの可能性も指摘されています)に関しては映画3作目で吉井さんと田中さんが護送車両に用いていましたが鷹山さんと大下さんが奪った(尤も、それがなければ黒幕に襲撃されるところでした)末にやけにテンションの高い若者2人組の乗るポンティアック・トランザム(下写真。劇中では黒)と車両を交換してたのが記憶にあります。
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Pontiac_Firebird_Trans_Am_1976_(7899601580).jpg
なお、そのトランザムは劇中では『There Oughta be a Law』をバックに大量のパトカーとカーチェイスを繰り広げた末に廃車となりました。

あのシーンは何度も観てるのに「頼む…逃げ切ってくれっ!」って観る度になってしまうなあ…。ましてや見守る近藤課長の姿がもう。

余談ですが、同曲の歌詞違いが『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』後期OPである「Men of Destiny」とのことです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1988_Nissan_Skyline_(R31)_Silhouette_sedan_(26385699922).jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1988_Nissan_Skyline_GTS-X,_front_right_(NZ).jpg
スカイラインに関しては仲村トオル氏演じる町田さんがグレーの個体を運転してたり映画3作目ではガンメタの個体(港306)が銃撃を食らってフロントガラスに大穴があいてたのとドラマ2作目11話で2ドア仕様と4ドア仕様が登場してたのが印象にあります。

(2024年6月20日追記)
R31型スカイラインに関してはその翌年から販売開始されたF31型レパードが基本設計を共有する姉妹車種なのでその兼ね合いもあるかもしれません(出た時期は兎も角車両クラス的にはレパードが姉でスカイラインが妹といったところでしょう)。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1988-1990_Nissan_Cefiro_(A31)_sedan_02.jpg
セフィーロに関してはスカイラインに代わって町田さんが運転してましたが彼の私用車の設定なのかもなあ、と思ってしまいます。女子大生のナンパの時に使ってましたし。

その後のシーンで盗まれた際に井上陽水氏出演のCMに準え「僕のくうねるあそぶが…」と言ってました。

(2024年7月5日追記)
当該エピソード(18話『魅惑』)やってたので確認したら「よりによって僕のくうねるあそぶですよ」「お元気ですかなんて言ってらんないよ」でした。
なお、静岡でエンコを起こして乗り捨てられました。

映画3作目でも殺し屋を追う大下さんのところに証拠となる銃弾を持ってきた町田さんのくだりではスピンターンを魅せていたり(因みによく観るとモブにも1台居ます。使いまわしたように見えますが影の所為か色味が違う気もします)、後半では大下さんと鷹山さんを捜索する際に吉井さんと田中さんが搭乗し捜査車両が見つかったと通達が来るや運転する吉井さんが張り切っていたりとそこそこの活躍を見せていました(正直、レパードより影が濃かった感があります)。なお、ドラマ2作目では港306、映画3作目だと港305となっていますが、コールサインが違うだけで設定上は同一車両といったところでしょう。

(2024年6月15日追記)
レパードに関する記事でも書きましたが、A31型セフィーロに関しては取扱店舗やスカイライン(但しR31型ではなくセフィーロの翌年に登場するR32型)の姉妹車である関係からF30型レパードの4ドア仕様の受け皿とされることもあり、起用に際してそうした背景もあったのかもしれません(先述のR31型スカイラインの要領で言えばクラス的にも登場時期的にもレパードが姉でセフィーロが妹。あとレパードに関してはグレードによってはセフィーロより全長が長かったり…)。
なお現実においてもA31型セフィーロは警察車両に採用されていますが、あぶ刑事のおかげの説もあるそうです(どの時期まで用いられていたかは不明ですが、少なくとも1995年に当時のオウム真理教一斉捜査のニュースにおいて映りこんでいるのが確認されていたりします)。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_300_ZX_(8490940358).jpg
フェアレディZ(画像は国外仕様の300ZX)に関しては木の実ナナさん演じる松村課長が映画1作目で乗ってましたがあとはドラマ2作目初回のモブぐらいでした。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:83_Ford_Mustang_(5995792865).jpg
3代目マスタングに関しては映画2作目で松村課長のクルマとして登場したぐらいですが何か印象に残ってます。

出典:https://gazoo.com/column/daily/17/03/07/
その他では劇場版3作目ではGC240系シビリアンの護送車仕様も印象に残っています。
劇中では下手な変装をした薫さんが2人に貸して重要参考人を匿うのに使われるのですが、最も印象的だったのは2人が町田さんに遺言めいた言葉を残し、銃弾を受けつつも検問に突っ込み横転するシーンと言えるでしょう…。町田さんの「やだなぁ、なんかもう会えないみたいじゃないですか」発言が卑怯すぎます…。ましてや完結のつもりで制作したのかテーマソングが物凄く切ないからまた。


(2024年5月25日追記)
因みに同曲は『帰ってきたあぶない刑事』では嘗て鷹山さんや大下さんと付き合いのあった女性歌手の思い出の曲として用いられていました。
アレはアレで個人的には普通に素晴らしかったです。何より用いてくれたのが有難いですし、劇伴に中には同曲をもとにしたようなのもちょくちょくありました。

『あぶない刑事リターンズ』(以下「映画4作目」)『あぶない刑事フォーエヴァーTHEMOVIE』(以下映画5作目)では三菱自動車提供となりました。
映画4作目においては

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mitsubishi_RVR_Sports_Gear_2.0_TD_4WD_1993_(17145502176).jpg
RVRが町田さんと関口知宏氏演じる虎井の捜査車両として登場し途中レッカー移動されてたことや

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mitsubishi_Delica_Star_Wagon_303.JPG
終盤で小林稔侍氏演じる深町課長が銃火器を載せたデリカスターワゴン4WDで現れたりしてたのが印象的です。が、劇中設定では倉庫爆発で大破したそうで(ていうかそんな状況であの二人は頑丈過ぎだw)。
なお、白黒パトカーは劇中車レンタル会社の都合でトヨタが多数で日産は少数となりました。
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:164-Super-TS-21.jpg

主役となる捜査車両はフィアットアンドアルファ・ロメオ・モータース・ジャパン(後のStellantisジャパン)の提供により白のアルファロメオ・164となっており、主役車両としては初の4ドアセダン&左ハンドルです。しかも防弾仕様と来たからすごいです。
なお、実車は撮影終了後に視聴者プレゼントとなったようです。

(2016年6月18日追記)
今更ながら、三菱自動車が2016年度中に日産自動車の事実上傘下になるときいて驚いたのですがその時ふと「勿論偶然だろうけどそれを考えると日産とつくづく縁があるんだな」と思いました。
とりあえず、日産が三菱の技術を潰すような真似をしないことを祈りますが…。
(2017年11月17日追記)
その日産も別の意味で「やっちゃえ」してしまいましたね…。

『あぶない刑事フォーエヴァーTVスペシャル』では金曜ロードショー枠での放送ということもあってマツダが提供してた他に当時の提携先であるフォードから4代目マスタングコンバーチブルが提供されていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:94-98_Ford_Mustang_convertible.jpg
映画2作目の3代目マスタングと同じく松村課長のクルマです(だから起用されたのもあるのでしょうが)。また幌の下に銃火器を忍ばせていたのでそこから武器を取り出し永澤俊矢さん演じる城島に応戦していました。
大下さんが運転し幌に腰かけ松村課長が発砲してるのは個人的に割と絵になってたかと。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ghibli2av.jpg
主役となる捜査車両は輸入代理店のコーンズ・イタリア(のちの「コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド」)の提供で2代目マセラティ・ギブリとなりました。ノッチバッククーペなので「若干レパードを意識したのかな」と感じたことがありますがこじつけと言われても文句は言えないですし実際のところ偶然でしょう。
劇中では主役二人だけでなくベンガルさん演じる田中刑事らも途中で乗ってた記憶がありますが目を離した隙に主役二人が奪ってました。
なお、ナンバーは「横浜34た10-06」 ですがこれは映画4作目のアルファロメオ・164も全く同じです。

『まだまだあぶない刑事』(以下「映画6作目」)では前作に引き続きコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが提供を続けたこともあり5代目マセラティ・クアトロポルテが主役となる捜査車両となりました。
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Maserati_Quattroporte_(IAA_2005).jpg

出番はそこそこあり、田中哲司氏演じる尾藤からの銃撃を避け走行したりといった活躍がありましたがそれ以外では特に印象的なものはあまりなかったような…。まあ好きな車種の一つなので登場は俺得です(それだけに『MOZU』において東の愛車で登場したときは「おおっ」となりました)しエンジン音(フェラーリ・F430のものと基本が一緒ですし)は素晴らしかったですが。
なお、ナンバーは 「横浜300さ40-32」 ですが横浜じゃなく品川なら『PS -羅生門-』実写版に登場した日産・フーガのナンバーとなるようです。同ドラマは未見なのでどんな感じかはわかりませんが。因みに舘ひろし氏はそちらでは黒田勘太警部補役で出演しています。

で、ここから『さらば あぶない刑事』に関して。

これまでが荒唐無稽の度合いがやりすぎ気味(これまでのと比べて窮地が窮地に感じられないのもありますし)だったことや最終作であることから原点回帰にシフトした(といっても完全に荒唐無稽でなくなったわけではありません)ことに加え、トミーテックが脚本家から作品の復活を聞かされ働きかけたことがきっかけで日産自動車の提供が復活しました。

その力の入れ具合は紹介動画を作るほどですし、2016年1月13日から2月29日にかけて本社ギャラリーでも劇中車の車両展示がなされています。
ただし日によって展示されてないことがあったり、またパトランプが装着されてたりされてなかったりするようで、自分が24日に観に行って撮影しに行った際、NV200タクシーの展示がされてない日だというのを失念してました。(´・ω・`)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_NV200_TAXI_(DBA-M20)_Ver.Saraba_Abunai_Deka_(3).JPG
まあ劇中に登場するのとほぼ同仕様の車両がいくつかあったので問題ないですが。
なお、NV200タクシーは港署前で夕輝壽太氏演じるディーノ・カトウを乗せる程度の活躍ですが纏め動画でも紹介されてますし本社ギャラリーでも展示されています。
で、話を戻しますが纏め動画を観る限り劇中ではR34型スカイラインセダンとV37型スカイラインハイブリッドが港署の捜査車両として登場しています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_skyline_hr34_sedangt_1_f.jpg
前者は闘竜会に殴り込みに行った際に乗り付けていました。ドンパチ合戦で銃弾を食らってたほか、RV車と接触しながら交戦した末にバイクに乗った人物(恐らく吉川晃司氏演じるキョウイチ・ガルシア)の発砲で横転してました。まあ横転なんてあぶ刑事じゃよくあることだから(確信)。
なお、観賞時点では知らなかったことですがナンバーは「横浜303 の 94-19」となっておりドラマ2作目や劇場版3作目に登場したスカイライン(コールサインこそ前車は港305、後車は港306と別ですがどちらもナンバーは「横浜54 の 94-19」)を彷彿とさせるものとなっています。
また、撮影に関しては2リッターエンジン・5MTモデルを2台使っており、1台は純正ホイールが、もう1台は社外ホイールを装着しておりそちらは横転のシーンに用いられたそうです。

(2024年5月25日追記)
すみません、2.5リッター 4AT仕様(純正ホイール)と2リッター 5MT仕様(社外ホイール装着、トランクに凹みあり)とのことです。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_Skyline_350GT_Hybrid_Type_P.jpg
後車は港署から発車してたりしてたぐらいにモブです。てっきり先述のNV200タクシーを追跡するのかと思ってましたが違ってました。
なお、このシーンでは広報車両が使われてますが元々の車両のデビューが2014年のためか展示はされてないです。ただ、違うグレードの奴なら時たま展示されます。
ほかに主役となる捜査車両として

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_GT-R_Premium_Edition_MY2014_ver.Saraba_Abunai_Deka_(1).JPG
R35型GT-Rが登場します。朝の情報番組とかで取りあげられる際にちらちら映っており、日産公式でも本社ギャラリーで展示されたりしてます。

まあ1月28日~2月1日は銀座の方で展示されてたようですが。因みにV37型スカイライン同様広報車が使われており、ナンバーもそのまま用いられています。
設定としては新車導入されてることとなってるので配車係が勝手に持っていかれてあたふたしています(ましてや1000万円以上する)がこれが一番出番が多かったと思います。

(2016年6月18日追記)
2017年モデルがこの時点で発表されていればもしかするとそちらが採用されてたのかな、と思いますが過ぎたことなので何とも言えないです。
まあそれはさておき、元々好きな車種なので採用はそもそも俺得だったのですが、それだけでなく日産の現行車両ではという意味合いでF31型レパードとポジション的に被るといえるのかもしれないのでその意味でも採用は正解だったのかもしれません。
何しろ2ドアクーペですし性能も元々の車両の性格上普段使いでは不要ともいえる位に高く、さらに価格が先述の通りグレードによっては1000万円を超える上に劇中で用いられたのは本革インテリアのオプション付き(因みに2010年~2013年に存在した上級グレードである「EGOIST」が実質前身)ということで完全にラグジュアリーな方向に振ってましたから。

そして

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Model_car_of_Nissan_LEOPARD_Ultima_MY1987_ver.Saraba_Abunai_Deka.JPG
あぶ刑事の代名詞でもあるゴールドツートンのF31前期型レパードも登場します。情報番組では港303号と港302号のミニカーが大下さんのデスクの上にあったのが映ってた(ドラマ1作目の項目の画像参照。纏め動画でも登場)ものの実車は映ってなかったので登場しないと思いきや公式予告で登場したので「おおおお!」となりましたし纏め動画でもしっかり取り上げられていました。
ナンバーは「横浜302 の 45-05」となっており車体は港303号、ナンバーは港302号をオマージュしたものとなっています。町田さんが用意したものでメンテナンスもしっかりしてるそうですが…いやはや大下さんの「昔の恋人に出会った気分だぜ」の台詞が粋です。
登場したのが終盤なのでGT-Rと比べると活躍は薄いですが登場し横浜の街並みを走っていくだけでも意義があるかと。しかもケツ振った走りしてましたから往年の活躍が少し思い出されます(なお、GT-Rは構造上そのままではケツを振った走行は無理だったような記憶があります)。
結果的には大下さんの運転する捜査車両としてはこれがシリーズ全体で最後となる(捜査車両以外ではゴルフカート)のでゴールドツートンのF31前期型レパードに始まりそして終わった感じです。TV1作目初回はいきなりレパードが映って始まったので。
まさかないとは思いますがニュージーランドに持っていってたら面白そうです。日本同様左側通行だからそういう意味での問題はまあないですが。
因みにGT-R同様こちらも(というよりこちらがメイン)日産グローバル本社ギャラリーで展示されていますがそれ以前にも1月2日~6日まで京急上大岡駅で展示されていました。いやあこれが生で拝めたのは私事ながら横浜まで向かった甲斐がありましたよ。
なお、撮影では2台の車両を使い分けており走行に使ったのは質の悪い方みたいで展示されてるのが良い方です。そのためか一部の媒体ではよく見るとナンバーが「名古屋504 そ 79-94」となっていますが、5ナンバーなのは本来のグレードがXS-IIでそこにアルティマのパーツを付けたためです。
また、車両自体は東映の用意したものですがそもそも日産側としては新車のみの登場としてほしかったそうで説得して実現した感じの様です。またそれが決まったことで脚本も一部変更されたそうです。
出番が少なかったのはそのためかもしや…。あとライムスターの宇多丸氏も演出が下手糞と評してましたが、自分は然程気にならなかったものの「宇多丸さんの提案した演出だったらなお良かったろうな」感はあります。
これに関していえば突貫工事な面はあったのかもしれませんが氏が『進撃の巨人前編』評でも述べてたように免罪符にならないのも事実なのかもしれません…。ただ、それでもレパードの姿を拝めたのはよかったですし、宇多丸氏が「スカイフォールにおけるアストンマーチン」と述べておられたのは「おおっ」と思います。ホントそれぐらいの意味合いを持つクルマだって自分は感じてるので。それに同じことを考える人が多いのかレパードに乗って会場に現れたエキストラの方もおられたそうですし。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2018_Nissan_Fairlady_Z_Nismo.jpg
なお、捜査車両以外ではZ34型フェアレディZニスモが動画を観る限り定年退職後にラーメン屋をやってる田中刑事の屋台のシーンで登場しています。
降りてきたのは映画6作目で署長に昇進しその後NPO法人「横浜港を守る会」会長となった松村会長で、二人に頼まれてた情報を伝えに来てましたがある意味映画1作目のオマージュかもしれません(但しそちらは先述画像のとおり赤)。

ここまで振り返って「どれも好きだやはり一番は日産車だな」と改めて思いました。
だから尚更思うんです。宇多丸さんが「マセラティ乗ってきたけどやはりレパードだ」って感じのを提案されてたのが相当同意できますし他にも同意できるファンの方は多いのではないかと。無論今更言ってもしょうがないですし十分納得してるのにいうのも見苦しいですから。

あ、それとクルマネタではないですが

エンディングで『冷たい太陽』が用いられるとのことでこれが再現されるのならホントにうれしい限りと思ってたものの実際にはなされませんでしたがオマージュがあった上に過去作のシーンが拝めたのはよかったです。近藤課長への敬意も払われてましたし。

あと『RUNNING SHOT』もリミックスバージョンですが川沿いでの追跡で用いられていました。
過去作でも映画2作目とドラマ2作目を除いて使われてた(因みに個人的には映画4作目までのが特に好きです。いや5~7作目のもアレはアレでいいと思いますが)ので「恒例」のような意味合いの方が近いと言えるでしょうがよかったです。

以上ですが編集でなんか文章がぐちゃぐちゃになったかも…。すみません。

(2024年6月20日追記)
『帰ってきたあぶない刑事』に関しては5月25日に観賞し、それから暫くしてこちらの記事内で書いたのですが、書くことが増えていった結果文字数制限に引っかかりました。
なので別記事にします。
Posted at 2024/06/20 23:22:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ
2024年07月01日 イイね!

『帰ってきたあぶない刑事』捜査車両に関して(ネタばれ含む)

『帰ってきたあぶない刑事』捜査車両に関して(ネタばれ含む)『帰ってきたあぶない刑事』5月25日に舞台挨拶中継付きの回観てきたので書きます(ドラマ1作目~『さらば』まではこちら。文字数制限引っかかったので『帰ってきた』だけ別記事の形となりました)。
率直に感想を言えば、「前作でもきれいに終わってはいたけど、本作のほうが良かった!」
38年経ても鷹山さんと大下さんと町田さんと薫さんの関係性がずっと変わらないことが本当に素晴らしいことだとつくづく思います。例えば町田さんは二人がいない前だとガツンと言ってやると思っててもいざ本人たちを前にすると「トロい動物」「プリティー町田」に戻ってましたから(ただその一方でいざという時の対応は『もっとも』等での近藤課長を彷彿とさせてくれてよかったです)。そして薫さんは相変わらずの暴走特急ぶりでした(それでも台本通りみたいですが)。

(以上は劇中使用曲の元曲のほうです)
また過去作を観ていたら懐かしいと感じさせる演出(オープニングとエンディング、BGMはTVドラマ版のアレンジでしたし、先述してますが『Where do you go from here?』がいい使われ方をしてました。また、過去の映像が用いられていたのでその意味では初見でも問題はないかもしれませんが、それでも極力観て実際の空気感がどういうものだったか感じてもらいたいです)があって良かったです。
ていうか『もっと』のエンディングの映像見当たらなかったです(曲が『翼を拡げて』になってるだけで赤レンガ倉庫前を走ってジャンプする映像自体は1作目と一緒ですが。そして本作では『さらば』以上に再現されていてよかったです)。
『まだまだ』あたりから主役二人が年齢を重ね老いを感じ始める中で周りに若い層が増えてきたことがネタも交えて描かれ出すようになっていますが、本作の場合はそれでも若手刑事の尾行を撒いたり傭兵の襲撃時に若手に指南して立ち向かえるようにしたりと「老いてもなお衰えたわけでない」様を見せていました(このあたりに関しては若手刑事に見向きもされていない『さらば』よりも若手からは最初こそおっさんと見くびっていたけど最終的に認めた節のある『まだまだ』に近いところはあるかもしれません)。ていうか片方に関しては土方歳三の中の人だしなあ。
まあ、語りたいことはいろいろありますが本題に入ります。長くなったら書けなくなるので。なお、二人の移動車両と捜査車両以外は書いてません。
今回はこれまでの劇場公開作品と違いメーカーからの車両提供はなく1台を除き劇用車会社からの提供となっています(劇中で破損する車両に関しては用意したのは東映側と思われます)。
前作のような日産自動車の車両提供がないのは何とも惜しまれます。ただ、意図したか偶然かは定かではないものの土屋太鳳さん演じる依頼人の永峰彩夏がみなとみらい大橋を南下するシーンにおいて右側に日産自動車グローバル本社が映ってます。

出典:https://www.opencar.jp/bmw330ci_cabriolet_msp_26u29.htm
ニュージーランドでトラブルを起こして出禁となり横浜に戻って探偵事務所を開設した鷹山さんと大下さんが足車にしてるのは銀色のE46/2C系BMW・330Ci Mスポーツカブリオレです。
劇中では冒頭から『She’s So Good』をBGMにベイブリッジを渡ってから埠頭に停まっていたほか、彩夏が登場してからは彼女を助手席に乗せて宝石店に向かったりその帰途ホテルエントランス前で岸谷五朗氏演じる劉飛龍の配下による襲撃を受けた際には配下を撥ねたりサイドターンを繰り出し逃げたりしましたがその途中でガス欠を起こしてレッカーされる事態となりました(BGMの『RUNNING SHOT』が遅くなるのは笑いました。因みにグレードにもよりますがE46/2C型の場合だと約7.5~9.3km/lとのことです)。
それでもその後も最後まで使い続けており鷹山さんと合流してからは彩夏を後部座席に乗せることもありました。
なお、この車両を使うことになったのは冒頭から主役二人を映したかった事と3人乗せる状況を想定したためとのことです。
もしや途中で大破するんじゃと思いましたがそんなことはなかったです(なお、劇中ではずっと幌は開けっ放しでした)。これに関しては実際の車両が劇用車企業である「ワンダーフォーゲル」(『ドライブ・マイ・カー』のサーブ900の提供元といえばわかるかもしれません)所有の車両だからという背景があるからでしょう。また、近年の警察の規制厳格化で模造ナンバーを使用して公道走行したうえで撮影を行うのが実質不可能となったこともあって素の車両の「多摩303 む 65-93」ナンバーが用いられているそうです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:180Crown-unmarkedcarLED.jpg
鷹山さんに大下さん、薫さんに彩夏、町田さんの部下が敵と遭遇したバー・カプリアイランド(因みに知りませんでしたが元ネタはあぶ刑事ドラマ版監督を務めたことのある西村潔監督が手掛け柴田恭兵氏も出演した『大追跡』17話に登場したバーとのことです)に町田さんが向かう際には黒のS180型トヨタ・クラウン(何故かS210型と間違えてましたが後で調べてわかりました)に乗っていましたが、道中カプリアイランドから逃げる薫さんと接触してしまいました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toyota_MARK_X_250G_(X120)_front.JPG

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jeep-Grand-Cherokee-WK.jpg
またそれ以外の捜査車両として銀色のX120型トヨタ・マークXが登場し、終盤早乙女太一氏演じるベンチャー企業社長で『もっとも』における銀星会会長である前尾源次郎の息子である海堂巧の一味の搭乗する黒のWH系ジープ・グランドチェロキーに接触して横転させていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2009_Toyota_Mark-X_03.jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2008_Toyota_Crown-Royal_01.jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_SKYLINE_250GT_(V36).JPG

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Patrol_car2.jpg
なお、それ以外に捜査車両として登場したのは銀のX130系トヨタ・マークX 250G、白黒警察車両としてはS200型トヨタ・クラウン、V36型日産・スカイライン(劇用車会社である「インペリアル」所有車両。これに関しては他の作品でもちょいちょい見かけます)、E24型日産・キャラバンが登場していたようですが、たぶんX130系マークXはV36型スカイラインと見間違えてた&それ以外は気づいてなかったという感じです。
キャラバンに関してはその次のE25系以降ならともかくE24系は現実でも見かけることが少ないだけになかなかレアな気がします(それでも映画だと『お前の罪を自白しろ』にも登場してたりしますが)。

(2024年7月1日追記)
因みにS180型クラウンとX130型マークXに関しては本作と同じく原廣利監督が手掛けた6月21日公開の映画『朽ちないサクラ』においても登場していますが、同一個体かは不明です。
ただ後者に関しては作中で大破していることに加えおそらくナンバーが架空のものを用いている(地名自体が架空の為)ため劇用車会社のレンタルではない別個体かもしれません。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_LEOPARD_Ultima_MY1987_ver.Saraba_Abunai_Deka_(3).JPG
そして忘れてはならないのはゴールド・グレーのツートンのF31型前期型日産・レパードアルティマでしょう。
劇中では町田さんがトランクに重火器類を詰めた状態で二人のもとまで運転して持って行った後、大下さんが彩夏が拉致された本牧埠頭のコンテナターミナルまで乗っていました。それから彩夏の母親の被弾に気づくと敵の発砲を受けつつも車内から敵に発砲していました(この時、後輪ホイルスピンしていました)。
前作のレパードもですが、横浜港署の覆面車両の設定のようです。販売期間が1986年2月~1988年8月(後期型も含めれば1992年8月ですが前期型なので)の車両なだけに今でも用いてるのがとんでもないです(でもこの作品に関してはそれがいい)。
撮影に際してはこの車両だけが個人所有車両を用いている(絶版車両であることから日産自動車側よりも個人所有車両を当たったほうが早いため)のですが、所有者の方の所有時点で車両の外装(グレードも『さらば』と違い本当に「アルティマ」グレードです)・内装のカラーリングが過去作のレパードと同様(但し劇用車との相違としてサンルーフ付き車両であり、所有者の方もその点を惜しんでいるとのこと)ではあった物の元々作品と無関係に車両維持するつもりだったことからカスタムしていたのが、東映側からF31型レパードを扱う専門店に車両仕様の連絡が入りそこから条件の合致する車両を入手していた所有者の方に話が来たことでノーマル仕様に戻したそうです。その際には全部品を1986年型のものに換えており(車両自体は1987年型)、仲村トオル氏いわく「ここまで再現されると、感動を通り越して気持ち悪いです(笑)」(賞賛)とのことです。
また面白いのがナンバーに関しては先述の330Ciカブリオレの項でも述べたように素の車両のナンバーを用いることになる(『さらば』迄の個体は模造ナンバーなので素のナンバーを用いたレパードが登場したのは今作が初です)のですが、所有者の方がかつての港303号と同じ「54-17」のナンバーを希望したところ、「横浜333 も 54-17」となったのでした。
殆どの方がご存じでしょうが、希望ナンバーは下4桁は兎も角分類番号や平仮名部分は所有者側で決められるものではないので完全に偶然です(或いは横浜陸運支局側が気を利かせ調整したとかなら担当の方がGJです。そうでなく本当に偶然なら神様の賜物と言えるでしょう)。
なお、本作の制作発表の会場や2024年2月17日~2月18日にパシフィコ横浜で開催された「Nostalgic 2days」等においてもこの車両は展示されていました。
Posted at 2024/06/20 23:31:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ
2024年05月22日 イイね!

日産レパードについて

※元は2016年7月7日の記事です。

私事もあって暫く更新がご無沙汰状態でしたが、「たまには映画関連以外も」って思ってましたし、ふと書き纏めたくなったので。と言っても知識量は比較的少なめで間違いがあるかもしれないのでどなたか指摘をいただければありがたいです。

まず源流について。
かつての日産店(後のブルーステージ)の主要車種であった1971~1976年に販売された610型ダットサン・ブルーバードUの上級仕様で直列6気筒エンジンを搭載するブルーバードU 2000GT(通称「サメブル」)に端を発しています。

その後1976年に810型にフルモデルチェンジしてからも直6エンジン搭載の上級仕様としてブルーバード2000G6が存在していました。

しかし1979年に910型にフルモデルチェンジした際に直6エンジン搭載モデルが廃止されるのですが、その翌年10月に910型ブルーバードをベースにホイールベースを拡大した北米向け車種であるG910型マキシマを基とするF30型レパードが登場、これが実質的な後継車種となります。

その縁もあってCMキャラクターは810型のCMにも出演した加山雄三さんでした。またそのこともあって1981年の『帰ってきた若大将』でも登場しニューヨークの街を走っていたそうですが、同車はアメリカで販売されている車種ではなかったので割と無理はあるようです。
それにしても'80年代前半だから無理もないですがCMが割と時代を感じます…。まあ「技術の日産」は最近も掲げてますが
あと、後述するTR-Xの方はアメリカを意識してるのね。

また日産店だけでなくチェリー店(後のプリンス店→レッドステージ)でも取り扱いされそちらは「レパードTR-X(トライエックス)」と名付けられました。なお、「TR-X」の由来は上に載せたCMでも述べられてますが「Technology Roman-X(技術、ロマン、未知)」からとのことです。なお、読みは「トライエックス」ではなく「ティーアールエックス」ですが後にY33型シーマのグレード名でも用いられています。
無印の方との違いはヘッドライトが無印の方は異型なのに対しTR-Xは角型4灯式となっていることぐらいでしょうが、歴代において唯一姉妹車が存在しかつボディタイプが2ドア、4ドア両方存在F30型においてCMを観る限りでは無印の方は4ドア、TR-Xの方は2ドアの方をメインとしていたのでしょう。
それ以外はどちらも相違点はないと思われます。
また、燃費計やフェンダーミラーワイパーといった世界初、業界初と言えよう技術が投入されているほか、スタイリングは販売当時としては先進的なものとなっていたようです。
ただ、実際の販売の方はというとレパード誕生翌年の2月に誕生したライバル車種であるZ10型トヨタ・ソアラと比較した時にエンジンが従来のSOHC方式(ソアラはDOHC方式でしかも6気筒モデルに絞っていたそうです)である上にただで性能が見劣りしてしまう(ソアラは170~190馬力であったのに対しレパードは105~145馬力)ものとなったことに加え廉価版モデルの存在がそれに拍車をかけてしまったことでブランドイメージを損ねてしまったという不遇な側面があります。

1982年9月にはマイナーチェンジで後期型となり、それに際して元々の排気量1.8L、2.0L、2.8Lのエンジンのうち2.8Lモデルが廃止されすべて5ナンバー枠(念のために説明しておくなら全長4700mm、全幅1700mm、全高2000mm、排気量2.0Lのいずれか一つでもオーバーしていれば3ナンバー枠)となりました。
ただ、1984年6月に3.0L仕様が追加されました。上のCMがそうですが、内容を見るに余程ソアラに対して走行性能で負い目を感じてたんだろうなあ…。なお、同仕様は230馬力を誇っていたのですがそれでも手遅れだったのかソアラの牙城は覆せなかったそうです。
因みに後期型は『あぶない刑事』においてモブとして登場してます

因みにインパネが前期型ではアナログだったのが

後期型ではデジタルメーターとなっています。

ソアラへの対抗心からであろう気がしますし、後述するF31型レパードのインパネも悪く解釈すればZ10型のそれ(上画像)を模倣したような感があるのですがこの時代は他の車種でも採用しているケースはあったそうなので単に時代的な物なのかもしれません。

1986年2月にF31型にフルモデルチェンジします。
G910型から1984年にPU11型にフルモデルチェンジしたマキシマが日本で「ブルーバードマキシマ」の名で発売されこちらがV6エンジン搭載であることから4ドアはこちらに譲ったことに加え、ソアラ(レパードの1か月前にZ20型にフルモデルチェンジしていました)を意識したことからR31型スカイラインと基本設計を同じくする2ドアに絞ることとなりました。その外観は若干冒険していた先代と比べるとソアラやBMW・3.0CSLクラシックを意識したようなところもあってクラシックな感じとなっており、その意味では先代と比べてあまり面白くないとの声をきいた時に「それも一理ある」と思いましたが個人的にはこちらの保守的なデザインの方が好きだったりします。
また、エンジンも先代は直4、直6がありましたがこちらはV6だけとなりました。販売網も先代と不変ですが「TR-X」の名は廃止されました。

(2024年5月22日追記)

4ドアに関してはWikipediaにおいては取扱店舗がF30型と同じ日産店(ブルーバード販売会社)であることから1988年登場のA31型セフィーロがそのポジションを担うという記述も存在します。
そういやF31型レパードとA31型セフィーロとではどちらもスカイラインの兄弟車という共通項もありますし(但し前者はR31型、後者はR32型)、どちらも『あぶない刑事』シリーズの捜査車両として活躍してましたね。


F30型が誕生の経緯から上級車であったのと比べるとF31型では(もっと言えば後述する後年のモデルも含め)高級2ドアクーペとしての性格が強くなった感があります(これもライバルがソアラだからでしょう)。
インテリアも座席最大の特徴はデジタルメーターでしょう。デジタルメーター自体は先述したようにF30後期型から採用されてるのですがF31型においては全面ブルーのものとなり、高い評価を得ていますし一般的に「F31型レパードといえばデジタルメーター」「デジタルメーター採用車種といえばソアラかF31型レパード」という認識が強い気がします。そして「レパードのインパネはソアラのそれにひけを取っていない」との声を聞きますし自分もF31型のそれの方が好きです(Z10型、F30型の場合時代を感じてしまうというのもあるのですがF31型の場合これはこれで時代は感じるもののより先進的に感じるもので)。まあどちらにせよ世間一般として時々故障して表示されない、そうでなくても光が当たると見づらい、アナログ式の方が直感的にわかりやすい、という欠点はあるのですが。

因みにZ20型ソアラのインパネはこんな感じ。こちらも好きです。

なお、初期のCMでは先代同様加山雄三氏が出演しています。
販売面に関しては先代の様にエンジンで印象を損ねることはなかったもののソアラが知名度を確立していたので最初のうちは苦戦を強いられることとなります。
しかし同年10月に『あぶない刑事』が日テレ系列で開始され同作で主役車両として用いられたことで結果的に歴代で最も有名なモデルとなります(個人的にも歴代ではこのモデルが一番好きです)。後述する後期型が登場すると劇中でもそちらに替わり映画3作目まで登場してましたし『さらば あぶない刑事』でも初期の頃の仕様が登場、旧いファンを唸らせたことと思われます。なお、CMを観るに青/銀ツートンが公式色と思われますし『あぶない刑事』の地方ロケ回や劇場版、後期型がそのカラーリングでしたが『あぶない刑事』『またまたあぶない刑事』『さらばあぶない刑事』の個体は金/銀ツートンが用いられこちらの方が有名となっています。
尤も、ソアラの方も『浅見光彦』シリーズで主役車両として登場しているのでその意味では五分五分かもしれませんし、結果的にレパードがソアラの後塵を拝するのには変わりないのですが…。
なお、そのソアラも『あぶない刑事』において敵方の車両として登場しレパードと対決したこともあります。

(2024年5月22日追記)
ただ、用いられたのは当時の現行型であるZ20型ではなくその前のZ10型でした。
これに関しては提供が日産であることややられ役に新車を使うのが憚られた可能性が考えられますが、僕の知る分では「Z20型にして現行型対決にしたほうが盛り上がったのに」という意見が大多数でした。


1988年8月にマイナーチェンジし後期型となりました。それに際して外観は丸みを少し帯びました。
前期型では下位グレードではMT仕様がありましたが後期型ではMTの設定は無くなりました。まあ、方向性的にはそれでも問題ないという判断なのでしょうが。

また、先述した前期型のインパネが評価が高かったにもかかわらず後期型ではアナログメーターにされています。なんてことを…(憤怒)とはいえこちらの方が視認性は良さそうなんだよなあ…。
一方で、エンジンは前期型と比べてパワーアップがなされています。これに関してはZ20型ソアラが230馬力を誇っていたことに対抗するための開発陣の尽力の賜物で、最上級グレードである「アルティマ」に搭載されたVG30DETエンジンは結果的に255馬力を誇りました。
ところがレパードが後期型に移行する3か月前に登場したFPY31型シーマがトヨタ・クラウンだけでなく当時人気だったソアラもライバル車種として想定し視野に入れたものの開発が終盤に差し掛かりエンジンの新規開発の余裕がなかったことからレパードの開発陣に頼んでVG30DETエンジン初搭載の座はシーマに譲ってもらう羽目になりました。その結果、シーマはブランドイメージを上げるのに成功し『シーマ現象』と呼ばれるほどの販売実績を誇ったのですがレパードの方はといえば2番手に回ってしまったのでインパクトが薄くブランドイメージはあまり上がりませんでした。
何とも不憫な子ですが『さらばあぶない刑事』で再登場を果たせたぐらいですし販売期間は1986年~1992年でZ20型ソアラ(販売期間は1986年~1991年)より長命だったことから歴代モデルの中では最も恵まれてるといえるでしょう。

また1989年には同車をベースに日産自動車の子会社であるオーテックジャパンとイタリアのカロッツェリア・ザガート(現SZデザイン)が共同開発した「オーテック・ザガート・ステルビオ」という車両が製造・販売されていたこともありました。
ボディにフェンダーミラーを融合したデザインが特徴的ですが法規制から一般的だった日本と違い殆どの海外諸国ではなじみが薄いことからイタリアに本拠地を置くザガート社が困ったという逸話があるほかデザイン的には受けが悪かったりします。また価格がバブル時代とはいえ1870万円と高価であり、さらに台数も200台近く(うち日本向けは100台ほど)なので見かけたらラッキーと言えるでしょう。
色物好きとしては一度でいいから生きてるうちにお目にかかりたいものです。

同年には米国において日産自動車の高級車ブランドである「インフィニティ」ブランドの最初の販売車両として姉妹車の「M30」が投入されました(この時大型高級セダンの「Q45」も同時投入されました)。

また1991年にはレパードにおいてはその4年前の東京モーターショーで参考出品されながらも投入に至らなかったコンバーチブルモデルのラインナップが登場しました。
モデル全体として装備面では充実してるのですがそれ故にオプションは存在せず、またトランスミッションが4速ATのみ、エンジンもVG30Eエンジンのみであることからインフィニティ車としては最も売れなかったと言われるほどの販売不振に陥りました。
海外旅行はしたいものの日本に骨を埋める気なので仮にもないことですが、もし米国に住むようなことがあればこれを普段の足に買うのも考えてみようかな、と思います。

1992年5月にJY32型にフルモデルチェンジしますが、2ドアクーペのみだったF31型に対しこの代ではY32型セドリック/グロリアをベースとした高級4ドアセダンのみとなっている上に「レパードJ.フェリー」という名で投入されておりこれまでと毛色が違うものとなっています。CMでも大分印象が変わった感じですし、F31型と比べると高級志向は変わらない(というより更に強くなってるかと)もののF30型、F31型にあったスポーティ要素は薄くラグジュアリー要素の方が高くなっています。とはいえY32型セドリック/グロリアよりかは味付けはスポーティなようですが。
これについてはF31型の時のベース車両であるスカイラインが1989年にR31型からR32型にフルモデルチェンジしたことに伴って開発が中止されたものの日産店のラインナップに穴が開くことを嫌った販社の意向からM30の後継であるJ30を当初日本導入予定はなかったにもかかわらず投入したという背景があります。
くどく述べてる様に高級志向であることから、オプションでフェラーリやマセラティの車種にも用いられる伊ポルトローナ・フラウ製のシートが選択できたそうですがその価格は80万円ほどだそうで。高ぇよ!なお、同シートは2016年現在この車種以外で国産車の採用例はないとのことです。
また、HD系マツダ・センティアも採用していた豪シュミットフェルトバッハ製の通常シートも50万円ほどだそうで、これによりベースであるY32型セドリック/グロリアと比べても高級志向が強くなっています。
またエンジンはF31型譲りのV6エンジンの他に歴代モデルでは唯一となるV8エンジンモデルが存在していたそうですが、J30の場合Q45との兼ね合いもあってV8エンジンモデルは採用されていなかったそうです。なお、このV8エンジンはFY32型シーマ譲りのものだそうです。
外観は当時の日産車の殆どに共通する尻下がりなデザインですが、元々のJ30が米国向けなので米国人の受けは恐らくよかったものと思われるものの日本では一部好事家ならともかく一般的には受けは悪かったそうです(但しNAVI誌は高評価を下していたそうです)。個人的には個性的なのでそこまで嫌いではないのですがそれでも日本市場で低評価を下されたのも無理ないだろうなあ、という感じです。
因みに「J.フェリー(J FERIE)」とはフランス語で祝日を意味する「Jours fériés(ジュール・フェリエ)」を英語風&欧米人名風に発音した造語だそうです。
あと、F30型やF31型のように特筆する登場作品はないですが『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』の序盤でちらっとモブとして登場していました。あちらも『あぶない刑事』シリーズ同様仲村トオル氏出演作ですが単なる偶然で狙った可能性は皆無でしょう。

1996年3月にはJY33型にフルモデルチェンジしましたが開発がバブル期だったJY32型と違い「失われた20年」に差し掛かった上に日産自動車の経営が危ういころの車種故にベースとなったY33型セドリック/グロリアとコンポーネントを共有した実質兄弟車となり、同時に車名も「レパード」に戻りました。

そういった背景もあってか個人的には歴代で一番個性が希薄に感じるのですが日産初の直噴エンジンであるVQ30DDエンジンを初搭載したモデルだったりするので特筆点がないわけでもないです。
また、柴田恭兵氏主演繫がりから初期の『はみだし刑事情熱系』でも登場していたそうですが、かつては柴田恭兵氏といえばはみ刑事というぐらい印象深く観ていたにもかかわらず覚えてませんでした。

私事ながら昔はこの代を意外とよく見かけていてレパードといえばこのモデルのイメージが一時期あったぐらいですしリアのウィンカーの位置が割とツボだったのが懐かしいです。

1997年10月に後期型に移行しますがその後1999年6月にY34型セドリック/グロリア(上画像は前車)と統合しモデル絶版となりました。
その為後継車種はありませんが実質的には(少なくともセドリック/グロリアをベースとするJY32型、JY33型に関していえば)Y34型セドリック/グロリアがそれにあたるのでしょう。
また先述でも触れてますが、インフィニティブランドにおいては初代M(エンジンがモノグレードなので初代の場合「M30」のみ)がF31型レパードでその後継であるJ(初代Mと同経緯で「J30」のみ)がJY32型レパードJ.フェリーとなるわけなのですが、その3世代ほど後継となる2003年に登場した2代目M(先2車種と同経緯で「M45」のみ)は日本におけるY34型セドリック/グロリアとして販売されているのでその意味でもやはり同車が実質後継と言えるでしょう。したがってF31型の系譜でも結局Y34型セドリック/グロリアが実質後継になるといえるでしょう。

そのため現行車種でF31型、JY32型、JY33型の系譜を継ぐのはY51型フーガ(米国では2010年より4代目M、2014年より初代Q70)と言ったところかもしれません。また、F30型4ドアの系譜も継いでいると解釈できるかもしれませんがコンセプト的には違うのかもしれません。

或いはV37型スカイラインセダン(米国では初代Q50)の方かもしれません。フーガよりは下のクラスですがそれでも現行モデルは高級4ドアセダンの括りに入れてもよさげな気がしますしこれならスカイラインをベースとするF31型の系譜を継いでると考えられる気はします。そういえば『さらばあぶない刑事』にR34型とV37型が登場してましたがその意味では起用は間違いではなかったのでしょう。

もっとも、F31型の場合は2ドアクーペなのでスカイラインクーペの方かもしれませんが。日本においては2016年6月時点ではV36型(米国では2007年よりG37クーペ、2014年より初代Q60クーペ)が最新なものの生産・販売終了してますがV37型(米国では2代目Q60クーペ)に切り替わるのは時間の問題と言えるでしょう。何れにせよ系譜はある意味継がれてると言えるのかもしれません。

また、米国におけるQ60はかつてのM30がそうであったようにクーペだけでなく日本仕様には存在しないコンバーチブルモデルが存在しているのでその意味でも合致するといえます。
F30型の場合でも2ドア/4ドア両方あるという点でやはりスカイラインに系譜は継がれてるのかもしれません。

また、ボディタイプが2ドアクーペのみ、高級志向(グレードによってはインテリアを上質なものにするオプションも)、パフォーマンスも高い、といった点で共通してることに加え『さらばあぶない刑事』でもかつてのF31型レパードのようなポジションで登場したことが共通してることからF31型の系譜はR35型GT-Rが継いでると過去記事で述べてますが、そもそもGT-Rの前身はスカイラインのハイパフォーマンス版であるスカイラインGT-Rなのでそういった意味でもやはり継いでいると言えるのかもしれません。

F30型の場合、ブルーバードの系譜から考えると現行車種だとB17型シルフィがあてはまるかもしれません。まあ、本当の意味でのブルーバードは2001年に絶版となってますし、「ブルーバード」の名を継ぐ車種であるブルーバードシルフィに関しても本来はベース車両がサニーである上に「ブルーバード」の名も2012年にB17型にフルモデルチェンジした際に消滅してますが。
それに何よりもコンセプトが異なる気がするので当てはまらないかもしれません。

それよりかは日本では販売されていないもののベース車両的にはA36型マキシマが当てはまるといえるでしょう。ただ、こちらはこちらでコンセプトはG910型の頃とは異なるのですが…。

(2024年5月22日追記)
2024年5月時点だと4ドアセダンはV37型スカイラインだけで2ドアクーペもGT-RとRZ34型フェアレディZの2車種だけの状況なので自ずとその辺りに絞られてしまう感じはします(フェアレディZは当てはまらないでしょうが)。

記事は以上となります。PCのメモリ不足で2度ほど作業が止まりましたが何とか書けました。
後継車種(というか今更ながら同じようなコンセプトであろう車種というのが適切かもしれませんが…)の考察に関しては完全に自分の独断と偏見なので異論は認めないわけにはいかないでしょう。
あと、元々書くつもりはなかったですがトヨタ・ソアラに関しても後々書いてみようと思います。
Posted at 2016/07/07 08:38:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2024年05月13日 イイね!

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』劇中車両に関して(ネタバレあり)

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』劇中車両に関して(ネタバレあり)2023年5月19・20日に『ファイヤーブースト』観賞したので執筆します(間違いがあれば申し訳ございません。あと、11作目観賞後にそちらも追記する可能性はあります)。
なお、1・2・4作目3・5・6作目7作目8作目スピンオフ1作目9作目の記事も書いているのでそちらも目を通してもらえれば有難いです。

作品の感想としては、やはり4~5作目以降の過去作同様荒唐無稽にも思えるアクションを楽しむ作品であったように個人的には感じました(そしてそれがいい)が、レース描写や過去作を彷彿とさせる描写があったとも感じました。
ジェイソン・モモア氏演じるダンテ・レイエス(『MEGA MAX』の敵であるエルナン・レイエスの息子)が本作および次作の敵であり、ドミニクに財産や父親を奪われた(ただし父親に関しては直接的に命を奪ったのはホブスのほうであり、そのこともあってミッドクレジットでは彼も標的にされていました。ていうか出られたのか…)ことで彼や彼に係る人物を巻き込んで復讐する形となっています(無論エルナンのやってきたことを考えるとダンテの行いは逆恨みと言えるでしょうしダンテも父親の所業を否定しませんでしたが、「父想いの息子」という意味では不思議でもないでしょう)が、個人的な印象を言えば「憎悪というより自分に持っていないものを持っているドミニクへの嫉妬や関心がデカいのでは」「ていうかサイファーの元部下の遺体と談笑しているくだりもあるしそもそもの精神状態がいかれてるじゃねえか(事実、作中でエレナが生前得ていた情報では若い頃からソシオパスのケがあったらしく、また冒頭ではダンテの母親も見限っていたことが言及されています)」「サイファーも許せない存在だがダンテは存在自体が恐ろしい」って感じでした。
あと、ジェイコブがリトルBにとっての「良き叔父」ぶりを披露し(ラップのくだりは中の人ネタでしょうが、児童が汚い言葉を使いそうになったのを注意するくだりではそういう作品でないとはいえ個人的に特に感じました)、そして甥とその父である兄のためなら命を張る覚悟をしていたのが個人的に印象深いです(シリーズ的にはハンの例だってありますから生きていても不思議ではありませんが、覚悟を決めたほうがいい描き方にも思えました)。
早いですが次作が楽しみではあります(それまでいろいろ頑張らねば…)。本作を観てるといつも通りっぽいけど「これ本気で終わらせにかかってる」ようには個人的に感じましたし、こうなったら『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』みたくきれいに終わってくれたらと思います。
まあ同作の4DX上映が本作上映を機に終わった感じがあることに加えてヴィン・ディーゼル氏以外にも両作品出てる役者がいるのは何とも皮肉ですが…。無論『ザ・スーパーマリオブラザーズムービー』の影響もあるので一概に本作だけの所為ではないでしょうがそれはそれで主演的に皮肉…。

https://www.alvolante.it/news/tutte_auto_del_film_fast_furious_five-4588640001/foto#fast_furious_five_5_2011_13_6
本題に入ります。車両の説明において本作の内容と脱線することがあるのは御愛嬌です。
冒頭、本作の10年前にあたる『MEGA MAX』終盤のシーンでドミニクとブライアンがそれぞれ運転する2台の黒の2010年式ダッジ・チャージャーSRT8が登場します。
同作での描写以上のことは描かれていないので活躍内容は上記の当該記事リンクを参照するのが手っ取り早いですが、大方は『MEGA MAX』からのアーカイブにしても一応本作のために新録したシーンもあるようです(後述するトゥアレグもおそらく然り)。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2004_Volkswagen_Touareg_V6_Sport_Automatic_3.2_Front.jpg
黒の2004年型フォルクスワーゲン・トゥアレグに関しても然りですが、うち1台をダンテが運転しその後ドミニクの運転技術で金庫をぶつけられ海に投げ出されていたことが判明するほか、現代パートにおけるリオデジャネイロの嘗てエルナンが命を奪われたまさにその地での銃撃戦とダンテとの対峙でも登場していました(ドミニクに思い出させるためにわざとやってたのかもしれません)。

(8月24日追記)
監督によるコメンタリによれば、トゥアレグに金庫をぶつけられ吹っ飛ばされるダンテのくだりのあたりが新録みたいです。


https://www.latercera.com/mtonline/noticia/dodge-charger-daytona-srt-concept-un-vistazo-a-la-era-de-los-muscle-cars-electricos/VIDYF6HQPVFTNEP55LZ6ELOVPU/
ドミニクの自宅前でファミリーやドミニクの父方の祖母(説明を聞く限りでは9作目に登場したジャックと血が繋がってるように解釈しました)であるアブエリタが集うシーンにおいて、家の前に停められている車両の中に黒いダッジ・チャージャーデイトナSRTバンシーコンセプトがあり、パンフレットによればドミニクのもののようです。
同車種は端的に言えば3代目LD型チャージャーと3代目LC型チャレンジャーの両車種の後継車種である2ドアクーペでありなおかつ同ブランド初のバッテリー式電気自動車となるもののそれでいて内燃機関車の排気音を再現しているそうですが、実際に聴いた感じだとなんか掃除機のように個人的には感じました(動画で観た感想なので生だったら印象は異なるかもしれませんが)。
ただ、モデル消滅よりはいいのかもしれないとも思います。

(2023年7月30日追記)
チャージャー及びチャレンジャーの型式訂正しました。

(2024年3月6日追記)
米国で現地時間5日(具体的な時間は解りませんでしたが日本時間だと6日)に量産車仕様が発表されました。
コンセプトでは2ドアでかつバッテリーEVでしたが、量産車仕様だとそれ以外にもLX型やLD型同様の4ドアセダンも用意されているほか、直6 3.0リッターターボエンジンも用意されている(ダッジ公式が挙げてる動画では2ドアに設定されているのは確実っぽいですが4ドアは如何かは不明)とのことなので思ったよりはバリエーションはあるようです。あとダッジ公式が挙げてた動画を観た感じだと排気音の掃除機っぽさは薄れてましたが、実際の車両だとどうなってるかはわかりません。
とはいえ、EVモデルと引き替えにV8エンジン搭載モデルが消滅したのはやはり寂しい限りですし、否定的意見もやはりあるようです(そして個人的には無理もないと思ってます)。
なお、これに先駆けてLD型チャージャーやLC型チャレンジャー(因みにプラットフォームはLX型チャージャーのそれの短縮版)、チャージャーの兄弟車種であるクライスラー・300も2023年に生産を終了しました。
2ドアモデルに関してはLC型チャレンジャーの、4ドアモデルに関してはLD型チャージャーの後継ということに先述したようになるでしょうが、後者に関してはブランドは違えどクライスラー300の受け皿の側面はあるのかもしれません(あと、2ドアでも初代チャージャーは意識してるでしょう)。


https://www.motortrend.com/news/2024-delorean-alpha5-motors-ev-power-price-on-sale/
また、電気自動車枠では銀色のデロリアン・アルファ5も、ダンテの策略で部下に裏切られ(その部下のうち、ダンテの後についていった部下は先述したように変わり果てていますが…)手負いの状態となったサイファーがドミニクの自宅に赴く際に用いられました。ていうか個人的にはなんか意外なようなそうでもないようなといった感じでしたが、パンフレットを読む限りだと「クールで洗練されてるから」っぽいです。
名前でわかるとおり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで知られるデロリアン(尤も、あのタイムマシンのベース車種の名称自体は「DMC-12」が正しいですが)ことデロリアン・モーター・カンパニーのことですが、法人的には同作の製造元である1975~1982年に存在した初代法人から名称や設備を引き継ぎ1995年に設立された2代目法人が2022年に発表した車両がアルファ5であり、DMC-12同様ガルウィングドアを採用しています(本作劇中でも上に開いている様は描かれています)。なお、DMC-12が2人乗りなのに対してアルファ5は4人乗りであり、初代法人の頃にありつつも実現しなかった構想がある意味で実現した形となっています。
個人的には、DMC-12のほうが好き(というよりそもそもクルマ好きになったきっかけ)とはいえ形は如何あれ復活したのが喜ばしく感じます。

https://www.zougla.gr/automoto/news/article/i-pagani-ton-55-ekat-evro-ine-oniro

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_Fairlady_Z_432_(1970)_front-right_Toyota_Automobile_Museum.jpg
電気自動車が登場するのはある意味時代を感じますが、内燃機関も勿論登場します。
先述のチャージャーデイトナSRTコンセプトのシーンでは他に青い2022年型パガーニ・ウアイラトリコローレ(上画像1枚目。世界限定3台という希少な代物)や上が黒で下が赤のツートン仕様の1971年型ダットサン・240Z(日本でいうS30型日産・フェアレディZ。上画像2枚目はそちらの仕様)が停まっていました。
パンフレットによれば前車はローマン、後車はハンのものらしいです(すごく納得です)。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Dodge_CHARGER_500_mid-year_1970_in_FAST_X_(4).jpg
ドミニクの代名詞である黒い1970年型ダッジ・チャージャーR/T(ただ、サイドには「R/T」エンブレムがありましたがフロント部のエンブレムは「Charger 500」でした)も欠かせません。
ドジャースタジアム駐車場にてリトルB(8歳)を運転席に乗せて運転を教えたり(早熟に見えるかもしれませんが、世界ラリー選手権に参戦しているカッレ・ロバンペラ選手等の例も現実にあるようです)、その後のファミリーの集いに向かったり、リオデジャネイロにおいてダンテとのストリートレースで用いたり、ポルトガルの高速道路のくだりにおいてリトルB救出にあたってアラン・リッチソン氏演じる秘密組織所属のエイムスが操縦する飛行機から落下(『SKY MISSION』を思い出しましたが、同作と違ってパラシュートはつけていません)させて追手車両である三菱・パジェロをペシャンコにしながら着地した後、ジェイコブの運転するエルカミーノ(後述)を伴い走行しますが、ダンテの運転するフェアレーン(後述)に追突されて反対車線に落とされ『EURO MISSION』よろしく逆走する事態に陥った上に敵車両に遭遇するもジェイコブが文字通り命を張って退け(後述しますが本当にジェイコブは漢です…)、『ICE BREAK』のニューヨークのくだりで自車を引っ張る車両を薙ぎ倒したが如くヘリコプター2機に吊るされても機転を利かせ加速して同一車線に飛び移って『スーパーコンボ』よろしくヘリを墜落させた挙句ハンマー投げのごとく振り回して敵車両を薙ぎ倒し、フェアレーンもスピンさせるとリトルBを『SKY MISSION』終盤のラムジーみたく奪還したのでした。
その後エイムズの指示でダム方面に向かうと2台のタンクローリー(余談ですが、トランスフォーマーを想起した方もいたようです。8月にビーストウォーズが公開されますし、エップス軍曹の中の人もいるので意識したのかもしれません)に追い詰められ、その際には導流壁に向かってダイブして壁走りしNOSを作動(あのCGは個人的に「うおおお!」となりました)させて加速しながら減勢池に突っ込んで大破しました(各部分名称は横山ダムの図を参考にしましたが、間違っていれば申し訳ございません)。
なお、撮影に用いられた車両は日本の様々な場所で展示されたことがあります(大和郡山と四条畷において撮影しましたが、欲を言えば左から撮れたらと思いつつも撮れただけでも運が良かったとも感じます)。

(6月11日追記)
USJのニューヨークエリアで6月10~18日に360度どこからでも撮影可能な状態で展示されてるとのことで観に行って撮ってきたのでそちらの画像に替えました。
出費は痛いですが後悔はないです。

(8月24日追記)
なお、ダムのシーンのNOS作動のアニメーションに関しては1作目のゼロヨンシーンのオマージュであることが特典で述べられていました。
また、エンジンはレクサスLS400(初代か2代目は不明)のものが搭載されているとのことです。


https://www.washingtontimes.com/multimedia/collection/muscle-cars-then-and-now/?page=3
また、ガレージにはレストア中のグレーの1970年型シボレー・シェベルSSが置いてありました。
ハンからは珍しがられていましたが、ドミニクによればリトルBと共にレストアするためのものっぽいです。
「ドミニクといえばチャージャー」の感は強い気がしますが、シェベルも1作目エンドロール後や4作目序盤で搭乗していたので縁が深いと言えるでしょう。

https://www.edmunds.com/dodge/charger/2023/srt-hellcat-widebody-redeye-jailbreak/
ローマ(というかバチカン)におけるダンテの策略による偽任務に駆り出されたローマン、テズ、ラムジー、ハンへ任務が策略であることをドミニクが伝えに赴いた際に用いていたのはグレーのダッジ・チャージャーSRTヘルキャットレッドアイです。
彼らを見つけた後、テズとラムジーが鹵獲した車両がダンテの手で二人を閉じ込めたうえで遠隔操作されてるのを速さで車両の前に出ることができましたが、球体型中性子爆弾が放出されてしまい、その上ダンテが軍警察に黒幕がドミニク達であると伝えたことからパトロールカーに追われながらも爆弾を制止させようと奮闘し、爆弾の前に立ちはだかって制止しようとして車体をぼろぼろにしたり、パトロールカーを退けたりしながらもクレーンに体当たりして動かし野球盤の要領でテベレ川に落として威力を減らしました(着水させれば10分の1ほどに抑えられるとラムジーが述べていたと思います)。
着地後も追うパトロールカーが吹き飛ぶほどの爆風に耐える羽目になったものの最後まで生き残りましたが、威力が減っても街は壊滅的被害を受けていました(ていうか被曝の危険性ぇ…)。

(8月24日追記)
なお特典によれば、撮影にあたっては元車種の時点で優れており意外と手は加えられてないとのことです。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Alfa-Romeo159-Carabinieri-di-Roma.JPG
なお、追いかけてくる車両はアルファロメオ・159ベースのパトロールカーです。
『007 慰めの報酬』でも同車種が登場してましたし、国的にも腑に落ちます。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2005_Lamborghini_Gallardo_(3952806385).jpg
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1972_Alfa_Romeo_2000_GTV_(115.01)_at_Lime_Rock.jpg
ローマでの偽任務では、ローマンが搭乗する金色の2003年型ランボルギーニ・ガヤルドやハンが搭乗するオレンジに黒いストライプが入った1971年型アルファロメオ・2000GTヴェローチェが用いられていました。
どちらも乗り手らしいカラーリングなのが個人的には面白く、前者に関しては光の反射で敵車両に目眩しを仕掛けたりもしていました。
その後、デズとラムジーが鹵獲した敵車両に球体中性子爆弾を積んでいることが判明するとまずは二手に分かれた後で『ジェットブレイク』よろしく2台で車両を両脇から挟んで制止をはかりましたが、結局転がっていきました。その後カラビニエリが到着した際には既に乗り捨てていました。

(8月24日追記)
特典によれば、少なくともガヤルドはタイリース氏の要望も入っていたようです。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1966_Chevrolet_Impala_(19392056594).jpg
また、ダンテの愛車は紫色の1966年型シボレー・インパラ2ドアハードトップです。
見様によっては毒々しい(上画像みたく赤ならそんな悪くない気がするのですが…。ダンテ曰く「下の毛も同じ色にしている」とのこと)ですが、妙に合ってる感が個人的にするから不思議です(何れにしても後述するフェアレーン共々チャージャーの相手としては申し分ないと思われます)。
ドミニクとのストリートレースにおいてはドミニクとダンテ以外の二人の車両(後述)が先頭を行こうとするとそれを面白く思わなかったダンテの采配で装備されているスイッチで対戦車両を爆破させることができるようで、作中では実行したことで他の車両を気にかけたドミニクをレースに敗北させたのでした。またそれ以外ではリオデジャネイロでの銃撃戦のシーンでも登場し、さらったイザベラ(エレナの妹であり、演じるのはダニエラ・メルシオーネさん)をトランクに入れていたようですが、その後現れたテス(前作以降行方をくらましたミスターノーバディの娘であり演じるのはブリー・ラーソンさん)がボンネットの上に立ち、ダンテが降りるよう言ってもテスが靴底をこすりつけていました。
その後は計画の都合なのかテスの行為の所為なのかは不明ながら乗り捨ててしまったのでした(その後どうなったかは描かれていませんが、言動を聞く限りでは愛着はあったようです)。

(8月24日追記)
特典によれば、モモア氏の要望も入っていたようです。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Porsche_911_(997)_GT3_RS_3.6_-_3_quart_avant.jpg
ストリートレースにおいてはイザベラが搭乗する黄色いダットサン・240Zの後期型と『MEGA MAX』でも登場したルイス・ダ・シルバ氏演じるディオゴが搭乗する緑色の997型ポルシェ・911が登場します。
前者に関しては端的に言えば、宮本浩次氏の『冬の花』のPVに登場してる白い車両ですが、あちらとは違いTRA京都・ロケットバニー製のカスタムパーツが装着されています(なお、サン・カン氏が手掛ける「Fugu Z」にも同じパーツが用いられているのでその縁かもしれません)。なお、元々搭載していたL24型エンジンでは力不足とのことでRB26エンジンに換装しているとのことです。
後者に関しては『MEGA MAX』で登場した996型同様サイドに「GT3RS」のステッカーが貼られていますが、実際には下位グレードの可能性があるとも耳にしたことがあるため詳細はわかりかねます(おそらくGT3RSグレードで合ってるとは思われますが…)。
どちらも(大概の人間に言えることでしょうが)より先頭を走ろうとするも、先述の通りダンテが面白く思わずスイッチを作動させ後車は乗り手共々吹っ飛ばされましたが、前車はドミニクのチャージャーが体当たりしたことで横転するものの爆弾がその際に剝がれたこともあって爆発をもろに受けることがなかったことから乗り手が爆発に巻き込まれるようなことはありませんでした。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1992_Ford_Mustang_LX_Hatchback_(14413806914).jpg
ドミニクの自宅がミスター・ノーバディがいなくなった後の秘密組織に襲撃されたことでリトルBを隠れ家に匿うことを考えたジェイコブが空港までの足に用いたのは前作において青年時代に搭乗していた青い1992年型フォード・マスタングLX(所謂「フォックスボディ」)でした。トランク内には偽造パスポート製造のための機械が搭載されているようで、ガソリンスタンドで停まった際に用いていました。また、センターコンソールにはカセットテープなどが収められていました。
作中では13歳の頃に手に入れたと語られており作中における現在まで所有してるのが個人的にすげえと思ってますが、リトルBからすれば側にあった黒いラムトラックで来たものと思ったら旧いポニーカー(一般的な車両と比べて小型・安価な車両のことですが、日本の基準で考えればそこまで小さくはありません。またジェイコブの話を考慮すると上画像の個体と同じく排気量5.0Lのエンジンを搭載している仕様と思われます)で肩透かしを食らったとか立て付けが悪くなってたのかドアがなかなか閉まらずでウケがいいとは言い難い感じでした。

(6月11日追記)

リトルBの反応は芳しくなかったものの、より新しい年式と張り合えるみたいなので案外舐めたものでもなさそうです(チューニングされてるのかもしれませんが)。

(8月24日追記)
特典によれば、1993年時点でプロデューサーの愛車だったとのことです(但しそちらは黒)。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2018-Chevrolet-Camaro-ZL1-1LE-001-01.jpg
リオデジャネイロの高速道路のくだりにおいて被弾したテスを搬送するのにイザベラが用いたのは黒い6代目シボレー・カマロZL1 1LEパッケージでした。
姉と比べて自らのことを卑下している節があったイザベラでしたが、ドミニクに託し自ら動くのが頼もしかったです。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ford_Mustang_S197_Satin_Silver_Metallic_(1).jpg
因みに銃撃戦の際には護送車の後ろを走っていて襲撃に巻き込まれ横転し燃料漏れも起こしていた青い5代目フォード・マスタングGTを起こし常にアクセル全開にした状態で敵に特攻させたりしていました(その時点で爆発炎上しているはずですが、その後のシーンでも映っていることに加えてドミニクが外れたドアかボンネットかを盾にするシーンがあったので複数台いたのかもしれません)。ドミニクすげえ。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1968_El_Camino.jpg
ジェイコブが搭乗するのは重火器を搭載した黒い1968年型シボレー・エルカミーノです。
作中では秘密組織の襲撃を受けジェイコブがリトルBを伴い向かった隠れ家にあったもので、作りかけのようでしたが襲撃を察知したジェイコブがリトルBを助手席に乗せて隠れ家を脱出し立ちはだかる敵車両を薙ぎ倒しながら高速道路に到達、それから暫くしてドミニクのチャージャーと邂逅してともに走りますが、高速道路進入の時点あたりから発生していた不具合を直そうとしたリトルBがトンネルに差し掛かったあたりで車両荷台部に移動してしまい、不具合こそ直ったもののダンテに連れ去られてしまいます。
それから暫くして燃料漏れに気づいて戦線離脱をジェイコブが考えていた矢先に先述したドミニクの前に敵車両が立ちはだかってるのを目にすると、ジェイコブはリトルBを命をかけてもドミニクの元へ帰すために敵車両に特攻し爆発炎上したのでした(この時、兄の陰から漸く逃れることができた旨を述べていました。前作に加え本作でも機内のシーンでも語られていたのでイザベラのように「慕いつつも引け目を感じていた」側面はあったのでしょう)。
この作品シリーズ的にはもしかしたら生きてるかもしれませんが…どうか本当にそうあってほしいものです(ドミニクとリトルBの表情が辛いです。元々慕ってはいたのでしょうが、道中を経て更にその思いが強くなっていたように思えたので)。
因みに同車種に関しての余談として、1968年型(モデル全体だと3代目)なら同ブランドの中型車種であるシェベルのピックアップトラック版と考えてよいですが、シェベルに関しては先述の通りドミニクが乗っていた車種なのでその意味ではその兄弟車種であるエルカミーノをジェイコブが用いているのはなかなか粋だと思います。
一方で1959~1960年に製造販売されていた初代モデルだと同年式のインパラの兄弟車種なのでそう考えると「ダンテと関わりある車種じゃねえか…」と思ったりしますが、年式が違うのに加えて『ICE BREAK』だと61年型の同車種をドミニクが従弟に譲渡してたりするので悪いように解釈することもないのでしょう(そもそもインパラという車種に罪はないですから)。

(8月24日追記)
特典では「ヘルカミーノ」と呼ばれたりもしてました。
なお失念してましたが防弾の設定もあるとのことです。
あと、「生きてると思うけど…」とは言ったものの、ラストに登場した人物のことを考えると「これはやはり生きてるだろうな」と思います(あちらの別れも辛かったですし)。


https://automotorpad.com/ford/797060-1967-ford-fairlane-craigslist.html
ポルトガルの高速道路でのシーンにおいてダンテが搭乗するのはワインレッドの1966年型フォード・フェアレーン500クーペです。
作中ではジェイコブとリトルBがエルカミーノを引っ張り出し敵車両を薙ぎ倒していく様を目にしながらも引っ張り出し、その後高速道路でエルカミーノの後部で不具合を直そうとしているリトルBを見つけると連れ去って助手席に乗せ、それからドミニクのチャージャーの後部に突っ込んで反対車線に押し出しました。
その後、ヘリコプターを撃墜し同一車線に復帰したドミニクがハンマー投げの要領でヘリをぶつけたのを受けて車両は損傷し、それからスピンした車両からドミニクはリトルBを救出したのでした。
これにより高速道路から外れる形となりましたが、ダンテはそれも織り込んでいたのかダムの天辺まで乗りつけて2台のタンクローリーを操縦していました(その時点でヘッドライトが片側完全に無くなってました)。

(8月24日追記)
なお特典によると、色などの仕様はモモア氏の要望もあったそうで塗装の様を見せたりもしていたそうです。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Osaka_Auto_Messe_2020_(224)_-_McLaren_SENNA_exhibited_by_S%26Company.jpg
基地のシーンでクィーニーもダンテの標的と知ったデッカードが搭乗する車両として赤いマクラーレン・セナが登場するようです。
英国車に乗るのは本作でも変わりないようですが、かつてマクラーレン・レーシングに所属していたアイルトン・セナ・ダ・シルバ氏の名にちなんだスーパーカーを乗りこなすあたりがデッカードのひとつの凄さなのでしょう。

なお、ティザー動画でも登場しています。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Osaka_Motor_Show_2017_(217)_-_McLaren_720S_COUPE.jpg
なお、ガレージには『SKY MISSION』のバギー(通称「ファスト・アタック」)や『スーパーコンボ』のマクラーレン・720Sと思しき個体も置いてありました。
なお本作では置かれているだけの登場でしたが、エンドロールのアニメーションでは走っていました。

(8月24日追記)
ローマにてダンテが搭乗するのは2022年型ハーレー・パンアメリカ1250です。
劇中では追うレティから逃れながらリトル・ノーバディの搭乗するSUVの車体に爆弾を貼り付けたり街灯を蹴って落としたり(それでもレティは巧い具合に抜けました。すげえ)していました。そして結果的にはレティがカラビニエリに包囲され脱落したことで逃げおおせてしまうのでした(そのため妨害信号が効かなくなりました)。
なお、撮影にあたっては装甲をある程度省いて軽量化しかつ動力系を強化してるようです。また、スタントを使わずモモア氏が実際に乗って演技してるようです。

ここまでが『ファイヤーブースト』の登場車種ですが、撮影風景を見るに11作目は下記車種も登場するかもしれません。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lexus_IS_500%22F_SPORT_Performance%22_(5BA-USE30-BEZLH)_front.jpg
ロサンゼルスのシーンにて青いレクサス・IS500 F SPORT Performanceが登場するとの情報を耳にしましたが、撮影動画を観た感じだとホイール的に別グレードかもしれません。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2023_Nissan_Z_Performance_in_Seiran_Blue,_front_right_(NYIAS_2022).jpg
また、シーンは不明ながらRZ34型日産Z(日本でいうフェアレディZ)が登場しハンが搭乗するとされています。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:VeilSide_FFZ400_(3).jpg
というのも、『TOKYO DRIFT』においてハンのRX-7を手掛けたヴェイルサイドが本作に登場する車両のパーツの開発を示唆する発言をして暫くして同車両をはじめとしたハンが乗ってきた車両を彷彿とさせるカラーリングのZのカスタムカーである「VeilSide FFZ400」が東京オートサロン2023でお目見えした後に2023年5月5~7日開催の大阪コミコン2023で展示された際にパンフレットに「VeilSide HAN'S FFZ400」と記載されていました。

また、先述したティザー動画にて緑のZにテスが搭乗していることに加えて彼女が米国日産のCMに出演している縁があってかつCMによってはZに搭乗するバージョンがあるので(1件載せましたが、他にもあるので各位検索してみることを推奨いたします)彼女もZに乗る可能性は否定しきれません。
僕の推測があっていた場合、ジェイコブが前作で6代目マスタングシェルビーGT350、本作で3代目マスタング(前作はフィン・コール氏演じる若い頃なのでノーカン)に乗ってたのと見ようによっては似たようなものかもしれません。

(2024年5月13日追記)
『X2』と『MAX』の間(厳密に言えば4作目の直前)のエピソードにあたる『ロス・バンドレロス~盗賊たち』観たので其方のも書こうと思います(字数制限があるので『MAX』の記事に追記するのは断念しました)。

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/20/1990_Cadillac_Brougham%2C_front_left%2C_05-16-2023.jpg
ハン(なお、彼によるとドミニクと出会ったのはメキシコでとのこと。尤も、それ以前から知っていたようですが)がドミニカ共和国入りした際、テゴが迎えに来た時に乗っていたのは銀色の1990年型キャデラック・ブロアムでした。

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/81/1969_Chevrolet_Camaro_Z28_in_Butternut_Yellow%2C_Front_Left%2C_06-17-2022.jpg
また、ハンがドミニクがもとを訪れた際にドミニクが整備していたのは白い1969年型シボレー・カマロでした。
アメ車なのはある意味ドミニクらしいと言えますが、マッスルカーじゃなくポニーカーなのはある意味らしくないかもと思わなくはないです。
とはいえ色んな車種乗ってきてますからね。

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/33/1966_Pontiac_Bonneville_Convertible_in_red%2C_front_left.jpg
ドミニクとレティが海に向かう(因みに『EURO MISSION』の会話はこの件のことを指しているという考察もあるようです)際に乗っていたのは白い1966年型ポンティアック・ボンネビルコンバーチブルでした。
劇中では運転中にレティがドミニクの前でアツアツな様を見せていたりしました。この状況でも運転できるのは凄い…(『MEGA MAX』のハンとジゼルの例もありますが)。
Posted at 2024/05/13 20:26:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ
2022年11月09日 イイね!

『相棒』に登場する車(ネタバレ含む)

『相棒』に登場する車(ネタバレ含む)※元は2016/3/15の記事です。

シーズン14最終回を目前に控え過去にも何回かやってきた登場車まとめをまたやってみようと思います。

『あぶない刑事』シリーズにも言えることですが日産自動車提供なので登場車種は一部除き殆どが同社製の車両です。
モブに関しては全部挙げればきりがないので自分の独断で選りすぐりします。

まずは特命係の車両から(すみません、プレシーズンは失念しております)。

シーズン1ではG10前期型ブルーバードシルフィ(色はグレー)が用いられていました。
因みに第2話では犯人がも同型車を使っており名前も登場していましたがこちらは劇中ではスクラップとなった設定となっていました。

その後シーズン2~3ではG10後期型ブルーバードシルフィ(劇中では黒)が用いられました。前期型とはテールランプの意匠等が異なりますが個人的には前期型の方が何気に好きです。
普段は運転を亀山さんに任せっきりであった右京さんがシーズン3第9話ではハンドルを握り犯人とカーチェイスしていたのがとても印象的でした。
初期の車両としては割と有名な感じはします。

またシーズン2ではT30型X-TRAILも用いられていましたが詳細はちょっと失念しています。
こちらは捜査車両ではなく亀山さんの愛車と思われますが、ちょっとした手続きで私用車を捜査車両にすることは可能と謂われることもあるので実際のところ何とも言えません。まあ愛車だったとして地味に様になってる気がしますが。

シーズン4ではY50型フーガ(グレードは恐らく350GT。色はグレー)が用いられていました。
閑職の割にはかなり良い車(後述しますが捜査一課のより上級)の気がしますが捜査車両なのかも。ただ私用で使ってた記憶もあるので実際どうなのやら。

シーズン5・6および劇場版1作目ではG11型ブルーバードシルフィが用いられています。
シリーズを通じての場合これをイメージする人も多いのではないかと思います。

また劇場版1作目エンディングで「auf wiedersehn」をバックにレインボーブリッジを渡っていたのが印象に残ってます。

シーズン7ではJ32型日産・ティアナ(劇中では黒)が用いられていました。
亀山さんがいた頃は彼が運転していましたが去った後は10話及び15話において運転が相棒任せである右京さんとしては珍しくハンドルを握っていました(後者の場合一人で乗ってるからともかくとして前者は同乗者がいますし。ただこの場合お客さんみたいなものだからでしょうが)。

その後最終回で神戸さんが2代目相棒に就任するにあたりシーズン10最終回までR35型GT-R(色は黒。ホイールの色的に前期型標準仕様)が彼の私有車として登場しました。ただ、『さらば あぶない刑事』の例もあるので捜査車両の可能性は無きにしも非ずですが正直ないだろうなと。
実をいうとこれがきっかけでその1話前から観始めた口です(その後ひと月かけて全部見ました)。
初っ端からいきなり乱暴運転してたり(ただこれに関しては車より運転者の性格ですが)、シーズン8初回では捜査一課が尾行に使っていました(元の奴は被疑者にばれてるので使えませんでした)。
また最終回では50km/h近く程度だったのにオービスに引っ掛かってそれがすべての始まりとなります。
シーズン9では12話と最終回でパトランプを装着していましたがドラマによくあるような上ではなく助手席コンソールボックス上でした(これは実際の警察でもあるとのこと)。後者の場合は本田篤人の身柄に絡んで警視庁中がこの車を追いかけることになるのですが、実は米沢さんが囮で運転していました。またラストでは劇場版1作目のエンディングを意識した構図がとられていたのであれは良かったです(だがヘリコプターテメーはダメだ)。
シーズン10では第10話において神戸さんが攫われたこともあり伊丹さんや右京さんがハンドルを握っていました。後者に関しては「いつか握る日が来るのだろうか」と思ってたら本当になったので驚きました。
それ以外ではシーズン8第15話では助手席に伊丹さんが、シーズン9第17話では陣川さんが助手席に乗っていました。
なお、本編以外では相棒展が東京で行われた時に一時期展示されてたようです。
またナンバーが「37-10」なのでシーズン2に登場した湊哲郎を意識してるという説がありますがこちらでも述べたように『あぶない刑事』シリーズの車両にもそのナンバーのものがあるのでそっちの可能性も無きにしも非ずです。ていうか今思ったけどそのナンバーのフーガも『さらば あぶない刑事』に出したらなおよかったな。

その後劇場版3作目では白い個体(恐らく中期型)が登場しており買い換えたか2台持ちなのかもしれません。どちらにせよ官房付でも金銭的余裕ってあるんだなと思います。
ただ出番は国会議事堂前で登場したぐらいです(それでもシリーズで有名な車両となったのか白い個体がイベントで展示されてたことも。但し後期型)。

シーズン11以降は現時点に至るまで右京さんの愛車(そのためか運転を相手任せにする右京さんとしては珍しくハンドルを握っています)としてFK10型フィガロが登場していました。
まさかその選択肢がくるとは、と聞いた時思いましたが個人的にはこういう変化球も好きです(そもそも所謂パイクカーは自分の守備範囲)し案外合ってると思います。
なお、黒に関しては純正色に存在しないので後から塗装してるそうですがこれに触発されて黒に塗装した人もおそらくいるかと。
シーズン14でも序盤で乗ってましたが冠城さんが他人の運転が苦手ということもあり反応がコミカルなことになっていました。

(2021年1月2日追記)
その後はシリーズが進むにつれて後述する冠城さんのスカイラインにとってかわられる形で登場頻度は下がっていますが皆無ではなさそうです。
シーズン19第11話での描写を観るに遅くともシーズン7の後半(一人だったので亀山さんの卒業後と思われます。そう考えると先述のティアナは私用車ではなく公用の捜査車両かもしれません)から持っていたようです。なお、同エピソードの現代パートでも登場しています。

(2021年2月17日追記)
先週時点から一部で話題になっていましたが、劇中で用いられた車両が売りに出されているようなので今後は登場しなくなるのかもしれません。


一方で冠城さんはV37型スカイラインハイブリッド(グレードは350GT HYBRID Type SP)を私有車としています。
因みに『さらば あぶない刑事』にも同一仕様の車両が登場してるのでこちらももしかしたら実際には日産側の広報車両なのかもしれません。

(2018年10月24日追記)

シーズン15途中からはトランクにインフィニティのエンブレムが装着された仕様となっています。

シーズン17からは2017年12月にマイナーチェンジされたモデル(それ以前のと比べて開口部がでかくなり、スポイラーの意匠が変更されています。余談ながら自分は2015年12月~2017年12月の仕様の方が好きです)となっています。

(2020年5月2日追記)

シーズン18からは2019年7月にマイナーチェンジされたモデル(各部に日産のロゴが復活し、Vモーショングリルや丸4灯テールランプを採用)が採用されました。
ちなみに自分はこの仕様が一番好きです(但しVモーションを採用したのはいいのですが大きさは半分ぐらいの方がいいです。主張し過ぎィ)。
あと、シーズン18最終回の日に書こうと思ったら途中でフリーズしてパーになって今日になって漸く書くことですが、ずっとこれまでの流れでGT Type SP(ハイブリッド仕様。なお、マイナーチェンジに伴ってターボ仕様のエンジンが変更されたこともあってかグレード名称は変更されてます)を採用してると思ったらGT(ターボ仕様)だったようです(ウィキペディアで初めて知ってその後映像を確認して漸く気づきました)。
企業側の財政事情で廉価仕様にしたということかもしれませんが、まさかターボ仕様の方を採用するとは思ってなかったです。

「それならいっそ400Rの方を…。神戸さんの時にGT-R採用してるぐらいだし」と思わんでもないですが、まあ車種は変わってないのでいいです。あと自分の嗜好で画像ではボディカラーはオーロラフレアブルーパールにしてますが、ずっとHAGANEブルーが登場してきたので出すとしてもやはりそちらになってたことでしょう。

(2020年9月6日追記)

書き忘れてましたが、コラボCMでは赤のGT Type SP(ハイブリッド仕様)が用いられていました。

(2021年1月2日追記)
フィガロに関しては使用機会が減ったものの皆無ではなさそうです。
スカイラインに関してはシーズン19からはホイールの意匠的にGT Type SPっぽいですが、ハイブリッド仕様かターボ仕様かは確認できてないです。

(2021年1月2日追記)
確認したらハイブリッド仕様でした。
因みにシーズン19第11話ではフィガロと並んで停まるシーンがありました。

(2022年11月9日追記)

シーズン21にて亀山さんが復帰した際にはベージュのT33型エクストレイル(ホイールを見た感じだとグレードはX e-4ORCEと思われます)となっていました(「エクストレイルかノート来るだろう」と予想してたので結果的には当たりました)。
先述した通り、T30型が用いられていたこともありそれ以来ということとなりますが、合ってる感はします(尤も個人的には、T32型ほどではないにせよT30型やT31型と比べればアウトドア志向より高級志向になって敷居と価格が上がった感はありますが、それを考慮してもなおという感じです)。また作品は異なりますが、日本テレビ系列で放送されていた唐沢寿明氏主演の『ボイス』においてT32型(余談ながらナンバーは「54-17」となっていましたが、あぶない刑事オマージュと思われ)が登場していた例もありますし、捜査の足にSUVってのも案外合うものだと感じます。

特命係の次は捜査一課の方について。

シーズン1~3ではY34型セドリックかグロリアのどちらかが用いられていました。

シーズン4ではSC11型ティーダラティオが用いられていましたが、特命係がY50型フーガであるのと比べると所有者の方々には申し訳ないですがチャチに見えてしまいます。
シーズン5、11、12と『鑑識・米沢守の事件簿』ではJ32型ティアナが用いられていました。

シーズン6~シーズン8第14話まではY50型フーガ(劇中では黒。なお、グレードはシーズン7までは350GTでシーズン8では450GT)が用いられていました。
ティーダラティオはともかくそれ以外の2台は捜査一課といえばこの車両というイメージが個人的には強かったりします。

シーズン8第15話からシーズン10ではモデルチェンジしてY51型フーガとなっていました。
これはこれで結構仕事早いなw
シーズン13以降はV37型スカイラインハイブリッドが使われているので冠城さんの車両と被りそうですがこちらは黒です。シーズン14からみなくなりましたが車両変わってたのに気づいてなかった、という可能性もあるので何とも言えないです。

(2018年10月24日追記)

いつ頃からかは忘れましたが、2015年2月にマイナーチェンジされたモデルになってました。

最後にモブ車両を。

日産車ばかりが用いられる中でシーズン5第2話ではホンダ・オデッセイが犯人の車両に用いられていました(他社製品なのでエンブレム等は隠されていました)。

またシーズン9最終回では特命係の二人と本田がたまきさん所有のK12型マーチに乗って移動していました。

劇場版3作目では終盤でHGY51型シーマを神戸さんが運転していました。なお、後部座席には甲斐次長と綿貫防衛省防衛政策局次長補が乗っていました。

シーズン10最終回ではE51型エルグランドがクローンベイビーを作った医療関係者一家の私有車となっており神戸さんが娘を攫う際に用いてました。
余談ですがこの後の右京さんVS神戸さんの争いが右京さんの信念を揺るがせたことと神戸さんが官房付となったのは印象的でした。

(2018年10月24日追記)
こちらに関しては書き出せばきりがないです…。

以上で終了となります。水曜が楽しみな反面怖さも半分あります。
Posted at 2020/05/02 13:49:45 | コメント(2) | トラックバック(1) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ

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