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あぶない特命係の青島/いいこまのブログ一覧

2024年06月20日 イイね!

『帰ってきたあぶない刑事』捜査車両に関して(ネタばれ含む)

『帰ってきたあぶない刑事』捜査車両に関して(ネタばれ含む)『帰ってきたあぶない刑事』5月25日に舞台挨拶中継付きの回観てきたので書きます(ドラマ1作目~『さらば』まではこちら。文字数制限引っかかったので『帰ってきた』だけ別記事の形となりました)。
率直に感想を言えば、「前作でもきれいに終わってはいたけど、本作のほうが良かった!」
38年経ても鷹山さんと大下さんと町田さんと薫さんの関係性がずっと変わらないことが本当に素晴らしいことだとつくづく思います。例えば町田さんは二人がいない前だとガツンと言ってやると思っててもいざ本人たちを前にすると「トロい動物」「プリティー町田」に戻ってましたから(ただその一方でいざという時の対応は『もっとも』等での近藤課長を彷彿とさせてくれてよかったです)。そして薫さんは相変わらずの暴走特急ぶりでした(それでも台本通りみたいですが)。

(以上は劇中使用曲の元曲のほうです)
また過去作を観ていたら懐かしいと感じさせる演出(オープニングとエンディング、BGMはTVドラマ版のアレンジでしたし、先述してますが『Where do you go from here?』がいい使われ方をしてました。また、過去の映像が用いられていたのでその意味では初見でも問題はないかもしれませんが、それでも極力観て実際の空気感がどういうものだったか感じてもらいたいです)があって良かったです。
ていうか『もっと』のエンディングの映像見当たらなかったです(曲が『翼を拡げて』になってるだけで赤レンガ倉庫前を走ってジャンプする映像自体は1作目と一緒ですが。そして本作では『さらば』以上に再現されていてよかったです)。
『まだまだ』あたりから主役二人が年齢を重ね老いを感じ始める中で周りに若い層が増えてきたことがネタも交えて描かれ出すようになっていますが、本作の場合はそれでも若手刑事の尾行を撒いたり傭兵の襲撃時に若手に指南して立ち向かえるようにしたりと「老いてもなお衰えたわけでない」様を見せていました(このあたりに関しては若手刑事に見向きもされていない『さらば』よりも若手からは最初こそおっさんと見くびっていたけど最終的に認めた節のある『まだまだ』に近いところはあるかもしれません)。ていうか片方に関しては土方歳三の中の人だしなあ。
まあ、語りたいことはいろいろありますが本題に入ります。長くなったら書けなくなるので。なお、二人の移動車両と捜査車両以外は書いてません。
今回はこれまでの劇場公開作品と違いメーカーからの車両提供はなく1台を除き劇用車会社からの提供となっています(劇中で破損する車両に関しては用意したのは東映側と思われます)。
前作のような日産自動車の車両提供がないのは何とも惜しまれます。ただ、意図したか偶然かは定かではないものの土屋太鳳さん演じる依頼人の永峰彩夏がみなとみらい大橋を南下するシーンにおいて右側に日産自動車グローバル本社が映ってます。

出典:https://www.opencar.jp/bmw330ci_cabriolet_msp_26u29.htm
ニュージーランドでトラブルを起こして出禁となり横浜に戻って探偵事務所を開設した鷹山さんと大下さんが足車にしてるのは銀色のE46/2C系BMW・330Ci Mスポーツカブリオレです。
劇中では冒頭から『She’s So Good』をBGMにベイブリッジを渡ってから埠頭に停まっていたほか、彩夏が登場してからは彼女を助手席に乗せて宝石店に向かったりその帰途ホテルエントランス前で岸谷五朗氏演じる劉飛龍の配下による襲撃を受けた際には配下を撥ねたりサイドターンを繰り出し逃げたりしましたがその途中でガス欠を起こしてレッカーされる事態となりました(BGMの『RUNNING SHOT』が遅くなるのは笑いました。因みにグレードにもよりますがE46/2C型の場合だと約7.5~9.3km/lとのことです)。
それでもその後も最後まで使い続けており鷹山さんと合流してからは彩夏を後部座席に乗せることもありました。
なお、この車両を使うことになったのは冒頭から主役二人を映したかった事と3人乗せる状況を想定したためとのことです。
もしや途中で大破するんじゃと思いましたがそんなことはなかったです(なお、劇中ではずっと幌は開けっ放しでした)。これに関しては実際の車両が劇用車企業である「ワンダーフォーゲル」(『ドライブ・マイ・カー』のサーブ900の提供元といえばわかるかもしれません)所有の車両だからという背景があるからでしょう。また、近年の警察の規制厳格化で模造ナンバーを使用して公道走行したうえで撮影を行うのが実質不可能となったこともあって素の車両の「多摩303 む 65-93」ナンバーが用いられているそうです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:180Crown-unmarkedcarLED.jpg
鷹山さんに大下さん、薫さんに彩夏、町田さんの部下が敵と遭遇したバー・カプリアイランド(因みに知りませんでしたが元ネタはあぶ刑事ドラマ版監督を務めたことのある西村潔監督が手掛け柴田恭兵氏も出演した『大追跡』17話に登場したバーとのことです)に町田さんが向かう際には黒のS180型トヨタ・クラウン(何故かS210型と間違えてましたが後で調べてわかりました)に乗っていましたが、道中カプリアイランドから逃げる薫さんと接触してしまいました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toyota_MARK_X_250G_(X120)_front.JPG

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jeep-Grand-Cherokee-WK.jpg
またそれ以外の捜査車両として銀色のX120型トヨタ・マークXが登場し、終盤早乙女太一氏演じるベンチャー企業社長で『もっとも』における銀星会会長である前尾源次郎の息子である海堂巧の一味の搭乗する黒のWH系ジープ・グランドチェロキーに接触して横転させていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2009_Toyota_Mark-X_03.jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2008_Toyota_Crown-Royal_01.jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_SKYLINE_250GT_(V36).JPG

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Patrol_car2.jpg
なお、それ以外に捜査車両として登場したのは銀のX130系トヨタ・マークX 250G、白黒警察車両としてはS200型トヨタ・クラウン(こちらは劇中で爆発炎上)、V36型日産・スカイライン(劇用車会社である「インペリアル」所有車両。これに関しては他の作品でもちょいちょい見かけます)、E24型日産・キャラバンが登場していたようですが、たぶんX130系マークXはV36型スカイラインと見間違えてた&それ以外は気づいてなかったという感じです。
キャラバンに関してはその次のE25系以降ならともかくE24系は現実でも見かけることが少ないだけになかなかレアな気がします(それでも映画だと『お前の罪を自白しろ』にも登場してたりしますが)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_LEOPARD_Ultima_MY1987_ver.Saraba_Abunai_Deka_(3).JPG
そして忘れてはならないのはゴールド・グレーのツートンのF31型前期型日産・レパードアルティマでしょう。
劇中では町田さんがトランクに重火器類を詰めた状態で二人のもとまで運転して持って行った後、大下さんが彩夏が拉致された本牧埠頭のコンテナターミナルまで乗っていました。それから彩夏の母親の被弾に気づくと敵の発砲を受けつつも車内から敵に発砲していました(この時、後輪ホイルスピンしていました)。
前作のレパードもですが、横浜港署の覆面車両の設定のようです。販売期間が1986年2月~1988年8月(後期型も含めれば1992年8月ですが前期型なので)の車両なだけに今でも用いてるのがとんでもないです(でもこの作品に関してはそれがいい)。
撮影に際してはこの車両だけが個人所有車両を用いている(絶版車両であることから日産自動車側よりも個人所有車両を当たったほうが早いため)のですが、所有者の方の所有時点で車両の外装(グレードも『さらば』と違い本当に「アルティマ」グレードです)・内装のカラーリングが過去作のレパードと同様(但し劇用車との相違としてサンルーフ付き車両であり、所有者の方もその点を惜しんでいるとのこと)ではあった物の元々作品と無関係に車両維持するつもりだったことからカスタムしていたのが、東映側からF31型レパードを扱う専門店に車両仕様の連絡が入りそこから条件の合致する車両を入手していた所有者の方に話が来たことでノーマル仕様に戻したそうです。その際には全部品を1986年型のものに換えており(車両自体は1987年型)、仲村トオル氏いわく「ここまで再現されると、感動を通り越して気持ち悪いです(笑)」(賞賛)とのことです。
また面白いのがナンバーに関しては先述の330Ciカブリオレの項でも述べたように素の車両のナンバーを用いることになる(『さらば』迄の個体は模造ナンバーなので素のナンバーを用いたレパードが登場したのは今作が初です)のですが、所有者の方がかつての港303号と同じ「54-17」のナンバーを希望したところ、「横浜333 も 54-17」となったのでした。
殆どの方がご存じでしょうが、希望ナンバーは下4桁は兎も角分類番号や平仮名部分は所有者側で決められるものではないので完全に偶然です(或いは横浜陸運支局側が気を利かせ調整したとかなら担当の方がGJです。そうでなく本当に偶然なら神様の賜物と言えるでしょう)。
なお、本作の制作発表の会場や2024年2月17日~2月18日にパシフィコ横浜で開催された「Nostalgic 2days」等においてもこの車両は展示されていました。
Posted at 2024/06/20 23:31:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 日記
2024年06月20日 イイね!

あぶ刑事捜査車両の変遷(ネタバレ含む)

あぶ刑事捜査車両の変遷(ネタバレ含む)※2016年1月27日に書いたものを何度か加筆・編集し日付を変更してます。
あと車以外ならこちらの方も。
間違いあれば指摘のほどよろしくお願いいたします。

『さらば あぶない刑事』公開ということで捜査車両に関して纏めてみます。主に主役二人の方についてですがそれ以外も書く予定で。
因みに画像の殆どはWikipediaからの引用です。

ドラマ1作目~『もっともあぶない刑事』(以下「映画3作目」)に関しては他のメーカーの車種も登場してましたが日産自動車提供とあってほとんどすべて同社製品が捜査車両に用いられていました。『西部警察』やテレ朝水曜9時ドラマもあって「刑事ドラマと言えば日産」のイメージを形成するには十分かも、と思います。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Model_car_of_Minato_303.JPG
その中でも一番印象的なのはやはりドラマ1作目と『もっとあぶない刑事』(以下「ドラマ2作目」)1~4話で登場したゴールドツートン・「横浜33 も 54-17」ナンバーのF31前期型レパードアルティマ(いわゆる「港303号」。「港5号」「港3号」と呼ばれていることも)でしょう。枚挙に暇がないほど活躍してたので挙げきれないのですが大下さんが運転席、鷹山さんが助手席に座ってカーアクションってイメージが強いです。

それ以外でもF31前期型レパードに関していえばドラマ1作目13話や映画1作目で青い個体が登場しており、前者は「愛媛56 ゆ 61-41」ナンバーのXS-IIでいつもの癖で「港…」と言いかける描写があり後者は「横浜33 も 54-19」 ナンバーのアルティマでそこそこ活躍してました。まあ、それぐらいですが。
因みに映画版の方はゴールドの個体を使うつもりが無理だったから青色になったとか。あと、マガジンでは後期型となっていますが実際は前期型です(そもそも後期型の販売は1988年8月から)。
なお、CMに使われていた広報車と同じもので、当時テレビ朝日系列水曜21時枠で放送されていた『大都会25時』でも用いられていたそうです(但しナンバーは異なるとのこと)。
また、『またまたあぶない刑事』(以下「映画2作目」)でもゴールドツートンの個体は登場しそこそこ活躍を見せてましたがそちらは「横浜33 に 47-53」ナンバーです。なお、撮影には2台用いられたそうですが片方はテレビシリーズでも用いられたもので後にドラマ2作目でも用いられました。もう片方は被弾時の撮影のために白い個体をわざわざツートンに塗ったものでよく見るとツヤが異なります。
序盤で片輪走行しそこから暫く修理し430系セドリックに乗ってましたが横転(しかもその状態で暫く滑る)・大破したこともあってその後再度活躍し終盤で相手の銃撃で左サイドが穴だらけになってたのが印象的です。

(2024年6月20日追記)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_CEDRIC_4door_Hard-Top_200E_(E-V430-L20E)_front.jpg
余談ながら、430系に関してはセドリックと書きましたがグロリアの可能性もあるようです(これに関しては撮影に際して前期型と後期型を使い分けていたのですが、前期型においてはフロントグリルがセドリックの仕様でリア回りがグロリアの仕様だったそうです。因みに画像はセドリックのほうですが、劇中に登場してたのは黒です)。
同車両に関してはその後は二人が捜査から手を引く条件で手にした2億円がトランクの中に詰められていましたが、ラストではスクラップ工場に持っていかれた上に磁石でくっつけられ持ち上げられた際にトランクが開いて中の紙幣がばら撒かれる状態となっていました(その際には二人は劇場版1作目ラストよろしく車両にぶら下がっていました)。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Model_car_of_Minato_302.JPG
それ以外ではドラマ2作目第5話~映画3作目で登場した青ツートン・「横浜33 の 45-05」ナンバーの後期型アルティマ(いわゆる「港302号」)も有名な気がします。
ドラマ2作目最終回では犯人に奪われペンキまみれになって洗車機にかけられたと思ったら終盤では銃撃戦でガラスが破損していましたが後で元通りになってました。が、映画3作目では影が薄かったです…。
ほかにはセドリック・グロリアのY30型・Y31型やR31型スカイライン、A31型セフィーロ、捜査車両ではないですがZ31型フェアレディZや3代目フォード・マスタングコンバーチブルが印象的です。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan-CedricY30Standard.JPG

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_Cedric_V-20_Twin_Cam_Turbo_Gran_Turismo_SV.jpg
グロリアに関しては映画3作目で吉井さんと田中さんが護送車両に用いていましたが鷹山さんと大下さんが奪った(尤も、それがなければ黒幕に襲撃されるところでした)末にやけにテンションの高い若者2人組の乗るポンティアック・トランザム(下写真。劇中では黒)と車両を交換してたのが記憶にあります。

なお、そのトランザムは劇中では『There Oughta be a Law』(余談ですが、同曲の歌詞違いが『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』後期OPである「Men of Destiny」とのことです)をバックに大量のパトカーとカーチェイスを繰り広げた末に廃車となりました。
あのシーンは何度も観てるのに「頼む…逃げ切ってくれっ!」って観る度になってしまうなあ…。ましてや見守る近藤課長の姿がもう。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Pontiac_Firebird_Trans_Am_1976_(7899601580).jpg
なお、ナンバーが「横浜77 つ 37-10」となってる個体もあります(映画3作目の個体もそれ)が、『相棒』シーズン7~10に登場していた黒いR35型GT-Rが「練馬331 に 37-10」なのはこれを意識したのではと指摘されることがあります(但しこちらに関しては「湊」のもじりの可能性も指摘されています)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1988_Nissan_Skyline_(R31)_Silhouette_sedan_(26385699922).jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1988_Nissan_Skyline_GTS-X,_front_right_(NZ).jpg
スカイラインに関しては仲村トオル氏演じる町田さんがグレーの個体を運転してたり映画3作目ではガンメタの個体(港306)が銃撃を食らってフロントガラスに大穴があいてたのとドラマ2作目11話で2ドア仕様と4ドア仕様が登場してたのが印象にあります。

(2024年6月20日追記)
R31型スカイラインに関してはその翌年から販売開始されたF31型レパードが基本設計を共有する姉妹車種なのでその兼ね合いもあるかもしれません(出た時期は兎も角車両クラス的にはレパードが姉でスカイラインが妹といったところでしょう)。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1988-1990_Nissan_Cefiro_(A31)_sedan_02.jpg
セフィーロに関してはスカイラインに代わって町田さんが運転してましたが彼の私用車の設定なのかもなあ、と思ってしまいます。女子大生のナンパの時に使ってましたし。

その後のシーンで盗まれた際に井上陽水氏出演のCMに準え「僕のくうねるあそぶが…」と言ってました。
映画3作目でも殺し屋を追う大下さんのところに証拠となる銃弾を持ってきた町田さんのくだりではスピンターンを魅せていたり(因みによく観るとモブにも1台居ます。使いまわしたように見えますが影の所為か色味が違う気もします)、後半では大下さんと鷹山さんを捜索する際に吉井さんと田中さんが搭乗し捜査車両が見つかったと通達が来るや運転する吉井さんが張り切っていたりとそこそこの活躍を見せていました(正直、レパードより影が濃かった感があります)。なお、ドラマ2作目では港306、映画3作目だと港305となっていますが、コールサインが違うだけで設定上は同一車両といったところでしょう。

(2024年6月15日追記)
レパードに関する記事でも書きましたが、A31型セフィーロに関しては取扱店舗やスカイライン(但しR31型ではなくセフィーロの翌年に登場するR32型)の姉妹車である関係からF30型レパードの4ドア仕様の受け皿とされることもあり、起用に際してそうした背景もあったのかもしれません(先述のR31型スカイラインの要領で言えばクラス的にも登場時期的にもレパードが姉でセフィーロが妹。あとレパードに関してはグレードによってはセフィーロより全長が長かったり…)。
なお現実においてもA31型セフィーロは警察車両に採用されていますが、あぶ刑事のおかげの説もあるそうです(どの時期まで用いられていたかは不明ですが、少なくとも1995年に当時のオウム真理教一斉捜査のニュースにおいて映りこんでいるのが確認されていたりします)。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_300_ZX_(8490940358).jpg
フェアレディZ(画像は国外仕様の300ZX)に関しては木の実ナナさん演じる松村課長が映画1作目で乗ってましたがあとはドラマ2作目初回のモブぐらいでした。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:83_Ford_Mustang_(5995792865).jpg
3代目マスタングに関しては映画2作目で松村課長のクルマとして登場したぐらいですが何か印象に残ってます。

出典:https://gazoo.com/column/daily/17/03/07/
その他では劇場版3作目ではGC240系シビリアンの護送車仕様も印象に残っています。
劇中では下手な変装をした薫さんが2人に貸して重要参考人を匿うのに使われるのですが、最も印象的だったのは2人が町田さんに遺言めいた言葉を残し、銃弾を受けつつも検問に突っ込み横転するシーンと言えるでしょう…。町田さんの「やだなぁ、なんかもう会えないみたいじゃないですか」発言が卑怯すぎます…。ましてや完結のつもりで制作したのかテーマソングが物凄く切ないからまた。


(2024年5月25日追記)
因みに同曲は『帰ってきたあぶない刑事』では嘗て鷹山さんや大下さんと付き合いのあった女性歌手の思い出の曲として用いられていました。
アレはアレで個人的には普通に素晴らしかったです。何より用いてくれたのが有難いですし、劇伴に中には同曲をもとにしたようなのもちょくちょくありました。

『あぶない刑事リターンズ』(以下「映画4作目」)『あぶない刑事フォーエヴァーTHEMOVIE』(以下映画5作目)では三菱自動車提供となりました。
映画4作目においては

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mitsubishi_RVR_Sports_Gear_2.0_TD_4WD_1993_(17145502176).jpg
RVRが町田さんと関口知宏氏演じる虎井の捜査車両として登場し途中レッカー移動されてたことや

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mitsubishi_Delica_Star_Wagon_303.JPG
終盤で小林稔侍氏演じる深町課長が銃火器を載せたデリカスターワゴン4WDで現れたりしてたのが印象的です。が、劇中設定では倉庫爆発で大破したそうで(ていうかそんな状況であの二人は頑丈過ぎだw)。
なお、白黒パトカーは劇中車レンタル会社の都合でトヨタが多数で日産は少数となりました。
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:164-Super-TS-21.jpg

主役となる捜査車両はフィアットアンドアルファ・ロメオ・モータース・ジャパン(後のStellantisジャパン)の提供により白のアルファロメオ・164となっており、主役車両としては初の4ドアセダン&左ハンドルです。しかも防弾仕様と来たからすごいです。
なお、実車は撮影終了後に視聴者プレゼントとなったようです。

(2016年6月18日追記)
今更ながら、三菱自動車が2016年度中に日産自動車の事実上傘下になるときいて驚いたのですがその時ふと「勿論偶然だろうけどそれを考えると日産とつくづく縁があるんだな」と思いました。
とりあえず、日産が三菱の技術を潰すような真似をしないことを祈りますが…。
(2017年11月17日追記)
その日産も別の意味で「やっちゃえ」してしまいましたね…。

『あぶない刑事フォーエヴァーTVスペシャル』では金曜ロードショー枠での放送ということもあってマツダが提供してた他に当時の提携先であるフォードから4代目マスタングコンバーチブルが提供されていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:94-98_Ford_Mustang_convertible.jpg
映画2作目の3代目マスタングと同じく松村課長のクルマです(だから起用されたのもあるのでしょうが)。また幌の下に銃火器を忍ばせていたのでそこから武器を取り出し永澤俊矢さん演じる城島に応戦していました。
大下さんが運転し幌に腰かけ松村課長が発砲してるのは個人的に割と絵になってたかと。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ghibli2av.jpg
主役となる捜査車両は輸入代理店のコーンズ・イタリア(のちの「コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド」)の提供で2代目マセラティ・ギブリとなりました。ノッチバッククーペなので「若干レパードを意識したのかな」と感じたことがありますがこじつけと言われても文句は言えないですし実際のところ偶然でしょう。
劇中では主役二人だけでなくベンガルさん演じる田中刑事らも途中で乗ってた記憶がありますが目を離した隙に主役二人が奪ってました。
なお、ナンバーは「横浜34た10-06」 ですがこれは映画4作目のアルファロメオ・164も全く同じです。

『まだまだあぶない刑事』(以下「映画6作目」)では前作に引き続きコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが提供を続けたこともあり5代目マセラティ・クアトロポルテが主役となる捜査車両となりました。
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Maserati_Quattroporte_(IAA_2005).jpg

出番はそこそこあり、田中哲司氏演じる尾藤からの銃撃を避け走行したりといった活躍がありましたがそれ以外では特に印象的なものはあまりなかったような…。まあ好きな車種の一つなので登場は俺得です(それだけに『MOZU』において東の愛車で登場したときは「おおっ」となりました)しエンジン音(フェラーリ・F430のものと基本が一緒ですし)は素晴らしかったですが。
なお、ナンバーは 「横浜300さ40-32」 ですが横浜じゃなく品川なら『PS -羅生門-』実写版に登場した日産・フーガのナンバーとなるようです。同ドラマは未見なのでどんな感じかはわかりませんが。因みに舘ひろし氏はそちらでは黒田勘太警部補役で出演しています。

で、ここから『さらば あぶない刑事』に関して。

これまでが荒唐無稽の度合いがやりすぎ気味(これまでのと比べて窮地が窮地に感じられないのもありますし)だったことや最終作であることから原点回帰にシフトした(といっても完全に荒唐無稽でなくなったわけではありません)ことに加え、トミーテックが脚本家から作品の復活を聞かされ働きかけたことがきっかけで日産自動車の提供が復活しました。

その力の入れ具合は紹介動画を作るほどですし、2016年1月13日から2月29日にかけて本社ギャラリーでも劇中車の車両展示がなされています。
ただし日によって展示されてないことがあったり、またパトランプが装着されてたりされてなかったりするようで、自分が24日に観に行って撮影しに行った際、NV200タクシーの展示がされてない日だというのを失念してました。(´・ω・`)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_NV200_TAXI_(DBA-M20)_Ver.Saraba_Abunai_Deka_(3).JPG
まあ劇中に登場するのとほぼ同仕様の車両がいくつかあったので問題ないですが。
なお、NV200タクシーは港署前で夕輝壽太氏演じるディーノ・カトウを乗せる程度の活躍ですが纏め動画でも紹介されてますし本社ギャラリーでも展示されています。
で、話を戻しますが纏め動画を観る限り劇中ではR34型スカイラインセダンとV37型スカイラインハイブリッドが港署の捜査車両として登場しています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_skyline_hr34_sedangt_1_f.jpg
前者は闘竜会に殴り込みに行った際に乗り付けていました。ドンパチ合戦で銃弾を食らってたほか、RV車と接触しながら交戦した末にバイクに乗った人物(恐らく吉川晃司氏演じるキョウイチ・ガルシア)の発砲で横転してました。まあ横転なんてあぶ刑事じゃよくあることだから(確信)。
なお、観賞時点では知らなかったことですがナンバーは「横浜303 の 94-19」となっておりドラマ2作目や劇場版3作目に登場したスカイライン(コールサインこそ前車は港305、後車は港306と別ですがどちらもナンバーは「横浜54 の 94-19」)を彷彿とさせるものとなっています。
また、撮影に関しては2リッターエンジン・5MTモデルを2台使っており、1台は純正ホイールが、もう1台は社外ホイールを装着しておりそちらは横転のシーンに用いられたそうです。

(2024年5月25日追記)
すみません、2.5リッター 4AT仕様(純正ホイール)と2リッター 5MT仕様(社外ホイール装着、トランクに凹みあり)とのことです。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_Skyline_350GT_Hybrid_Type_P.jpg
後車は港署から発車してたりしてたぐらいにモブです。てっきり先述のNV200タクシーを追跡するのかと思ってましたが違ってました。
なお、このシーンでは広報車両が使われてますが元々の車両のデビューが2014年のためか展示はされてないです。ただ、違うグレードの奴なら時たま展示されます。
ほかに主役となる捜査車両として

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_GT-R_Premium_Edition_MY2014_ver.Saraba_Abunai_Deka_(1).JPG
R35型GT-Rが登場します。朝の情報番組とかで取りあげられる際にちらちら映っており、日産公式でも本社ギャラリーで展示されたりしてます。

まあ1月28日~2月1日は銀座の方で展示されてたようですが。因みにV37型スカイライン同様広報車が使われており、ナンバーもそのまま用いられています。
設定としては新車導入されてることとなってるので配車係が勝手に持っていかれてあたふたしています(ましてや1000万円以上する)がこれが一番出番が多かったと思います。

(2016年6月18日追記)
2017年モデルがこの時点で発表されていればもしかするとそちらが採用されてたのかな、と思いますが過ぎたことなので何とも言えないです。
まあそれはさておき、元々好きな車種なので採用はそもそも俺得だったのですが、それだけでなく日産の現行車両ではという意味合いでF31型レパードとポジション的に被るといえるのかもしれないのでその意味でも採用は正解だったのかもしれません。
何しろ2ドアクーペですし性能も元々の車両の性格上普段使いでは不要ともいえる位に高く、さらに価格が先述の通りグレードによっては1000万円を超える上に劇中で用いられたのは本革インテリアのオプション付き(因みに2010年~2013年に存在した上級グレードである「EGOIST」が実質前身)ということで完全にラグジュアリーな方向に振ってましたから。

そして

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Model_car_of_Nissan_LEOPARD_Ultima_MY1987_ver.Saraba_Abunai_Deka.JPG
あぶ刑事の代名詞でもあるゴールドツートンのF31前期型レパードも登場します。情報番組では港303号と港302号のミニカーが大下さんのデスクの上にあったのが映ってた(ドラマ1作目の項目の画像参照。纏め動画でも登場)ものの実車は映ってなかったので登場しないと思いきや公式予告で登場したので「おおおお!」となりましたし纏め動画でもしっかり取り上げられていました。
ナンバーは「横浜302 の 45-05」となっており車体は港303号、ナンバーは港302号をオマージュしたものとなっています。町田さんが用意したものでメンテナンスもしっかりしてるそうですが…いやはや大下さんの「昔の恋人に出会った気分だぜ」の台詞が粋です。
登場したのが終盤なのでGT-Rと比べると活躍は薄いですが登場し横浜の街並みを走っていくだけでも意義があるかと。しかもケツ振った走りしてましたから往年の活躍が少し思い出されます(なお、GT-Rは構造上そのままではケツを振った走行は無理だったような記憶があります)。
結果的には大下さんの運転する捜査車両としてはこれがシリーズ全体で最後となる(捜査車両以外ではゴルフカート)のでゴールドツートンのF31前期型レパードに始まりそして終わった感じです。TV1作目初回はいきなりレパードが映って始まったので。
まさかないとは思いますがニュージーランドに持っていってたら面白そうです。日本同様左側通行だからそういう意味での問題はまあないですが。
因みにGT-R同様こちらも(というよりこちらがメイン)日産グローバル本社ギャラリーで展示されていますがそれ以前にも1月2日~6日まで京急上大岡駅で展示されていました。いやあこれが生で拝めたのは私事ながら横浜まで向かった甲斐がありましたよ。
なお、撮影では2台の車両を使い分けており走行に使ったのは質の悪い方みたいで展示されてるのが良い方です。そのためか一部の媒体ではよく見るとナンバーが「名古屋504 そ 79-94」となっていますが、5ナンバーなのは本来のグレードがXS-IIでそこにアルティマのパーツを付けたためです。
また、車両自体は東映の用意したものですがそもそも日産側としては新車のみの登場としてほしかったそうで説得して実現した感じの様です。またそれが決まったことで脚本も一部変更されたそうです。
出番が少なかったのはそのためかもしや…。あとライムスターの宇多丸氏も演出が下手糞と評してましたが、自分は然程気にならなかったものの「宇多丸さんの提案した演出だったらなお良かったろうな」感はあります。
これに関していえば突貫工事な面はあったのかもしれませんが氏が『進撃の巨人前編』評でも述べてたように免罪符にならないのも事実なのかもしれません…。ただ、それでもレパードの姿を拝めたのはよかったですし、宇多丸氏が「スカイフォールにおけるアストンマーチン」と述べておられたのは「おおっ」と思います。ホントそれぐらいの意味合いを持つクルマだって自分は感じてるので。それに同じことを考える人が多いのかレパードに乗って会場に現れたエキストラの方もおられたそうですし。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2018_Nissan_Fairlady_Z_Nismo.jpg
なお、捜査車両以外ではZ34型フェアレディZニスモが動画を観る限り定年退職後にラーメン屋をやってる田中刑事の屋台のシーンで登場しています。
降りてきたのは映画6作目で署長に昇進しその後NPO法人「横浜港を守る会」会長となった松村会長で、二人に頼まれてた情報を伝えに来てましたがある意味映画1作目のオマージュかもしれません(但しそちらは先述画像のとおり赤)。

ここまで振り返って「どれも好きだやはり一番は日産車だな」と改めて思いました。
だから尚更思うんです。宇多丸さんが「マセラティ乗ってきたけどやはりレパードだ」って感じのを提案されてたのが相当同意できますし他にも同意できるファンの方は多いのではないかと。無論今更言ってもしょうがないですし十分納得してるのにいうのも見苦しいですから。

あ、それとクルマネタではないですが

エンディングで『冷たい太陽』が用いられるとのことでこれが再現されるのならホントにうれしい限りと思ってたものの実際にはなされませんでしたがオマージュがあった上に過去作のシーンが拝めたのはよかったです。近藤課長への敬意も払われてましたし。

あと『RUNNING SHOT』もリミックスバージョンですが川沿いでの追跡で用いられていました。
過去作でも映画2作目とドラマ2作目を除いて使われてた(因みに個人的には映画4作目までのが特に好きです。いや5~7作目のもアレはアレでいいと思いますが)ので「恒例」のような意味合いの方が近いと言えるでしょうがよかったです。

以上ですが編集でなんか文章がぐちゃぐちゃになったかも…。すみません。

(2024年6月20日追記)
『帰ってきたあぶない刑事』に関しては5月25日に観賞し、それから暫くしてこちらの記事内で書いたのですが、書くことが増えていった結果文字数制限に引っかかりました。
なので別記事にします。
Posted at 2024/06/20 23:22:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ

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