
近年観た映画でネタがありまくってたので手を出しませんでしたがやはり出さないわけにはいかないと感じたもので。
正味、かなり長くなりそうなのでご注意を。あと大体の方にとっては言うまでもないことなのかもしれませんが、基本作中に登場するのが弄ってある車両なので一部画像は参考程度でどうぞ。
あとチューニング内容は正味把握できてないです。すみません。
殆どの方はそうではないと思われますが一応知らない方のための説明もそれなりに加えてます。
※2017年6月7日に追記してます。
まずは1作目から。このころは日本車が重点的に登場していました。
ブライアンの乗っている車両は序盤のゼロヨンレース(1/4マイルの直線区間で競われるドラッグレースの形式で、場合によりますが決着が早く着くのが特徴です)では1995年式三菱・エクリプスです。

囮捜査用の車両であるものの結構弄ってますが、無茶したようでエンジン等がイカれレースには勝てませんでした。それでも警察が来た際に逃げるドミニクを乗せてなんとか搔い潜るのですがそれからドミニクと縄張り争いをしているトラン(彼の妹にドミニクが手を出したのが発端とのこと)の一味の縄張りに入ってしまったこともあって彼らによって警告と後に控えたバトルのマシンを封じ込める意味で銃撃・蜂の巣にされた挙句ニトロを積んでいたことから炎が引火し爆発してしまいます。
嗚呼…もったいねえ。余談ですが、「日本車」とは言ってるものの三菱自動車の米国法人が生産していました。そのためか日本市場でも左ハンドルで導入されていましたが、右ハンドル車が一般的な日本ではあまりパッとせず2006年で日本から撤退しました。とはいえ三菱のスポーツカーといえばエクリプスというイメージは今でも残ってるためか
2017年に発売予定のSUVの名前にも冠することとなっています。

これにより車を失いますがその後廃車同然の1994年式トヨタ・スープラ(恐らく警察が提供。エンジンは無事なようで、最初相手にしなかったドミニクらも振り向いてました)を修理したうえでチューニングしたことでフェラーリ・F355GTSに勝つほどにハイパフォーマンス車として蘇ります。
ある意味エクリプスよりかはこちらの方が有名かも知れませんし自分はこちらの方が好きです。
後半においてトラック襲撃をはかったドミニク一味がトラックの運転手の自衛により窮地に陥った際にブライアンはハンドルをドミニクの妹であるミアに任せた上でタルガトップ(頭上のルーフパネルの脱着・装着が可能な形式)を外し窮地に陥ったメンバーを救出します(そのためこれ以降はルーフがありません)。また終盤のトラン一味との抗争の際にも用いています。
その抗争の終結後ドミニクとゼロヨンを行ない決着は引き分けに終わりますが直後ドミニクが搭乗するチャージャーがトレーラーに突っ込み大破、そのうえ直後に警察が近づいていることから任務より友情を優先したブライアンは借りを返すためドミニクにキーを渡しそれからドミニクが去って行って終わります。ある意味あのラストは重たさが残りましたが、同時に彼らの絆が強固なものであることがわかるいいシーンです。

ドミニクの方は序盤のゼロヨンにおいて1993年式マツダ・RX-7に乗っていました。またガレージやレースウォーでも登場していますがそれぐらいです。
後年のシリーズでアメ車派って言ってたので矛盾が生じますが他の面子にも言えることとして初期ゆえ方向性が定まってなかったせいでしょう。まあ思い入れがなかったと解釈すればいいでしょうが。
その後ブライアンと打ち解けたドミニクはある車種を見せました。

それが1970年式ダッジ・チャージャーです。元々ドミニクの父親のものでしたがレースで事故り炎上する車両の中で落命してからはガレージに置いたままでした。しかしその後トラン一味との抗争の際に復活させます。
抗争終結後は先述の通りブライアンのスープラとゼロヨンを行いますがその後にトレーラーに突っ込んで横転させてしまいます。
後年のシリーズでも登場しシリーズを代表する1台ですがそれに関しては後程。これも割と好きです。

ロスを後にしメキシコ・バハに滞在した後は1970年式シボレー・シェベルSSに搭乗しています。

ドミニク一味がトラック襲撃の際に用いているのは初代ホンダ・シビッククーペです。
実行犯の運転技術が筋金入りなのは作中の活躍で明らかですが先述の通り自衛したトラック相手だとそうはいかなかったようでレティの車両はトレーラーの体当たりで横転、ドミニクの車両はエンジンを銃撃され走行不能に陥りました。
なお、ドミニクのプライベートカーは先述の通りですがそのほかの面子は

レオンが1995年式日産・スカイラインGT-R

レティが1997年式日産・240SX(要は日本におけるS14型シルビア。但しシルビアが2.0Lのところがこちらは2.4L。劇中では紫)

ヴィンスが1999年式日産・マキシマ(日本におけるA32型セフィーロ)に搭乗しています。

またジェシーの愛車は1995年式フォルクスワーゲン・ジェッタ(日本におけるヴェント)でレースウォーの際もそれで出場していましたが、車の所有権を賭けトランとバトルした際に敗北したことで逃げてしまいます。その後抗争の際にそれを悔いて戻るのですが…直後トランにハチの巣にされてしまいます。

なお、そのトランはAP1型ホンダ・S2000に搭乗しています。ニトロ搭載の為そりゃ勝てないわ。
尤も、そのパワーを制御できる能力は要しますし、そもそもドミニクも腕が確かだからこそ先述のエクリプスを蜂の巣にしたぐらいですから。なのでもしジェシーがやらかしてなかったら正々堂々と戦ってた可能性もあったといえるでしょう(やらかした結果が終盤の本格的抗争ですし…)。
印象に残ってるのはそんな感じです。
続いて2作目。こちらも日本車が主に登場していました。

前日談の時点では三菱・3000GT(日本におけるGTO)に乗ってましたが警察に見つかり手放します。

その後中古屋でR34型スカイラインGT-Rを入手、色の再塗装。パーツの追加等を経て本編舞台となるマイアミに渡ります。
本編時点ではカリスマストリートレーサーとなっておりテズに呼び出された際もギャラリーの反応からも伺えますしストリートレースの結果もトップでした(しかもトラップがあったにもかかわらず唯一無傷)。が、そのあと警察に追われた際に電子機器を狂わせる機器を撃ち込まれて機能停止した挙句パーキングメーターにぶつかってフロントが大破しました。恐らくその後は差し押さえられたのでしょうが好きな車種なだけに惜しいものの後年のシリーズにも嗜好的意味で活きていくのはいいなと。
因みにストリートレースでは3台がブライアンと競いました。

スラップ・ジャックの駆けるA80型トヨタ・スープラがブライアンのGT-Rの対抗馬ポジションでしたがバトルにおいて橋からジャンプ・着地した際に足回りを痛めて制御不能に陥りペプシの看板に突っ込むこととなりました。ただ後に修復されスクランブル走行にも参加していました。

スーキーの駆けるAP1型ホンダ・S2000は女性らしい外観ですが個人的に割と好きな方です。
バトルでは3・4位争い状態でしたが橋からのジャンプでは紅一点で他の男に引けを取らない勇気で飛び越え幸いフロントのパーツが外れただけでなんとかゴールできました。その後修復されスクランブル走行でも登場していました。

オレンジの駆けるFD3S型マツダ・RX-7はやや影が薄い感がします(ウィングレスの所為か当時は物足りなさを感じてました)。橋からのジャンプを目にして躊躇したためリタイヤになりますが結果的に無傷で済むこととなりました。こちらもスクランブル走行で登場していました。

因みにブライアンと懇意でレースを取り仕切っていたアフロの男で後のシリーズでも登場するテズ・パーカーはNA1型アキュラ・NSXに乗っています。
機器を打ち込まれ車を失ったブライアンは警察に確保されますが罪を問われないのと引き換えにベローンという男の率いる麻薬組織の囮捜査への協力を打診され、旧友のローマンを誘うと2台の車両を提示されます。

ブライアンが選択したのは三菱・ランサーエボリューションVIIで、作中ではGT-Rよりこちらがメインですし自分はこれが結構好きです。
作中では麻薬組織の採用試験の際にバック走行したり、バトルの際に対戦相手である麻薬組織のメンバーと根性比べを行なったりしていました(結果はブライアンの勝ちですがわりとギリギリでした)。
更に終盤ではGT-Rに打ち込んだのと同じ機器を打ち込まれますが外してパトカーに投げて回避しました。その後はスクランブル走行の際にオレンジが囮で運転しました。

ローマンはST-22型三菱・エクリプススパイダーを選択しましたが彼の嗜好的にはなんかわかります。
バトルの際は優位に立ってたものの対戦相手が妨害行為を働きコースアウトしたことで劣勢に立った状態でブライアンにバトンタッチすることとなりました。こちらもスクランブル走行後は囮のドライバーとしてスーキーが運転しました。
なお、採用試験では様々な車両が対戦相手でしたが

SN95型フォード・マスタングSVTコブラは2台のトレーラーの間をくぐろうとしたらその2台が幅を詰めてクラッシュした末に踏みつぶされてしまいました(ドライバーの生死は不明ですが生きててもキツいことになってるでしょう)。

C5型シボレー・コルベットコンバーチブルは大破したマスタングに激突・大破

E36型BMW・M3クーペはインターチェンジの分離帯に衝突

2代目ダッジ・ヴァイパーも巻き込まれる形…だった記憶がありますが間違ってるかも。

一方、1969年式 シボレー・カマロ イェンコ S/C 427はブライアンのエボVIIやローマンのエクリプスに勝てなかったものの一応生き残りました。なお、エボVIIに発信機が搭載されていることが判明した際に替えの車としてブライアンとローマンに狙われバトルにこぎつけた末に2人は得ることができました。その後スクランブル走行の際にブライアンがベローンの部下であるエンリケを助手席に乗せ警察の目をかいくぐるのですがその実は『007 ゴールドフィンガー』よろしく座席ごと吹っ飛ばしてしまおうという算段がありました(尤も、同作みたく上ではなく横に吹っ飛ぶ形ですが)。しかし作動不良で吹っ飛ばず窮地に陥りますがローマンの助けで脱します。
エンリケを倒した後はローマンが助手席に乗るのですがその後なんとこのクルマでベローンの船に乗り移りました。何とも大胆ですがそりゃローマンがビビるわw

1970年式 ダッジ・チャレンジャー R/T 426 HEMIも経緯はほぼカマロと同様ですがこちらはちゃんと作動しローマンは助手席に乗せていたベローンの部下であるロベルトを吹っ飛ばしました。その後はカマロに突っ込んでブライアンの窮地を救います。尤も、それで廃車になったので出番はそれきりですが。
続いては4作目。3作目を飛ばしてますが理由については後程。
同作以降はこれまでの様に日本車に偏っておらず外車もそこそこ登場します。またこれまでは割と三菱車がメインでしたがスバル車が取って代わるようになりました。

冒頭、ドミニクとその仲間がガソリン運搬車襲撃に使っていたのは1987年式ビュイック・グランドナショナルGNXでした。

一方、2作目ラストで(恐らく冗談でしょうが)ローマンとカーショップでもやるかと言っていたものの4作目時点でFBIのスカウトを受け同機関に入っていたブライアンはブラガという男の取り仕切る麻薬組織の運び屋を決めるレースに囮捜査として参加するにあたり押収品である1999年式日産・スカイラインGT-Rを使います。因みに2作目で壊してしまった旨に触れていたそうですが覚えてなかったです。
因みに劇中ではGT-Rの設定ですが実物は高い(日本じゃ手頃な価格ですが性能的には寧ろそれがそもそもおかしかったんだといわれることもあるそうで)ので実際はER34型日産・スカイライン25GT-tをベースとした車両が使われています。その為よく見ると相違が窺えます。
劇中ではレースにドミニクがいることに驚きながらも参加しドミニクと1・2位を競っていましたがドミニクが車体を当ててクラッシュし1位を逃します(レース後の会話はこちらの見当違いでなければある意味1作目を意識したようにも見えます)。それでも一応運び屋としてドミニク共々採用されそれから再び使うこととなるのですが目的地到着後に危険を感じたドミニクがニトロとシガーライターを利用し他の車両共々爆発させました。
因みに押収車の中には2009年式日産・GT-R(R34型スカイラインGT-Rの後継。年式と色は違いますが『相棒』における神戸さんの愛車といえばおわかりかと)も登場していましたが考えた末に没にしていました。

ドミニクの方は1作目ラストにバハで乗ってたシェベルSSでレースに参加しましたが色はグレーに塗装しなおしてます。こちらもスカイラインGT-R共々爆発させられたのは惜しいところです。
そもそもドミニクが参加しているのはレティが殺されたと聞かされその原因となったブラガに辿り着くためでした。


ブラガが直接手を下したわけじゃないですが彼に代わって組織を取り仕切るカンポスの腹心・フェニックスは運び屋を仕事が済んだら始末し、1970年式プリマス・ロードランナーに乗って逃走を図ったレティもフェニックスが愛車の1972年式フォード・トリノで突進して横転させ発砲した、っていうのが具体的な内容です。なお、トリノに関しては終盤にドミニクのチャージャーが突っ込み大破しました。
話を元に戻しますが、運び屋決定レースには他に

2001年式BMW・540iが登場しましたがドミニクのシェベルSSをクラッシュさせようとするも躱され橋から落下します(その際ブライアンのスカイラインGT-Rが近くに来てましたが躱しました)。

また1997年式日産・240SXも登場しましたが一般車両と事故りました。
二人とは別枠でレースをして採用されたと思しき他の運び屋の車両として

2003年式インフィニティ・G35(日本におけるV35型スカイラインクーペ)が登場しましたがこちらもシェベルSSやスカイラインGT-R共々爆発させられ

2007年式フォード・マスタング GT "Tjaarda"(Tom Tjaardaという人物がデザインしたチューニングカー)も然りです。


爆発させその隙に逃げたとき2002年式ハマー・H1でFBIの押収車両倉庫まで逃げそこで2009年式スバル・インプレッサWRX STIを獲得、終盤でフェニックスの手で大破させられるまでブライアンが用います。

そしてドミニクの方はというと1作目で大破した1970年型ダッジ・チャージャーを修繕し乗り付けます。もっとも、終盤の戦いでまたも大破する運命となりますがブライアンはその後修繕したようです。そして最後の最後に監獄に向かうドミニクの乗る護送バスをブライアンがこの車両で追いかけます。


その際ミアが2003年式アキュラ・NSX(ホンダ・NSX-Rっぽい外観ですが左ハンドルなので異なります)に、レオとサントス(何れもドミニクの仲間)が1978年式ポンティアック・ファイアーバードトランザムに乗っていました。

因みにカンポスの部下で後のシリーズでも登場するジゼルは2007年式テックアート・GTスポーツ(987c型ポルシェ・ケイマンのチューニングカー)に乗っており運び屋決定レースにもいたほかにブラガを追い詰めんとするブライアンやドミニクと邂逅した際にも乗り付けてました。

あと地味に序盤で1986年式フォード・RS200が登場してたのが妙にツボでした。好きな車種の1台なのですがまさか見られるとは…。200台しかないから地味にレアなんだよなあ。
もっと書きたいことはありますが字数制限が出たので新しい記事で。