前回の続きです。
5作目から作風は現在のようなバトルよりアクションに重きを置く形になります(そのため初期派からはあまり好まれないですがクルマは余すことなく登場するので個人的にはこれでもありです)。あと1作目にもあったドミニクのファミリーを大事にする主義も復活してますし。
なお、先述した前作ラストの続きから始まる形ですがそこで護送バスに突進し横転させドミニクを奪還します。

その後ブライアンとミアはリオデジャネイロで1972年式日産・スカイラインGT-R(所謂ハコスカ)に乗ってました。どんだけGT-Rが好きなんだよっていうか随分アンティークです。なお、気づかなかったのですが古い日本の車検ステッカーが貼ってあったそうで。
そこで1作目以来の登場となるヴィンスにより麻薬取締局の押収した車両(別名「伝説の3台」)の強奪の仕事をする羽目になります。

そのうちの1台である1972年式デ・トマソ・パンテーラはヴィンスが持っていきます。

またミアは1966年式フォード・GT40を隠れ家に運搬するのですが実はこの中にはリオデジャネイロにおいて警察を買収してしまうほどに最も強い権力をもつ悪徳実業家であるエルナン・レイエスの闇金の流れを記録したマイクロチップが仕込まれていました。その後米国外交保安部(DSS)の凄腕捜査官で同作以降登場しているルーク・ホブスもドミニクの隠れ家に置いてあったこの車両内部に搭載されているカーナビ(ホブス曰く「クラシックカーが台無し」)をいじっている時にチップがなくなっていることに気づき彼らを追います。

最後に1966年式シボレー・コルベットグランスポーツロードスターに乗って逃走を図りますががけ下に落ちてしまいます。実車は5台しかないので随分勿体ないですが撮影に用いられたのはバギーに車両のパーツをつけた物だそうで。
その後ミアの妊娠の発覚で堅気になることを決意したドミニクによりレイエスの闇金1億ドルを警察署金庫から強奪するにあたりローマンやテズ、ジゼル、ハン(4作目ではドミニクの一味。3作目にも登場してますが後述)といったかつての仲間を呼び寄せたり防犯カメラに映らず動く練習用にいろいろな車をレース等の手段で入手します。

ジゼルは2009年式日産・370Z(日本におけるZ34型フェアレディZ)を

ハンは2011年式GVB型スバル・WRX STI(4作目に登場してた奴がマイナーチェンジの際に「インプレッサ」の名が消滅したものでこちらは4ドアセダン版です)を練習に用いてました。そのほかに

1993年式トヨタ・スープラ

賭けレースで入手した1999年式ポルシェ・911GT3RSも練習に用いていました。まあ前者は柱にぶつけてましたが。

それでもどうしても映ってしまうことから大胆にも2011年式ダッジ・ポリスチャージャーを4台警察署から奪ってます。しかもそれでドラッグレースまでするから凄く肝が据わってます(しかもローマンはサイレンまで鳴らしてる!)。まあ観てるこっちは楽しかったですがw
なお、結果はブライアンが勝ちましたがこれはドミニクがミアの件の祝儀の意味合い(尤も、ローマンがそれを知るのはしばらく後ですが)でアクセルを緩めたための可能性があるので真面目に戦ってたらこれまで通り勝ってたのはドミニクだったのかもしれません。
あと後にニトロを搭載してたんじゃとジョークを言われていました。パトカーにニトロとか随分シュールなんじゃw
終盤では現地の汚職警官らの運転する車両に交じり走行しブライアンやドミニクの窮地を救っており割と活躍してました(ローマンのそのときのテンションが面白いw)。

あと1970年型ダッジ・チャージャーも登場してますが1作目や4作目終盤・5作目冒頭に登場した父親の形見と同一個体かは不明です。まあ同一個体であろうがなかろうがドミニクにはやっぱりこれです。

ただ、この車両を防犯カメラでとらえたホブスがリオでメンバー全員指名手配とドミニク一味との邂逅を経て隠れ家に急襲を仕掛けアーメット・アーマードビークル・グルカLAPV(戦用車両を民用版)に突っ込まれ潰されてしまいます。
もしあのチャージャーが形見の奴だったら「なんてことを…」と思います。そりゃドミニクもホブスをタコ殴りにするわな(その際1作目で言及された過去にレンチで殴打した件の再来が起きかけていました。なお、ストリートレースの場での言動を見るにホブスも知ってた模様)。
因みに後に確保されたドミニクらの護送に用いられてましたがレイエスの部下がホブスら共々ドミニク一味を粛清するために襲撃されています。そしてホブスの部下が目の前で犠牲となりホブス自身も窮地に陥る中でドミニク、ブライアン、ヴィンスに救われたことで周りが手を組むこととなります(その際ヴィンスが被弾し落命したことから周囲は計画続行に反対しますがドミニクもホブスもレイエスを放逐するわけにいかないと続けます)。
また終盤で警察署襲撃の際に金庫のある部屋(位置はローマンがテズお手製ラジコンを事前に侵入させたことで判明)の壁に突っ込んで破壊しています。

そして破壊した後にドミニクとブライアンがそれぞれ運転する2台の2010年式ダッジ・チャージャーSRT8(ボディカラーが黒い所為か個人的に割といかつく感じます)が侵入し2台に金庫を繋いで持ち出します。普通に考えて金庫が動くわけがないですが突っ込むのは野暮ですし突っ込む人間はそもそも観客として対象にしてないでしょう。
(2023年5月30日追記)
その後、10作目である『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』の予告にて、金庫が引きずられていく後ろでエルナンの息子でジェイソン・モモア氏演じるダンテがドミニク達を睨む様が描写されていました。
汚職警官達に追われ逃げながら走っていることから重たい金庫で物が次々破壊される状態となりますがそれを利用して追手の車両を排除したりしてました。また運転技術とコンビネーションもあり金庫の前後に二丁拳銃の如く張り付いてたかと思ったらその後180度ターンで方向修正していました。

やがて橋に到達するもレイエスが待ち構えていましたが父親になるブライアンを案じたドミニクがミアを託したうえで手をひかせ、それからニトロを起動させた上でレイエスらの乗る黒い2004年型フォルクスワーゲン・トゥアレグに突っ込みました。その後ドミニクはかろうじて足腰の立った部下に追い詰められるもドミニクが気がかりで追ってきたのかブライアンが射殺したことで間一髪助かりました。
因みにトゥアレグはもう1台登場してますが金庫で吹っ飛ばされました。
それからレイエスはその後到着したホブスが部下の敵討ちの意味合いもかねて射殺、その後ドミニク達に24時間の猶予を与えた上で闇金の回収に動きますがドミニク一味が汚職警官からの金庫を引っ張りながら逃走劇をする中で見事せしめていた後でした(ホブスはこれに気づいた時に「してやられた」といわんばかりに苦笑していましたがこれがなせたのは予習的意味合いもかねて同型金庫を事前購入していたからでしょう)。
(2023年5月30日追記)
画像間違えていたので直しました。
なお、吹っ飛ばされて海に落ちたトゥアレグにはダンテも搭乗していたことが『ファイヤーブースト』の予告にて判明しています。
そして本作で父親を殺害され更には将来まで奪われた一方でドミニクたちは栄光の路を歩んでいったことから同作ではヴィランとして彼等の前に立ちはだかることとなるのでした。
その意味では直接的にエルナンの命を奪ったホブスやその家族も心配ですが、なんにしてももとはといえばドミニク達を葬らんとして護送車両を襲撃しホブスの部下たちやヴィンスの命を奪ったのはエルナンのほうなので逆恨みも甚だしいと言えるでしょう。
その後の展開は

ローマンとテズは派手好みな性格(特に前者)ゆえか2010年式ケーニグセグ・CCXRエディションを手に入れておりその2台がスクリーン上で一堂に会していますが世界で4台しか存在しない車両であるだけにとんでもない事態です。
実際の所有者の方から拝借したとのことですが本当に凄い…。

ハンとジゼルはカーボンブラック色の2010年式レクサス・LFA(昔、ガキ使で脇坂寿一さんがこれと違う個体でしょうがスピンターンをやってたといえばお分かりいただけるでしょう)でアウトバーンを疾走、その際一緒に東京に行こうという3作目の展開を予期させるかのような台詞を発します。
そのため「ここから3作目につながるのか」と勘繰りましたが外れと知ることとなった件については後程。

主役の二人はといえばドミニクは彼らしいチョイスながら2011年式ダッジ・チャレンジャーSRT8(画像右)でブライアンの隠れ家に乗りつけていました。
ブライアンの方はといえばこちらも彼らしく2010年式日産・GT-R(画像左)に乗っていました。
ラストはこの2台がバトルをしているシーンで締めておりエンドロールでもその様子が描かれていました。
なお、これらに関してはせしめた1億ドルが元手でしょうが一部はヴィンスの遺族に渡していました。流石ファミリーを大事にする主義です。
続いて6作目。オープニングで過去作の懐かしいシーンが観られた時点で良作の予感がしたのは裏切られなかったです。
方向性は5作目と一緒ですがファンからの評判の低い3・4作目も重要な意味合いがあったんだと驚愕しました。

冒頭は前作ラストで描かれたような峠のバトルで始まりますが前作の続きではなくミアの出産に駆け付けただけでした。またブライアンのGT-Rは2012年式となっていました(その為よく見ると相違点が窺えます)。
ドミニクの方は前作同様です。峠のバトル以外では、ホブスが隠れ家にオーウェン・ショウという男が率いる組織の壊滅の依頼とその組織に4作目で死んだはずのレティが関わっているかもしれないという情報(前作ラストでもそのことが示唆されていました)を引っ提げて来訪した際のほかブライアンの隠れ家に赴いた時にも乗り付けていました。

あとテズはフェラーリ・FXXに乗っていました。実車はサーキット戦用車両で公道走行不可なのでBMW車をベースとしたレプリカが用いられています。

また、ブライアン宅にはスバル・BRZも置いてありますが恐らくミアのものでしょう。

レティの生存の可能性を聞き依頼に乗ったドミニクは前作のメンバーをそろえ組織壊滅に動きます。そしてそれに際してホブスはメンバーそれぞれのために2010年型BMW・M5を用意しメンバーはそれに乗って臨みます。が、組織のレベルが高く「チップ・ガン」という電子機器を狂わせる機器(原理的には2作目に登場した機器と同じですがあちらがボーガンみたいな感じなのに対しこちらは名前通り小さいチップ状)が貼り付けられて制御不能となりクラッシュします。

一方、ブライアンは貼り付けられるも運転技術を駆使して剥がし制御不能に陥りませんでした。それから組織の駆ける2002年式ランドローバー・レンジローバーを追跡するのです…が

突然レンジローバーは方向を変えその前にいた「フリップ・カー」と呼ばれる特殊車両が前に立ちはだかりそしてブライアンの駆けるM5をクラッシュさせました。
この車両が曲者で冒頭でホブスが当たった事件ではビルの高いところまで車両が吹っ飛んでましたしM5のクラッシュ以前にも追いかけてるパトカーが悉く吹っ飛ばされてました。
しかも関係者曰く特別な小細工をしなくてもツルシであれだけ飛ぶそうです。小道具の本気怖え。

ドミニクのほうはそもそもつけられてなかったと記憶していますがそれはさておき途中でレティの姿を見つけ彼女の乗る1971年式ジェンセン・インターセプターを追いかけます。その後ドミニクは追いつくも彼女に撃たれ負傷するのですが…。
実は彼女は生きていました。4作目での説明で「レティのロードランナーを横転させ発砲した」と言いましたが発砲したのはレティにではなくロードランナーの方でした。とはいえ発砲したことによる爆発で吹っ飛ばされたレティは病院で記憶喪失と判明、その後利用価値があると判断したブラガがオーウェンの一味に加えた、といういきさつがありました。
そのためドミニクのことも覚えておらずこれが次作まで引き摺って彼女を苦しめることとなります…。

なお、ホブスはナビスター・MKTに搭乗して組織を追っており、のちのシーンでもちょくちょく同車が登場します。ただ軍用車とかは守備範囲外なので言いつつピンとは来てないです。
その後M5のクラッシュのこともあり電子制御装置非搭載の車両を求めたドミニクが目を付けたのは旧車でした。そして購入したのは

1969年式ダッジ・チャージャーデイトナ(実車はもともとのチャージャーをNASCAR向けに仕立てた物であり台数は多くないですが撮影に用いられたものはそれとは別です)

1970年式フォード・エスコートRS2000

1969年式フォード・アンヴィル・マスタング(アンヴィル社によるチューニングカー)

ルクラ・LC470(リスター・コルベットの復刻版レプリカ)

2012年式イーグル・スピードスター(画像手前。ジャガー・Eタイプの復刻版レプリカ)と1969年式シボレー・カマロSS(画像奥)でしたがカマロやスピードスターは未使用でLC470はテズが搭乗してますがあまり出番がなかったという記憶があります。
エスコートはブライアンが運転していました。反対車線へ飛び越えたり等してましたしそれなりの傷みはあったでしょうが一応最後まで生きてました。
マスタングはローマンが乗っていました。が、後半ハイウェイ上で戦車(後述)の前に立ちはだかった際にその砲撃を受けてエンジンがいかれてしまい、ローマンは何とか脱出するもそのままマスタングは潰されてしまうこととなりましたが脱出に際してワイヤーを戦車に括りつけていたことで戦車の足枷となりました。
チャージャーはここまでの展開で分かる方もおられるでしょうがドミニクが乗っていました。ロンドンでレティと再会しバトルを繰り広げてました(なお、バトル後暫く会話しますがその直後にオーウェンと対峙することとなります)。あまり真似しちゃいけない行為ですが地味に好きです。
それからハイウェイ上での組織追跡の際にレティが危機にさらされているのを察した際に乗り捨てられ橋に激突しました。結構好きだっただけに惜しいところです。

なお、オーウェンがドミニクと対峙した際にはアストンマーチン・DB9(劇中ではダークグレー)で乗り付けていますが次作でも登場しており兄貴(後述)が受け継いだのかもしれません。
その兄貴の中の人も次期ジェームズ・ボンド候補と一時期言われてたのでその背景もあったのかも。

また、戦車に関してはオーウェン一味が積まれているICチップ目当てに盗んだヴィッカース・アームストロング・FV 4201 チーフテンですが先述の通りマスタングのスクラップが足かせとなり最終的にそれが引っ掛かってクラッシュしました。

他に組織はランドローバー・ディフェンダーも用いていました。
その後オーウェンは確保されるのも卑怯にもミアが人質に取られたことで解放せざるを得なくなりました。


しかし発信機をつけていたことで居場所はつかめており終盤ではドミニクとハンが2012年式ダッジ・チャージャーSRT8に、ローマンとテズがW460型メルセデス・ベンツ・Gクラス(劇中ではグレー。なお、右ハンドル仕様は組織が使用していました)に乗って組織を追撃します。
なお、チャージャーに関してはドミニクのものは爆発する輸送機からの脱出に際し大破しました。

また輸送機内には2012年式アルファロメオ・ジュリエッタ(なお、中盤では組織のメンバーの一人の基地内にもありました)が積んでありブライアンとミアが脱出に際し乗っていたほかフリップカーと対決することとなりますが同じ轍を二度踏むことなく運転技術で撃退しました。
最終的に組織を壊滅できたもののハンを救うために身を投げたジゼルの喪失という悲劇もありハンは東京に向かうことが示唆されて終わります(なお、1作目を彷彿とさせるシーンもありました)。
次は3作目について。シリーズ唯一の日本が主要舞台なので1・2作目同様日本車が主体です。

3作目の冒頭で主人公のショーン・ボズウェル(高校生設定ですがそう見えないのはご愛敬)は1970年式シボレー・モンテカルロに乗っていました。

アメフト部主将のクレイから煽られ煽り返したことで彼の2003年式ダッジ・ヴァイパーをバトルすることとなりショーンは一時劣勢に立つもその後優勢に立つのですが、負けたらガールフレンドを失うプレッシャーからクレイは体当たりを仕掛けます。数回やったあたりでショーンがそれを躱したことでクレイのヴァイパーは土管に突っ込み、一方のショーンのモンテカルロも横転・大破してしまいます。
その後警察に連れていかれた末にモンテカルロはスクラップにされました。

母親から愛想がつかされ父親の住む東京の高校においてトゥインキーに出会ったショーンは彼の2006年式フォルクスワーゲン・トゥーランをハルク風に改造しスピーカーを積んだ車両(通称ハルクバン)に乗せられ立体駐車場に向かいそこでD.K.とその相棒をやっているハンと出会います。
スピーカーの下にはコツコツ稼いだ大金入りの鞄が隠されており後半D.K.の叔父でヤクザ組長のカマタへの謝罪の際に用いられることとなります。

そのD.K.の愛車は2002年式日産・フェアレディZであり、ライバルゆえか登場頻度は多めでした。
立体駐車場でショーンとバトルした際には卓越したドリフト技術が垣間見えたほか中盤では東京の公道を疾走します。
終盤の最終決戦では追い詰められて無茶な走行をしたためにリアウィングが外れるわ最後は体当たりを躱されてクラッシュしてしまいました。

ショーンがD.K.とのバトル時にハンから貸してもらったのは2001年式日産・シルビア(通称「ドリフト界のモナリザ」)ですが完敗したうえにシルビアは大破寸前に陥ります。
中身はRB26DETTエンジンが搭載されており、車両が大破していたことから警察の差し押さえを免れ工場に置きっぱなしだったことからそのエンジンを利用することができました。

ハンは日本では1994年式マツダ・RX-7(ベース車両の原型を留めてないのは改造マニアの設定故とのこと)のVeilSide Fotune仕様に乗っていました。父親に焼きを入れられ意気消沈するショーンを高校の帰りに待ちかまえ運転手兼借金取り立て(因みに取り立て相手役はKONISHIKIさんです)の手伝いをさせていたほか結構登場しており個人的に好きなクルマだったのですが…渋谷でD.K.らから逃亡する際にW140型メルセデス・ベンツ・Sクラスに衝突され横転、炎上してしまいました。
衝突した車両については後述します。
(2020年5月9日)
シリーズを通して印象深い車両の1台ということもあり、自分含めファンは結構多いようです(まあ、個人の好き好きによるところもあるでしょうが)。
そのためでしょうか、シリーズ9作目である『ワイルド・スピード/ジェット・ブレイク』において彷彿とさせるカラーリングの車両が登場しますが…この件に関しては9作目の登場車種まとめ執筆の際にでも触れます。
(2021年8月11日)
8月10日に執筆しました。

ハンから稽古をつけられることとなったショーンは2005年式三菱・ランサーエボリューションIX(フロントはVIII風ですがこれは装着しているパーツのせいです。またベース車両は4WDですがFRに改造されています)を譲り受けておりこちらもそこそこ登場しています。作中で登場する車両はRX-7が一番好きなのですがこれもかかかせないでしょう。
劇中ではハンのRX-7とタンデム走行したり同級生でD.K.の舎弟であるモリモトのフェアレディZに勝ったりしていましたが、渋谷での逃亡の際にそのモリモトから体当たりされまくるわ彼が戦線離脱後にD.K.からも体当たりされるわ(ハンのおかげでなんとか脱出できましたが)、しまいには通行車両にぶつけられて路上駐車の列に突っ込んでしまいます。その後は乗り捨てました。その後は不明ですが普通に警察に通報される事態なので駆け付けた警察が差し押さえたのかもしれません。

モリモトの愛車はD.K.同様2002年式日産・フェアレディZですがD.Kがヴェイルサイド製パーツ装着なのに対しこちらはトップシークレット製パーツ装着で金ぴかです。随分派手なのは持ち主の性格なのかと思いましたが実際は
パーツメーカーの特徴でしょう。
先述の通りショーンとのバトルで負けたほか渋谷で逃走劇ではショーンのランエボに体当たりしまくっていましたが、反対車線に入った際に対向車と正面衝突してしまいます。その後対向車線は玉突きが多発していました。

因みに本作のヒロインでD.K.がモノにしようとしてるニーラは2006年式マツダ・RX-8に乗っており、序盤の立体駐車場のシーンの他夜の峠でショーンを助手席に乗せてドリフトしていました。
(2020年5月9日追記)
言い忘れてましたが、もともと大掛かりなアクションはないつもりで仕上げたそうですが、設定変更に伴って125馬力ほど向上させられたそうです。

で、先程のハンのRX-7の横転となったW140型メルセデス・ベンツ・Sクラスについて。
3作目であのシーンを観たときはショックだったのですが6作目ラストにおいて描かれた真相は更に衝撃的でした。

なんとオーウェン・ショウの兄であるデッカード・ショウによる謀殺でした(つまり小物とのいざこざではなく大物が絡んでいたということ)。
3作目のシーンを挟みつつそれと同時進行してデッカードはSクラスでハンのRX-7を追いかけ(その際警察無線を傍受していたものと思われます)そして謀殺に成功する様子が描かれていましたがその際レティがバトル後にドミニクから渡されその後オーウェンに譲るクロスのペンダントを置いて去っていきそしてドミニクに電話するシーンで終わっていました(7作目でもちょこっと触れられていました)。
(2020年5月9日追記)
この件に関連して、9作目の予告編において全世界のファンが驚く展開が描かれていました。
これに関しては9作目車種まとめ執筆の際にでも触れます。
(2021年8月11日追記)
先述の9作目車種まとめに経緯を執筆しました。

カマタにハンがピンハネした金(そもそもハンがピンハネしてD.Kの面子が潰れたのが渋谷での逃走劇の原因)を返したうえでD.K.との最終決戦で勝ったら不問に処すことになりましたがその最終決戦でショーンが登場したのは1967年式フォード・マスタングです。
このマスタングはショーンの父親が米軍基地に置いてあったエンジンの積んでないスクラップを拾ったものでガレージにおいて手直しをしていたのですが最終決戦に際しハンのガレージにおいてあった車両が先述のボロボロとなったシルビアを除き警察の差し押さえにあったことからそのシルビアに積んであるエンジンとホイールを流用したうえで手直しを加えました。意外性がありこれは好きです
(元々のマスタングはV8エンジン搭載なので直6であるRB26DETTエンジンが乗るかと突っ込まれそうですが不可能な話ではないそうで)。
(2020年5月9日追記)
すみません、直6エンジン搭載仕様もありました。
そして最決戦を迎えた際には最初こそやや不安定さは残っておりD.K.が先を往くもその後徐々に慣れていきショーンの方が優勢に立ちます。それで焦ったD.K.が何度か体当たりを行ない横向いたところを突き落とされそうになるも何とか立て直し反撃に出て劣勢から再度優勢に立った末に最後は自滅したD.K.に対しショーンは完走して勝利するに至りました(これまではD.K.以外完走者はいませんでした)。その後は不明ですがショーンの父親が所有することとなったのかもしれません。

それから2代目D.K.となったショーンはラストで先述の個体とは別のS15型シルビアに乗っていました。

そしてショーンに挑戦者が来るのですがそれは1970年式プリマス・ロードランナー(劇中では銀色)に乗ったドミニクで、彼とショーンのバトルのスタートで締めています。なお、レースの結果については不明で、7作目でも明示されていなかった記憶がありますが重要なことではないので観賞した方々独自で考えればよいと思われます。ただこれに関してはドミニクの方が強かったといってた記憶もありますし
過去記事でもそう書いてましたが。
またドミニクが東京を訪れたのはハンの遺品を受け取るためで、7作目ではショーンから先述したクロスのペンダントを受け取るシーンがありました。
ここから7作目の登場車両について書こうと思ったのですが…またも文字制限を掛けられてしまいました。
我ながらどんだけ書いてんだよ、と思いますがとりあえず次回7作目について書きます。これで正真正銘終りになります。