
過去には
『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』の記事を書きましたがそれに引き続いてのルパン絡みの記事となります。
まずは『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』から。
作品自体は『峰不二子という女』(あれのOP曲が印象に残ってます)の流れを汲んでるだけあってハードボイルドでルパンVSコナンや実写版と比べるとこちらの方が『峰不二子の』共々個人的に好きです(まあ、ルパコナや実写版もそこまで嫌いではないですが)。また『ルパンVS複製人間』を観ておくとにやりとできるシーンもありました(なお、あの作品はなかなか衝撃的で個人的に傑作だと思っています)。
ついでに言っておくなら不二子ちゃんの乳房が拝める上に半ば下ネタの入ったような演出もあるので完全に大人に向けてます。
ここから本題に入ります。
序盤、マランダ共和国全権大使を乗せた公用車としてジャガー・Mk2(だったと思いますが違ってたかも。なお、ボディカラーは黒でMT仕様)が登場しています。

劇中では白バイ隊員に変装したルパンと次元の襲撃を受けその後2人は大使と運転手に変装しこの車を奪って検問を掻い潜ってました。その後大使館に辿り着いてからは、かつてそこの歌姫であるクイーン=マルタが暗殺され(次元はこの時マルタの護衛をしていましたができなかったことを今でも悔やんでいます)現場となった西ドロアと一触即発状態の東ドロアからマランダ共和国に譲渡された秘宝「リトルコメット」を盗み出す際、勘付かれて車内を警備らしき人物から調べられていたほかになんとか盗み出してから逃走をはかり窓から脱出した際にこの車の上に着地してルーフが凹んでました。
余談ですが、1968年~2004年まで生産・販売されたトヨタの中級高級車の名前の由来になっているほか、このデザインを基に光岡自動車がマーチをベースに「ビュート」(上のヘッダを見る限り再現度は低くはないかと。ただ、リアは若干異なってます)を製造しています。これもひとえに世界的名車所以かもしれませんが1968年にはフルモデルチェンジの際にXJと名称変更され現在に至っています。

大使館から逃走をはかった二人は路上駐車されているアルファロメオ・1750GTヴェローチェ(だと思うけど違うかも)をかつてマルタを暗殺したヤエル奥崎に手負いにされるも何とか拝借し隠れ家に辿り着きます。
その後奥崎と対峙した際に分が悪いと判断したルパンが次元を伴い逃走する際にも用いられましたが奥崎の攻撃によりズタボロとなりそれからルパンがルーフを奥崎の方に蹴ってます。
その後上半分がない状態(知らなかったら斬鉄剣で斬られたかと思うかも)で埠頭まで逃げてました。
その時点で乗り捨てたわけではないようでラストでは不二子ちゃんのハーレーダビッドソンと並走してました。どうでもいいけど元の持ち主から被害届は出てないのかw
因みに劇中では給油口の位置が不確定で大体右にあるのが多かった感がありますが1750GTヴェローチェは実際には左にあります。といっても給油口の位置がおかしいケースは他の作品でも散見されるので珍しくはないのですが個人的には間違わないでほしいところです。

一方、奥崎は密かに隠してあったマセラティ・ギブリ(劇中では水色)を用いてルパンと次元を追いかけます。
ルパンと次元が拝借した一般車両の1750GTヴェローチェと比べこちらは虎とネズミの如く車両自体の差がある上に防弾ガラスである上になんとフロントボンネット内に機関銃を仕込んでいました。いくらフロントが長いとは機関銃を仕込むのは無理があると思いますがまあ突っ込むのも野暮でしょう。ある意味ボンドカーのような感じと捉えた方がいいのでしょうし。
ネオントンネル内で1750GTヴェローチェと並んだ際に次元が発砲するも効かずその後同車両に体当たりしてトンネルの壁に擦り付けますがルパンはサイドブレーキを引きギブリに体当たりし返します。
が、奥崎は機関銃を起動して先述の通り1750GTヴェローチェをズタボロにさせルパンがルーフを蹴っ飛ばすのですが機関銃に刺さったルーフは機関銃を引っ込めたことで外れたので無意味でした。
それから街中に出て掻い潜ったと思いきや前にギブリが現れたことで再び逃げる羽目となりそれから先述の通り埠頭に逃げるに至ります。
なおその後は登場してませんが、エンディングには上半分がない状態の1750GTヴェローチェ共々登場していました。
次は実写版ルパン三世。
個人的には作品自体はそんなに嫌いではないですし役者もそんな悪くなかったと思います。
ただ銭形警部のキャラがなあ…。何よりルパン逮捕を願うキャラの印象がある身としてはルパンに対して司法取引じみたことやってるのが個人的に引っ掛かります。
あと耳に入る分でも酷評が多いですが割と納得できてしまうのが怖いです。あれじゃコソ泥じゃなくてテロリストだよ!あと考えたら「『ルパン』として」はなんか違うな、と。

本題ですが、序盤の美術館で宝石を盗んだルパンの前にその仲間であるマイケルが現れるシーンで彼が乗っていたのはランボルギーニ・ガヤルドLP560-4スパイダーでした。
本作ではルパンをはじめとした泥棒達は「ザ・ワークス」なる組織に属しているのですが、泥棒って儲かるのか…。まあ、
ルパンも実のところいいクルマに結構乗ってるみたいなのでおかしくはないのでしょうし突っ込むのも野暮でしょうけど。

また、タイで金品を盗む際にはおなじみの2代目フィアット・500(所謂「チンクエチェント」)が用いられていました。ルパンといえば色々なクルマに乗ってますが個人的に「ルパンといえばやはりこれ」ですし他にも同じような印象を持つ方もおられるのではないかと。
因みに当初はメルセデス・ベンツ・SSKがルパンの愛車だったのがチンクエチェントが起用された理由は作画監督の大塚康生の愛車だからだそうで、設定や作画の都合があったそうです。
似たような話として『カリオストロの城』でクラリスが乗っていたシトロエン・2CVも宮崎駿監督の愛車だったからというのがあります。

そのタイにおいてルパン一味のチンクエチェントを追う敵が乗っていたのは恐らくハマー・H2だったと思います。
まあ、五右衛門が「またつまらぬ物を斬ってしまった」と言って成敗してましたが。ただ真っ二つになるわけでなく宙を舞って地面に落下してたのは絶対違うだろ!(斬ってるとしたらせいぜい道路ぐらい)
あと宙を舞って地面に落下した割に無傷です。
H1の方だったらもともとM998四輪駆動軽汎用車をアーノルド・シュワルツェネッガー氏が頼んで民生化させたという誕生経緯があるのでわかる気がするのですがH2の場合破損するのではないかと。実際のところどうなのかわからないので誰か教えてください。

ラストでは3代目フィアット・500が登場しました。2代目が世界的ヒットセラーとあってその意匠をモチーフとしているわけですがとりあえず登場させたのはいい判断ですし拝めたのは俺得です。
因みに同車が国内発表されたばかりの頃に製作された『GREEN VS RED』でも登場しているほか『Lupin Steal Japan Project』ではオープンモデルである500Cのミニカーが当たるキャンペーンをやっていました。あと
後者の方は応募して当選してます。
記事は以上となります。
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劇中車 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2016/08/18 23:29:25