
2019年8月3日に観てきたのでそちらのまとめを。正直全部は把握しきれていないので取り敢えずわかる奴を書きます。

デッカードの愛車として用いられているのは青の2017年型マクラーレン・720S(つまり英国車)です。
先代型であるMP4-12C、650Sがディヘドラルドア(斜め方向に開くドア)だったのと違い、バタフライドア(こちらも斜め方向ですがドアがルーフにまで及んでます)を採用していることから1993~1998年まで同社から販売されていたスーパーカー・F1を彷彿とさせるのはエモいところです(しかも車名の由来でもありますが720馬力!)がそれはさて置き、作品ポスターの他に劇中ではホブスの生活と対比されるオープニング、CIAロンドン支局に向かう時の他に、その後のエティオンの一員との交戦から逃げるにあたってはデッカードの妹であるハッティと本来乗せる予定のなかったホブスを乗せながら(なお前述のF1なら3人乗りに対し720Sは2人乗りなので本来定員オーバーな上にホブスの図体を考えるとよく乗れたな感がありますw)歩道に乗り上げたりホブスが窓から腕を出して追っ手を掴んで柱に叩きつけたりトラックの荷台の下をくぐったりブリクストンを跳ね上げたり健闘しますがタイヤを撃たれパンクしてボディを路面に引きずる事態にまで陥って乗り捨てることとなりました。もったいねえけど仕方ないね。



その後、隠れ家であるバーに向かいますが、そこには2016年型マクラーレン・570Sと1966年型MG・MGB GT、1996年型ローバー・ミニクーパーが置いてありました。
いずれも英国車ですが、うちミニはデッカード曰く「
昔使った」ようです。
そう言えば『ICE BREAK』と同じ監督だったし、ステイサム氏とセロン女史も出てたなあ。

因みにオープニングでホブスが乗っていたのは1981年型フォード・ブロンコでした。

ブリクストンの愛機に用いられたのは黒のトライアンフ・スピードトリプル(こちらも英国車。『マトリックス』『ミッション:インポッシブル2』でも用いられたスポーツモデル形式のオートバイ)をベースにカスタムしたもので、運転者なしで自走できたり、変形して荷台の下をくぐったり、壁走りしたりとなかなか有能でエモい仕様が劇中ではうかがえました。

アンドレイコ博士は1985年型メルセデス・ベンツ・200が愛車のようです。
劇中では発信させようとしたら車両の前にブリクストンの姿がありました。怖えよ地味に。

マダムMのもとに赴く際には黒の970型ポルシェ・パナメーラが用いられていました。
それ以外ではサモアにおけるホブス家VSブリクストン軍団においてトラックが数珠つなぎになってヘリコプター上昇を防ごうとしていましたが、車種は把握してないです(誰か詳しい方おられたらご教授を)。
感想としては、本作も「昔の路線も好きだが今の路線も好きだし乗れた」って感じです。ぶっちゃけそれだけの感想で十分かもと(なんだかんだ言って楽しかったので)。

そこらへん詳しく語れる気はしないもののまあ一通り書いてみようと思いますがその前にデッカードに関して。
やはり6作目ラスト(3作目中盤)でハンを殺した張本人である以上何らかの報いは受けたほうがいいと思います(9作目でショーンに思いっきり殴られるとかあってもいいんじゃと思いますが、デッカードの能力を考えると無理でしょうし、3作目の件はD.K.に非がないわけではないことは念頭に置いた方がいいでしょう)が、そうはいっても(幾ら8作目で成り行き上娑婆に出たとはいえ)7作目で監獄行きになってますし、そもそもとして弟の復讐によるところがあるので「まあ、兄貴の立場からすればおかしくはないな」とは思います(ただ、6作目のオーウェンの「兄貴は家族より掟を重視する」を真に受ければ矛盾があるような気はします)。また、8作目ではエレナの遺児をベビーシッターもこなしながら救出に動いているとか、母親にはかなわないとかでどこか愛嬌はあったように感じます。そういうわけなので自分としては「悪い印象もあるけどいい印象もある」感じです。ましてや7・8作目にも言えることとして「ステイサム氏のアクション」「ホブスとデッカードの掛け合い」に重きを置くならそこらへんがノイズにならずに済むかもしれません。

そういったある種の「いい面」は本作では前面に出まくってたといえるでしょう。
特にホブスとデッカードの良くも悪くも対照的な関係はわかってはいたもののやはり面白いです(そして「この人たちやっぱ喧嘩するほど仲がいいってやつだよね」と)。そしてそれ以外にも、ホブスが自らの父親のしでかしたことを告発したことで兄のジョナをはじめとした家族(母除く)から恨まれていたことや、デッカードがMI6から追われる羽目になったのがブリクストン(後述)の所為であると語られていたのは個人的には「マジか」と思いました。
それでもサモアのアレは「筋肉式サマーウォーズ」と形容した人がいたのもうなずけるほどのものでしたw(しかもあながち間違ってないから困ります)

イドリス・エルバ氏演じるブリクストンは良くも悪くも「悪のヘイムダル」感が個人的には強かったなあ(少なくとも4作目までのと比べれば普通に脅威)と思います。「まあ、あの二人相手が多分勝つでしょ」感はぬぐえませんでしたが、それでも先読みできるものだから最終的に「ミック・ジャガー作戦」(一方が殴られてる間にもう一方が殴る)でもやらない限り勝てないのでやっぱ強いなと。あとはバイクの変形具合が( ・∀・)イイ!!
最終的にはエティオン側に処分されてしまったのは何とも気の毒ですが…後の展開を考えると後のシリーズにエティオン登場するんじゃないかと。
前作のサイファーの件も解決してない感はあるのでもしかしたら手組むんじゃ。

吹替の方は小山力也氏と山路和弘氏はもちろんのこと沢城みゆきさんや山寺宏一氏まで参画していますが、いやはやまさか山寺氏までワイスピ入りするとかすげえ(小山氏の時点ですでに…ですが)。
あと、ケビン・ハート氏演じるディンクリー役に勝杏里氏が登板されていますが、彼は過去作でも端役で登板されているほか、シリーズ初のアニメ作品である『スパイ・レーサー』では重要な役柄で登板されていたりします。
あとはライアン・レイノルズ氏演じるロックがほぼデッドプールのノリで吹きました(吹替も加瀬康之氏でしたし。これが実現したのはリーチ監督が『デッドプール2』を手掛けていた関係もあるのかもしれません)。まあエンドロール後を見るに普通に強いようですし(後のシリーズに出てきても遜色ないようなと思わんでもないです)、『名探偵ピカチュウ』『6アンダーグラウンド』でもノリは軽かったですが。
飛行機内のディンクリーのくだりはなくていい気もしますが、まあ彼も移動手段提供という意味では全く役立たずじゃなかったですから。
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劇中車 | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2020/05/24 14:26:06