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あぶない特命係の青島/いいこまのブログ一覧

2025年04月02日 イイね!

あぶ刑事捜査車両の変遷(ネタバレ含む)

あぶ刑事捜査車両の変遷(ネタバレ含む)※2016年1月27日に書いたものを何度か加筆・編集し日付を変更してます。
あと車以外ならこちらの方も。
間違いあれば指摘のほどよろしくお願いいたします。

『さらば あぶない刑事』公開ということで捜査車両に関して纏めてみます。主に主役二人の方についてですがそれ以外も書く予定で。
因みに画像の殆どはWikipediaからの引用です。

ドラマ1作目~『もっともあぶない刑事』(以下「映画3作目」)に関しては他のメーカーの車種も登場してましたが日産自動車提供とあってほとんどすべて同社製品が捜査車両に用いられていました。『西部警察』やテレ朝水曜9時ドラマもあって「刑事ドラマと言えば日産」のイメージを形成するには十分かも、と思います。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Model_car_of_Minato_303.JPG
その中でも一番印象的なのはやはりドラマ1作目と『もっとあぶない刑事』(以下「ドラマ2作目」)1~4話で登場したゴールドツートン・「横浜33 も 54-17」ナンバーのF31前期型レパードアルティマ(いわゆる「港303号」。「港5号」「港3号」と呼ばれていることも)でしょう。枚挙に暇がないほど活躍してたので挙げきれないのですが大下さんが運転席、鷹山さんが助手席に座ってカーアクションってイメージが強いです。

それ以外でもF31前期型レパードに関していえばドラマ1作目13話や映画1作目で青い個体が登場しており、前者は「愛媛56 ゆ 61-41」ナンバーのXS-IIでいつもの癖で「港…」と言いかける描写があり後者は「横浜33 も 54-19」 ナンバーのアルティマでそこそこ活躍してました。まあ、それぐらいですが。
因みに映画版の方はゴールドの個体を使うつもりが無理だったから青色になったとか。あと、マガジンでは後期型となっていますが実際は前期型です(そもそも後期型の販売は1988年8月から)。
なお、CMに使われていた広報車と同じもので、当時テレビ朝日系列水曜21時枠で放送されていた『大都会25時』でも用いられていたそうです(但しナンバーは異なるとのこと)。
また、『またまたあぶない刑事』(以下「映画2作目」)でもゴールドツートンの個体は登場しそこそこ活躍を見せてましたがそちらは「横浜33 に 47-53」ナンバーです。なお、撮影には2台用いられたそうですが片方はテレビシリーズでも用いられたもので後にドラマ2作目でも用いられました。もう片方は被弾時の撮影のために白い個体をわざわざツートンに塗ったものでよく見るとツヤが異なります。
序盤で片輪走行しそこから暫く修理し430系セドリックに乗ってましたが横転(しかもその状態で暫く滑る)・大破したこともあってその後再度活躍し終盤で相手の銃撃で左サイドが穴だらけになってたのが印象的です。

(2024年6月20日追記)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_CEDRIC_4door_Hard-Top_200E_(E-V430-L20E)_front.jpg
余談ながら、430系に関してはセドリックと書きましたがグロリアの可能性もあるようです(これに関しては撮影に際して前期型と後期型を使い分けていたのですが、前期型においてはフロントグリルがセドリックの仕様でリア回りがグロリアの仕様だったそうです。因みに画像はセドリックのほうですが、劇中に登場してたのは黒です)。
同車両に関してはその後は二人が捜査から手を引く条件で手にした2億円がトランクの中に詰められていましたが、ラストではスクラップ工場に持っていかれた上に磁石でくっつけられ持ち上げられた際にトランクが開いて中の紙幣がばら撒かれる状態となっていました(その際には二人は劇場版1作目ラストよろしく車両にぶら下がっていました)。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_LEOPARD_Ultima_V30_TWINCAM_TURBO_(E-UF31)_ver.Minato_302_(3).jpg
それ以外ではドラマ2作目第5話~映画3作目で登場した青ツートン・「横浜33 の 45-05」ナンバーの後期型アルティマ(いわゆる「港302号」)も有名な気がします。
ドラマ2作目最終回では犯人に奪われペンキまみれになって洗車機にかけられたと思ったら終盤では銃撃戦でガラスが破損していましたが後で元通りになってました。が、映画3作目では影が薄かったです…。

(2024年7月1日追記)
画像をミニカーでなくららぽーと横浜で2024年6月9~23日に展示された実車(撮影に用いられた車両かレプリカの何方かはわかりませんでした)のものに変更しました。
(2024年7月16日追記)
最終回『一気』観て確認したところ、ガラス破損だけでなくエンジンも被弾していたようです。

ほかにはセドリック・グロリアのY30型・Y31型やR31型スカイライン、A31型セフィーロ、捜査車両ではないですがZ31型フェアレディZや3代目フォード・マスタングコンバーチブルが印象的です。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan-CedricY30Standard.JPG

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_Cedric_V-20_Twin_Cam_Turbo_Gran_Turismo_SV.jpg
Y31型グロリア(なおナンバーは「横浜77 つ 37-10」ですが、『相棒』シーズン7~10に登場していた黒いR35型GT-Rが「練馬331 に 37-10」なのはこれを意識したのではと指摘されることがあります。但しこちらに関しては「湊」のもじりの可能性も指摘されています)に関しては映画3作目で吉井さんと田中さんが護送車両に用いていましたが鷹山さんと大下さんが奪った(尤も、それがなければ黒幕に襲撃されるところでした)末にやけにテンションの高い若者2人組の乗るポンティアック・トランザム(下写真。劇中では黒)と車両を交換してたのが記憶にあります。
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Pontiac_Firebird_Trans_Am_1976_(7899601580).jpg
なお、そのトランザムは劇中では『There Oughta be a Law』をバックに大量のパトカーとカーチェイスを繰り広げた末に廃車となりました。

あのシーンは何度も観てるのに「頼む…逃げ切ってくれっ!」って観る度になってしまうなあ…。ましてや見守る近藤課長の姿がもう。

余談ですが、同曲の歌詞違いが『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』後期OPである「Men of Destiny」とのことです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1988_Nissan_Skyline_(R31)_Silhouette_sedan_(26385699922).jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1988_Nissan_Skyline_GTS-X,_front_right_(NZ).jpg
スカイラインに関しては仲村トオル氏演じる町田さんがグレーの個体を運転してたり映画3作目ではガンメタの個体(港306)が銃撃を食らってフロントガラスに大穴があいてたのとドラマ2作目11話で2ドア仕様と4ドア仕様が登場してたのが印象にあります。

(2024年6月20日追記)
R31型スカイラインに関してはその翌年から販売開始されたF31型レパードが基本設計を共有する姉妹車種なのでその兼ね合いもあるかもしれません(出た時期は兎も角車両クラス的にはレパードが姉でスカイラインが妹といったところでしょう)。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1988-1990_Nissan_Cefiro_(A31)_sedan_02.jpg
セフィーロに関してはスカイラインに代わって町田さんが運転してましたが彼の私用車の設定なのかもなあ、と思ってしまいます。女子大生のナンパの時に使ってましたし。

その後のシーンで盗まれた際に井上陽水氏出演のCMに準え「僕のくうねるあそぶが…」と言ってました。

(2024年7月5日追記)
当該エピソード(18話『魅惑』)やってたので確認したら「よりによって僕のくうねるあそぶですよ」「お元気ですかなんて言ってらんないよ」でした。
なお、静岡でエンコを起こして乗り捨てられました。

映画3作目でも殺し屋を追う大下さんのところに証拠となる銃弾を持ってきた町田さんのくだりではスピンターンを魅せていたり(因みによく観るとモブにも1台居ます。使いまわしたように見えますが影の所為か色味が違う気もします)、後半では大下さんと鷹山さんを捜索する際に吉井さんと田中さんが搭乗し捜査車両が見つかったと通達が来るや運転する吉井さんが張り切っていたりとそこそこの活躍を見せていました(正直、レパードより影が濃かった感があります)。なお、ドラマ2作目では港306、映画3作目だと港305となっていますが、コールサインが違うだけで設定上は同一車両といったところでしょう。

(2024年6月15日追記)
レパードに関する記事でも書きましたが、A31型セフィーロに関しては取扱店舗やスカイライン(但しR31型ではなくセフィーロの翌年に登場するR32型)の姉妹車である関係からF30型レパードの4ドア仕様の受け皿とされることもあり、起用に際してそうした背景もあったのかもしれません(先述のR31型スカイラインの要領で言えばクラス的にも登場時期的にもレパードが姉でセフィーロが妹。あとレパードに関してはグレードによってはセフィーロより全長が長かったり…)。
なお現実においてもA31型セフィーロは警察車両に採用されていますが、あぶ刑事のおかげの説もあるそうです(どの時期まで用いられていたかは不明ですが、少なくとも1995年に当時のオウム真理教一斉捜査のニュースにおいて映りこんでいるのが確認されていたりします)。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_300_ZX_(8490940358).jpg
フェアレディZ(画像は国外仕様の300ZX)に関しては木の実ナナさん演じる松村課長が映画1作目で乗ってましたがあとはドラマ2作目初回のモブぐらいでした。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:83_Ford_Mustang_(5995792865).jpg
3代目マスタングに関しては映画2作目で松村課長のクルマとして登場したぐらいですが何か印象に残ってます。

出典:https://gazoo.com/column/daily/17/03/07/
その他では劇場版3作目ではGC240系シビリアンの護送車仕様も印象に残っています。
劇中では下手な変装をした薫さんが2人に貸して重要参考人を匿うのに使われるのですが、最も印象的だったのは2人が町田さんに遺言めいた言葉を残し、銃弾を受けつつも検問に突っ込み横転するシーンと言えるでしょう…。町田さんの「やだなぁ、なんかもう会えないみたいじゃないですか」発言が卑怯すぎます…。ましてや完結のつもりで制作したのかテーマソングが物凄く切ないからまた。


(2024年5月25日追記)
因みに同曲は『帰ってきたあぶない刑事』では嘗て鷹山さんや大下さんと付き合いのあった女性歌手の思い出の曲として用いられていました。
アレはアレで個人的には普通に素晴らしかったです。何より用いてくれたのが有難いですし、劇伴に中には同曲をもとにしたようなのもちょくちょくありました。

『あぶない刑事リターンズ』(以下「映画4作目」)『あぶない刑事フォーエヴァーTHEMOVIE』(以下映画5作目)では三菱自動車提供となりました。
映画4作目においては

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mitsubishi_RVR_Sports_Gear_2.0_TD_4WD_1993_(17145502176).jpg
RVRが町田さんと関口知宏氏演じる虎井の捜査車両として登場し途中レッカー移動されてたことや

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mitsubishi_Delica_Star_Wagon_303.JPG
終盤で小林稔侍氏演じる深町課長が銃火器を載せたデリカスターワゴン4WDで現れたりしてたのが印象的です。が、劇中設定では倉庫爆発で大破したそうで(ていうかそんな状況であの二人は頑丈過ぎだw)。
なお、白黒パトカーは劇中車レンタル会社の都合でトヨタが多数で日産は少数となりました。
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:164-Super-TS-21.jpg

主役となる捜査車両はフィアットアンドアルファ・ロメオ・モータース・ジャパン(後のStellantisジャパン)の提供により白のアルファロメオ・164となっており、主役車両としては初の4ドアセダン&左ハンドルです。しかも防弾仕様と来たからすごいです。
なお、実車は撮影終了後に視聴者プレゼントとなったようです。

(2016年6月18日追記)
今更ながら、三菱自動車が2016年度中に日産自動車の事実上傘下になるときいて驚いたのですがその時ふと「勿論偶然だろうけどそれを考えると日産とつくづく縁があるんだな」と思いました。
とりあえず、日産が三菱の技術を潰すような真似をしないことを祈りますが…。
(2017年11月17日追記)
その日産も別の意味で「やっちゃえ」してしまいましたね…。

(2025年4月2日追記)
久々に観たので活躍の追記を。
164(グレードはスーパー24V。ボディカラーは当時日本未導入のホワイトゴールド)に関しては大下さんの愛車です(それで防弾仕様にしてるとは…。まあ、そもそも只者じゃないですから)。
伊原剛志氏演じる柊が率いる国際的反体制カルト集団「ブレーメン」と銀行頭取の会合が行なわれるヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルに向かったり(途中で祭りに引っかかってバックしたりしてましたが)、ブレーメンと彼等に誘拐された銀行頭取を乗せたバスを虎井(余談ですが、本作が演じる関口知宏氏のデビュー作)の運転(助手席は町田さん)するRVRとの連携で倉庫に誘導したり、倉田てつを氏演じる爆弾製造者の唐木をブレーメンに拉致された虎井との交換する際に用いたり、大竹一重さん演じるホステスの麻美の救出の際に用いられたりしていました。また、ブレーメンのメンバーあぶり出しのための銀行強盗まがいの際にもよく観たら外に停まってました。
RVR(グレードはスーパースポーツギア。ボディカラーはピレネーブラック/レガートグレーツートン)に関しては先述のバス制圧の際にパワードリフトを披露していました。
それ以外だと銀行に向かう際(この際の大捕物は過去作にも言えることとして「流石神奈川県警…」かもしれません)やラストにミサイル落ちた工場に向かう際に用いられました。
デリカスターワゴン(グレードはGLXエアロルーフ4WD。色は黒)に関しては銀行のくだりの後に先述の通り深町課長(これまでは堅い上層部的対応だったのがブレーメンに泡を吹かされまくってキレて吹っ切れた模様)が銃火器積んで持って行き、その後はブレーメンのミサイル発射が行なわれる工場に向かう際に大下さんと鷹山さんが乗ってました。
あとは先述したとおり工場と運命をともにして跡形もなくなってます。ていうかやっぱなんでこんな状況でも生きてんだw(まあこれに関しては『もっとも』のラスト時点からですが。ただ、あちらが「え、もしや本当に…」な雰囲気なのと比べると此方は完全にギャグです)

『あぶない刑事フォーエヴァーTVスペシャル』では金曜ロードショー枠での放送ということもあってマツダが提供してた他に当時の提携先であるフォードから4代目マスタングコンバーチブルが提供されていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:94-98_Ford_Mustang_convertible.jpg
映画2作目の3代目マスタングと同じく松村課長のクルマです(だから起用されたのもあるのでしょうが)。また幌の下に銃火器を忍ばせていたのでそこから武器を取り出し永澤俊矢さん演じる城島に応戦していました。
大下さんが運転し幌に腰かけ松村課長が発砲してるのは個人的に割と絵になってたかと。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ghibli2av.jpg
主役となる捜査車両は輸入代理店のコーンズ・イタリア(のちの「コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド」)の提供で2代目マセラティ・ギブリとなりました。ノッチバッククーペなので「若干レパードを意識したのかな」と感じたことがありますがこじつけと言われても文句は言えないですし実際のところ偶然でしょう。
劇中では主役二人だけでなくベンガルさん演じる田中刑事らも途中で乗ってた記憶がありますが目を離した隙に主役二人が奪ってました。
なお、ナンバーは「横浜34た10-06」 ですがこれは映画4作目のアルファロメオ・164も全く同じです。

『まだまだあぶない刑事』(以下「映画6作目」)では前作に引き続きコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが提供を続けたこともあり5代目マセラティ・クアトロポルテが主役となる捜査車両となりました。
出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Maserati_Quattroporte_(IAA_2005).jpg

出番はそこそこあり、田中哲司氏演じる尾藤からの銃撃を避け走行したりといった活躍がありましたがそれ以外では特に印象的なものはあまりなかったような…。まあ好きな車種の一つなので登場は俺得です(それだけに『MOZU』において東の愛車で登場したときは「おおっ」となりました)しエンジン音(フェラーリ・F430のものと基本が一緒ですし)は素晴らしかったですが。
なお、ナンバーは 「横浜300さ40-32」 ですが横浜じゃなく品川なら『PS -羅生門-』実写版に登場した日産・フーガのナンバーとなるようです。同ドラマは未見なのでどんな感じかはわかりませんが。因みに舘ひろし氏はそちらでは黒田勘太警部補役で出演しています。

で、ここから『さらば あぶない刑事』に関して。

これまでが荒唐無稽の度合いがやりすぎ気味(これまでのと比べて窮地が窮地に感じられないのもありますし)だったことや最終作であることから原点回帰にシフトした(といっても完全に荒唐無稽でなくなったわけではありません)ことに加え、トミーテックが脚本家から作品の復活を聞かされ働きかけたことがきっかけで日産自動車の提供が復活しました。

その力の入れ具合は紹介動画を作るほどですし、2016年1月13日から2月29日にかけて本社ギャラリーでも劇中車の車両展示がなされています。
ただし日によって展示されてないことがあったり、またパトランプが装着されてたりされてなかったりするようで、自分が24日に観に行って撮影しに行った際、NV200タクシーの展示がされてない日だというのを失念してました。(´・ω・`)

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_NV200_TAXI_(DBA-M20)_Ver.Saraba_Abunai_Deka_(3).JPG
まあ劇中に登場するのとほぼ同仕様の車両がいくつかあったので問題ないですが。
なお、NV200タクシーは港署前で夕輝壽太氏演じるディーノ・カトウを乗せる程度の活躍ですが纏め動画でも紹介されてますし本社ギャラリーでも展示されています。
で、話を戻しますが纏め動画を観る限り劇中ではR34型スカイラインセダンとV37型スカイラインハイブリッドが港署の捜査車両として登場しています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_skyline_hr34_sedangt_1_f.jpg
前者は闘竜会に殴り込みに行った際に乗り付けていました。ドンパチ合戦で銃弾を食らってたほか、RV車と接触しながら交戦した末にバイクに乗った人物(恐らく吉川晃司氏演じるキョウイチ・ガルシア)の発砲で横転してました。まあ横転なんてあぶ刑事じゃよくあることだから(確信)。
なお、観賞時点では知らなかったことですがナンバーは「横浜303 の 94-19」となっておりドラマ2作目や劇場版3作目に登場したスカイライン(コールサインこそ前車は港305、後車は港306と別ですがどちらもナンバーは「横浜54 の 94-19」)を彷彿とさせるものとなっています。
また、撮影に関しては2リッターエンジン・5MTモデルを2台使っており、1台は純正ホイールが、もう1台は社外ホイールを装着しておりそちらは横転のシーンに用いられたそうです。

(2024年5月25日追記)
すみません、2.5リッター 4AT仕様(純正ホイール)と2リッター 5MT仕様(社外ホイール装着、トランクに凹みあり)とのことです。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_Skyline_350GT_Hybrid_Type_P.jpg
後車は港署から発車してたりしてたぐらいにモブです。てっきり先述のNV200タクシーを追跡するのかと思ってましたが違ってました。
なお、このシーンでは広報車両が使われてますが元々の車両のデビューが2014年のためか展示はされてないです。ただ、違うグレードの奴なら時たま展示されます。
ほかに主役となる捜査車両として

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_GT-R_Premium_Edition_MY2014_ver.Saraba_Abunai_Deka_(1).JPG
R35型GT-Rが登場します。朝の情報番組とかで取りあげられる際にちらちら映っており、日産公式でも本社ギャラリーで展示されたりしてます。

まあ1月28日~2月1日は銀座の方で展示されてたようですが。因みにV37型スカイライン同様広報車が使われており、ナンバーもそのまま用いられています。
設定としては新車導入されてることとなってるので配車係が勝手に持っていかれてあたふたしています(ましてや1000万円以上する)がこれが一番出番が多かったと思います。

(2016年6月18日追記)
2017年モデルがこの時点で発表されていればもしかするとそちらが採用されてたのかな、と思いますが過ぎたことなので何とも言えないです。
まあそれはさておき、元々好きな車種なので採用はそもそも俺得だったのですが、それだけでなく日産の現行車両ではという意味合いでF31型レパードとポジション的に被るといえるのかもしれないのでその意味でも採用は正解だったのかもしれません。
何しろ2ドアクーペですし性能も元々の車両の性格上普段使いでは不要ともいえる位に高く、さらに価格が先述の通りグレードによっては1000万円を超える上に劇中で用いられたのは本革インテリアのオプション付き(因みに2010年~2013年に存在した上級グレードである「EGOIST」が実質前身)ということで完全にラグジュアリーな方向に振ってましたから。

そして

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Model_car_of_Nissan_LEOPARD_Ultima_MY1987_ver.Saraba_Abunai_Deka.JPG
あぶ刑事の代名詞でもあるゴールドツートンのF31前期型レパードも登場します。情報番組では港303号と港302号のミニカーが大下さんのデスクの上にあったのが映ってた(ドラマ1作目の項目の画像参照。纏め動画でも登場)ものの実車は映ってなかったので登場しないと思いきや公式予告で登場したので「おおおお!」となりましたし纏め動画でもしっかり取り上げられていました。
ナンバーは「横浜302 の 45-05」となっており車体は港303号、ナンバーは港302号をオマージュしたものとなっています。町田さんが用意したものでメンテナンスもしっかりしてるそうですが…いやはや大下さんの「昔の恋人に出会った気分だぜ」の台詞が粋です。
登場したのが終盤なのでGT-Rと比べると活躍は薄いですが登場し横浜の街並みを走っていくだけでも意義があるかと。しかもケツ振った走りしてましたから往年の活躍が少し思い出されます(なお、GT-Rは構造上そのままではケツを振った走行は無理だったような記憶があります)。
結果的には大下さんの運転する捜査車両としてはこれがシリーズ全体で最後となる(捜査車両以外ではゴルフカート)のでゴールドツートンのF31前期型レパードに始まりそして終わった感じです。TV1作目初回はいきなりレパードが映って始まったので。
まさかないとは思いますがニュージーランドに持っていってたら面白そうです。日本同様左側通行だからそういう意味での問題はまあないですが。
因みにGT-R同様こちらも(というよりこちらがメイン)日産グローバル本社ギャラリーで展示されていますがそれ以前にも1月2日~6日まで京急上大岡駅で展示されていました。いやあこれが生で拝めたのは私事ながら横浜まで向かった甲斐がありましたよ。
なお、撮影では2台の車両を使い分けており走行に使ったのは質の悪い方みたいで展示されてるのが良い方です。そのためか一部の媒体ではよく見るとナンバーが「名古屋504 そ 79-94」となっていますが、5ナンバーなのは本来のグレードがXS-IIでそこにアルティマのパーツを付けたためです。
また、車両自体は東映の用意したものですがそもそも日産側としては新車のみの登場としてほしかったそうで説得して実現した感じの様です。またそれが決まったことで脚本も一部変更されたそうです。
出番が少なかったのはそのためかもしや…。あとライムスターの宇多丸氏も演出が下手糞と評してましたが、自分は然程気にならなかったものの「宇多丸さんの提案した演出だったらなお良かったろうな」感はあります。
これに関していえば突貫工事な面はあったのかもしれませんが氏が『進撃の巨人前編』評でも述べてたように免罪符にならないのも事実なのかもしれません…。ただ、それでもレパードの姿を拝めたのはよかったですし、宇多丸氏が「スカイフォールにおけるアストンマーチン」と述べておられたのは「おおっ」と思います。ホントそれぐらいの意味合いを持つクルマだって自分は感じてるので。それに同じことを考える人が多いのかレパードに乗って会場に現れたエキストラの方もおられたそうですし。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2018_Nissan_Fairlady_Z_Nismo.jpg
なお、捜査車両以外ではZ34型フェアレディZニスモが動画を観る限り定年退職後にラーメン屋をやってる田中刑事の屋台のシーンで登場しています。
降りてきたのは映画6作目で署長に昇進しその後NPO法人「横浜港を守る会」会長となった松村会長で、二人に頼まれてた情報を伝えに来てましたがある意味映画1作目のオマージュかもしれません(但しそちらは先述画像のとおり赤)。

ここまで振り返って「どれも好きだやはり一番は日産車だな」と改めて思いました。
だから尚更思うんです。宇多丸さんが「マセラティ乗ってきたけどやはりレパードだ」って感じのを提案されてたのが相当同意できますし他にも同意できるファンの方は多いのではないかと。無論今更言ってもしょうがないですし十分納得してるのにいうのも見苦しいですから。

あ、それとクルマネタではないですが

エンディングで『冷たい太陽』が用いられるとのことでこれが再現されるのならホントにうれしい限りと思ってたものの実際にはなされませんでしたがオマージュがあった上に過去作のシーンが拝めたのはよかったです。近藤課長への敬意も払われてましたし。

あと『RUNNING SHOT』もリミックスバージョンですが川沿いでの追跡で用いられていました。
過去作でも映画2作目とドラマ2作目を除いて使われてた(因みに個人的には映画4作目までのが特に好きです。いや5~7作目のもアレはアレでいいと思いますが)ので「恒例」のような意味合いの方が近いと言えるでしょうがよかったです。

以上ですが編集でなんか文章がぐちゃぐちゃになったかも…。すみません。

(2024年6月20日追記)
『帰ってきたあぶない刑事』に関しては5月25日に観賞し、それから暫くしてこちらの記事内で書いたのですが、書くことが増えていった結果文字数制限に引っかかりました。
なので別記事にします。
Posted at 2024/06/20 23:22:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ
2024年07月01日 イイね!

『帰ってきたあぶない刑事』捜査車両に関して(ネタばれ含む)

『帰ってきたあぶない刑事』捜査車両に関して(ネタばれ含む)『帰ってきたあぶない刑事』5月25日に舞台挨拶中継付きの回観てきたので書きます(ドラマ1作目~『さらば』まではこちら。文字数制限引っかかったので『帰ってきた』だけ別記事の形となりました)。
率直に感想を言えば、「前作でもきれいに終わってはいたけど、本作のほうが良かった!」
38年経ても鷹山さんと大下さんと町田さんと薫さんの関係性がずっと変わらないことが本当に素晴らしいことだとつくづく思います。例えば町田さんは二人がいない前だとガツンと言ってやると思っててもいざ本人たちを前にすると「トロい動物」「プリティー町田」に戻ってましたから(ただその一方でいざという時の対応は『もっとも』等での近藤課長を彷彿とさせてくれてよかったです)。そして薫さんは相変わらずの暴走特急ぶりでした(それでも台本通りみたいですが)。

(以上は劇中使用曲の元曲のほうです)
また過去作を観ていたら懐かしいと感じさせる演出(オープニングとエンディング、BGMはTVドラマ版のアレンジでしたし、先述してますが『Where do you go from here?』がいい使われ方をしてました。また、過去の映像が用いられていたのでその意味では初見でも問題はないかもしれませんが、それでも極力観て実際の空気感がどういうものだったか感じてもらいたいです)があって良かったです。
ていうか『もっと』のエンディングの映像見当たらなかったです(曲が『翼を拡げて』になってるだけで赤レンガ倉庫前を走ってジャンプする映像自体は1作目と一緒ですが。そして本作では『さらば』以上に再現されていてよかったです)。
『まだまだ』あたりから主役二人が年齢を重ね老いを感じ始める中で周りに若い層が増えてきたことがネタも交えて描かれ出すようになっていますが、本作の場合はそれでも若手刑事の尾行を撒いたり傭兵の襲撃時に若手に指南して立ち向かえるようにしたりと「老いてもなお衰えたわけでない」様を見せていました(このあたりに関しては若手刑事に見向きもされていない『さらば』よりも若手からは最初こそおっさんと見くびっていたけど最終的に認めた節のある『まだまだ』に近いところはあるかもしれません)。ていうか片方に関しては土方歳三の中の人だしなあ。
まあ、語りたいことはいろいろありますが本題に入ります。長くなったら書けなくなるので。なお、二人の移動車両と捜査車両以外は書いてません。
今回はこれまでの劇場公開作品と違いメーカーからの車両提供はなく1台を除き劇用車会社からの提供となっています(劇中で破損する車両に関しては用意したのは東映側と思われます)。
前作のような日産自動車の車両提供がないのは何とも惜しまれます。ただ、意図したか偶然かは定かではないものの土屋太鳳さん演じる依頼人の永峰彩夏がみなとみらい大橋を南下するシーンにおいて右側に日産自動車グローバル本社が映ってます。

出典:https://www.opencar.jp/bmw330ci_cabriolet_msp_26u29.htm
ニュージーランドでトラブルを起こして出禁となり横浜に戻って探偵事務所を開設した鷹山さんと大下さんが足車にしてるのは銀色のE46/2C系BMW・330Ci Mスポーツカブリオレです。
劇中では冒頭から『She’s So Good』をBGMにベイブリッジを渡ってから埠頭に停まっていたほか、彩夏が登場してからは彼女を助手席に乗せて宝石店に向かったりその帰途ホテルエントランス前で岸谷五朗氏演じる劉飛龍の配下による襲撃を受けた際には配下を撥ねたりサイドターンを繰り出し逃げたりしましたがその途中でガス欠を起こしてレッカーされる事態となりました(BGMの『RUNNING SHOT』が遅くなるのは笑いました。因みにグレードにもよりますがE46/2C型の場合だと約7.5~9.3km/lとのことです)。
それでもその後も最後まで使い続けており鷹山さんと合流してからは彩夏を後部座席に乗せることもありました。
なお、この車両を使うことになったのは冒頭から主役二人を映したかった事と3人乗せる状況を想定したためとのことです。
もしや途中で大破するんじゃと思いましたがそんなことはなかったです(なお、劇中ではずっと幌は開けっ放しでした)。これに関しては実際の車両が劇用車企業である「ワンダーフォーゲル」(『ドライブ・マイ・カー』のサーブ900の提供元といえばわかるかもしれません)所有の車両だからという背景があるからでしょう。また、近年の警察の規制厳格化で模造ナンバーを使用して公道走行したうえで撮影を行うのが実質不可能となったこともあって素の車両の「多摩303 む 65-93」ナンバーが用いられているそうです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:180Crown-unmarkedcarLED.jpg
鷹山さんに大下さん、薫さんに彩夏、町田さんの部下が敵と遭遇したバー・カプリアイランド(因みに知りませんでしたが元ネタはあぶ刑事ドラマ版監督を務めたことのある西村潔監督が手掛け柴田恭兵氏も出演した『大追跡』17話に登場したバーとのことです)に町田さんが向かう際には黒のS180型トヨタ・クラウン(何故かS210型と間違えてましたが後で調べてわかりました)に乗っていましたが、道中カプリアイランドから逃げる薫さんと接触してしまいました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toyota_MARK_X_250G_(X120)_front.JPG

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jeep-Grand-Cherokee-WK.jpg
またそれ以外の捜査車両として銀色のX120型トヨタ・マークXが登場し、終盤早乙女太一氏演じるベンチャー企業社長で『もっとも』における銀星会会長である前尾源次郎の息子である海堂巧の一味の搭乗する黒のWH系ジープ・グランドチェロキーに接触して横転させていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2009_Toyota_Mark-X_03.jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2008_Toyota_Crown-Royal_01.jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_SKYLINE_250GT_(V36).JPG

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Patrol_car2.jpg
なお、それ以外に捜査車両として登場したのは銀のX130系トヨタ・マークX 250G、白黒警察車両としてはS200型トヨタ・クラウン、V36型日産・スカイライン(劇用車会社である「インペリアル」所有車両。これに関しては他の作品でもちょいちょい見かけます)、E24型日産・キャラバンが登場していたようですが、たぶんX130系マークXはV36型スカイラインと見間違えてた&それ以外は気づいてなかったという感じです。
キャラバンに関してはその次のE25系以降ならともかくE24系は現実でも見かけることが少ないだけになかなかレアな気がします(それでも映画だと『お前の罪を自白しろ』にも登場してたりしますが)。

(2024年7月1日追記)
因みにS180型クラウンとX130型マークXに関しては本作と同じく原廣利監督が手掛けた6月21日公開の映画『朽ちないサクラ』においても登場していますが、同一個体かは不明です。
ただ後者に関しては作中で大破していることに加えおそらくナンバーが架空のものを用いている(地名自体が架空の為)ため劇用車会社のレンタルではない別個体かもしれません。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_LEOPARD_Ultima_MY1987_ver.Saraba_Abunai_Deka_(3).JPG
そして忘れてはならないのはゴールド・グレーのツートンのF31型前期型日産・レパードアルティマでしょう。
劇中では町田さんがトランクに重火器類を詰めた状態で二人のもとまで運転して持って行った後、大下さんが彩夏が拉致された本牧埠頭のコンテナターミナルまで乗っていました。それから彩夏の母親の被弾に気づくと敵の発砲を受けつつも車内から敵に発砲していました(この時、後輪ホイルスピンしていました)。
前作のレパードもですが、横浜港署の覆面車両の設定のようです。販売期間が1986年2月~1988年8月(後期型も含めれば1992年8月ですが前期型なので)の車両なだけに今でも用いてるのがとんでもないです(でもこの作品に関してはそれがいい)。
撮影に際してはこの車両だけが個人所有車両を用いている(絶版車両であることから日産自動車側よりも個人所有車両を当たったほうが早いため)のですが、所有者の方の所有時点で車両の外装(グレードも『さらば』と違い本当に「アルティマ」グレードです)・内装のカラーリングが過去作のレパードと同様(但し劇用車との相違としてサンルーフ付き車両であり、所有者の方もその点を惜しんでいるとのこと)ではあった物の元々作品と無関係に車両維持するつもりだったことからカスタムしていたのが、東映側からF31型レパードを扱う専門店に車両仕様の連絡が入りそこから条件の合致する車両を入手していた所有者の方に話が来たことでノーマル仕様に戻したそうです。その際には全部品を1986年型のものに換えており(車両自体は1987年型)、仲村トオル氏いわく「ここまで再現されると、感動を通り越して気持ち悪いです(笑)」(賞賛)とのことです。
また面白いのがナンバーに関しては先述の330Ciカブリオレの項でも述べたように素の車両のナンバーを用いることになる(『さらば』迄の個体は模造ナンバーなので素のナンバーを用いたレパードが登場したのは今作が初です)のですが、所有者の方がかつての港303号と同じ「54-17」のナンバーを希望したところ、「横浜333 も 54-17」となったのでした。
殆どの方がご存じでしょうが、希望ナンバーは下4桁は兎も角分類番号や平仮名部分は所有者側で決められるものではないので完全に偶然です(或いは横浜陸運支局側が気を利かせ調整したとかなら担当の方がGJです。そうでなく本当に偶然なら神様の賜物と言えるでしょう)。
なお、本作の制作発表の会場や2024年2月17日~2月18日にパシフィコ横浜で開催された「Nostalgic 2days」等においてもこの車両は展示されていました。
Posted at 2024/06/20 23:31:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ
2024年05月13日 イイね!

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』劇中車両に関して(ネタバレあり)

『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』劇中車両に関して(ネタバレあり)2023年5月19・20日に『ファイヤーブースト』観賞したので執筆します(間違いがあれば申し訳ございません。あと、11作目観賞後にそちらも追記する可能性はあります)。
なお、1・2・4作目3・5・6作目7作目8作目スピンオフ1作目9作目の記事も書いているのでそちらも目を通してもらえれば有難いです。

作品の感想としては、やはり4~5作目以降の過去作同様荒唐無稽にも思えるアクションを楽しむ作品であったように個人的には感じました(そしてそれがいい)が、レース描写や過去作を彷彿とさせる描写があったとも感じました。
ジェイソン・モモア氏演じるダンテ・レイエス(『MEGA MAX』の敵であるエルナン・レイエスの息子)が本作および次作の敵であり、ドミニクに財産や父親を奪われた(ただし父親に関しては直接的に命を奪ったのはホブスのほうであり、そのこともあってミッドクレジットでは彼も標的にされていました。ていうか出られたのか…)ことで彼や彼に係る人物を巻き込んで復讐する形となっています(無論エルナンのやってきたことを考えるとダンテの行いは逆恨みと言えるでしょうしダンテも父親の所業を否定しませんでしたが、「父想いの息子」という意味では不思議でもないでしょう)が、個人的な印象を言えば「憎悪というより自分に持っていないものを持っているドミニクへの嫉妬や関心がデカいのでは」「ていうかサイファーの元部下の遺体と談笑しているくだりもあるしそもそもの精神状態がいかれてるじゃねえか(事実、作中でエレナが生前得ていた情報では若い頃からソシオパスのケがあったらしく、また冒頭ではダンテの母親も見限っていたことが言及されています)」「サイファーも許せない存在だがダンテは存在自体が恐ろしい」って感じでした。
あと、ジェイコブがリトルBにとっての「良き叔父」ぶりを披露し(ラップのくだりは中の人ネタでしょうが、児童が汚い言葉を使いそうになったのを注意するくだりではそういう作品でないとはいえ個人的に特に感じました)、そして甥とその父である兄のためなら命を張る覚悟をしていたのが個人的に印象深いです(シリーズ的にはハンの例だってありますから生きていても不思議ではありませんが、覚悟を決めたほうがいい描き方にも思えました)。
早いですが次作が楽しみではあります(それまでいろいろ頑張らねば…)。本作を観てるといつも通りっぽいけど「これ本気で終わらせにかかってる」ようには個人的に感じましたし、こうなったら『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』みたくきれいに終わってくれたらと思います。
まあ同作の4DX上映が本作上映を機に終わった感じがあることに加えてヴィン・ディーゼル氏以外にも両作品出てる役者がいるのは何とも皮肉ですが…。無論『ザ・スーパーマリオブラザーズムービー』の影響もあるので一概に本作だけの所為ではないでしょうがそれはそれで主演的に皮肉…。

https://www.alvolante.it/news/tutte_auto_del_film_fast_furious_five-4588640001/foto#fast_furious_five_5_2011_13_6
本題に入ります。車両の説明において本作の内容と脱線することがあるのは御愛嬌です。
冒頭、本作の10年前にあたる『MEGA MAX』終盤のシーンでドミニクとブライアンがそれぞれ運転する2台の黒の2010年式ダッジ・チャージャーSRT8が登場します。
同作での描写以上のことは描かれていないので活躍内容は上記の当該記事リンクを参照するのが手っ取り早いですが、大方は『MEGA MAX』からのアーカイブにしても一応本作のために新録したシーンもあるようです(後述するトゥアレグもおそらく然り)。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2004_Volkswagen_Touareg_V6_Sport_Automatic_3.2_Front.jpg
黒の2004年型フォルクスワーゲン・トゥアレグに関しても然りですが、うち1台をダンテが運転しその後ドミニクの運転技術で金庫をぶつけられ海に投げ出されていたことが判明するほか、現代パートにおけるリオデジャネイロの嘗てエルナンが命を奪われたまさにその地での銃撃戦とダンテとの対峙でも登場していました(ドミニクに思い出させるためにわざとやってたのかもしれません)。

(8月24日追記)
監督によるコメンタリによれば、トゥアレグに金庫をぶつけられ吹っ飛ばされるダンテのくだりのあたりが新録みたいです。


https://www.latercera.com/mtonline/noticia/dodge-charger-daytona-srt-concept-un-vistazo-a-la-era-de-los-muscle-cars-electricos/VIDYF6HQPVFTNEP55LZ6ELOVPU/
ドミニクの自宅前でファミリーやドミニクの父方の祖母(説明を聞く限りでは9作目に登場したジャックと血が繋がってるように解釈しました)であるアブエリタが集うシーンにおいて、家の前に停められている車両の中に黒いダッジ・チャージャーデイトナSRTバンシーコンセプトがあり、パンフレットによればドミニクのもののようです。
同車種は端的に言えば3代目LD型チャージャーと3代目LC型チャレンジャーの両車種の後継車種である2ドアクーペでありなおかつ同ブランド初のバッテリー式電気自動車となるもののそれでいて内燃機関車の排気音を再現しているそうですが、実際に聴いた感じだとなんか掃除機のように個人的には感じました(動画で観た感想なので生だったら印象は異なるかもしれませんが)。
ただ、モデル消滅よりはいいのかもしれないとも思います。

(2023年7月30日追記)
チャージャー及びチャレンジャーの型式訂正しました。

(2024年3月6日追記)
米国で現地時間5日(具体的な時間は解りませんでしたが日本時間だと6日)に量産車仕様が発表されました。
コンセプトでは2ドアでかつバッテリーEVでしたが、量産車仕様だとそれ以外にもLX型やLD型同様の4ドアセダンも用意されているほか、直6 3.0リッターターボエンジンも用意されている(ダッジ公式が挙げてる動画では2ドアに設定されているのは確実っぽいですが4ドアは如何かは不明)とのことなので思ったよりはバリエーションはあるようです。あとダッジ公式が挙げてた動画を観た感じだと排気音の掃除機っぽさは薄れてましたが、実際の車両だとどうなってるかはわかりません。
とはいえ、EVモデルと引き替えにV8エンジン搭載モデルが消滅したのはやはり寂しい限りですし、否定的意見もやはりあるようです(そして個人的には無理もないと思ってます)。
なお、これに先駆けてLD型チャージャーやLC型チャレンジャー(因みにプラットフォームはLX型チャージャーのそれの短縮版)、チャージャーの兄弟車種であるクライスラー・300も2023年に生産を終了しました。
2ドアモデルに関してはLC型チャレンジャーの、4ドアモデルに関してはLD型チャージャーの後継ということに先述したようになるでしょうが、後者に関してはブランドは違えどクライスラー300の受け皿の側面はあるのかもしれません(あと、2ドアでも初代チャージャーは意識してるでしょう)。


https://www.motortrend.com/news/2024-delorean-alpha5-motors-ev-power-price-on-sale/
また、電気自動車枠では銀色のデロリアン・アルファ5も、ダンテの策略で部下に裏切られ(その部下のうち、ダンテの後についていった部下は先述したように変わり果てていますが…)手負いの状態となったサイファーがドミニクの自宅に赴く際に用いられました。ていうか個人的にはなんか意外なようなそうでもないようなといった感じでしたが、パンフレットを読む限りだと「クールで洗練されてるから」っぽいです。
名前でわかるとおり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで知られるデロリアン(尤も、あのタイムマシンのベース車種の名称自体は「DMC-12」が正しいですが)ことデロリアン・モーター・カンパニーのことですが、法人的には同作の製造元である1975~1982年に存在した初代法人から名称や設備を引き継ぎ1995年に設立された2代目法人が2022年に発表した車両がアルファ5であり、DMC-12同様ガルウィングドアを採用しています(本作劇中でも上に開いている様は描かれています)。なお、DMC-12が2人乗りなのに対してアルファ5は4人乗りであり、初代法人の頃にありつつも実現しなかった構想がある意味で実現した形となっています。
個人的には、DMC-12のほうが好き(というよりそもそもクルマ好きになったきっかけ)とはいえ形は如何あれ復活したのが喜ばしく感じます。

https://www.zougla.gr/automoto/news/article/i-pagani-ton-55-ekat-evro-ine-oniro

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_Fairlady_Z_432_(1970)_front-right_Toyota_Automobile_Museum.jpg
電気自動車が登場するのはある意味時代を感じますが、内燃機関も勿論登場します。
先述のチャージャーデイトナSRTコンセプトのシーンでは他に青い2022年型パガーニ・ウアイラトリコローレ(上画像1枚目。世界限定3台という希少な代物)や上が黒で下が赤のツートン仕様の1971年型ダットサン・240Z(日本でいうS30型日産・フェアレディZ。上画像2枚目はそちらの仕様)が停まっていました。
パンフレットによれば前車はローマン、後車はハンのものらしいです(すごく納得です)。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Dodge_CHARGER_500_mid-year_1970_in_FAST_X_(4).jpg
ドミニクの代名詞である黒い1970年型ダッジ・チャージャーR/T(ただ、サイドには「R/T」エンブレムがありましたがフロント部のエンブレムは「Charger 500」でした)も欠かせません。
ドジャースタジアム駐車場にてリトルB(8歳)を運転席に乗せて運転を教えたり(早熟に見えるかもしれませんが、世界ラリー選手権に参戦しているカッレ・ロバンペラ選手等の例も現実にあるようです)、その後のファミリーの集いに向かったり、リオデジャネイロにおいてダンテとのストリートレースで用いたり、ポルトガルの高速道路のくだりにおいてリトルB救出にあたってアラン・リッチソン氏演じる秘密組織所属のエイムスが操縦する飛行機から落下(『SKY MISSION』を思い出しましたが、同作と違ってパラシュートはつけていません)させて追手車両である三菱・パジェロをペシャンコにしながら着地した後、ジェイコブの運転するエルカミーノ(後述)を伴い走行しますが、ダンテの運転するフェアレーン(後述)に追突されて反対車線に落とされ『EURO MISSION』よろしく逆走する事態に陥った上に敵車両に遭遇するもジェイコブが文字通り命を張って退け(後述しますが本当にジェイコブは漢です…)、『ICE BREAK』のニューヨークのくだりで自車を引っ張る車両を薙ぎ倒したが如くヘリコプター2機に吊るされても機転を利かせ加速して同一車線に飛び移って『スーパーコンボ』よろしくヘリを墜落させた挙句ハンマー投げのごとく振り回して敵車両を薙ぎ倒し、フェアレーンもスピンさせるとリトルBを『SKY MISSION』終盤のラムジーみたく奪還したのでした。
その後エイムズの指示でダム方面に向かうと2台のタンクローリー(余談ですが、トランスフォーマーを想起した方もいたようです。8月にビーストウォーズが公開されますし、エップス軍曹の中の人もいるので意識したのかもしれません)に追い詰められ、その際には導流壁に向かってダイブして壁走りしNOSを作動(あのCGは個人的に「うおおお!」となりました)させて加速しながら減勢池に突っ込んで大破しました(各部分名称は横山ダムの図を参考にしましたが、間違っていれば申し訳ございません)。
なお、撮影に用いられた車両は日本の様々な場所で展示されたことがあります(大和郡山と四条畷において撮影しましたが、欲を言えば左から撮れたらと思いつつも撮れただけでも運が良かったとも感じます)。

(6月11日追記)
USJのニューヨークエリアで6月10~18日に360度どこからでも撮影可能な状態で展示されてるとのことで観に行って撮ってきたのでそちらの画像に替えました。
出費は痛いですが後悔はないです。

(8月24日追記)
なお、ダムのシーンのNOS作動のアニメーションに関しては1作目のゼロヨンシーンのオマージュであることが特典で述べられていました。
また、エンジンはレクサスLS400(初代か2代目は不明)のものが搭載されているとのことです。


https://www.washingtontimes.com/multimedia/collection/muscle-cars-then-and-now/?page=3
また、ガレージにはレストア中のグレーの1970年型シボレー・シェベルSSが置いてありました。
ハンからは珍しがられていましたが、ドミニクによればリトルBと共にレストアするためのものっぽいです。
「ドミニクといえばチャージャー」の感は強い気がしますが、シェベルも1作目エンドロール後や4作目序盤で搭乗していたので縁が深いと言えるでしょう。

https://www.edmunds.com/dodge/charger/2023/srt-hellcat-widebody-redeye-jailbreak/
ローマ(というかバチカン)におけるダンテの策略による偽任務に駆り出されたローマン、テズ、ラムジー、ハンへ任務が策略であることをドミニクが伝えに赴いた際に用いていたのはグレーのダッジ・チャージャーSRTヘルキャットレッドアイです。
彼らを見つけた後、テズとラムジーが鹵獲した車両がダンテの手で二人を閉じ込めたうえで遠隔操作されてるのを速さで車両の前に出ることができましたが、球体型中性子爆弾が放出されてしまい、その上ダンテが軍警察に黒幕がドミニク達であると伝えたことからパトロールカーに追われながらも爆弾を制止させようと奮闘し、爆弾の前に立ちはだかって制止しようとして車体をぼろぼろにしたり、パトロールカーを退けたりしながらもクレーンに体当たりして動かし野球盤の要領でテベレ川に落として威力を減らしました(着水させれば10分の1ほどに抑えられるとラムジーが述べていたと思います)。
着地後も追うパトロールカーが吹き飛ぶほどの爆風に耐える羽目になったものの最後まで生き残りましたが、威力が減っても街は壊滅的被害を受けていました(ていうか被曝の危険性ぇ…)。

(8月24日追記)
なお特典によれば、撮影にあたっては元車種の時点で優れており意外と手は加えられてないとのことです。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Alfa-Romeo159-Carabinieri-di-Roma.JPG
なお、追いかけてくる車両はアルファロメオ・159ベースのパトロールカーです。
『007 慰めの報酬』でも同車種が登場してましたし、国的にも腑に落ちます。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2005_Lamborghini_Gallardo_(3952806385).jpg
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1972_Alfa_Romeo_2000_GTV_(115.01)_at_Lime_Rock.jpg
ローマでの偽任務では、ローマンが搭乗する金色の2003年型ランボルギーニ・ガヤルドやハンが搭乗するオレンジに黒いストライプが入った1971年型アルファロメオ・2000GTヴェローチェが用いられていました。
どちらも乗り手らしいカラーリングなのが個人的には面白く、前者に関しては光の反射で敵車両に目眩しを仕掛けたりもしていました。
その後、デズとラムジーが鹵獲した敵車両に球体中性子爆弾を積んでいることが判明するとまずは二手に分かれた後で『ジェットブレイク』よろしく2台で車両を両脇から挟んで制止をはかりましたが、結局転がっていきました。その後カラビニエリが到着した際には既に乗り捨てていました。

(8月24日追記)
特典によれば、少なくともガヤルドはタイリース氏の要望も入っていたようです。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1966_Chevrolet_Impala_(19392056594).jpg
また、ダンテの愛車は紫色の1966年型シボレー・インパラ2ドアハードトップです。
見様によっては毒々しい(上画像みたく赤ならそんな悪くない気がするのですが…。ダンテ曰く「下の毛も同じ色にしている」とのこと)ですが、妙に合ってる感が個人的にするから不思議です(何れにしても後述するフェアレーン共々チャージャーの相手としては申し分ないと思われます)。
ドミニクとのストリートレースにおいてはドミニクとダンテ以外の二人の車両(後述)が先頭を行こうとするとそれを面白く思わなかったダンテの采配で装備されているスイッチで対戦車両を爆破させることができるようで、作中では実行したことで他の車両を気にかけたドミニクをレースに敗北させたのでした。またそれ以外ではリオデジャネイロでの銃撃戦のシーンでも登場し、さらったイザベラ(エレナの妹であり、演じるのはダニエラ・メルシオーネさん)をトランクに入れていたようですが、その後現れたテス(前作以降行方をくらましたミスターノーバディの娘であり演じるのはブリー・ラーソンさん)がボンネットの上に立ち、ダンテが降りるよう言ってもテスが靴底をこすりつけていました。
その後は計画の都合なのかテスの行為の所為なのかは不明ながら乗り捨ててしまったのでした(その後どうなったかは描かれていませんが、言動を聞く限りでは愛着はあったようです)。

(8月24日追記)
特典によれば、モモア氏の要望も入っていたようです。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Porsche_911_(997)_GT3_RS_3.6_-_3_quart_avant.jpg
ストリートレースにおいてはイザベラが搭乗する黄色いダットサン・240Zの後期型と『MEGA MAX』でも登場したルイス・ダ・シルバ氏演じるディオゴが搭乗する緑色の997型ポルシェ・911が登場します。
前者に関しては端的に言えば、宮本浩次氏の『冬の花』のPVに登場してる白い車両ですが、あちらとは違いTRA京都・ロケットバニー製のカスタムパーツが装着されています(なお、サン・カン氏が手掛ける「Fugu Z」にも同じパーツが用いられているのでその縁かもしれません)。なお、元々搭載していたL24型エンジンでは力不足とのことでRB26エンジンに換装しているとのことです。
後者に関しては『MEGA MAX』で登場した996型同様サイドに「GT3RS」のステッカーが貼られていますが、実際には下位グレードの可能性があるとも耳にしたことがあるため詳細はわかりかねます(おそらくGT3RSグレードで合ってるとは思われますが…)。
どちらも(大概の人間に言えることでしょうが)より先頭を走ろうとするも、先述の通りダンテが面白く思わずスイッチを作動させ後車は乗り手共々吹っ飛ばされましたが、前車はドミニクのチャージャーが体当たりしたことで横転するものの爆弾がその際に剝がれたこともあって爆発をもろに受けることがなかったことから乗り手が爆発に巻き込まれるようなことはありませんでした。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1992_Ford_Mustang_LX_Hatchback_(14413806914).jpg
ドミニクの自宅がミスター・ノーバディがいなくなった後の秘密組織に襲撃されたことでリトルBを隠れ家に匿うことを考えたジェイコブが空港までの足に用いたのは前作において青年時代に搭乗していた青い1992年型フォード・マスタングLX(所謂「フォックスボディ」)でした。トランク内には偽造パスポート製造のための機械が搭載されているようで、ガソリンスタンドで停まった際に用いていました。また、センターコンソールにはカセットテープなどが収められていました。
作中では13歳の頃に手に入れたと語られており作中における現在まで所有してるのが個人的にすげえと思ってますが、リトルBからすれば側にあった黒いラムトラックで来たものと思ったら旧いポニーカー(一般的な車両と比べて小型・安価な車両のことですが、日本の基準で考えればそこまで小さくはありません。またジェイコブの話を考慮すると上画像の個体と同じく排気量5.0Lのエンジンを搭載している仕様と思われます)で肩透かしを食らったとか立て付けが悪くなってたのかドアがなかなか閉まらずでウケがいいとは言い難い感じでした。

(6月11日追記)

リトルBの反応は芳しくなかったものの、より新しい年式と張り合えるみたいなので案外舐めたものでもなさそうです(チューニングされてるのかもしれませんが)。

(8月24日追記)
特典によれば、1993年時点でプロデューサーの愛車だったとのことです(但しそちらは黒)。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2018-Chevrolet-Camaro-ZL1-1LE-001-01.jpg
リオデジャネイロの高速道路のくだりにおいて被弾したテスを搬送するのにイザベラが用いたのは黒い6代目シボレー・カマロZL1 1LEパッケージでした。
姉と比べて自らのことを卑下している節があったイザベラでしたが、ドミニクに託し自ら動くのが頼もしかったです。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ford_Mustang_S197_Satin_Silver_Metallic_(1).jpg
因みに銃撃戦の際には護送車の後ろを走っていて襲撃に巻き込まれ横転し燃料漏れも起こしていた青い5代目フォード・マスタングGTを起こし常にアクセル全開にした状態で敵に特攻させたりしていました(その時点で爆発炎上しているはずですが、その後のシーンでも映っていることに加えてドミニクが外れたドアかボンネットかを盾にするシーンがあったので複数台いたのかもしれません)。ドミニクすげえ。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1968_El_Camino.jpg
ジェイコブが搭乗するのは重火器を搭載した黒い1968年型シボレー・エルカミーノです。
作中では秘密組織の襲撃を受けジェイコブがリトルBを伴い向かった隠れ家にあったもので、作りかけのようでしたが襲撃を察知したジェイコブがリトルBを助手席に乗せて隠れ家を脱出し立ちはだかる敵車両を薙ぎ倒しながら高速道路に到達、それから暫くしてドミニクのチャージャーと邂逅してともに走りますが、高速道路進入の時点あたりから発生していた不具合を直そうとしたリトルBがトンネルに差し掛かったあたりで車両荷台部に移動してしまい、不具合こそ直ったもののダンテに連れ去られてしまいます。
それから暫くして燃料漏れに気づいて戦線離脱をジェイコブが考えていた矢先に先述したドミニクの前に敵車両が立ちはだかってるのを目にすると、ジェイコブはリトルBを命をかけてもドミニクの元へ帰すために敵車両に特攻し爆発炎上したのでした(この時、兄の陰から漸く逃れることができた旨を述べていました。前作に加え本作でも機内のシーンでも語られていたのでイザベラのように「慕いつつも引け目を感じていた」側面はあったのでしょう)。
この作品シリーズ的にはもしかしたら生きてるかもしれませんが…どうか本当にそうあってほしいものです(ドミニクとリトルBの表情が辛いです。元々慕ってはいたのでしょうが、道中を経て更にその思いが強くなっていたように思えたので)。
因みに同車種に関しての余談として、1968年型(モデル全体だと3代目)なら同ブランドの中型車種であるシェベルのピックアップトラック版と考えてよいですが、シェベルに関しては先述の通りドミニクが乗っていた車種なのでその意味ではその兄弟車種であるエルカミーノをジェイコブが用いているのはなかなか粋だと思います。
一方で1959~1960年に製造販売されていた初代モデルだと同年式のインパラの兄弟車種なのでそう考えると「ダンテと関わりある車種じゃねえか…」と思ったりしますが、年式が違うのに加えて『ICE BREAK』だと61年型の同車種をドミニクが従弟に譲渡してたりするので悪いように解釈することもないのでしょう(そもそもインパラという車種に罪はないですから)。

(8月24日追記)
特典では「ヘルカミーノ」と呼ばれたりもしてました。
なお失念してましたが防弾の設定もあるとのことです。
あと、「生きてると思うけど…」とは言ったものの、ラストに登場した人物のことを考えると「これはやはり生きてるだろうな」と思います(あちらの別れも辛かったですし)。


https://automotorpad.com/ford/797060-1967-ford-fairlane-craigslist.html
ポルトガルの高速道路でのシーンにおいてダンテが搭乗するのはワインレッドの1966年型フォード・フェアレーン500クーペです。
作中ではジェイコブとリトルBがエルカミーノを引っ張り出し敵車両を薙ぎ倒していく様を目にしながらも引っ張り出し、その後高速道路でエルカミーノの後部で不具合を直そうとしているリトルBを見つけると連れ去って助手席に乗せ、それからドミニクのチャージャーの後部に突っ込んで反対車線に押し出しました。
その後、ヘリコプターを撃墜し同一車線に復帰したドミニクがハンマー投げの要領でヘリをぶつけたのを受けて車両は損傷し、それからスピンした車両からドミニクはリトルBを救出したのでした。
これにより高速道路から外れる形となりましたが、ダンテはそれも織り込んでいたのかダムの天辺まで乗りつけて2台のタンクローリーを操縦していました(その時点でヘッドライトが片側完全に無くなってました)。

(8月24日追記)
なお特典によると、色などの仕様はモモア氏の要望もあったそうで塗装の様を見せたりもしていたそうです。


https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Osaka_Auto_Messe_2020_(224)_-_McLaren_SENNA_exhibited_by_S%26Company.jpg
基地のシーンでクィーニーもダンテの標的と知ったデッカードが搭乗する車両として赤いマクラーレン・セナが登場するようです。
英国車に乗るのは本作でも変わりないようですが、かつてマクラーレン・レーシングに所属していたアイルトン・セナ・ダ・シルバ氏の名にちなんだスーパーカーを乗りこなすあたりがデッカードのひとつの凄さなのでしょう。

なお、ティザー動画でも登場しています。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Osaka_Motor_Show_2017_(217)_-_McLaren_720S_COUPE.jpg
なお、ガレージには『SKY MISSION』のバギー(通称「ファスト・アタック」)や『スーパーコンボ』のマクラーレン・720Sと思しき個体も置いてありました。
なお本作では置かれているだけの登場でしたが、エンドロールのアニメーションでは走っていました。

(8月24日追記)
ローマにてダンテが搭乗するのは2022年型ハーレー・パンアメリカ1250です。
劇中では追うレティから逃れながらリトル・ノーバディの搭乗するSUVの車体に爆弾を貼り付けたり街灯を蹴って落としたり(それでもレティは巧い具合に抜けました。すげえ)していました。そして結果的にはレティがカラビニエリに包囲され脱落したことで逃げおおせてしまうのでした(そのため妨害信号が効かなくなりました)。
なお、撮影にあたっては装甲をある程度省いて軽量化しかつ動力系を強化してるようです。また、スタントを使わずモモア氏が実際に乗って演技してるようです。

ここまでが『ファイヤーブースト』の登場車種ですが、撮影風景を見るに11作目は下記車種も登場するかもしれません。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Lexus_IS_500%22F_SPORT_Performance%22_(5BA-USE30-BEZLH)_front.jpg
ロサンゼルスのシーンにて青いレクサス・IS500 F SPORT Performanceが登場するとの情報を耳にしましたが、撮影動画を観た感じだとホイール的に別グレードかもしれません。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2023_Nissan_Z_Performance_in_Seiran_Blue,_front_right_(NYIAS_2022).jpg
また、シーンは不明ながらRZ34型日産Z(日本でいうフェアレディZ)が登場しハンが搭乗するとされています。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:VeilSide_FFZ400_(3).jpg
というのも、『TOKYO DRIFT』においてハンのRX-7を手掛けたヴェイルサイドが本作に登場する車両のパーツの開発を示唆する発言をして暫くして同車両をはじめとしたハンが乗ってきた車両を彷彿とさせるカラーリングのZのカスタムカーである「VeilSide FFZ400」が東京オートサロン2023でお目見えした後に2023年5月5~7日開催の大阪コミコン2023で展示された際にパンフレットに「VeilSide HAN'S FFZ400」と記載されていました。

また、先述したティザー動画にて緑のZにテスが搭乗していることに加えて彼女が米国日産のCMに出演している縁があってかつCMによってはZに搭乗するバージョンがあるので(1件載せましたが、他にもあるので各位検索してみることを推奨いたします)彼女もZに乗る可能性は否定しきれません。
僕の推測があっていた場合、ジェイコブが前作で6代目マスタングシェルビーGT350、本作で3代目マスタング(前作はフィン・コール氏演じる若い頃なのでノーカン)に乗ってたのと見ようによっては似たようなものかもしれません。

(2024年5月13日追記)
『X2』と『MAX』の間(厳密に言えば4作目の直前)のエピソードにあたる『ロス・バンドレロス~盗賊たち』観たので其方のも書こうと思います(字数制限があるので『MAX』の記事に追記するのは断念しました)。

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/20/1990_Cadillac_Brougham%2C_front_left%2C_05-16-2023.jpg
ハン(なお、彼によるとドミニクと出会ったのはメキシコでとのこと。尤も、それ以前から知っていたようですが)がドミニカ共和国入りした際、テゴが迎えに来た時に乗っていたのは銀色の1990年型キャデラック・ブロアムでした。

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/81/1969_Chevrolet_Camaro_Z28_in_Butternut_Yellow%2C_Front_Left%2C_06-17-2022.jpg
また、ハンがドミニクがもとを訪れた際にドミニクが整備していたのは白い1969年型シボレー・カマロでした。
アメ車なのはある意味ドミニクらしいと言えますが、マッスルカーじゃなくポニーカーなのはある意味らしくないかもと思わなくはないです。
とはいえ色んな車種乗ってきてますからね。

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/33/1966_Pontiac_Bonneville_Convertible_in_red%2C_front_left.jpg
ドミニクとレティが海に向かう(因みに『EURO MISSION』の会話はこの件のことを指しているという考察もあるようです)際に乗っていたのは白い1966年型ポンティアック・ボンネビルコンバーチブルでした。
劇中では運転中にレティがドミニクの前でアツアツな様を見せていたりしました。この状況でも運転できるのは凄い…(『MEGA MAX』のハンとジゼルの例もありますが)。
Posted at 2024/05/13 20:26:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ
2022年11月09日 イイね!

『相棒』に登場する車(ネタバレ含む)

『相棒』に登場する車(ネタバレ含む)※元は2016/3/15の記事です。

シーズン14最終回を目前に控え過去にも何回かやってきた登場車まとめをまたやってみようと思います。

『あぶない刑事』シリーズにも言えることですが日産自動車提供なので登場車種は一部除き殆どが同社製の車両です。
モブに関しては全部挙げればきりがないので自分の独断で選りすぐりします。

まずは特命係の車両から(すみません、プレシーズンは失念しております)。

シーズン1ではG10前期型ブルーバードシルフィ(色はグレー)が用いられていました。
因みに第2話では犯人がも同型車を使っており名前も登場していましたがこちらは劇中ではスクラップとなった設定となっていました。

その後シーズン2~3ではG10後期型ブルーバードシルフィ(劇中では黒)が用いられました。前期型とはテールランプの意匠等が異なりますが個人的には前期型の方が何気に好きです。
普段は運転を亀山さんに任せっきりであった右京さんがシーズン3第9話ではハンドルを握り犯人とカーチェイスしていたのがとても印象的でした。
初期の車両としては割と有名な感じはします。

またシーズン2ではT30型X-TRAILも用いられていましたが詳細はちょっと失念しています。
こちらは捜査車両ではなく亀山さんの愛車と思われますが、ちょっとした手続きで私用車を捜査車両にすることは可能と謂われることもあるので実際のところ何とも言えません。まあ愛車だったとして地味に様になってる気がしますが。

シーズン4ではY50型フーガ(グレードは恐らく350GT。色はグレー)が用いられていました。
閑職の割にはかなり良い車(後述しますが捜査一課のより上級)の気がしますが捜査車両なのかも。ただ私用で使ってた記憶もあるので実際どうなのやら。

シーズン5・6および劇場版1作目ではG11型ブルーバードシルフィが用いられています。
シリーズを通じての場合これをイメージする人も多いのではないかと思います。

また劇場版1作目エンディングで「auf wiedersehn」をバックにレインボーブリッジを渡っていたのが印象に残ってます。

シーズン7ではJ32型日産・ティアナ(劇中では黒)が用いられていました。
亀山さんがいた頃は彼が運転していましたが去った後は10話及び15話において運転が相棒任せである右京さんとしては珍しくハンドルを握っていました(後者の場合一人で乗ってるからともかくとして前者は同乗者がいますし。ただこの場合お客さんみたいなものだからでしょうが)。

その後最終回で神戸さんが2代目相棒に就任するにあたりシーズン10最終回までR35型GT-R(色は黒。ホイールの色的に前期型標準仕様)が彼の私有車として登場しました。ただ、『さらば あぶない刑事』の例もあるので捜査車両の可能性は無きにしも非ずですが正直ないだろうなと。
実をいうとこれがきっかけでその1話前から観始めた口です(その後ひと月かけて全部見ました)。
初っ端からいきなり乱暴運転してたり(ただこれに関しては車より運転者の性格ですが)、シーズン8初回では捜査一課が尾行に使っていました(元の奴は被疑者にばれてるので使えませんでした)。
また最終回では50km/h近く程度だったのにオービスに引っ掛かってそれがすべての始まりとなります。
シーズン9では12話と最終回でパトランプを装着していましたがドラマによくあるような上ではなく助手席コンソールボックス上でした(これは実際の警察でもあるとのこと)。後者の場合は本田篤人の身柄に絡んで警視庁中がこの車を追いかけることになるのですが、実は米沢さんが囮で運転していました。またラストでは劇場版1作目のエンディングを意識した構図がとられていたのであれは良かったです(だがヘリコプターテメーはダメだ)。
シーズン10では第10話において神戸さんが攫われたこともあり伊丹さんや右京さんがハンドルを握っていました。後者に関しては「いつか握る日が来るのだろうか」と思ってたら本当になったので驚きました。
それ以外ではシーズン8第15話では助手席に伊丹さんが、シーズン9第17話では陣川さんが助手席に乗っていました。
なお、本編以外では相棒展が東京で行われた時に一時期展示されてたようです。
またナンバーが「37-10」なのでシーズン2に登場した湊哲郎を意識してるという説がありますがこちらでも述べたように『あぶない刑事』シリーズの車両にもそのナンバーのものがあるのでそっちの可能性も無きにしも非ずです。ていうか今思ったけどそのナンバーのフーガも『さらば あぶない刑事』に出したらなおよかったな。

その後劇場版3作目では白い個体(恐らく中期型)が登場しており買い換えたか2台持ちなのかもしれません。どちらにせよ官房付でも金銭的余裕ってあるんだなと思います。
ただ出番は国会議事堂前で登場したぐらいです(それでもシリーズで有名な車両となったのか白い個体がイベントで展示されてたことも。但し後期型)。

シーズン11以降は現時点に至るまで右京さんの愛車(そのためか運転を相手任せにする右京さんとしては珍しくハンドルを握っています)としてFK10型フィガロが登場していました。
まさかその選択肢がくるとは、と聞いた時思いましたが個人的にはこういう変化球も好きです(そもそも所謂パイクカーは自分の守備範囲)し案外合ってると思います。
なお、黒に関しては純正色に存在しないので後から塗装してるそうですがこれに触発されて黒に塗装した人もおそらくいるかと。
シーズン14でも序盤で乗ってましたが冠城さんが他人の運転が苦手ということもあり反応がコミカルなことになっていました。

(2021年1月2日追記)
その後はシリーズが進むにつれて後述する冠城さんのスカイラインにとってかわられる形で登場頻度は下がっていますが皆無ではなさそうです。
シーズン19第11話での描写を観るに遅くともシーズン7の後半(一人だったので亀山さんの卒業後と思われます。そう考えると先述のティアナは私用車ではなく公用の捜査車両かもしれません)から持っていたようです。なお、同エピソードの現代パートでも登場しています。

(2021年2月17日追記)
先週時点から一部で話題になっていましたが、劇中で用いられた車両が売りに出されているようなので今後は登場しなくなるのかもしれません。


一方で冠城さんはV37型スカイラインハイブリッド(グレードは350GT HYBRID Type SP)を私有車としています。
因みに『さらば あぶない刑事』にも同一仕様の車両が登場してるのでこちらももしかしたら実際には日産側の広報車両なのかもしれません。

(2018年10月24日追記)

シーズン15途中からはトランクにインフィニティのエンブレムが装着された仕様となっています。

シーズン17からは2017年12月にマイナーチェンジされたモデル(それ以前のと比べて開口部がでかくなり、スポイラーの意匠が変更されています。余談ながら自分は2015年12月~2017年12月の仕様の方が好きです)となっています。

(2020年5月2日追記)

シーズン18からは2019年7月にマイナーチェンジされたモデル(各部に日産のロゴが復活し、Vモーショングリルや丸4灯テールランプを採用)が採用されました。
ちなみに自分はこの仕様が一番好きです(但しVモーションを採用したのはいいのですが大きさは半分ぐらいの方がいいです。主張し過ぎィ)。
あと、シーズン18最終回の日に書こうと思ったら途中でフリーズしてパーになって今日になって漸く書くことですが、ずっとこれまでの流れでGT Type SP(ハイブリッド仕様。なお、マイナーチェンジに伴ってターボ仕様のエンジンが変更されたこともあってかグレード名称は変更されてます)を採用してると思ったらGT(ターボ仕様)だったようです(ウィキペディアで初めて知ってその後映像を確認して漸く気づきました)。
企業側の財政事情で廉価仕様にしたということかもしれませんが、まさかターボ仕様の方を採用するとは思ってなかったです。

「それならいっそ400Rの方を…。神戸さんの時にGT-R採用してるぐらいだし」と思わんでもないですが、まあ車種は変わってないのでいいです。あと自分の嗜好で画像ではボディカラーはオーロラフレアブルーパールにしてますが、ずっとHAGANEブルーが登場してきたので出すとしてもやはりそちらになってたことでしょう。

(2020年9月6日追記)

書き忘れてましたが、コラボCMでは赤のGT Type SP(ハイブリッド仕様)が用いられていました。

(2021年1月2日追記)
フィガロに関しては使用機会が減ったものの皆無ではなさそうです。
スカイラインに関してはシーズン19からはホイールの意匠的にGT Type SPっぽいですが、ハイブリッド仕様かターボ仕様かは確認できてないです。

(2021年1月2日追記)
確認したらハイブリッド仕様でした。
因みにシーズン19第11話ではフィガロと並んで停まるシーンがありました。

(2022年11月9日追記)

シーズン21にて亀山さんが復帰した際にはベージュのT33型エクストレイル(ホイールを見た感じだとグレードはX e-4ORCEと思われます)となっていました(「エクストレイルかノート来るだろう」と予想してたので結果的には当たりました)。
先述した通り、T30型が用いられていたこともありそれ以来ということとなりますが、合ってる感はします(尤も個人的には、T32型ほどではないにせよT30型やT31型と比べればアウトドア志向より高級志向になって敷居と価格が上がった感はありますが、それを考慮してもなおという感じです)。また作品は異なりますが、日本テレビ系列で放送されていた唐沢寿明氏主演の『ボイス』においてT32型(余談ながらナンバーは「54-17」となっていましたが、あぶない刑事オマージュと思われ)が登場していた例もありますし、捜査の足にSUVってのも案外合うものだと感じます。

特命係の次は捜査一課の方について。

シーズン1~3ではY34型セドリックかグロリアのどちらかが用いられていました。

シーズン4ではSC11型ティーダラティオが用いられていましたが、特命係がY50型フーガであるのと比べると所有者の方々には申し訳ないですがチャチに見えてしまいます。
シーズン5、11、12と『鑑識・米沢守の事件簿』ではJ32型ティアナが用いられていました。

シーズン6~シーズン8第14話まではY50型フーガ(劇中では黒。なお、グレードはシーズン7までは350GTでシーズン8では450GT)が用いられていました。
ティーダラティオはともかくそれ以外の2台は捜査一課といえばこの車両というイメージが個人的には強かったりします。

シーズン8第15話からシーズン10ではモデルチェンジしてY51型フーガとなっていました。
これはこれで結構仕事早いなw
シーズン13以降はV37型スカイラインハイブリッドが使われているので冠城さんの車両と被りそうですがこちらは黒です。シーズン14からみなくなりましたが車両変わってたのに気づいてなかった、という可能性もあるので何とも言えないです。

(2018年10月24日追記)

いつ頃からかは忘れましたが、2015年2月にマイナーチェンジされたモデルになってました。

最後にモブ車両を。

日産車ばかりが用いられる中でシーズン5第2話ではホンダ・オデッセイが犯人の車両に用いられていました(他社製品なのでエンブレム等は隠されていました)。

またシーズン9最終回では特命係の二人と本田がたまきさん所有のK12型マーチに乗って移動していました。

劇場版3作目では終盤でHGY51型シーマを神戸さんが運転していました。なお、後部座席には甲斐次長と綿貫防衛省防衛政策局次長補が乗っていました。

シーズン10最終回ではE51型エルグランドがクローンベイビーを作った医療関係者一家の私有車となっており神戸さんが娘を攫う際に用いてました。
余談ですがこの後の右京さんVS神戸さんの争いが右京さんの信念を揺るがせたことと神戸さんが官房付となったのは印象的でした。

(2018年10月24日追記)
こちらに関しては書き出せばきりがないです…。

以上で終了となります。水曜が楽しみな反面怖さも半分あります。
Posted at 2020/05/02 13:49:45 | コメント(2) | トラックバック(1) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ
2022年01月23日 イイね!

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』登場車種まとめと作品考察(ネタバレ含む)

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』登場車種まとめと作品考察(ネタバレ含む)※元記事は2021年8月10日に執筆したものです。

8/7にIMAX字幕版を、8/8に4DX吹替版を観賞したので執筆します。
本当に観賞後に目を通すことを勧めます。
あと、1・2・4作目3・5・6作目7作目8作目スピンオフ1作目の記事も書いてるので余裕があればそちらも。

本来日本では2020年5月22日公開のはずだったのがコロナ禍の中で他の多くの作品同様延期されてしまい(コロナはビールだけにしてどうぞ。それはともかくとして、例えば『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』も2020年4月10日の予定が最終的に2021年10月1日まで延期されています)、最終的には本作は2021年8月6日にまで持ち越されてしまったので、2020年2月の予告でハン復活を知ってかなり驚愕させられてからかなり待ちぼうけを食らう形になりましたが漸く拝める形になったのはよかったです。

作品の感想としては、僕の中ではある意味7作目よりいいかもと思いましたし、(不測の事態が原因とは言え)これが1作目の公開から20周年を記念したイベントでよかったともさえ思ってます。とにかく1~8作目・スピンオフ1作目まで観ておいた方がネタが通じると思います。
何より「ファミリーないしは家族の物語」としての要素は1作目から脈々と続いていたと思いますが、本作がその要素が一番濃厚といえるでしょう。
ハンの生存に関しては、個人的にはもう少し説明が欲しかったとは思いますが、それでも納得できないことはなかったですし「そういう背景があったのか!」という驚きはありました。あの人があそこでも絡んでいたとは。
まあ、ちょっと短く抑えます(長く書きたくなったら別記事立てます)。

(2023年5月30日)
まあ、暫くして「いや、やはり7作目のほうが至高だよなあ」とはなりましたが…。
相変わらず「無茶苦茶だろ…」とは思います(大気圏外突入に関しては「いくら何でもやりすぎ…」と冷めてしまった方もいたのは無理もないです。それでも個人的には「20年間でここまで行くとかすげえよ」という感慨のほうがどうしても先に出ます)が、コメンタリによれば磁石のくだりや大気圏外突入に関しては実は専門家を投入してて割とガチなところがあるそうです。現実は小説より奇なりとはまさにこう言うことか。

本題に入りますがその前に。
かなり今更ではありますが、他にも僕がやってるような登場車種まとめを執筆されてる方も何人かいらっしゃるので極力内容がかぶらないようには努めます。
他の方の記事は参考にしてないのでかぶっていても偶然であることははっきり伝えておきたいことですが、それでも指摘があった場合は極力修正します。
あと極力自分で撮影した画像を利用するものの限界があるのは今更として、これまではやってこなかったですが、画像の出典も極力記しておきます。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:TerryLabonte1997Pocono.jpg
冒頭の1989年のシーンにおいて、ドミニクとその弟(ただ、サイファーの台詞から考えると、ミアにも言えることとして異母きょうだいの可能性が否定できません)であるジェイコブ、妹のミアの父であるジャックは黒いストックカー(外観上は5代目シボレー・モンテカルロ風ですが、同車種の生産期間は1995~1999年で時系列が合わないので架空のマシンの設定と考えるのが妥当かもしれません)に搭乗しています。
劇中に於いてはドミニクから失火の危険があると言われジェイコブにメンテナンスを任せた後にコースに出ますが、同じレースに参戦していたケニー・リンダーという選手のマシンに後ろから衝突された後、宙を舞いながら炎上したのでした。
この辺りのくだりに関しては1作目でも語られていましたが、20年の時を経て映像で観る事が出来たのは初めてです(個人的にはあの経緯だったら「やっちゃ駄目だしそりゃライセンス剝奪も致しかねんとは思うけどタコ殴りにするよなあそりゃ」と思います)。ただ、「リンダーという男が相手を苛立たせるような人種」であることや「ジェイコブが父親の指示を断腸の思いで実行し、兄にしっかり伏せたが故に兄弟間の確執を生む原因になってしまったこと」に関しては今作が初めてです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Geiger_Jeep_Trackhawk,_TWB_2018,_Friedrichshafen_(OW1A0528).jpg
ローマン、テズ、ラムジーがドミニクの元を訪れた際にはグレーのWK2系ジープ・グランドチェロキーSRTトラックホークが用いられました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jeep_Gladiator_(JT)_IMG_3988.jpg
また、ローマン、テズ、ラムジーが中南米にあるモンテキントと呼ばれる国家での救出に際に用いたのはグレーの2020年型ジープ・グラディエーターでした。
劇中では軍隊から逃げたり、敵勢車両に体当たりしてクラッシュさせるもその後落ちそうな橋を渡って国境を越えました。
なおポスタービジュアルでも登場しており、こちらではローマンが側に立っていますが、劇中ではテズが運転しています。

ドミニクのマシンとして本作でもダッジ・チャージャーが4台登場しますが、以下でそれぞれ説明します。

出典:https://aminoapps.com/c/tvdcommunity/page/item/brian-oconnor/V0vz_13etvIMpLDNqzYJmPeD6NVZa5Jwvpm
1作目から登場する黒の1970年型チャージャーR/T(ただ観たところ劇中ではチャージャー500っぽいので別個体を用いて再生させたのかもしれません)は現代パートに於いてドミニク、レティ、リトルブライアン(ドミニクとエレナの間に設けた子供)が人里離れて暮らす山中においてガレージに置かれ、その後ラストでは7作目での爆破を経て再建中の自宅のガレージに置かれていました。
ドミニクが某国独裁者令息のオットーの部下と相討ちして『007 スカイフォール』よろしく水中に沈むシーンで回想する過去のパートにおいては、ジャックが幼いころのドミニクとジェイコブに対して家族の大事さを説く際に登場しました(なお、幼いころのドミニクを演じているのはヴィン・ディーゼル氏の長男で、リン監督の提案だそうです。そのためかよく似てます)。
個人的ににあのくだりは普通にいいシーンだと思います。まあ、「でも結構壊してるよね」と思った面もありますが、ただ壊すけどそのたびに復活させているので(ジャックがそういう意図で述べたかは定かでないものの)永遠に生き続けているのかもしれません(生物は死んだら甦りませんが、クルマとかだと甦らせることができるのがいいところだとはつくづく思います)。

出典:https://www.motor1.com/photo/5818887/1970-dodge-charger-tantrum/
またもう1台それとは別に1970年型チャージャー500(通称「タントラム」。なお、ヴィン・ディーゼル氏が過去に誕生日プレゼントにもらったという話がある為その個体の可能性はあります)を持っているようですが仕立て方は異なっています。こちらはガレージ横に置かれ、モンテキントの任務に向かう飛行場に向かう際や、トレット家と懇意にしているメカニックでドミニクが服役中はジェイコブの世話をしていたバディのもとにジェイコブの事を訊く際に用いられました。

出典:https://www.ccarprice.com/jp/dodge-charger-srt-hellcat-widebody-2021-price-in-japan-5959
黒の2020年型チャージャーSRTヘルキャットは、モンテキントでMr.ノーバディ救出の際に用いられ、敵対国軍隊に追われながら地雷原を走り抜けたり、ジェイコブの部下の攻撃でクラッシュしたレティをキャッチしたり、後述するマスタングとどつき合った末、マスタングが回収されてからは軍隊に攻撃の的にされますが、車体に橋の紐を括り付け逆バンジーし、崖にぶつかり大破するも何とか国境を越えました。
設定としては、エンジンを808馬力まで増強したうえにNOSを作動させるとさらに300馬力増強されます。因みに同車種に関しては公開後に限定発売される目論見があったのがコロナ禍の中で延期されたために順序が逆になったという話があります。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Mopar_Nationals_2014,_Herten_(36495482713).jpg
シルバーの1966年型チャージャーは厳密にはバディの所有車ですが、娑婆に出たドミニクが改造し、後述する92年型マスタングとストリートレースをした際に用いられました。
旧い車であることに加えてジェイコブもストリートレースではこの時点で負けなしであったため余裕を見せたジェイコブでしたが、ドミニクがNOSをタイミングを焦ることなく作動させ勝利しました。

出典:https://autobala.com/dom-charger-get-fast-furious-9-mid-engine-hellcat-v8-swap/34072/
黒の1968年型チャージャー(通称「へレイシャス」)は、スコットランド・エディンバラにジェイコブが潜伏した際にドミニクが彼を追う際に使われ、ジェイコブを確保するもオットー率いる軍勢が奪還した後はジョージア・トビリシにおいてファミリーとともに「アルマジロ」と呼ばれる敵勢の武装車両を追跡し、その過程で内蔵している強力磁石で追走車両をいったん引き付けた後で離してクラッシュさせたり、レティの搭乗するノバSSとともに敵勢のE60系BMW・5シリーズ(シリーズではモブ車両としてよく登場しているような感はありますが御愛嬌)をクラッシュさせたり、後述するGRスープラとともに「アルマジロ」を食い止めようとしたりしていました。「アルマジロ」を横転させた後はオットーとサイファーの計画を食い止めるためにドミニクがジェイコブにハンドルを任せ、すべてが解決した後はジェイコブがドミニクにキーを返そうとしますが、ドミニクはかつて自らが1作目でブライアンからスープラのキーを渡されたときと同じくジェイコブにキーを渡して逃がしました(あのくだりは如何に亡父とブライアンを尊敬していたかがわかるシーンだと僕は思います)。
これまで登場したチャージャーは元々の車両同様エンジンはフロントに搭載していましたが、この車両はリアミッドシップに変更されているようです。また給油口がフォード・GT40やポルシェ・ケイマンなどのようにフロントサイドフェンダーの位置にあります。なお、こちらはポスタービジュアルでも登場しています。
ここまで行ったら別車種でいいんじゃねえかという意見もあり、御尤もとも言えますが、それでもチャージャーにこだわるのはロマンかもしれません(歴代シリーズでも一番バリエーションが多いです)し、ドミニクらしいアイデンティティといえるでしょうし、そしてドミニクがそこまでこだわるのは亡父の影を追い続けていたということでもあったものと思われます。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:YAMAHA_YZ450F_2010-1_Yamaha_Communication_Plaza.jpg
レティのマシンとしてはヤマハ・YZ450F(モトクロス競技にも用いられる代物ですが、画像の個体が合ってるか不安です)が登場しています。
先述したとおり、ジェイコブとの闘いの際にクラッシュさせられていました。こちらもポスタービジュアルで登場しています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2016_Ford_Mustang_Shelby_GT350.JPG
ドミニクの弟であると同時にミアの兄である、ジョン・シナ氏が演じるジェイコブ・トレットのマシンとしては青にボディカラーに白いストライプの入った2015年型シェルビー・マスタングGT350が用いられているようですが、ボンネットはGT350スーパースネークのものに付け替えられてるっぽいです。また設定ではエンジンを790馬力まで増強したうえにメタノール噴射装置も搭載しているようです
劇中ではモンテキントにおいてレティがクラッシュさせられたのを先述したチャージャーSRTヘルキャットがキャッチした後で登場し「アリエス」を奪い逃走した後にチャージャーSRTヘルキャットとどつき合ったり、メタノール噴射装置を作動させて崖から飛び降りたと思ったら磁石付き飛行機にキャッチしてもらっている様が描かれているほかポスタービジュアルでも登場しています(それにしてもビジュアルにおけるシナ氏の腕はなんとも逞しいです)。
これに関して、車種がチャージャーとマスタングであることから「『ブリット』を意識したのかな」との意見もあり感心させられたこともあるほか、ジョン・シナ氏はかつて2代目フォード・GTを購入したものの「納車後2年間は転売禁止」という規約を破ってフォード・モーター社に訴訟を起こされたこともある(後に売却益を寄付することで和解)という経緯も関連してるのではという意見もあるそうです(後者の気がしますが、飽くまで個人的推測なので外れていたら申し訳ございません)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1992_Ford_Mustang_LX_Hatchback_(14413806914).jpg
また過去の回想では緑色の1992年型マスタングも登場します。先述した1966年型チャージャーとストリートレースを行い、ゴールが見えてきたところでNOSを作動させますがドミニク曰くタイミングが早かったようで、タイミングを焦らず作動させたドミニクに敗北、悲痛の叫びをあげながらレース前の約束通り「走り去って二度と姿を現さない」事態となりました(後のシーンを観るにジェイコブはこの時のことを根に持っているようですが、父親を悪意で殺したと思われ追放されたとなると悲憤も致しかねないのかもしれません)。
地味にモンテキントの時と(年式は違えど)車種が同じなのが個人的には因縁がかってる感があります。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1984_Pontiac_Fiero_SE_(32882138726).jpg
3作目にて登場したショーン、トゥインキー、アールがロケットエンジンを搭載した実験車両のベース車両に用いたのは赤の1984年型ポンティアック・フィエロでした。
これに関して、当該車種は外観は評価されながらも搭載する2.5L直4エンジンが低速トルク重視の設計ということもあって性能が高いと言えない面(更にコンロッドの作りが悪く折れてブロックに穴をあけてオイルを排気系統へ流出させて出火させてしまう事故も相次ぐ始末)があるものの、ミッドシップレイアウト+軽量というパッケージに加えて低価格であったことから販売台数は多く、また流通中古車も安価でかつ樹脂製ボディであったことから改造のベース車両として用いられるケースもある(スーパーカーのレプリカのベースに用いるケースも少数ではないようです)そうなので、そこのところが背景にあるのかもしれません。何れにせよ、個人的には面白いです。
劇中に於いてはドイツ・ケルンの実験場で実験中の3人の元にローマンやテズが訪れた際、飛行機の離陸と同時に走行実験(リモコンで遠隔操作して無人走行)を行い成功したかに思えましたが、その前にショーンがアールの言いつけを聞いていなかったことが起因したのか程なくして爆発してしまいました。
その後、今度はセラミックコーティング等の強化を加えた上でオットーらの計画を阻止するため、ローマンとテズを乗せ5万フィートの上空から大気圏外へ打ち上げられました(打ち上げ用の飛行機にはショーンとアールが搭乗)。
いや、もしかするとこればかりは流石にCGを使ってるのかもしれないですが…すげえわマジで。ついに大気圏外まで行っちゃうとは。
大気圏外まで到達後目的の衛星に到達し破壊しようとしますが、打ち上げ時の衝撃で故障したことで特攻し破壊したのでした。
特攻に関してはローマンの提案でテズの方がビビっていた感がありましたが、ローマンはこれまでが運がよかっただけで今度ばかりは本当に死ぬかもしれないと思いながらも自らの命を引き換えにしても大勢の命を守れるなら甲斐があるとしテズも提案に乗って実行したのでした(何気にカッコよく、そして哀しく感じました)。それでも「どうせ死なないとは思うけど…。本当に死んだら辛い」とは思っていましたが、幸い杞憂で(そりゃそうだ)後に人工衛星に救出されたのでした。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Noble_M600_Carbon_Sport_(8727178385)_(cropped).jpg
スピンオフ1作目で脱獄したクィーニー(これまでのシリーズでは「マクダレーン」の名でした)のマシンとしては紫のノーブル・M600が用いられ、劇中ではロンドンでの宝石泥棒の際にキーを盗んで逃走を図るも突然ドミニクが現れると彼を助手席に乗せ、路地裏に差し掛かるあたりでドミニクにサイドブレーキを引かせバックしながら警察車両を振り切ったりしていました。その後、オットーの作戦もあって彼のいる某国領事館まで連れていって去りましたが、クィーニーが去り際にはドミニクを心配する言葉をかけていることに加え、彼女の仲間をSAT隊員に擬装させるといった対応策を練っていたのでいい味方に恵まれていたということかもしれません。同車種は2009年に英国ノーブル社が発表した同社の旗艦車種で、ボルボ製4.4リッターツインターボエンジンをミッドシップ搭載しています。
またポスタービジュアルにも登場していますがこちらでは何故かラムジーが側に立っています。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:DAF_LF_2005.jpg
そのラムジーはハッキング担当ということもあってかこれまで運転の描写がなかったですが、本作においては免許を取っていないことが判明します。
それでもオットーを追尾するに当たってドミニクの指示もあって動線上にあった敵勢の黄色いDAF・LF45(直前にはローマンとテズが配達トラックに偽装しているのに気づくも荷台上で敵と交戦寸前でした)を運転することとなり、不慣れな操縦により一般車両を巻き込んだり、誤って磁力装置を作動させたり(因みにそのさなかに子供たちの持ち物が吸い寄せられるシーンがありますが、子供の一人はジョーダナ・ブリュースターさんの息子です)しながらもなんとかオットーを食い止めた後、磁力装置を駆使してジェイコブも確保しました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Honda_NSX_(4AA-NC1)_front.jpg
エディンバラでローマンが運転しテズが助手席に座って移動していた際にはシルバーの2代目アキュラ・NSX(上画像はホンダブランド)が用いられ、ポスタービジュアルではテズがぞの横に立っています。
これに関してはリュダクリス氏がアキュラ(本田技研がアメリカ・カナダで展開する高級車ブランド)のファンで2作目でも初代NSXに搭乗していた(そもそもこの時点でファンであるのが高じていたのでしょう)という縁があったものと思われますが、個人的にはワイスピシリーズで拝みたいと思っていただけに出してくれてよかったです。
ただ2022年には命脈が切れるみたいなのでそれが残念です。まあリアルで公道で見かけたことは一度もなかったぐらいですから…(ディーラーやイベントでなら見かけたことがあります。現に上画像は鈴鹿サーキットで撮影したものです)。
そもそも元車種は2021年8月時点で2420万円する代物ですし、性能的には無理もない価格ではあっても、買うには高いorその価格なら別の選択肢をとるとして二の足を踏んだ方が少なくはなかったのかもしれません。

(2023年5月30日追記)
あまりにも遭遇する機会の少ない車種なので2023年1月に森ノ宮駅付近で見かけた時は驚きました。
まあそれは兎も角として「NSXの命脈が切れた後はシビックタイプRなんてのも…」と思ったりはしますが、リュダクリス氏が関心なかったら不適当ですし何より近年だとSUVに乗る機会のほうが多いので命脈が切れてもなんとかなりそうです。


出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Jaguar_XE_SV_Project_8.jpg
敵の一人であるオットーのマシンとして青のジャガー・XE SVプロジェクト8が登場します。
同車はジャガーにおいては中級に位置する「XE」をベースにV型8気筒5リッタースーパーチャージャー付、最大出力600馬力に最大トルク700Nmを誇るエンジンを搭載する化け物で、世界限定300台発売されたレアものです。
なお、価格は2181万円です(通常モデルは2021年8月時点で569万~653万円)。こんなの持ってるのすげえわ。
劇中に於いてはラムジーの運転するLF 45に追われながらもジェイコブとの合流を図りますが、最終的に同トラックに追突され阻止されました。
先述の生産台数と価格を考えると勿体ない気がします(価格に関しては先述のNSXの例があるにせよ、あのクルマは限定発売ではありません)が、悪者の野望阻止のためならしょうがないでしょう。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Osaka_Auto_Messe_2016_(9)_-_Toyota_86_GT%22Yellow_Limited%22_(DBA-ZN6).jpg
ドミニクとの争いの最中、ジェイコブは一般人所有の赤い2012年型トヨタ・GT86(日本におけるZN6型トヨタ・86。画像もそちらの仕様)を奪い逃走を図りますが、ラムジーの運転するトラックの強力磁石に引き付けられます。
ジェイコブを確保できたのはいいですが、所有者涙目でしょうねえ…wなお、この撮影で4台の車両がお釈迦になったそうです。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:BMW_7er_(E38)_20090314_front.jpg
ハンが東京に移住し、そこでMr.ノーバディからの指令を経て「アリエス」開発者の娘・エルと出会うまでの話にあたってエルが11歳のころの話が出ますが、その時点でエルの両親はE38系BMW・7シリーズ(すみません、色は失念しました)に乗っているようです。劇中、ハン以外の「アリエス」を狙う賊により爆発させられエルの両親の命を奪ったのでした(エルは直前で難を逃れました)。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:1970_Chevrolet_Yenko_Nova_SS;_Annandale,_MN_(28397315437).jpg
トビリシにおいてレティがラムジーを助手席に乗せ1968年型チャージャーとともに「アリエス」やエルを奪還する際にはシルバーの1970年型シボレー・ノバSSが用いられました。なお、ポスタービジュアルではミアの後ろに置かれていました。
作中では、オットーの部下の車両に後ろから突っ込まれるも離れた後磁石でくっつけたあと離してぶっ飛ばしたり、窮地に陥ったジェイコブを救うにあたってE60系5シリーズをくっつけてオットーの部下・スーに放り投げたりしていました。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Toyota_GR_Supra_SZ-R_(3BA-DB82-ZSRW).jpg
ハンのマシンとしてオレンジのボディカラーにセンターはブラックにしたA90系トヨタ・GRスープラが登場します。ハンの性格上外観上もゴリゴリに弄ってそうですが、撮影時点でそういったパーツがチューニングメーカーからあまり出てなかった感はあるので致しかねません。とはいえ、ホイールはHRE製のものに履き替えられ、搭載しているBMW・B58エンジンを元々の340馬力から600馬力まで増強していたりはします。カラーリングは3作目でハンが乗っていたRX-7のカラーリングオマージュの性格が強いでしょうが、「オレンジのスープラ」という点では1作目でブライアンが乗ったA80系スープラのオマージュの性格もあるのかもしれません(なお、予告におけるハンの復活以前から一部で判明していましたが、それでも公開されている撮影風景での使用個体が黒ストライプの入っていないものばかりで目に留まる機会が少なかったこともあって判明迄はブライアンに関する人物が乗るのではと推測されていました)。ただ、日本国内においては日本公式Twitterと亀田製菓のTwitterでのやり取りに於いてハンがポスタービジュアルで手に持っているのが柿の種だったこともあって「あのカラーリングは柿の種だった…?」とネタにする人も中にはいたりします。
余談として僕の印象を付け加えれば、GRスープラに関しては「できればBMWとの協業(A40/50系やA60系はセリカの上級仕様、A70系とA80系はソアラの姉妹車の関係だったので完全に内製でしたが、A90系はBMW・Z4とエンジンやシャシーを共有)でなく完全にトヨタによる内製だったらよかったけど、協業してでも直列6気筒エンジンに拘ったのは流石(そもそも、エンジンやプラットフォームを共通としたことを決めた後の開発は別々なので姉妹車というのは語弊が生じる面はあります)」「ワイスピシリーズで出してくれたのはよかった」という感じです。

因みに当該車種は歴代初の直列4気筒モデル(上画像)も設定されていますが、劇中車は6気筒モデルで日本でもイベントで展示される機会が2021年8月時点であるほか、トヨタ公式も宣伝に於いて意識していました(上映像)。また日本国内でも元は白かった個体をハン仕様のカラーリングにしたレプリカが制作された例があります(実際の仕様とはやや異なるものの結構意識している感はあります)。なお、公開にあたりイオンシネマ新潟南にて期間限定展示されました
前置きが長くなりましたが、劇中に於いてはエルを救出するにあたってミアを助手席に乗せ(1作目ではA80系スープラの助手席に座っていたことがあるのを思い出します)4作目さながらのスピンターンを決めた後で強力磁石で敵勢の車両に張り付いていたほか、窮地に陥りながらもドミニクとレティの機転とミアが引っ張り上げたおかげで救出されたジェイコブを逃がすにあたり磁石でくっついたままだった同車に彼が搭乗して一旦は隊列から外れます(この逃亡幇助のくだりは、もしかすると1作目ラストのブライアンとドミニクのくだりのオマージュかもしれません)が、状況を傍受していたジェイコブ(この辺りのくだりは一部予告でも用いられており、「もしかしてGRスープラに乗るのハンじゃなくてジェイコブだった…?」ってなりましたが、半ば当たっていたようです)がレティの代わりにドミニクに加勢するために戻り、1968年型チャージャーとともに「アルマジロ」を食い止めようとし、横転に成功しますが大破してしまいました。

(2023年5月30日追記)
これに関しては、チャージャーと比べるとスープラが小型だからかもしれません(少なくとも元車種だと前者が5,155mm×1,910mm×1,370mmで後者が4,380mm×1,865mm×1,290mmですが、改造されてるので劇中車両に必ずしも当てはまるものではありません)。

元車種は2021年8月時点で731万3000円する代物(ただ、BMWとの協業するにあたっての経緯を考えると実はこれでも抑えられた方とのこと)ですし個人的にはなんだかんだ言っても好きな車種なので何とも勿体ない気がするのですがそれはともかくとして、ジェイコブの方は大破する前に脱出し、ドミニクのチャージャーに拾ってもらい「アルマジロ」の下敷きになるようなことはありませんでした。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2017_Ford_GT_front.JPG

出典:1967 Ford Fairlane GT coupe (5409659041).jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Datsun_240_Z_Sport_dutch_licence_registration_AM-49-54_pic4.JPG
ラストの(かつては1・5・6・8作目でも描かれた)ファミリーのバーベキューシーンでは黒(すみません、間違えていました。2021年8月24日追記)の2代目フォード・GT、青の1967年型フォード・フェアレーン、オレンジのボディカラーに一部黒色の入ったS30系ダットサン・240Zが停まっていました。
所有者が誰か描かれていませんが、240Zに関してはカラーリングに加え、中の人が「Fugu Z」というS30系フェアレディZをベースとしたチューニングカーを製作していたことから推測するにハンの愛車かもしれません(ていうか「Fugu Z」そのものかもしれません。ただS30系フェアレディZの場合は、レース専用仕様として作られその後一部が公道走行可能に仕立て直された「Z432R」グレードがオレンジのボディカラーに黒いボンネットなのでそっちを意識したとかの可能性はあります。或いは「そもそもハンはZ432Rが好きでそのあまり自分の所有するクルマも意識している」ってことかもしれません)。

(2023年5月30日)

オレンジ×黒のカラーリングに関しては元々3作目にRX-7を登場させるにあたって夜のシーンで映えるようにするためというのがきっかけのようです(上映像5:45あたりから)。

フォードGTに関しては先述の経緯からジェイコブかもと思ったりしましたが、姿が確認できないのと逃亡中であることを考えるとないでしょう。
フェアレーンは本当にわからないですが、5作目で黒の1963年型ギャラクシーに乗っていたテズかもしれません。

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_SKYLINE_GT-R_V-spec_II_MY2000_(1).jpg

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Nissan_SKYLINE_GT-R_V-spec_II_MY2000_(2).jpg
そして、スタッフロール直前で青いBNR34型日産・スカイラインGT-R(但しリアナンバープレート両脇を見るに4作目同様ER34型スカイライン25GT-tをスカイラインGT-R風にしたものをBNR34型スカイラインGT-Rの設定にしてるものと思われます)が現れます。
誰が乗ってるかと訊かれれば、姿を現すことはないものの、ナンバープレートが7作目で用いられたR35型GT-Rと同じだったりなどの様々な要素から間違いなくブライアンでしょう(現さないのはやはりブライアンはポール・ウォーカー氏でなければという想いがあるからでしょう)。この演出は個人的に心憎いです。

(2022年1月23日追記)

ラストのバーベキューのシーンでは青いL316系ランドローバー・ディフェンダー90(年式不明)がミアの足車として登場していました(因みにモンテキントでの軍用車両としても登場していますが、そちらは緑色です)。
また未公開シーンではジェイコブがMr.ノーバディの一件に関わってると知ったドミニクがミアを呼んだ際にも登場していました。

以上となりますが、不十分なら申し訳ございません。

(2021年8月11日追記)

日本時間2020年2月1日に公開された予告第1弾ラスト、秘密基地に現れたのはデッカードに殺されたと思われたハンでした。そして先述のVeilSide Fotune仕様のRX-7を彷彿とさせるカラーリングのGRスープラまで登場し、GRスープラに登場するのがハンであることが判明しました。
尤も、搭乗者に関しては先述の通り前半はハンで後半はジェイコブなので実際は半分間違えていたことになるのですがそれはともかくとして、殺されたとされたハンの生存は多くのファンを驚愕させました(かくいう僕もそうです)。

何故生きてたかに関して6作目の車種まとめに於いて、9作目の車種まとめの時にでも書く旨を述べていたのでこれから経緯を説明します。
間違えていたら申し訳ございません。

6作目でジゼルを喪い傷心で自暴自棄になりながらもなんとか東京でやっていたハンでしたが、ある日Mr.ノーバディが彼の元を訪れ「アリエス」奪還を依頼しました。
実はノーバディはジゼルの上司で4作目のブラガの一件にも噛んでいました。優秀な部下であるジゼルを喪ったことを惜しみながらも一方でそんな彼女が信じたハンだからこそノーバディもまた信用を置いたとのことでハンも承諾しました。
その任務にあたり、デッカードによる襲撃を利用しハンの死を偽装したのでした。

(2023年5月30日追記)
但しこの点に関しては如何いうトリックを用いたかは作中で述べられていませんでした。そしてコメンタリにおいてジャスティン・リン監督が語ったところでは「自分もわからない」とのことでした(そもそもリン監督は最初から「ハンは実は生きていた」という設定にするつもりではなかったそうですが、電車内で関係者と話し合いを重ねるにつれて降車時にはその設定にすることにしたとのことです)。
無論このシリーズにおいてそういう点を考えるのは野暮かもしれませんし、何よりたとえ無茶な設定だとしてもハンが生きていたことは素直に朗報だと今でも思っていますが、それでもトリックの内容が言及されなかったのは個人的に作品における減点要素であるように思えてならないです。

開発者の自宅で「アリエス」を奪いますが、同じころハンとは別に「アリエス」を狙う賊がおり、その賊により開発者が爆殺されエルも命を狙われかけますがハンが賊を倒しエルを救いました。
その後、レティとミアがノーバディの残した記録をたどりやってくるまでエルを守りながら東京に身を潜めていたのでした。
Posted at 2021/08/10 21:21:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | 劇中車 | 音楽/映画/テレビ

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