
こんなものを作ろうと思ってます
太平洋工業さんのTPMS(タイヤ空気圧センサ) PMC-0001が新しく出てたからポチってみました
BLEで4輪分で約8000円
ちゃんと技適が申請されてる製品としてはお手頃価格
他の市販品と比べると若干小ぶり
センサIDはQRコードか、印字されているIDを打ち込むタイプ。
ちなみにIDはBluetoothのMACアドレス下3Byteと同じです。
アリエク系のセンサは…
技適はおろか、MACアドレスも未登録のランダムだったりして…
そりゃ安く作れるし、使ってる人をよく思わない人も居るだろうなとは思います。
話を戻して
胸を張って使える安いセンサを探してた理由は
RaceChronoでタイヤの空気圧を記録したい
サーキットを何周したあたりで温間空気圧を合わせるか、
どれくらいで高止まりするのか
停車後どれくらいの速さで低下するのか
みたいなデータをタイヤごとに把握したいけど
車を降りたくない
6点式シートベルトを締め直したくない
運転に集中したい
で、さっそくデータの解析
このセンサからは圧力が1byte送信されてる(他は温度、電池電圧など)
160.0kPa
162.5kPa
165.0kPa
167.5kPa
くらいの分解能で変化は分かる(精度は別)
普通に売ってる空気圧計のメモリは
160
170
180
と10kPa単位で細かい調整は目視の感覚なので十分ではある。
欲を言うと1kPa以下の分解能だと気持ちはすっきりたけど。
ちなみにBLEの解析はnRF connectという解析用アプリを使ってます。
元々はNordicのBLEマイコンnRF52シリーズのデバッグ用だったと思いますがが、
一般的なBleの送受信にも使えます。
こんな感じで情報が見えるので空気圧を換えて変化を確認。
たぶんココだなーという位置を見つけて解析した結果が上のグラフです。
とてもマニアックな話ですが
BLEのボタン電池系のセンサは電池寿命を考慮してマルチキャストするadvertingパケットに計測データを載せるタイプが多いです。
もう少し複雑に実装がされてる機器だとNotificationのコマンド&レスポンス方式だったりして超絶面倒になります。
このセンサがadverting方式でよかった。
ちなみに、adverting方式なので複数のアプリやロガーが同時に受信することも可能です。
純正アプリが表示しつつ、RaceChronoへの転送アプリや他のロガーが受信することもできます。
次は
androidアプリでBLE受信→RaceChronoへ転送してる予定です。
同時に下記のパターンも
アプリを起動し忘れそうなので、自分はこっちのパターンで運用したい。
ロガー開発キットを改造してBLE受信→CAN変換→OBLDink→RaceChrono
受信にはArduino UNO R4 wifi(BLE受信可能)を使う予定。
暫く夜更かしが続きそうです
Posted at 2025/04/26 00:43:01 | |
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