バモスのオルタネーターを蘇らせよう①

夜に携帯が鳴る　yutaだ、声が暗い・・・

　y：もしもし、ごめん・・・バモスが止まってしまって・・・
　
　父：わかった、すぐ行く

　k：俺も行く

　父：ああ、頼む

次男keiと工具をインプに積み込んで現場に急行

セルが回らない
ヘッドライトが暗い
バッテリー電圧・・・9V
ヒューズ関係・・・全てOK
ベルト・・・OK

ブースターを繋いでEg始動
オルタにテスターを当てる
ブースターを切り離す
電圧が徐々に低下
Egが不整脈を起こす・・・

ブラシ周囲を軽く叩いて一時的に復活したが
電圧は13.0V程度しか出ない・・・
これは・・・オルタで間違いないな

念のため症状を緒方社長に尋ねる
「間違いなくオルタネーター死亡です！」と宣告を受けた

　y：今月は苦しくて修理に出せないから・・・どうしよう？

　父：直せばいいじゃないか、ちょうど良い勉強になるぞ

　y：できるの？

　父：バラせりゃ組める・・・補修パーツからあたるか

　y：そうだね！

またまた近所のディーラーへ・・・

　D：ACGの部品・・・ですか？

　父：はい、直すんです

　D：インパクトとベアリングプーラーと・・・

　父：全部あります

　D：素晴らしい！頑張ってください

※ACG
オルタネート カレント ジェネレータ
交流発電機

バモスはリヤエンジンのため
荷室床下にオルタがある

脱着はそれほど難しくなく
yutaとの2人作業にて約30分で摘出

100Vインパクトでプーリーを撃破
リヤのカバーも外すと・・・

臓物がこのように見える

DENSO製は手が入れ易いようだ

右：16万km使用したブラシ
左：新品ブラシ

あまりの違いにyutaが猛烈に感動（笑）

臓物を外し
ねじ留めされているコイル銅線をまっすぐに伸ばし
ハウジングを分離

前側ベアリングを外す
ベアリング外側の嵌めあいは緩いので
そっと叩けば抜ける

内部はパーツクリーナーで清掃

外したベアリングにゴロつきはないものの
スラスト方向に僅かなガタを感じる