
あまり見かけることの少ないZ4が集まって走るというツーリングが、岐阜県のひるがの高原で春・秋に行われています。
先週5/21ずっと行きたいと思っていた今回のこの集いにようやく参加することができました。
飛び石の修理を後回しにしておいたのも、この参加で長距離を走るのに備えてでした。
岐阜県の瓢ケ岳PAでの10:30の集合を目指し6時前に家を出発。
新東名の往路は渋滞もなく高速内で1万キロのキリ番に到達。

あまり走らないウチとしては歴代で一番早いペースです。

30分ほど前に集合場所に到着しましたが、すでに数々のZ4が集結。いきなりテンションMAXです。
206時代の旧友のやまけんさんとも、Z4という全く違う車でまた再会することができました。
そこから色ごとにチームを組んで出発します。

デザインが気に入っているZ4ですが走っている時にはその姿を見ることができないのが残念なところ。
でもその雄姿をこんなにもたくさん見ながら走れるのは、好き者にはたまりません!

ロールバーがこれだけ並ぶととても印象的です。ロールバーを隠すオープンも最近多いですが、
オープンカーならではのものなので自分のとってはお気に入りのアイテムです。
白はさすがに最大勢力で、止めてもどれが自分のだかわからなくなってしまいます。
どれかな〜?

ひるがの高原に到着して美味しいランチを食べて

高原のカフェで車をギュウギュウ詰めにしてのティータイム。

インテリア好きな自分にとっては意外に豊富なバリエーションが展開されているZ4の内装のバリエーションを自分の目で見てみたいということも今回の目的の一つでした。
購入する時にも第一候補だった赤内装などは彩度の微妙な違いで大きく印象が変わるため、現車確認なしでは決められず今の内装色に落ち着いた経緯もありましたが、初めて見た実際の赤は派手すぎずなかなか良い印象でした。
今回参加者にいなかったウッド内装とのマッチングも見てみたかったところでした。

また、お友達のkazさんのデザイン・ピュア・インパルスのアルカンターラにも触らせてもらい心地よさにうっとり。一度はこの素材の車にも乗ってみたいなと思いました。
同じ車種で走ったのは初体験でしたが、同一車種はリズムが似ているのかとても走りやすく気持ちが良かったです。

エンジンは異なれど同じ車種同士のためか結構なペースで流れていくので、思わずほとんど使ったことのないスポーツモードのスイッチを入れます。

スポーツモードは重たさを感じて使っていなかったのですが、こうした山道などでは出足やエンブレが結構はまり、逆にコンフォートモードの滑るような加減速が物足りなく感じてしまいました。
ガス欠の恐怖編
これはずっとスポーツモードで行きたいところなのですが、どうもガソリンの残量が心持ません。
昔名古屋にちょっと住んでいたこともあり、岐阜のイメージというと名古屋から30分程度のちょうど東京〜横浜位のイメージと勝手に思っていました。
車でも名古屋には何度か来ていて片道くらいは余裕と踏んでいたのが間違いの元でした。
残り50Km位で最初の警告が出ましたが、普通に走っていれば東京〜横浜位は余裕で走れる距離。
隊列から抜けるのもなぁなどとGSがあってもなんとかなるだろうと通過してしまいました。
しかし、どんどん山道になってきて40kmを切ったあたりからさすがに途中で離脱の必要があるなと覚悟。
東京でも東京駅から奥多摩まで相当距離があるように、岐阜でもここはほとんど日本海に近いエリアのようでかなりの距離がある模様。
ナビでGSの検索をかけたかったのですが走行中でナビの検索も使えず、スマホで検索させますが…全くありません。検索にかかるのもキャンプ場の中とかのガセネタばかり。
ようやく40数キロ先位の道の駅にあるということで隊列から離脱し寄ってみたのですが…
あったのは急速充電ステーション!
すでに走行可能距離は一桁に突入しています。
ナビで慎重に検索をかけ12キロほど先にGSを発見。なんとかなるかと最後の望みを託しスタート。
しかし残走行距離2kmを示したところで---のハイフン表示になってしまいました。
0kmまで表示された?と勝手に勘違いしていたので相当パニックです。

それでもなんとか目的地のGSの看板を発見。滑り込むと..。
定休日でした♬
決死の4.1km
これはもうどうにもなりません。
一番近いGSは4.1km先の最終目的地の道の駅にあるようで、電話番号を探しなんとか配達してもらえないかと掛け合ってみたのですが、店員さんが一人しかいないとのことで無理。
JAFを呼ぶしかないかとも考えたのですが、お店の人のそこからは下り坂という言葉を信じ、途中で止まっても少しでも近い距離まで行った方がなんとかなるかと決死の覚悟を決めてスタートします。
平地ではトロトロ、下り坂では極力ブレーキを踏まない変な走り。
ほとんどアクセルは踏まないのでエンジンがかかっているのかをタコメーターで確かめながら走りました。
そしてようやくGSの看板が見えてきました。
しかし、助手席にこっち!と誘導されたのはGSではなく皆さんが集まっている道の駅...
ここで止まったら本当に恥ずかしいなと思いながら最後の力を振り絞りGSに入りました。
給油をするとまだ5L弱はあった模様。
山道でアップダウンが激しかったためか早めに計算できなくなってしまったようです。

なんとか解散までには間に合ったようで、満身創痍でジェラートが美味しかった事だけは覚えています。
おまけ

夜道の高速は自信がないので明日仕事がある妻を新幹線で送り名古屋のホテルに滞在して翌日帰路につきました。
早めに出たのでのんびり帰ろうと何度も休憩しながら帰った新東名清水PA。
トンネルの先がPAとの看板で左車線に入ろうかと思ったのですが、団子になっていたのでそれを超えてからと思ってトンネルを抜け、切れ目を探し左車線に入ろうとしたところ、不意にすぐ直後に赤色灯をつけたパトカーが!
「運転手さん、急いでましたかー?」って..急いでなかったんで油断していました。
123キロで23キロオーバー...。
キリ番をGETした往路に対し、復路ではパトカーにGETされてしまいました..。
高速道ではスピードアラートを頼りにしているのですが、点検で入庫するたびに設定が消されてしまい、
以前にも苦い思いをしたことがあります。往路でそういえばまたリセットされたかと気付きつつも再設定をしなかったのが響きました。
折しも新東名120キロ制限が論議されている最中、もっと早く決めてくれよと恨み節も出ます。
といろいろありましたが、まさしくz4に乗り始めてから最もエキサイティングにZ4を堪能できた1日となりました。
主催のhage73さまを始め皆さまとても気さくな方々ばかりで、各所の撮影スポットで撮影をしたくださる方がいたりと、とても念入りに計画が練られていて、噂通りの遠くからでも出かける価値のあるツーリングでした。
最近は忙しさにかまけ車趣味を忘れてしまいそうな毎日だったのですが、趣味性の高いクルマに引っ張られる形で車趣味の魅力に浸ることができました。
今度は失態のないように事前の準備や心にアラートを心がけリベンジしたいなと思っています。
大きめの写真は以下にあげてあります。