
TTも2年目の点検を受け車検まで残りあと1年。
そろそろ次のことを検討し始める時期が近づいて来ました。
次のクルマに関しては自分の中でクルマの持つ位置づけから見直そうと思っています。
夫婦二人暮らしのウチでは、2+のクルマは一般的な家族構成のファミリーとは違うことを主張するアイコンとして生活を彩ってくれました。
しかし
昨年の事故以来自分のクルマに関する考え方も少々変化しました。
そうした主張を楽しむクルマは、どうしても他人から色眼鏡で見られてしまう危険を孕んでいるのも事実で、そんな馬鹿馬鹿しいことに気を遣う必要があるのは少々疲れます。
さらにTTがクラス以上に走りやインテリアが充実しているだけに、それより上を求めるとキリがないというのも大きな問題。
そこで、これを機に車に関してはある程度割りきっていこうという方向性がひとつ。
一方で、TTで出来のいいクルマの良さを知ってしまっただけに、割り切る方向性で色々乗ってみてもなかなか満足行かないのも事実でなので、より上を目指し色眼鏡を弾き飛ばすほどもっと大胆に主張をしてみてもいいのではないかという方向性もあります。
まだ考えがまとまってはいないので、幅広い選択肢から選んで行きたいと思っています。
そんななか興味深いクルマがVWのUP。
試乗してみると、全く違った乗り物を感じさせるほどのまさに割り切りのカタマリ!こういう方向性もアリなんだなと思わせてくれました。

その割り切りはインテリアが真骨頂。
試乗車の赤の内装は赤と白のツートンで、展示されていた白の内装が商用車ぽかったのに比べFrancfrancあたりの雑貨のようなポップな味付けは乗るだけで元気になりそうです。
いかにも後付という感じでつけられたPNDのナビには安っぽいシリコン製のような同色カバーがかかっていて本来ならばなんだこれはと思わせるような取り合わせなのですが、これが似合っていて逆になかなかいい味を感じさせます。
こうした屋根のついたバイクに近いようなカジュアルな着こなしで統一されているので、インテリアの質感とかタコメーターがないとかディスプレイの解像度がどうとかの細かいことが気にならなくなるのが不思議です。
これだけキッチュにまとめてチグハグ感がないのは相当のセンスが必要だと思います。
つづいて一番懸念されるセミAT。
しかしこれは乗り方のクセ次第なのかな?と思いました。
最初自分が乗ったときは1-2速のギクシャク感はFIAT500以上。相当なものだなと思いつつ、逆にそれが面白いかなとも思いました。
しかし交代した連れが運転すると1-2速ですらチェンジが判らなかったりも。
どうやらシフトアップを促そうとアクセルを戻したりせず、ベタ踏みでクルマ任せにするのが吉のようです。
相対的にかなり面白いと感じたUPですが、残念なことにエクステリアのデザインが個人的には惹かれません。
ワイルドなヒゲを生やした様なスタイルで、流行のカワイイ系のテイストをあえて選ばなかったのはさすがだとは思うのですが、いかにも実用重視という感じのCピラーあたりのデザインも含めどうも自分の趣味ではありません。
500やミニのようなエクステリアだったらばなと思ってしまいます..。
そして最大の弱点は、身内のポロの存在なのではないでしょうか。
値引きの期待できるポロと実は価格的にそれほど変わらないとなるとどうしてもそちらに目が行ってしまいます。
実際ポロのエクステリアはかなり好みですし、UPから乗り換えると高級車の風格さえ感じさせるほど明確な違いがあります。DCTで加速もスムーズでで走らせ易さも段違い。
しかし、TTから乗り換えるとなると同じ方向を向いているだけに物足感を感じてしまうのも事実で違った味付けのほうがイイナとは思うのです。
思うのですが....、そうして並べてしまうと自分のような貧乏人はどうしてもポロの方を向いてしまうのが事実。
UPにはそれでも指名できるそれなりの余裕がある人が向いているのでしょう。
そこがUPの最大の足かせになるかも知れません。
出来の良い兄を持つと弟は大変です。
そしてその正反対、突き詰めるとやはりポルシェ。
一度は乗って違いを体感してみたいなといつも通りがけに見かけるだけのポルシェディーラーにお邪魔。
不安のある幌車も地下車庫を借りている今ならチャンス!ということでボクスターを見せてもらいました。
右ハンドルATの試乗車は残念ながら無いようで止まっているクルマだけを見てみても、インテリアは革の質感等も正直言うとイマイチ。乗ってみてもいないのにオプションがどうたらという話をされても心は弾みません。
車両感覚はTTばりに掴みにくいのでこれの左ハンドルを運転する勇気もないので営業氏の運転の横に乗せてもらうことにしました。
ミッドシップなので背中から聞こえてくるエンジンのサウンド、ここから違います。
そして走りだすと。やはり驚愕の世界です。値段なりのものは十分あるのだなと実感します。ただ飛ばし屋の営業さんの運転なので、その違いのどこまでが運転者によるものなのか、慎重派の自分が乗ってここまでの違いが出るのかは未知数でした。
それよりも思うのはやはり上には上があってキリがないのだなと言うことを思います。
程々で満足感を得られるという意味においてはプジョーの2シリーズCC等は本当にいい線を行っていたのになと思うのに新型が作られないようなのが残念です。
Posted at 2012/10/08 16:01:51 | |
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うわき | 日記