
最近鞄にも凝ってしまっています。
律儀にDMを送ってくれるのはもうポルシェくらいになってしまったのですが、その来場記念品がワンショルダーバッグと言うことでこれは行かないわけにはいくまいと、Z4を購入してすぐなのですが来場記念品につられて禁断の試乗をしてしまいました。

ボクスターは
TTの頃に試乗をしたのですが、右ATの試乗車がなく営業さん運転の助手席での試乗だったので、すごかったのが営業さんの運転なのかクルマなのかがイマイチ判らないまま。のんびり屋の自分が運転するとどうなのかが未知数なままでした。
試乗車は赤幌がおしゃれ!この組み合わせはなかなかメタルトップではできません。
しかし、乗ってみた最初の印象はといえば何コレ?という感じの連続でした。
シート調整が手動なのに驚いて乗り込むとインテリアの質感もそれほどでもなく、思いもしなかったアイドリングストップに何が起こったのかと驚き思わずスタートボタンを探してしまいました。
走りだすとハンドルはやけに重くアクセルのレスポンスも重く期待していた軽快感はみじんもありません。
後ろからしているエンジン音は新鮮ですがそれとてそれほどというものではなく、自分の普段の走りの領域では、え?こんなもん?という印象でした。
しかしせっかくのポルシェ、ある程度知っている道まで来たので先導から距離を開けてアクセルを踏んでみると…。

写真はイメージです
思わず笑ってしまいました。
フェラーリか何かかと思ってしまうような雄叫び!
連れは、爆発するかと思った..と
まさに痛快です。
その後も普通に流していたのですがやけにカーブがキツく感じます。
意外だなと思って速度計を見てみると…
始めてポルシェに乗った時のことを思い出しました。
それは昔いた会社の社長がハワイから一緒に連れ帰ってきたという古い928。洗車もしていないボディは艶もなくリアには泥だらけの靴が無造作に放り込んであり、こんな古い輸入車、高速で止まったりしないのかなと不安さを感じるほどでした。
高速に乗ってやけにゆっくり走っているな、やっぱり古いからいたわって走っているのかなと思ったのですが、なにやら景色の流れ方がどうもおかしく、メーターがマイル表示なのでこれって何キロ位でているのですか?と聞くと、そのスピードは体感速度とは呆れるほどの違いでした。
さらにそこからの加速も体験したことのないようなもので、走らせて判るその性能の凄さにこれがスポーツカーの世界なのか!と驚き、見た目の程度と機関の好調さのギャップも、無造作な扱いも逆にカッコ良さを感じて印象が大逆転した事を思い出しました。
あまりの気に入り様に100万で買わない?と聞かれたのですがそんな余裕がないのは社長だから知ってるでしょうと断ったのですが、あれを手にしていたらどうなっていたでしょう。
最初はインテリアの質感など金額からして疑問に感じました。しかし、あの走りを体感した後には、そんなものはどうでもいいのかなと相当な割安感さえ感じます。
おまけに前後に備えられたトランクスペースは広大。お買い物グルマにも活躍しそうです。
ただシートの後ろにはちょっとした小物入れすらありません。2シーターには当然ついているものだと誤解していましたが、2シーターも様々です。

あまりの凄さに開けるのも忘れたまま試乗は終了。
いやはや、思い出してはいけないものを思い出してしまったなという感じ、世界が違います。
素のボクスターでコレなので、この歳にしてまだまだ知らない世界はあるんだなーと、世界の広さを痛感しました。
ポルシェ、やはりいつかは乗ってみたいです。
ただ一番感じたのは、踏んだ時と踏まない時の差が相当あるので、これは踏みたくなってしまうだろうなと…。連れはなんだかケイマンが気に入っていたようですが、まだ開けられるボクスターはいいけれどケイマンとかになると特にそうなりそうな気がします。
たまに気分転換に乗るには本当に爽快そうですが、あの重たさは疲れているときなどは結構辛そうなところもさすがスポーツカーという感じです。

それに比べると前に乗っていたTTは踏めば楽しいし、すべてが軽快なので踏まない時でも不満なく走れます。
そしてZ4は踏まなくても楽しい。まぁ踏んでもそれほど変わらないと思うのですが..。
これがZ4のいちばんの美点です。
高速系?のスポーツカーを手に入れても飛ばせる機会はなかなかありません。TTではそんな少ないチャンスがあると、飛ばさない自分でもついつい飛ばしたくなってしまうことが多々ありました。
そしてそれなりの速度を出すことにはさまざまなリスクが付きまといます。

しかしZ4では、低速トルクがあるせいか楽しさを感じるために速度域を上げる必要なく、普段の街なかでトロトロと流しているだけの様なよくあるシチュエーションでも心地よさを感じられ、リスクもガソリンもそれほど負わずに楽しめるのはなんだかとてもリーズナブルな気さえしてしまいます。
自分としてはこうした常用領域での快適さを重視したいなというのが、今まで色々乗ってきたなかで感じたことでした。
しかしこれを満たせるクルマもなかなかなく、ようやくこの感じに出会えたというZ4は本当に自分に合っているなと思います。
そんなZ4には少しでも長く乗りたいなと、始めて延長保証にも加入してきました。
とはいえ梅雨時とはいえディーラーへの出入庫意外もうひと月以上も乗れていなく、今回も電車だったのでその感覚もちょっと忘れがち。
はやくジメジメとした梅雨が終わって仕事も一段落する夏休みとなって思う存分堪能したいものです。
Posted at 2015/06/16 14:33:06 | |
トラックバック(0) |
うわき | 日記