
開幕戦は例年通りのサバイバル戦でした
BRWそしてジェンソン おめでとう
苦難の冬を乗り越えて文字通り春到来
これ以上ない結果は凄いの一言
HONDAも仕事に間違いなかったという点では
喜んでいることでしょう
P.P.のBRW/ジェンソンは危なげないスタートから
そのまま何事もなくBRWのデビューウィンを飾りました(自身2勝目)
ピンチは強いて言えばペースカーを引っ張り出してしまった
Wil/中嶋のクラッシュでの再開時だがこれも無難にクリア
タイヤが厳しくなりつつあったRBR/ベッテルでは歯が立たなかった
あと懸念すべきはソフトタイヤでの最終盤での戦闘力だろうか
対して結果だけ見たら1,2フィニッシュの2位ルーベンスだが、
このレースではペナルティが下されていても文句言えないくらいの
不甲斐無いレース内容で、スタート直後の1コーナーの
アクシデントのキッカケを作った張本人と言っていい
スタートでミスしてなきゃこんな事態にはなってない
RBR/マークにかぶされて行き場なくなったことになってるが
あそこまで前にマークが先行していてスタート直後の混雑、密集を考えたら
引くしかなかったのはルーベンスだった(新人じゃないんだから)
奇跡的にルーベンスは助かりマークが終わったのは可哀想
まぁ、ココまでだったら混乱の中のレーシングアクシデントだったが、
その後、Fer/キミにまで追突まで起こした
結果、翼端板を破損しながらも抜いてしまっている
結果として運が良かったが、とてもベテランの仕事とはいえず、
これではロートル扱いされても仕方ない
これでよくぞ他チームからクレームがついても不思議ではない
諦めちゃイケないのは当たり前で今回の2位はラッキーなだけ
一番残念だったのはWil/ニコ
明らかにパフォーマンスとしては賞賛されるもの
ピットストップでタイヤ外れずに下位転落は可哀想だった
しかし、ファステストで粘って7位(繰り上がりだが)はお見事
対して中嶋はウェットじゃないのだからコントロールして欲しかった
縁石乗ってしまったのは仕方ないと思うが、クラッシュは厳しい
ニコのチーム側の問題で下位転落しつつ7位ゲットもあった
益々厳しい立場におかれてしまうことになる
最終盤で「やってもうた」はRBR/ベッテル
BMW/ロバートを押し出してしまい非常に残念な結果になってしまった
開幕戦表彰台をRBR/ベッテルの若さ故の過ちの為に2台とも霧散した
結果的にBRWの1,2フィニッシュまで呼び込んでしまった
(レース後、ベッテルには次戦10グリッド降格が確定)
これで熱くなってしまったロバートは慎重にピットに戻れば良かったが
順位転落を最小限にしようとウィング破損のままオーバーペースで自爆
これもペースカーを招いて文字通りゲームオーバー(ペースカー引率のまま終了)
入賞有力車が次々と消える中で粘ったのが昨年のチャンプ
McL/ルイスで繰り上がりとはいえ18番手から3位表彰台はお見事
レースマネージメントという意味では一気に成長した感が伺える
(但し、TYTが控訴したので暫定)
今年はシーズン中のテスト禁止であることから走りきることが
データフィードバックの為にも非常に重要になってくる
この辺りが勝てる(強い)ドライバーとそうでない者と顕著になるだろう
(Wil/中嶋くん、応援はしてるけどあえて辛口で言わしてもらいます)
さて、テストでは快速だったTOYOTA
ウィング違反は情けないがピットスタート選択したことで
1コーナーアクシデントを回避できたのが不幸中の幸い
しかし、最後の最後は粘走でヤルノが表彰台ゲットかと思いきや、
黄旗の見落としで1点も取れない結末になった
(前述の通り控訴したので暫定、ティモの入賞そのものは確定)
どうもココは何か変なオチがついてまわる
これでは初優勝はとてもおぼつかない
お得意の「改善」で何とかしていただきたい
今年は競争力があるのは間違いないので詰めて欲しい
RBR2台はクラッシュで全滅
まだ、RB5のパフォーマンスは判らない
それだけベッテルの速さは抜きん出ていると思う
BMWもRBRと同じで最初と最後のアクシデントで実質全滅
セットさえ見つかればココは今年も勝負できそう
しかし、体重の軽さを生かしきれない今のニックのままでは
ロバートがNo.1なのはもう揺るがないものとなる
Ferもトラブルとクラッシュで全滅
但し、ペースそのものはMcLよりは楽観できるが、
勝利となると大きな壁が立ちはだかっている
実車テストできない今年、どう立て直すのか見もの
McLはルイスの腕とアクシデントに乗じてゲットできただけ
駄作なのは決定的だ(やはり新車が再登場か?)
あと、ヘイキは気をつけないとココでお払い箱になりかねない
INDはEg+GBがマクラーレンと同一、意外と走る
下手すると状況次第では数台食われるし
開幕戦のような事態になると今年は入賞の可能性もある
しかし、ジャンカルロは本人の情熱とは裏腹に終わってしまったようだ
結構困っていると思われるのはREN
ドライバーは実質最強のフェルナンドなのだが、
昨年同様、開幕時点では非常に厳しい戦闘力(昨年はそれでも2勝だから凄い)
しかし、ネルソンはどうも空回り、昨年終盤に成長した感があったのだが
やはりフェルナンドのオーラの前では萎縮してしまうのか
ヘイキ同様にお払い箱にならないようプレッシャーかかっていそうです
赤牛レプリカのTROだが開幕戦は望外のW入賞だが棚ボタ感は否めない
RBRと比較してもEgによるパフォーマンス差というよりも
ドライバーによるものなのかチーム側のキャパの問題なのか?
しかし、昨年のベッテルを見てしまっているだけに
ドライバーによってチームの働き具合も一変するものだと再認識
あぁ、タクマがいたら違っていたのでしょうか・・・(嘆
さて、次回はマレーシア
酷暑対策(湿度も高いので放熱条件も厳しい)に突然の大雨にも注意
ただ、Eg面では回転数制限により昨年よりは楽になる
しかし、ウェットを含めたタイヤマネージメントが鍵
KERS搭載車はリアが相対的に厳しくなるのは予想つくので
熱対策に失敗しなければKERSのないBRWが有利と思えるが、
2コンパウンドの何れかでパフォーマンスが劣るようであれば
BMW筆頭にWil、TYTやRBRが食いつきそうです
雨が降ったらREN/フェルナンド、RBR/ベッテルが魅せてくれそうです