
2年ぶりのバーレーンGPは
現チャンプのセブが4戦目にして
P.P. to WINで今季初優勝!
レース内容全般はともかくチャンプらしいしぶとさで逃げ切った
今季は見た目、印象に違わずここまでの結果は大混戦
ミスしたチーム、ドライバーが脱落する
実力有していても速さだけで勝てないのはMcl/ルイスを見ても判る
ただ、当然ではあるが、
予選で最低でもフロントローが必要と言うことは不変
そして、スタートで成功したものが勝っている
裏を返せばこれを無事にこなせば勝率が一気に高くなる
今までの歴史が物語っているし至極当然なことだが、
天候や外乱要素で荒れない限りは正に方程式である
それと、タイヤがBS時代と違い、ピレリのタイヤマネージメントが
速いクルマを追走して労わるのが非常に難しそうである
ルイスがジェンソンを追うのに苦労したように
そして、今回もキミがセブをかわしきれなかった
速度差があっても勝ちきるのと順位を上げるのとは違うということ
益々、スタートでトップに立つ重要度が増している
これで今季、欧州決戦前のわずか4戦目にして勝者が4人目
勝者には111戦目にして初優勝のMel/ニコも名乗りを上げ、
表彰台への登壇者も8名
・勝者4名 : Mcl/ジェンソン、Fer/フェルナンド、Mel/ニコ、RBR/セブ
・登壇8名 : Mcl5回、RBR2回、Fer1回、Mel1回、Lot(旧REN)2回、SUB1回
これが昨季の序盤4戦を見てみると、
・勝者2名 : RBR/セブ、Mcl/ルイス
・登壇7名 : RBR6回、Mcl3回、Fer1回、REN(現Lot)2回
最速RB7にも関わらずマークが微妙だったのが見てとれる
登壇者は有力チームの可能性が高くなるのは致し方ない
今季も荒れた2戦目を除けばクルマの実力が反映されているとみていい
(Mclの5回はやはり流石と言うべきでしょう)
しかし、勝利から離れているとはいえ序盤から必ず
Lot(旧REN)が登壇しているのは元チャンプチームの地力でしょうか
また、今季は予選でのタイム差にも表れていますけど
ここまで4戦で入賞10位までで周回遅れがなく全て同一周回です
(SC導入時のルール変更と中断がありますので一概には・・・ですが)
これも絶対的な速さという意味では実力差が縮まっていますし、
現に予選上位グリッドの顔ぶれまでもが毎GP変わる今季
しかし、そのフロントローからの勝率は間違いなく高い
決勝が荒れた天候の2戦目は例外として3戦について、
フロントローからの勝率は100%(2回はP.P. to WIN)
有利なグリッドから無難にスタートを決めれば勝っている
なのだが・・・妙な例外が生じている
そう、Mcl/ルイスだ
彼は、フロントロー獲得率100%なのだ(P.P.も最多2回)
間違いなくクルマと自身の速さがグリッドに表れている
にもかかわらず、イマイチというか不満が残る結果である
※ 3位×3回、8位×1回
(3戦目は2番手からGb交換で7番手に降格してますけどね)
ただ、初戦のスタートでジェンソンにホールショットされたのを除けば、
無難にスタートしているのではあるがどうもタイヤ交換で難があり、
ジェンソンに比較してもMclのチームミスがルイスに集中している
うがった見方をすれば既にMclチームが
ジェンソン中心、優先に動いているというのは言い過ぎなのか・・・
それでも、今季のルイスは腐らずに上位ptフィニッシュしており
結果が出るのは時間の問題、1回でも勝てば加速するかもしれない
ドライバーズランク
1) RBR/セブ (53pt)
2) Mcl/ルイス (49pt)
3) RBR/マーク (48pt)
4) Mcl/ジェンソン (43pt)
5) Fer/フェルナンド (43pt)
6) Mel/ニコ (35pt) ←今季の勝者のボトムランク
コンストラクターズ
1) RBR (101pt)
2) Mcl (92pt)
3) Lot (57pt)
4) Fer (45pt)
5) Mel (37pt) ←今季の勝者のボトムランク
混戦模様が判る4戦までのポイントランキング
優勝がなくてもドライバーズでルイスとマークが上位
コンストラクターズでもロータスが3番手に居座る
今後、Melの2台、特にマイケルの復活も勿論だが、見逃せないのはLotだ
アイスマンは戻ってきた、あとは速さはあるロマンが目覚めれば面白い
気になるのは・・・可夢偉だ
今回も予選でチェコに負けQ2でKO
決勝でも戦略違いとはいえ終盤にかわされて無得点
2位表彰台をチェコに持ってかれているので立場は怪しい
チェコは昨年のモナコ予選でクラッシュしたとはいえ
セクター2まで恐ろしいタイムを刻んでいたのだ
(ひょっとするとフロントロー!?くらいのタイムだった)
Ferが認めている速さの資質の持ち主で経験不足なだけだ
開発、セッティングに貢献だけではF1に残れない
今季中国予選4番手、そして’10年鈴鹿の5台抜きのような週末が欲しい!
そして、次戦からは欧州での本土決戦が始まる
シーズン中の唯一のテストも挟んでのスペインGP
Ver.アップが速さに反映されそうで有力は Mcl、RBR、Mel、Lot
現状の本命は間違いなくMcl
正直、Ferはアップするにしても絶対値が厳しいでしょう
いずれにしても真の実力はこのスペイン以降で発揮される
Rd.5スペイン~Rd.13イタリアまででどこが抜け出せるのか
それともこのまま混戦が続いてくれるのか
’09年と’10年もドラマティックでしたが
6名のチャンプが揃った今季’12年も非常に楽しみですね ヾ(≧▽≦)ノ
Posted at 2012/04/23 02:19:45 | |
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