
今季初めてのドライコンディションの週末
(パーマネントサーキットという視点で)
BRWは速く、ジェンソンは強かった
今季これで開幕4戦で3勝+3位
雨天や冷感時に不安はあるが総合力は今だ一番だ
ジェンソンはスタートでRBR/ベッテルの前に出るのが絶対だったが、
McL/ルイスの好スタートでベッテルの右イン側に飛び込んだことで
ベッテルの左アウトの脇が甘くなったのがより幸いした
一旦はMcL/ルイスに抜かれたものの、直後に3位を取り戻した
これでガスの少ないトヨタ勢の直後につけたこの瞬間に
BRW/ジェンソンの今季3勝めのシナリオは完成したといっていい
特にトヨタがレースディスタンスで速さを発揮できなかったことで
逆転勝利は早い段階でより現実的なものとなった
ルーベンスは予選の失敗がやはり己の首を絞めた
さらにスタートにも失敗したことで変則3ストップ、
ソフト→ソフト→ソフトの3連発で追い上げたが
McL/ルイスは捕らえられずに5位に終わった
一方、必勝ムードのトヨタ勢はヤルノがスタートでミスったものの
1,2位を死守、実際はガスの軽いティモが前になり
チームとしてはそんなに悪いものではなかったハズだったが、
トップに立ったそのティモが軽さほどの速さが見られず、
1回目までに貯金が作れず、熾烈な5位集団に飲み込まれてしまい
初優勝の願いはヤルノに託されたが、こちらも差を思うように広げられず
BRW/ジェンソン、RBR/ベッテルの速さに一掃されてしまった
レースファステストは記録したものの順位挽回には足りなかった
トヨタの疑問は、他は1回目でソフト→ソフトだったが、
ソフト→ミディアムで2台とも送り出した
終盤のスパートを期待したのかもしれないが結果的に裏目となった
しかし、それ以前にティモにはナニがあったのだろう
接触等はなかったように見えたが予選とは全く違うクルマのようだった
トヨタはこれまでも「一晩たつと全く違うクルマになっていた」との
ドライバーコメントが聞かれてるが今回もフィーリングが激変したのか?
それでも悪いなりに3,7位と2台入賞
けして喜べる結果ではないが、ptを拾い続けられる位置にいる
終盤のランキングに必ず生きてくるであろう
序盤、レースを盛り上げたのはMcL/ルイス
ジェンソンには抜き返されてしまったが4位で追走
中盤まではRBR/ベッテルを抑え込み表彰台を狙ってプッシュしたが、
前の開けたRB5+ベッテルのパフォーマンスには
いくらルイスでも今のMP4-24ではどうにもならなかった
だが、表彰台には届かなかったもののトヨタ/ティモだけでなく
BRW/ルーベンスの追撃をも振り切って4位に入った
今回の予選と決勝の内容はMcLにとっては、
次戦スペインからの欧州ラウンド開幕に先立ちいい流れだ
2位にはレインマスターのRBR/ベッテル
予選も速さを見せ、この決勝もトヨタを2台とも凌いでの2位
トヨタの戦略面が裏目にでたことにも助けられた感はあるが
終盤の気温が下がりはじめた中でのミディアムでのノーミスキープ
昨年までの速さだけでなく、強さをも身に着け始めている
RB5がアップデート継続しタイヤにより優しくなったら
BRW/ジェンソンを捉えて終盤のチャンプ争いで筆頭の可能性もありうる
レーサー絶対的な速さという意味では個人的には現Fer/キミ以来の器
(比較できないが、実際にはキミでも霞むくらいの速さがあるとみる)
この暑くタイヤに厳しいバーレーンで速さと強さの片鱗を見せたことで
RB5はダークホースから優勝候補の一角にのし上がったと思う
それだけにマシンが強くなったらベッテルは手が付けられなくなる
後は信頼性が足を引っ張らなければだが・・・
今回のマークは予選を台無しにされたことで戦略以前のレース
とにかく抜きまくったものの11位が精一杯だった
さて、ようやく4戦めにして片目が開いたのはFer
キミがトヨタ/ティモをKERSで抑え込んで6位で3pt
元チャンプらしいしぶとい走りが久々に垣間見れた
フェリペはこの4戦めも接触もあって散々の結果となった
しかもBRWには周回遅れの屈辱を味わっている
散々といえばBMWの2台はオープニングで接触
その後はロバートは中嶋とも接触して後退
結局、何も得ることなく最後尾で2台完走したに終わった
開幕2戦で速さを見せていたWilだったが、
今回は2台ともQ2止まりからのスタート
ニコは8位フェルナンドに追いすがったが届かなかった
中嶋はハイドロトラブルで唯一のリタイア
新型リアウィングがニコのみしかなかったと考えれば
内容自体は悪くはなかったがチームの目はニコに向いている
結果もそうだが、今は予選順位の改善が必須だ
RENは相変わらず辛抱強く結果を残すフェルナンド様々
しっかり1ptを持ち帰った
今回の予選状況からみて望みうる最善の結果を得た
TRO勢は・・・
タクマを乗せろぉ!!ヽ(´Д`)ノ
・・・また、取り乱してしまいました(爆
親のRBR勢からみて同じシャシーとは思えない
Egが異なるので性格が異なるものの基本素質は同じ
開発が後手後手になるとはいうものの序盤でここまで露骨に
速さに差が出てしまうと昨年はやはりベッテルだったということか
IND勢、メルセデスEg搭載車なのだが、(McL、BRWと同じ)
やはりF1マシンを造るということは非常に難しいものだということ
エンジニアが不足なのか?ドライバーなのか?
開幕戦を見た時には大穴入賞もありうるか?
とも思ったが荒れたレース以外ではやはり厳しそうである
さて、次戦は欧州開幕、スペインGP(カタルニア)
各チームともサーキットデータは豊富
特に赤銀勢を筆頭に欧州メーカー系ワークスの反撃開始となるか?
ここまでフライアウェイの4戦のコンストラクターランク
1.BRW:50p
2.RBR:27.5p
3.トヨタ:26.5p
流石にこんな結果は予想できませんでした(@_@;)
(しかもハーフポイントなんて・・・)