お友達のブログが耳に胸に痛かったです
人類が何事もより便利に・・・技術革新を生みました
技術だけでなく知恵を出し合って工夫してきました
(きっかけが戦争だったりという悲劇も忘れてはいけない一面も持ち合わせます・・・)
エンジニアリングというのは
最大限の妥協の産物 です
それを理解できない某方が仕分けで2番じゃダメなんですか?はお門違い
順位ではなくその投資の必要性と還元性を明確に説明すべきなんです
それに反論できない連中が同席した時点で使途が怪しいのも事実で、
本当に説明できなければ単なる関係者達のマスターベーションです
コスト、資源環境、各種規制等の枠があるからこそ技術は発展しました
この枠がなければここまで知恵を絞ることはなかった訳です
でも、ここまでに非常に大きな犠牲や消費、破壊があった事実
(失敗は経験値としてフィードバックされ規格見直し等されます)
しかし、それがなければここまでの便利な生活は一切ありえなかった
それが時には武器開発同様に恩恵を得るにはあまりにも大きいリスクを抱え込む
原子力発電所は間違いなくそれの筆頭とも言うべき存在
DNA領域と同じ禁断の領域に手を出しその痛手はいつの世代で被るか・・・
禁断の領域でなくとも完璧はなく永久維持なものなどありえない
人類が残る限り知恵(技術)と文化は継がれるが最大限のリスクを浴びるのは後世
それも事故なのだと思う、事故に偶然はなく必然なのだから・・・
今の温暖化問題、資源枯渇危機、環境破壊もそうでしょう
当初から便利であればそれが当然・・・の感覚も人類としてみたら一つの事故
環境破壊続けている感覚なきままの世代が続けば滅びるのも必然
如何に危機意識を継続していけるかも課題
設備寿命、廃棄処分、いずれも修復も含めた技術が今後進むことを望むけれども
ことこの原発に関しては“特に”リスクは時間が経つほど拡大していくのも現実
燃料棒はいったん反応開始したら連鎖反応なので半永久継続
要は永遠に冷却しつづけるか、何かorどこかに封じ込めるしかない
このいずれも現技術で維持困難なことを「絶対安全」と言い放った関係者達
まぁ、政府官僚と某トップの「絶対」は信用度からして100%ありえないですが、
そもそも絶対安全はありえないわけで、結局はどこで妥協するか・・・です
(リベートが絡んでいたのは間違いないので技術的妥協とはいえないですけどね)
それにしてもこの原発に対する意識の低さは今更ながら自分でも非常に痛いです
原発も建築中や建築着手待ちが今もかなりあり、福島以外にも
維持と廃棄待ちにどれだけの税金が投入されるか国民へまともに説明がない
約70%が原子力に頼るフランスに限らず各国はどう国民と議論されてるのだろうか
後世に対し、また現在でも核の取り扱いがない各国は一方的被害者になりかねない
いずれにしてももはや一国の問題ではないはずなのだが・・・
さて、少し話はズレますが・・・
今回の福島に限りませんが廃棄と諸々の保障が東電では賄えないですから
当然政府が税金を使うことになります
東電も一企業ですから企業損失(資産や株価もそうですね)が甚大です
※ 投資家に対しても東電のリスクに対して意識の薄さで非難が一部出てますが、
それは東電のみならず他の企業や先物取引に対しても投機還元が主であり
企業の為を考えての投資はかなり少なく腹立たしいのでここでは省きます
事実、前回の事故の後は東電公開試算額よりかなり少ない投資額だった
一部投資家としたらリスクが大きいと判断して投資額を減らしていた訳です
だから企業は株主のご機嫌取りに派遣や社員(企業の大事な財産です)を切ってしまうのです
(投資もできない貧乏なのでやっかみもゼロではありませんがあまりにも酷い)
そうなると、当面の間は発電コストのかかる火力メインに置き換える東電がどうやって
企業の損益回復するか・・・
税金投入以外には電力料金の値上げしかない
若干の火力発電量の増大は図るにしろ計画停電の今でさえ巷はこの状態
あと、乱暴に東電潰し(解体)はありえない、日本のインフラ支えてるんです
(問題は危機管理のなさと内部統制、責任所轄が不透明で動きもしないこと=政府も)
しばらくすれば遣り繰りの要領も覚えて家庭も企業も少しずつ慣れるでしょう
しかし、昨年の原発稼動していた猛暑であの有様
これでいてせ・リーグの某幹部連中がドーム開催強行要請 <理解不能
西方面から少しもらうにしろ限度がある <技術的にはもっと可能なのですがね・・・
日本の総生産が下落するのは間違いないですが、政府と東電だけでなく
企業、国民がもっと考えなければいけない事態になったのは間違いないです
だから、できることから少しずつ、そして投票率100%を考えましょう
そうすれば国民の訴えは少しずつでも力を持つはずです
あと、これは余談ですが各社開発に力の入るバッテリー(電気100%駆動)カー
従来からの個人的意見ですが、
ハイブリッドカーは技術的にも環境的にも歓迎でしたが
バッテリーカーは正直なところここまでは???でした
これは親友とも10年以上も前から議論していました
勿論、技術開発という面では今後も進めるべきで贊成でしたよ
でもね、その電源はどこから入手するんですか?というところに殆ど議論がない
「家庭電源で簡単に充電できます」・・・その電気はどこで発電?
でも、大部分は原子力他、電力会社からの発電に依存するしかない
地球資源に頼らない面では確かにメリットがあるけれど諸問題等が山積なんです
現状の最良は太陽光発電?それも導入および製造コスト、レアアース入手問題ある
使用済みバッテリーだって廃棄手段が確立されてない事はあまり知られてないし、
将来見据えたら今のハイブリッドカーのように拡大するから無視できるはずがない
リサイクルも技術革新、コスト低減も期待したいですがメーカ利益優先はもう疑問
こういう面でも、企業だけでなく各関連する業界と政府、国民が一団となり
本当の意味での国家戦略として進めていくべきだと思うのですけどね
そうしないと、一番乗りしたいが為のマスターベーションに陥り頓挫しかねません
だからこの“事故”は各社の考え方を現実的にシフトを求められたと思いますね