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2025年01月19日 イイね!

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning- (2025)』IMAX鑑賞

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning- (2025)』IMAX鑑賞子供が観たいというので、公開初日の夜、職場をピンポンダッシュして帰宅し、子供を連れ劇場へ。
その前にガンダムベースサテライトにてHG『GQuuuuuuX』を購入し、通常版パンフレット事前購入したあと万全の体制で鑑賞。 
※ちなみに、翌日には豪華版パンフレットも購入したのは内緒🤭

《ネタバレなし》※以下敬称略
すでに話題となっている通り、庵野秀明率いるスタジオカラー、いわゆるエヴァを作ったスタッフらが制作したとあって、最高のガンダム作品となっていると思います。まさにこれまでのガンダムをいろんな意味で覆す作品。
また、日本の主要アニメ制作会社が名を連ね、いま考えうる最高のアニメ作品を作ったとも言えます。庵野さんアニメーター見本市をやった成果ですね〜。

ガノタ&エヴァファンの私としてはもう楽しくて楽しくて仕方ありませんでした😆

そして本作は米津玄師の主題歌をはじめ、挿入曲、劇伴(スコア)に至るまで全編で音楽が最高にマッチしていて、往年のガンダムファンや最近のアニメも見ない層でも心を捉えられるのではないかと思います。
明るく軽やかでスピーディーな展開、これこそ鶴巻監督の真骨頂なのかなと思います。

まだ劇場でご覧になってない方は、いますぐ行きましょう。いや、IMAXに行きましょう!
「どうせテレビで放送するだろ?」って思う方は、たぶん後悔すると思います。
(でも、また最後に総集編みたいな劇場公開あるかな?)

なお、これまでのガンダム作品を見てないよ!という人でも楽しめること間違いなしですが、以下の要素を身に着けておくと更に楽しめます。
・『機動戦士ガンダム(1979)』(いわゆるファーストガンダム 劇場版3部作含む)
・小説版『機動戦士ガンダム』
・ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』(シリーズ)
・すべての『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
・その他『シン・』シリーズ

えっ?ハードル高い?
取り急ぎファーストガンダムを知っているともっと楽しめること間違いなし🫵


⚠以降ネタバレがあります
読みたくない方はリターン願います


《ネタバレあり》
公開前にも一部本作の内容について噂が出回ってましたが、想像のはるか斜め上をいく内容だった。
いきなり開始早々オープニングがいつものファーストのあの音楽とモノローグ!(永井一郎の声ではないので少し戸惑う)
そして、サブタイトルがいつものジングルでかかると『これは完全に庵野にやられた!』と覚悟した。
(鈴置洋孝の声があれば完璧だったが、さすがにムリ言っちゃいけないよね… 成田剣を起用するほどでもないけど)

そして始まるガンダム第一話。
サイド7に迫る3機の変なザク、あれ?シャアザク?なんか混乱していると、あ、ジーンがいないのか!?Ifルート突入!マジか、やられた!
ここからは完全な『機動戦士ガンダム ギレンの野望』的展開。
・キャスバル専用ガンダム、いや、シャア専用ガンダム!
・ドズル亡き後、ビグザム量産の暁でジオンの形勢逆転(笑)
・ジオン製ガンダムタイプ量産のため大型モビルアーマーやドム以降開発中止!?
・ソロモンをグラナダに落とすだと!?やるなワッケイン。ってこれ逆シャア要素?
・グラナダの地下のオブジェクトって何だ?まさかセントラルドグマが?
・ソロモンにアクシズショック&ユニコーンの結晶が…

…親父(私)が熱中するわけだ。

ということで、前半はまさに怒涛の展開で一年戦争は宇宙の拠点をすべて失った地球連邦政府がジオン公国に休戦を申し入れ終戦。
ここまででもう最高に幸せになりましたよ、本当に。

そして、後半。ここからは完全に2025年の最新アニメっぽくなり、キャラの画が全然違う絵に😁というか、ポケモン?
脳が前半からの繋がりを補正するのに若干のラグが…٩(′д‵)۶ウワーン

一年戦争終結から5年後、シャアがソロモンで消失した際に乗っていた赤いガンダムを探すため、シャアの相棒として戦ったシャリア・ブルが一年戦争でガンダムと共に鹵獲された連邦の強襲揚陸艦ソドン(旧名:⁠ペガサス)と共にサイド6・イズマコロニーに乗り込んで来る。さらにカムラン・ブルームがそれを出迎える(笑)
それにしてもこのコロニーは現代の日本に近い文化なのか、日本語が公用語っぽい。中国語やハングルもまじってるし、女子高生が普通にスマホって、全然宇宙世紀っぽくない(笑)
いや、設定面白いんだけどね。
スウィートウォーターのアジア圏版なのかな?ジオン公国との地位協定あるし、軍警察っていわゆる戦後の警察予備隊的な組織っぽいな。
そんな中、主人公の女子高生アマテはたまたま難民で運び屋の少女ニャアンと邂逅する。うーん、なんか水星の魔女とイメージ被るというか、水星〜が先にやったお陰ですんなり入れた。
この世界では払い下げのモビルスーツによる闇のクランバトル(通称:クラバ)が流行っており、アマテはニャアンについて行ったことでクラバチームに協力することになり、そこでひょんな事からソドンから出撃してきたモビルスーツ・ジークアクスに乗り込む(強奪?)するアマテ。
そして、赤いガンダムの駆る渚カヲル的キャラ・シュウジの登場。あと、クラバってMFGっぽい(笑)
以降はTVシリーズへ。

…ということで、Beginningはとにかく楽しかった。『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』もお祭り映画として面白かったけど、まさか一年戦争物でここまでやってくれるとは思わなかったですね。庵野秀明の真骨頂といえるリスペクト作品への破壊と再構築。
というより、ここまでやられると富野御大、安彦御大は今頃吐き気を催してるんじゃないかと心配になります(´-`).。oO

後半は鶴巻監督の明るく爽やかな作風で、ガラッと感じが変わってそれはそれで楽しかった。
また最初に触れたように音楽が素晴らしい!
ガンダムの劇伴の名曲ベストセレクションを現代風にアレンジしたものをフルに使うというジ・オリジンでもやらなかったことを堂々とやってる。良すぎて、早くジークアクスのサントラが欲しい!!

シャアの声が知らない声で違和感。というかみんなキャラクターの声が若いしあまり馴染みがないので、どれが誰の声なのか若干混乱する。(いまの声優はあんまり個性が感じにくい?いや、『シン・ゴジラ』の時のように個性を求めてないからなのか?)


さて、この作品の宇宙世紀のベースになるのは、アニメ版ガンダムというより小説版なのではないかと思う。そう考えるとすんなり、しっくりくる。
(小説版『機動戦士ガンダム』(角川スニーカー文庫刊)は『逆襲のシャア(1988)』公開時に祖父の家の近くのローソンで買ってもらったが、もう手元には無い(ToT))
まず、ガンダムを収容するはずだった連邦軍の強襲揚陸艦。アニメ版の『ホワイトベース』ではなく小説版準拠のホワイトベース級『ペガサス』。そうなると当然アムロは民間人ではなく軍人でコアファイターのパイロットなので、デニムとジーンが手当たり次第破壊行動をしていない状況だとガンダムに飛び乗る状況ではなかったのか。当然セイラさん=アルテイシアも連邦軍に加入済みである。
その他、
・地上戦が描かれない展開。小説版だと地上に降りないから
・モビルスーツもジオンの最後の生産機はドムなので、これまたゲルググやジオングは出現しない
・ララァも当たり前のようにフラナガン機関スタートですんなり死んでいる?(別のルートに進んだか…シャロムの薔薇?)
なにより、シャアとシャリア・ブルの連携である。アニメ版では1話分で退場扱いのシャリア・ブルが小説版同様に大活躍。
こうして正真正銘の富野の世界観に土足で踏み込んで(『キケロガ』の設定を入れ込んだり)作り変えるとは、ここに目をつけて来た鶴巻監督はさすがとしか言いようがない。(だから声優もアニメ準拠である必要が無いということか)
…クスコ・アルも出してくれよ〜


最後に、今回の庵野秀明の功績について。
Beginningの前半パート(一年戦争部分)はほぼ、庵野案から制作されている。当初鶴巻監督からアバンタイトル1話分のプロットを頼まれたにも関わらず上がってきたものには映画一本分にも相当する脚本並のものディテールが返ってきて、さらに絵コンテも相当量かなり細かく書かれていたが、鶴巻監督が泣く泣くカットしたのだとか。
赤いガンダム出したい、ガンダム対ガンダムやりたい、というのも庵野の意向だし、赤いガンダム+ビットというのも『逆襲のシャア』のとき富野監督がニューガンダム案をコンペで募ったとき、庵野が提出したのはほぼ初代ガンダムにファンネルを付けたものだったそうで(富野が泣きながら「お前は何がしたいんだ!」と激怒したというw)、そのセルフオマージュというか、あらためて実現したのだと思う。
また、艦船マニアの視点でリファインしたマゼランやサラミス、さらにはペガサスを本来の強襲揚陸艦としての運用を描かせたのにはマジ感動ですよ。

あと前半の音楽、ファーストガンダムの楽曲もすべて庵野セレクションとのこと。あの迷曲?『シャアが来る』の現代風アレンジでくるあたりニヤニヤが止まらなかった。
ま、いまは次回作『シン・宇宙戦艦ヤマト』に主軸を置いているのでこの程度の関わりに留めているのでしょう。

まだまだ書きたいこともありますが、
それではみなさん、機動戦士Gundam GQuuuuuuXのTV放送も楽しみに待ちましょう!!
Posted at 2025/01/20 18:03:11 | コメント(1) | トラックバック(0)
2023年11月11日 イイね!

『ゴジラ−1.0(2023)』IMAX鑑賞

『ゴジラ−1.0(2023)』IMAX鑑賞⚠このレビューには過去のゴジラシリーズなども含め重度のネタバレがあります!
 とりあえず劇場で『ゴジラ−1.0』を観たあとご覧いただくことをオススメします!


 『シン・ゴジラ(2016)』制作前、次期ゴジラ作品にはぜひ山崎貴監督に“鈴木オートゴジラ”をフルで作って欲しいというファンの期待がありました。
これは『ALWAYS 続三丁目の夕日(2007)』の冒頭にいきなりゴジラが登場し、劇中完成したばかりの東京タワーが熱線で破壊され、さらに鈴木オートが尻尾により根こそぎぶち壊されるという小説家の空想シーンがあり、評判を呼んだ。実は私、まったく観に行くつもりがなかったのに、フルCGゴジラが凄いと噂に聞いて速攻劇場に観に行ったものでした。

 そんなわけで、今回の山崎貴監督起用でしたが、良くも悪くも“山崎貴映画”になってましたね。
 最初の予告で終戦直後が舞台となることから、これまでのゴジラ作品の基である初代『ゴジラ(1954)』よりも早く現れるゴジラ。というと、『ゴジラVSキングギドラ(1991)』のラゴス島のゴジラザウルスやレジェンダリー『ゴジラ(2014)』冒頭のモナークによるウラニウム型原子爆弾による怪獣駆除を連想したんで、おそらく彼は【日本帝国海軍対ゴジラ】をやりたいに違いない!という確信は抱いてました。
 お、これは帝国海軍の象徴軍艦「長門」も復活するのか?とわくわくしましたが、まさか重巡洋艦「高雄」で来るとは流石マニアック!!
 大戸島からの復員船に二等輸送艦がライフサイズで再現されてこれだけで高評価ですよ!!
 三丁目シリーズ✕海賊と呼ばれた男✕アルキメデスの大戦✕ゴジラ÷永遠の0?
 本当に永遠の0のエッセンス強めで、主人公神木隆之介さん演じる敷島くん(の喋り方)、浜辺美波さん演じる大石典子さん(名字)は完全にその雰囲気を感じたし音楽もだいぶ寄せてたような…

 さて、肝心のゴジラの造形は原点回帰するどころかむしろ現行のレジェンダリー版に近いマッスルな体型、放射能熱線も一発がすでに小型戦術核弾頭並みの威力と、金子修介監督作『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001)』(以下GMK)を彷彿とさせる、いや、それ以上の最強最悪のゴジラといえます。
(※シン・ゴジラはプロトンビームに近い熱線なのでちょっと別格ですw)
でも正直これはちょっとやり過ぎなんじゃないかな〜と思います。クロスロード作戦翌年1947年の時点ですでに完成の域に達したゴジラ?これ以上成長すると手が付けられない…。
あ、まさか未来のゴジラ・アース(※劇場アニメ『GODZILLA』3部作(2017〜18)のゴジラ)に繋がる?わけないよね、あれは植物由来成分だし(汗)

 まあ、海外展開も視野に入れてるだろうからレジェンダリーゴジラに寄せてるのと、それを超えた強い日本のゴジラとしての表現もあるんだろうと。とすると、クロスロード作戦≒(レジェンダリー版の)モナークによるゴジラ駆除作戦とのゴジラの共通化(別個体?)としてモンスターバースとの関連性も維持できる!
そこまで考えてるとしたらすごいな~

 他のレビューでは、今回史実なら英国軍に海没処分された重巡高雄や幻の局地戦闘機「震電」が実はありました!的に配備されることなどから演出が【ご都合主義的】と批判もされているようです。
でも、これ東宝特撮(VFX)映画ですよ!?むしろいきなりメーサー兵器やスーパーXとか架空のものが出たら出たで批判されるのでしょう?往年のファンは逆にトンデモ兵器とか出て欲しいところですけどね(笑)
えっ!?零戦乗りの敷島くん、震電の操縦がうま過ぎ?ドイツ製の射出座席はどこにあった?…確かに!
 そして、最後その震電の活躍でゴジラを倒すことに成功しますが、その後、海中でゴジラが再生している様子がありました。このパターンは『GMK』と同じです。これは山崎貴監督のGMK金子監督へのリスペクトでしょう。そして、これは『ゴジラは死なず』というゴジラシリーズ共通の不文律です。
 ゴジラが死ぬのは(芹沢博士開発の)オキシジェンデストロイヤーと自らの体内の原子炉が暴走した時だけ!
 もしかすると、本作により『GMK』は初代『ゴジラ』の続編ではなく『ゴジラ−1.0』の続編ということに繋がる(繋げた)のかな?とも思いました。

 もちろん演出上の不満点もあり、あえて独自目線で上げるなら以下の2点。
・鉄道車両の車体は台車に載せてあるだけ。カプラーやケーブルなどで電気的に接続してあるだけなので、旧型国電があれだけ持ち上がると台車は脱落して落っこちるはず。これについては『シン・ゴジラ』の樋口監督が京急800形車両で演出した表現が正確です。
 旧型国電も形状などリアルにこだわってたのに、これはいただけない。
(まあ、初代『ゴジラ』も同じだけど、あのプロップは鉄道模型だからなぁ…)
・旧海軍の航空機の着陸方式は“三点着陸”が基本。特に零式艦戦は前脚が主翼下に2本で最後部に小さい尾輪1個があり、この3つの車輪を着陸寸前に同時に接地させて着陸を安定させる方法。というのも、海軍の航空機は滑走距離がかなり短い航空母艦の甲板に着艦させることが前提なのでこの方法が基本です。(アレスティングフックを引っ掛けるためでもあります)
 冒頭敷島少尉の零戦が大戸島分遣隊基地に着陸する場面、コクピットの大写しでしたが、主脚から接地し、あと後部が下がってたように見えました。そこは、着地直前の機種上げ操作を表現してそれっぽくしてほしかったな〜…。永遠の0やったんだからさぁ、そここだわんないと!


 そしてラストに大石典子さんが奇跡的にご生還されてました。あぁよかったね!っと思ったあなた。たぶん見逃してますよ。

 この映画、ハッピーエンドに見えてバッドエンドの可能性があります。
敷島くんと病院で感動の対面を果たした典子さんの右の首筋に黒いアザが出来てました。これはおそらく銀座でゴジラ由来の放射性被爆を受けた影響による原爆症の症状が現れているものと思いました。
『この世界の片隅に(2016)』で主人公すずさんの妹のすみちゃんも戦後に体調を崩していて同様にアザができていたものと同様に感じました。
しかし、原子爆弾の放射線による二次被爆の症状はすぐに現れるものではないそうです。個人差もありますが、数年後に症状が現れ、やがて命を落とす恐ろしい病いです。
 では今回は何か?銀座がゴジラの放射能熱線で壊滅した後のラジオ放送の中で放射線以外に『巨大生物の不審な肉片がある』と伝えてました。で、典子さんのアザは何か蠢いていたように見えました。ということは、ゴジラが熱線を吐いたときに飛散した肉片が付着してしまった可能性があります。放射能を帯び再生能力のあるゴジラの肉片。『シン・ゴジラ』でも検出されていたのと同様にどのように変化するのか現段階では想像もできないですね。
 これについていろいろ考察されていて、人間がゴジラ化するとか、怪物化するという意見も散見されますが、個人的には、“ゴジラの放射能熱線の影響による急性原爆症”くらいに抑えておいて欲しいなと思います。(願望)
だってゴジラ映画なんだから!

 なお、今回のゴジラは反原爆・反核のメッセージが無い!との指摘を見受けますが、昭和22年の段階なので、上記の通り原爆症の恐ろしさを日本国民や世界が知るのはもう少しあと。それでもこうしたシーンを入れることによって暗にその恐怖を表しているのだと理解しています。


 では総評として。私は昭和の怪獣プロレスよりシリアスな社会派の怖いゴジラが好きなのでとても楽しめ、素晴らしかったと思います。
 とくに日本映画初の重巡高雄と局地戦闘機震電の活躍!復員船化されながらも再び国を守る役目となった駆逐艦雪風・響・夕風・欅の各艦艇やその乗組員の姿、大和型46サンチ主砲弾の活用など、本当に胸熱でした。
 人間ドラマでは、世間が言う“泣きゴジ”というほどでもなかったけども、戦争から帰ってきた元将兵の“まだ自分たちの戦争は終わっていない”というテーマや「戦争に行っていないということは、幸せなことなんだぜ」というセリフがかなり染みました。
 私は幼少期に陸軍で南方やインパールで戦ってなんとか帰ってきた祖父の実体験を生で聞いていたので、山崎貴監督はこのテーマを本当によく描いてくれたなと素直に感謝したいです。
 逆にいうと、そうした歴史的経緯や世相を理解してなければ、ただの地味な怪獣対策をしてた映画としか捉えられないかもしれない…
 えっ?演技が大袈裟?大仰過ぎる?…いや、それは〜…、東宝特撮映画あるあるというか伝統なんですが…。山崎貴監督に罪はないと思いますよ(苦笑)

 なお、ゴジラ映画としては現代のシミュレーション的な怪獣映画として生まれ変わった『ゴジラ(1984)』『ゴジラVSビオランテ(1989)』の流れが大好きで(金子監督のガメラ3部作も!)、その延長線上、方向性にある『シン・ゴジラ』の方が私的には好みです。
 マイナスゴジラはあまりにも強すぎるところが、今後の展開に不安を覚えてしまうんですよ。東宝関係者でもないのに…

 だって、このあと『ゴジラ 0』があって、そのあと『ゴジラ 1.0』やるんでしょ?
Posted at 2023/11/12 00:46:29 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年10月09日 イイね!

『沈黙の艦隊(2023)』IMAX鑑賞

『沈黙の艦隊(2023)』IMAX鑑賞⚠このレビューには原作も含め重度のネタバレがあります!

あのかわぐちかいじ先生の名作『沈黙の艦隊』がまさかの実写化!原作はリアルタイムで読破し、それが元で海自ファン&かいじファンになった身として今回の映画はとても楽しみにしていた作品でした。

ただ、やはり脳裏にはあの『空母いぶき』と同じ轍を踏まないか不安が過ぎりもしましたが、結果的になかなかよく出来てたなと思います。
原作をそのまま再現するのはどう考えても不可能だし…その辺は割り切るしかないのも確か。

なんと言っても海上自衛隊全面協力なので、実際のそうりゅう型潜水艦の実写シーンは凄い迫力。よく再現された内部セットや呉の『てつのくじら館』あきしおの非公開エリアでの撮影もされて、艦内シーンもかなりリアルでした。


さて、いろいろな人が考察や原作との違い、中途半端で終わる事をすでに指摘されてますので、あれなんですが、せっかくの本来の原作の良さを失わせた部分について私の視点であえて3点ほどツッコませてもらいますね。

①なぜ『やまなみ』を米海軍のロサンゼルス級原潜にぶち当たることにしたのか?
そもそも80年代に原作マンガ『沈黙の艦隊』が当時国会でも話題になるなど世に衝撃を与えた理由は、自衛隊がいまほど国民に親しまれにくかった世相の中、日本という国がいま置かれている周辺危機について広く国民に知らしめたという側面があったこと。そして、日米同盟についていざというときに本当に機能するのか、よく考えておくべきではないか?と一般読者レベルに問題提起したことでした。
原作では(当時の)ソビエト海軍の原子力潜水艦が我が国の近海に我が物顔で侵入を繰り返している現状を海江田艦長の天才的な操艦技術で『やまなみ』をソ連原潜にぶち当てて沈ませたことで身を以て国民に知らしめたとても重要な場面だった。
それが今回、同盟国米国のロス級原潜に当てて沈んだところで、ただの間抜け感があり、(やまなみ)クルーを受け入れる側の米海軍もこれには苦笑でしょう。
あれ?制作陣、ロシアに気を遣ってるの?

②海江田と深町の順列の改変と入江兄弟のエピソードを入れたため発生する致命的なミス!
原作では(冷静な)海江田と(大胆な)深町は、どちらがシーバットを任されてもおかしくない優秀な艦長同士の熱いライバル関係がストーリーに惹き込ませるものとなりました。
ところが、実写版ではオリジナルキャラによるお涙頂戴シーンを入れるためなのか?こともあろうか『ゆうなみ』海江田艦長とその部下深町副長という過去設定となり、艦長として躊躇なく正しい判断をした海江田が人間的にちょっとアレな感じっぽくされたりしてしまっている。こうしたことから深町のいう艦を躊躇無く沈める人間を信用しないというニュアンスのセリフは原作と今回の映画では若干意味が違ってくる。
うーん…熱い男の魂のぶつかり合いってもはや流行らないんですかね…。
そして、原因は詳細不明ながら海江田艦長は事故により乗員一名殉職、さらに『ゆうなみ』を失うという事態の当事者になっている。
これが現実ならいくら海江田艦長が海自一の優秀な艦長であったとしてもその後の『やまなみ』艦長には拝命されないでしょうし、もし『やまなみ』艦長となり、話の通り沈めてしまうと海江田艦長は2杯の艦を失わせたことになり、その後の記者会見は相当紛糾、上戸彩さんに「そんな過去に事故を起こした危険な艦長をなぜ乗せたんですか?」と任命責任を問われたことでしょう。
中村倫也さんの演技など普通に見れば入江兄弟のエピソードは悪くないのだけども、上記点に気がつけば、これらの改変を加える必要があったのだろうか…。意味の無いお涙頂戴を入れた改変シーンといえば迷作?潜水艦映画『ローレライ』を思い出し、鑑賞中一気に興醒めしちゃいました。 

③海江田艦長、早々に日本と同盟を組むと言及しちゃった!?
なんで海江田艦長は最後、深町に対して日本と同盟を組むと言及しちゃったのかな〜。これじゃあ最初から日本に戻るために原潜を奪取した?と思われてしまう。結局馴れ合い?第7艦隊の真ん中にいたときは否定してたんじゃないのか…
せめて第2護衛隊群が出張ってきてから判断してくださいよ〜😗
沼田司令と竹上総理の活躍が…orz
(もしかして、もともと映画の続編は視野に入れてなかったのかな?)


いろいろなレビューを見て原作未読の方が『沈黙の艦隊』ってこの程度のものか?って思われるのが残念であえて書かしてもらいました。
確かに映画はよく出来ておりリスペクトを感じますが、原作が描いた意味や素晴らしい部分をスポイルさせないように、次回作があるならボイス提督の如くもっと用心深く作って欲しいと思います。

原作マンガ未読の方はこの機会にぜひご一読されると一味違った感動を受けること間違いなしです!


ちなみに、『たつなみ』の速水副長が女性に変更され「改悪だ」という人もいますが、あの当時リアルタイムではあの端正な顔立ちやセリフ回しから“もしかして速水副長はWAVE(女性自衛官)なのでは?”説で盛り上がってましたので、今回の配役については“ネタぶっ込んできたな”とニヤニヤしちゃいました。
Posted at 2023/10/10 01:00:10 | コメント(0) | トラックバック(0)
2023年02月03日 イイね!

SUVなのに、想像以上の機動力に驚き!

SUV&EV初心者ですが、事前に持っていたそれらの食わず嫌い(偏見)をすべて払拭させてくれました。(例;重くてデカくてその割に悪路走行もできないだとか、電気だとエンジン音も無いので走りに味気ないだとか…)
ハイパワーターボ プラス 4WDに非ずんば車にあらずと思ってたけど、子供も大きくなってきてそろそろ落ち着いた大きな車にしたいし、経済性と、走る喜びも兼ね備えたい!という人にオススメです。
(主にソフト的な)不満点もありますが、それを上回る高い運動性とEVによるスムーズで快適なドライバビリティといった従来とはまた少し違った運転する面白さがあります。
Posted at 2023/02/04 00:13:45 | コメント(0) | クルマレビュー

プロフィール

「SUVなのに、想像以上の機動力に驚き! http://cvw.jp/b/3501620/46722894/
何シテル?   02/04 00:13
masusyunです。エボⅣからアウディA3SBのクワトロに乗り換え、再び三菱に復帰しました。よろしくお願いします。
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