※ 長いぜ
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札幌市内の集合型大規模ショッピングセンターの駐車場で仮眠を取らせていただき(起きたあと、お買い物させていただきました)、早速本日のメインイベントに入る。
ミンとものお一人が、札幌で蕎麦ならここが一番!間違いない!とのご推奨があったお店さん。違いの分かりすぎる方のご推奨なので、色んな意味でドキドキ。
開店少し前に到着。

蕎麦の たぐと。

おお、廃オイル燃焼器のヒーターだ!初めて見たかも。
エンジンオイルとかでも可動するそうで。

注文したのは、かしわせいろに「ふわふわねぎ天」の付いたもの。

ふわふわねぎ天。
絶品でしたよ! ネギってこう切った時には繊維の硬さが残るものだろうけど、それを感じさせない仕上がり。それに、衣が多めのかき揚げ的な油っぽさが予想される見た目ながら、油が新鮮かつ恐らく米油??(違ったらすみません)の軽さにより、イヤなしつこさがまるでない。

更科そば。
やや細めながら、このコシの強さはなんだ?更科そばってこんな歯ごたえになり得るの?寒い時期でなければ冷たいつゆで全て食べたいところだ。
でも、安心してください。ふた口み口は冷たいまま食べられるように、冷つゆが提供されている。

田舎蕎麦。
「切れますのでお早めに」というが、十分にしっかりした麺だ。香りも高く、食べ終わってしまうのがもったいない。
店内にはさまざまな掲示物があり、店主のこだわりが垣間見える。
厨房の声も聞こえ、ボクがねぎ天を注文したことに対し店主から揚げ担当に対して「青いものが被らないよう」という配慮の声であるとか、ゆで担当?タイマー担当?から「20秒!」などの声が飛ぶ。
配膳も、更科1人前と田舎蕎麦0.5人前を頼んであって、ひと盛りが0.5人前なのだが、客が食べ終わろうという絶妙なタイミングで次々と提供される。ゆでや締めのタイミングを考えると、客一人ひとりに対してこの気配りや配慮はなかなかできることではないと感じる。
仕事も遊びも、まあこのくらいやっとけば文句は出ないだろう、という温度感が世の中にはある。
稀に、「そこまでやるか?そんなにしなくてもみんな満足するのに!」という人がいる。
たぐとのご店主も、そこまでやってしまう方なんだろうなと、一人静かに感銘を受けて店をあとにしました。
お店のご紹介、ありがとうございました。感動的でした!
午前11:15。札幌市内から占冠方面に向かう。

札幌市内はこんな雪の壁があちこちに残るほどで、大変な渋滞だ。
国道274に乗る頃には、極めてスムーズな状態に。

青空と雪景色のコントラストがたのしい。
あの雪山は、大雪山系かな?こんな遠くから見えるの?
その国道沿いに突然現れた穂別ダム。

吐水路も湖面も完全に凍っているのか、すごい!
ここに来て、思いついた。金山ダムに行ってみよう!
なにかで有名だったよな。

途中の河川も美しい。

交差点にて、目の前に強烈なスキー場が!
なんやあれ、激烈に急斜面じゃないの??
調べたら、日高国際スキー場。右肩部分の偏斜面、39度らしい。泣いちゃいますよ。

凍てつく町、占冠。
この時点でマイナス7℃。日中なのにね。

さあ、いよいよ金山ダムに近づいてきた。

あれ?水って流れてるの?凍ってない??

こんな絶景を経て、金山ダムに到着だ。吐水側ですね。

完全に凍結する滝のよう。
ダムの巨大さは、それだけで男心を震わせるものだが、それが凍ってるとそれ以上の迫力を覚える。
ダム湖側。
わずかに凍ってない部分もあるが、氷と雪の平原に世界の色が吸い取られてしまう。どこまでも歩いていきたい。
さあ、帯広に向かおう。

金山ダム湖を横断する鉄道線。生きているんだよね、これ?

日が暮れ始める。

湖面でテントを張ってる!
ワカサギ釣り?いやいや、スノーアクティビティの一つ?
「イトウを釣り上げたらリリースしてください」という立て看板もあった。この時期の釣り?
思った以上に時間を食ったので、帯広の目的「インデアンカレー」は手前の芽室町の支店で済ませよう。
帯広地域、失礼ながら大した人口を抱えているとは思えないのだが、このチェーン店、どんだけあるねん!?
それくらい地域から愛されているカレーを、ボクも愛してしまったんだ。
ボクの中で固まってきた注文は、野菜カレー、カツ乗せ、辛口。

野菜というのは、ほぼジャガイモのことだと思う。
北の大地のこの店で使われている品種は知らないが、びっくりするくらいネットリとした舌触りなんだ。
ああ、「カツはルーの上に」と注文するのを忘れてたよ。それだけが心残り。ま、そのうちまた行くだろう。
明日のスキーはニセコやキロロエリアを考えていたが、ちょっと時間がなくなってきた。北海道の大きさを舐めて考えていたということだ。
どうしようかな。
そんなことを考えながら入った温泉が、ここ。

新得駅前にある、

「駅前温泉」
ははは、そのまんまやん!
炭酸水素ナトリウムの多いヌルミが強い美人の湯で有名なトムラウシ温泉の湯をタンクローリーで運んでいるそうです。良かったですよ。
湯に浸かりながら出した結論は、明日はまたカムイスキーリンクス。
昨日滑ったところだ。全コース制覇とはならなかったから、ね。
ということで、夜9時〜12時の北海道最寒エリアを走り抜けるぞ。

富良野の南辺りで、出ました!!

マイナス21℃!
この気温を見たら、これやってみたいよね。

凍るタオル。
窓から濡れたタオルを掴んで外に出して走行。
ものの10秒で凍っているのがわかる。
パキパキというより、サクサクですね。
富良野を越えて、高里湖畔を経由して芦別町に向かう国道38号線は、かつて出会った道だ。
シカシカシカサルシカシカキツネシカ
これ、前回の成果だ。
今夜はどうだ?真冬だし、そんなに出ないか?

路肩に積もる雪が崩れているのが分かるだろうか。あれ、なんだろ?

ね、鹿などの動物が横断した痕跡ですよ。
今回、1頭の鹿が跳ねていったのを見た。怖い怖い。
そう考えると、スピードは40キロ程度に落として、道路脇の暗闇に光る目を探すような運転をしてしまう。
そしたらね、なんかキラキラ光ってるんだよ、林が。

動画なら、本当にキラキラ美しいんだけど、静止画ならこの程度。
ということで、食も経験も走りも盛り沢山なインターバルな一日でした。
※ ただいま、苫小牧フェリーターミナルで敦賀行きの乗船待ち。
日本海が荒れているそうで、出発が2時間以上、到着が5時間以上遅れるそう。敦賀着が23日の01:30になるそうで。
23日の正午が仕事の待ち合わせだ。まあ、間に合うか。