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富良野スキー場。
ここんところ暖かく雪なんて降らなかった数日だったところ、この晩は降る予想が出ていた。
初パウダーか??と期待と恐怖で心乱される一晩だった。

さておき、リフト券。
1日券が7000円と、ルスツやニセコエリアに比べると控えめに見えるが、やはり高くなった。
メルカリで手に入れていた株主優待券で3割引きして、ようやく見合った価格な気がするのだが。
この日はyukiyamaアプリで知り合った少し歳上の方と滑ることに。
なんでも、12月半ばからワンボックスで車中泊を今まで続けているというツワモノだ。ご本人は
「3日くらいで帰ろうかと思っていたけど」
とおっしゃるが、3か月の間違いだろう。

駐車場レベルで5cm程度の積雪だったから、ここ山頂部では15〜30cmくらいを期待していた、と彼。
しかし風が強いから飛んでしまったのかな。
予想よりは少ないパウダーだが、いやいやありがたい話だ。

ボクの太板、こけら落とし。
ROSSIGNOL の SENDER 104ti 。
怖いんですよ。コブも満足に滑られないのに。両脚そろえての荷重はぎこちないのに。

ほうほうの体で、なんとかコースに復帰。

富良野ゾーンの上部を数度チャレンジして、板チェンジ。
オールラウンダーな HEADの power instinct で北の峰ゾーンへ移動。
パウダーとはいえ、日差しのある日だからあっという間に重い感触に変わってきた。
そんな状態で、あのコースに入れるのか??

昨年、北の峰 K2コースの飛び込み口に
「こんな崖、誰が飛び込むねん!」
と腰が引けて逃げちったココ。
今年こそ、リベンジだぜ。

ゴンドラから見たので色味が悪くて見にくいが、この急峻な立ち上がり。
コースの入り口は、赤く色を付けた向かって左側。
おそらく、瞬間的には40度を超えてるんじゃないかな。
わずかな逡巡ののち、ダイブ・イン!
さすがにはじめは横に逃げたが、意を決して板を縦に回す。あーあかん、大きなコブに沈む。

11番が書いてあるところだね、ちょうど。
コース上は降りて来たことになっている。ま、今はこれくらいにしといたろ。
ということで、慣れないパウダーと激急斜面に削られて、14時ごろに退散。

この時点で滑走距離は2位だったが、残念。

富良野スキー場全コース制覇はできていないが、北海道スキーツアーはまた始まったばかりだ。ゆったり行こう。
今日の夜には紋別に着いておきたいので、150kmの道程をこなし始める。
と、思いついた。近くには見どころが沢山あるが、あそこ、行ってみよう。
冬は行ったことないからね。
ということで、到着。
ここ、どこか分かります?

超有名スポットですよ。

これこれ。
青い池。
駐車場出口で料金を徴収する地元のおじさんがいたので、500円を払いながら、ちょっと言ってみた。
「青い池って書いてたけど、これじゃ白い池ですね。まあ、これも四季の移ろいだけど」
「白髭の滝は青いですよ」
お、そうなのか。
ちょっと行ってみるか。

中国人だらけで駐車場周りなんて無法地帯だったが、クラクション鳴らしまくってなんとかなった。
彼の国では、そういうことだ。
それにしても、これは素敵じゃないですか。
流れる滝と凍りついた滝とが隣り合って、川は確かに青く流れている。

駐車場のおじさん、ありがとう。納得しました。
しかし青い池は白いし、白髭の滝は青かったな。
公正取引委員会とか景表法違反なんて言葉が思い浮かぶが、まあいいだろう。
紋別へ。

旭川、愛別、上川を経て北見山地?の山奥をひたすら走る。
人より熊の方が多いとか??

時折りすれ違うトレーラーや高速バスが人を感じさせてくれるのみという寂しさ。
どんどん日が暮れていく。
Google maps がいう到着予定時刻が少しずつ遅れていく。
スピード出せないからなぁ。
結局、青い池から3時間20分で紋別に到着。
おなかすいた。この日、実はわずかなチョコしか食べてない。
で、なにを食べるのか?
紋別の「ドライブインオアシス」

昨年、息子と食べに行った店、全く期待もしていなかった、外的魅力の皆無な店。名前もなんとかならんのか。
そこで・・・

ホタテフライカレーだ。ホタテの大きさ、分かるだろうか。大きなスプーンの先と比べてください。
昨年と同じ。
去年の息子はホタテフライ丼だったな。ホタテフライをカツ丼みたいに卵とじにしたもの。

これがね、美味しかったわ、ホタテがデカかったわ。
とびきり!というほどではないかもしれないけど、いやいや美味しいよ。
カレーなんて、結構工夫と手間を掛けて作っているはず。
ボクのあとで入ってきた家族もカレーにあれこれトッピングして食べていた。
少し縮んでいた胃袋に、しっかりとたまりました。
うん、美味しかった。リピートありだ。

今日の行程。
オホーツク海の沿岸、しかも知床半島からかなり北だ。寂しいばしょのはずだが、ここ紋別は流氷で有名。ガリンコ号なんて遊覧船の話題も、今季だけでテレビで2回も見た。去年乗ったよ。
ということで、近くの海を見に行ってみよう。
市街地から少し北に走った漁港エリア。
その一部から浜に出られる。
真っ暗すぎるので、海に向かってクルマを停め、ヘッドライトを上向きにしたまま一人、歩く。

おお!
細かく割れているけれど、確かに流氷が着岸していた!
右端の灯りは、ガリンコ号などが入る港の灯台などか。

怪しい影が!
ヘッドライトに照らされたボクの影が大気中の水滴やチリに映り込んでいる訳だ。
ブロッケン現象??ということばが浮かんだが、日輪というか採光が無いとそう言わないみたい。ボクには後光は馴染まないようだ。
ということで、流氷があることに安心して、銭湯に入っておやすみなさい!