2/24 最終日
8:00、道の駅 ニセコビュープラザで目覚める。
手洗いに出ると、見事な羊蹄山!

おー、天気は上々!
気分が上がる。

ヘソを曲げたバッテリーに合わせて、昨日入手した50Hz仕様の電子レンジ。
スーパーで買っておいた2割引のヤマザキ照り焼きバーガーが素晴らしい出来栄えに。
下部リフト営業開始08:30、上部行き高速クワッドは09:00スタート。

リフト券発券、なんとか間に合った。

本日のパートナーは、当然パウダー専用機のロシニョール SENDER104Tiだ。
数日前の富良野以来2度目の登場。
頼むぜ!

ニセコモイワスキー場は高速クワッド1本に強く依存したレイアウト。
とりあえずほとんどの客はこれに乗る。
白い圧雪コース、黄緑の非圧雪コース以外にも、オレンジのマーカーで囲われたスキー場管理区域内の林は、降雪後にはパウダー祭りが開催されているという情報を得ている。
また、最上部のG6、G10という二つのゲートからは、自己責任でBC(バックカントリー)を楽しめるそうだ。
この日はG6のみ開放。

ビーコンチェックでOKの表示を確認し、次々とBCに消えていく外国人たち。
ボクはビーコンなんて持ってないので、今日のところは管理区域内でパウダーを確かめてみよう。なんせ、パウダー初心者だしね。
なお、ビーコンチェッカーでXだったボーダーがゲートを通ろうとしたらしく、パトロール2名が走って大声を上げ、ボーダーを静止していた。

女性パトロール「ちょっとー、そのボーダー!ビーコン持ってんのー?」
ひー、こえー!
さあ、行くぜ!
パウダーにはまだ慣れていないし、この板にも慣れていない。
ただ、新雪の量が場所によって5〜30cm程度だし雪も軽いのでなんとでもなる。
底がつかないという浮遊感はないけれども。
いつか、そういう状況を体験してみたいな。今はまだ怖いけども。

新雪はこの程度から。

おっと、木に挟まれた狭い通路だ。

なんの動物だろ?追いかけてみたい。

白樺に囲まれた綺麗な新雪!
踏み込んでいくぞ。

開けた場所に出た、と思ったら

ゲレンデ最上部の急斜面だった!
降りるしかない。

振り返ってみて。
もう食い尽くされているが、軽い雪なので気持ちよく降りてこられた。
幅104mmのSENDER104は、パウダー専用機の顔をしながら割としっかりしたサイドカーブプロフィールと、板に張りを与えるメタル入りのため、しっかりと踏み込んだら意外にもエッジがよく効く。
初めのうちは、それでもロングターンまでだよな、と思っていたが、慣れてきたら反動を楽しみながらショートターンも可能だった。これは悪くない板かも知れないぞ!
とりあえず全コースは制覇しないと、と滑りまくっているうちに、雪が多くなってきた。

リフトのフードにも、ご覧のとおり雪が乗ってくる始末。
少し休もうか。

レストハウスから板を眺めて。
矢印先の板が、センター幅104mmという、普通よりはかなり太いボクのパウダー板。
そのつもりだったんだけど、他のスキー板に囲まれると細く見えない?
みんな120以上の板なの??気合いが違うなぁ。
雪の様子を見ながら、再び参戦。

コース管轄外に出て、もし捜索なんかが入ると高くつくよ?という警告。
モイワを下から見て左側の、コース脇BCにチャレンジした。

コース外に出たり、復帰したり。
ゲレンデから大幅に離れすぎないよう、気を付けて。
さて、そろそろ左に見えるコースに復帰しようかな。
あと少し下から行けるかな?
と思って、やや違和感を覚えた。

ピンクで囲んだ部分、少しレベルが下がっているのが分かる。雪がない時は、きっと沢になっているだろう。
ということは、このまま降りたら橋がない限り、左のゲレンデコースに合流できないぞ!?
急ブレーキをかけて、マップとスマホ上の軌跡とを見比べる。
よく分からないが、戻る方が良さそうだな。
と思って地面を見たら、カニ歩きして登った先達の跡。
よかった、ここで気づいて。
100mほど板を担いで登りました。
これが腰まで埋まるようなパウダーだったら、大変だ。

きちんと登った痕跡も記録されました。
その後は、コース内の林の中を3度ほど滑って、消耗。
なかなかの急斜面だぞ!?

スライディングしながら転んでみた。
転ばなくても良かったんだけどね。なんか、いい気分じゃないですか、こんなに軽い雪の上で寝転がるの。冷たいけど。
という感じで、ニセコモイワスキー場でパウダー入門完了。

全コース制覇って言っていいのかな。ゲレンデ内パウダーはまだまだ残っていたが、体力というか筋力をかなり削られて、この程度で許したろ、といったところだ。
15時過ぎにニセコを出て、ゆっくりと苫小牧に。
スーパーでは息子から求められていた、

こいつ、やきそば弁当をいくつか買い込んで、久しぶりにマクドナルドに寄り、時間をつぶす。
22時、フェリー乗り場に向かう。
さあ、出るか?
オバケみたいにワクワクとこわごわ。
で、出やがった!!

道の真ん中に堂々と。
危険やなぁ。
でも、エゾシカともこれでお別れ。
またね!美味しくいただくからね!
23:30出航予定。
三連休の最終日を移動でつぶす予定の自家用車両が多い気がする。
船内ではあまりだらしなく過ごせないかな。
ということで、え、2/12から続いてたの?と今さら驚く。全日程、車中泊。
クルマに積んだポータブルバッテリーが切れたならホテルを使ってもいいと考えていたが、ややケチケチ使ってまだ35%残っている。もうちょっと贅沢に使えるな。こうして使いこなしのカンが身についていくね。
当初は、冬の北海道を1周できるかな?厳しいかな?と思っていたが、路面状況に依るところが大きいとするなら、暖気に包まれる期間が長かった今回であれば可能だったかも知れない。通常の天候だったなら、無理だっただろう。
この旅最大のトピックは、やはり名寄ピヤシリでkitakaze先生と滑ることができた、それに尽きる。先生、ありがとうございました!
今日も痛感したが、今までだと絶対に入ろうとさえ思えなかった斜面にも挑戦してみようと思えるほど、滑りに余裕ができ始めてきた。確かな荷重ができれば自然にコントロールが効くことを覚えたから、怖くなくなる。
怖くなくなると変に力んだ身構え方が変えるので、自然体でコントロールできる。
そんな滑りの好循環を体で理解できたことで、停滞気味だったスキーの楽しみに幅というか新たな目標ができた。
スキーは生涯スポーツとして付き合えるワケだが、体力が減っていくのは間違いない。
今のうちに基礎体力も付けていかないと、だな。
減量と脚力増強。
晴れた日には必ず自転車30kmだな。
ただいま、福井県沖。
電波が1本だけ表示されているが、不安定。
あと2時間あまりで舞鶴に入港。
そろそろ荷物をまとめはじめようか。
だらしない文章にお付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました!
スキー以外の話も書かなきゃな。
あと、帰ったら洗車ですね。
アトレー、北海道で納車後1年経ちました。
29000キロ(°▽°)
走り過ぎ?
でもコイツはそのためのクルマ。
引き続き頑張ってもらおう。