2/21は、メロン熊?熊メロン?の夕張から札幌の東から北を抜け、小樽まで移動で終了。
小樽の観光地はほとんど見たことがなかったので、ちょっと通りを歩いてみた。
修学旅行生と外国人が本当にたくさん。
神戸も明治を思わせるレトロな港町風情を漂わせるエリアが広がっているが、小樽の方が綺麗に化粧されてない感じが好ましい。
と同時に、地方観光地にありがちないかにも観光客向けに脚色されすぎた商店・飲食店が目立ち、これは興を削ぐか。
ま、それも込みで小樽観光な気もする。
食べたものは、しまったなぁ、お腹すいてる時に買いすぎてしまうにはヘビーだった。
「かま栄」という魚肉練り製品の直売所で、3つも揚げ練り物を買っちゃった。

外せないのが「パンロール」。
練り物をパンに包んで揚げだという。あー油怪獣!
とかなんとかで、プチ観光ののちキロロの駐車場で車中泊に入る。
マイナス8度からスタート。深夜はさらに冷え込むだろう。今夜も電気毛布フル稼働だな。
昨日のブログを書いたりしていると、真っ暗な山の中、
ドーン!
なんだなんだ??
毛布を剥いで、モソモソ起き出し、白く曇った窓を拭いて外をキョロキョロ。
3度、4度の音響のあと、あ、あれか!

なるほど、高級ホテルだから客向けに打ち上げてるんだ。
5分間ほどやってました。
2/22
ネコの日?
バカ言っちゃいけない。忍者の日だ。
まあ、どっちでもいいんだけど。
先月の1/21、
ああほぼひと月前か、ここに来た。
この日、ほぼ全コース制覇したと書きながら、スタート時間の遅れもあって細かな2〜3コースを踏めてなかった。
そのリベンジと行こう。

まさに駐車場ポールポジション。
営業開始が9時のところ、9:15頃に参戦できた。

キロロは1ヶ所のベースから向かって左の長峰方面、右の朝里方面に大きく分かれる。
まずはシンプルだけど公称25度という質の高いバーンを擁する長峰から行くぜ。
平日だから、まだまだ荒れてないし。
しかしずっと鈍い鉛色の空。そして寒い。

長峰トップに着くと、お出迎えしてくれたのが「アイスバーン」を告知する表示。
夜中に積もったパウダーは、コースによって5〜15cm くらいだったかな。
ベースでマイナス10度程度だからとても軽い。
しかしその下がアイスバーン。さて、滑りにくいのかな?

整地については案外楽に行けた。
先日教えていただいたことを思い出しながら、正しいポジションを意識して丁寧に板を踏んでいれば、パウダー下がアイスバーンとはいえその上の粉雪が応えてくれる感覚がある。
無理な入力とか後傾気味な時は瞬間的にズルッと行くが、対応力は増している気がした。
あと、暴走していないことも安定につながっているかな。
長峰の真ん中、不整地に入る。こえぇぞ、カチカチコブが隠れてるハズだ。
ただし整地よりはパウダーがたまっているので、意外と受け止めてくれる感じだ。
そして驚いたことに、今までよりも「怖くない」んだ。
え、いけるやん、なんで??
すぐに理解できた。
左脚荷重で右に向かってターンする時、ボクの悪いクセ「膝も股関節もこわばって、脚を突っ張って荷重を掛ける。それもより緊張感の高い時」。
それが、レッスンで改善されたということだ。
スネをブーツ前側の脛当て(タング, tongue)に軽く当てつつ、両太ももを倒し込みながら、腰・ヘソを斜面の下方向に向けるようにひねり、上半身はスネと同じくらい前に傾けて、両肩のラインは斜面の水平ラインに合わせる意識、両腕は力を抜いてバイクのニュートラルステア、ストックは突くというより前に向けて倒す意識、重心は結果的に両板の間にあるようになる。
同時に全てを満たせるほど自分をコントロールできてる訳ではないが、コブで発射暴走する程度が明らかに影を潜めているんだ。
うわぁ、すごい!
嬉しくなってしまうなぁ。
長峰を滑り終えて、キロロ最恐の朝里第2Cコースが滑りたくてたまらない!
調子乗りやなぁ。
ゴンドラに乗って朝里トップ。

コレ、なんか低くなってない?
ひと月前に来た時は、こんなだった。

おー、雪増えたなぁ。
鐘の下を滑りながら思いのほか鐘が近いので、グローブでパンチ!
「カーン!」
いい音、響くなぁ!
そしてそのまま目の前の朝里2Cエントランスだ。

エキスパート?大丈夫!全く怯むことがない。

コレはひと月前の朝里2Cだ。画像で見てもなかなかの斜度だ。
あの日と違って、今日のコンディションはICEだが、自分自身も違っている。
もちろんこんな斜面だからノンストップで下まで一気に滑れる訳ではない。
3〜5コブをこなしながら、あるいは斜めにやり過ごしたりしながら、しかし板を回せるぞ!と自分の中で青信号が出せる率が明らかに増えていた。
先生!できるよ!!
そんな感じです。すごいなぁオレ。
じゃなかった、先生!
気を良くして、朝里エリアのもう一つのハードバーンもサラッとクリアし、全コース塗り絵に弾みをつけた。
この日、基本的には曇り〜降雪だったが、たまに薄く日が差すことも。

HEADのやや太いながらオールラウンダーな板。
期せずしてスキー魔人m氏の愛板でもあるそうだが、ボクにとっては初めのうちはパッとしない印象の板だった。
途中から仲間入りしたエッジングマシーンな強い板の強いクセが面白いと感じるようにもなっていた。
だけど、基礎スキーのエッセンスを知り始めた今は、この板の懐の深さというか、なんでもできてしまう性格の素直さが好ましくなってきた。
シーズン終わったら、フルチューンナップに出そう。
寒すぎてつま先の感覚がどんどん失われていき、休まないと凍傷?なんて心配もしながら、でも全コース制覇は甘くないことを知っている。急ぐぞ。

前回、このコースというかフリーゾーンをスルーしていたのだが、それを瞬時に見抜いた先述のm氏。
今回は入りますよ!

もう日が傾き始めているのに、まだパウダーが生きている。平日のありがたさ。
ということで、どや!?

今回こそ、綺麗に完璧に全コースぬりえ完了しました!
小さな枝分かれコースを踏むためにゴンドラに乗らないと、というコース取りが多いので時間が掛かった感触だ。
こんな感じ。

途中からゴンドラ回しを8回か、これが全コース制覇が難しい要因だ。
その分、滑走距離は明らかに伸びる。
yukiyamaアプリでは・・・

お、滑走距離というか移動距離か、本日トップ!
それも大差をつけて。
確かにトイレに1度寄ったくらいで、食事摂ってないもんなぁ。
・・・という、低温に苦しみながらも楽しい1日になりました。

ナイターの時間帯になっちゃったな。
ガソリンと食事、風呂のために小樽に戻ろうかな。
見つけた銭湯はヌルヌル美人の湯質と、とてもレトロな雰囲気が素敵な小樽の「中央湯」。

やや熱めの湯船に、冷え切った足先が悲鳴を上げたが、馴染んでくると芯までポカポカ。
地元の人に愛された戦後間もないイメージの温泉でした。
脱衣所にある大量の本が印象的。

中央湯の目の前。
こんなに積もってる。
身体的には寒い中、ちょっと無茶しすぎたかも。
疲労感はいつも以上か。
明日はまたお休みしないといけないか。
車中泊しながらよく考えます。