• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2023年06月16日

#28 新車に無く中古車にあるメリット、それは短期的に価格変動する点

#28 新車に無く中古車にあるメリット、それは短期的に価格変動する点 お車好きの方にも色々な棲み分けがありますが、その内の一つが愛車は

新車か中古車か

論争。まぁ、論争という程のものでは無いでしょうが新車一択の方は新車の良さをアピールするでしょうし中古車派の人は中古車にしか無いメリットをお題目のように並びたてるでしょう。私に言わせるとどちらにもいい事とそうでない事はある、といった考え方の持ち主ですので、そういう訳ではありませんが新車と中古車の二台持ちを実践しています。最も、新車と中古車の複数台持ちはここ数年の話しですが、それまでは中古車一択な思考論者でもありました。当然の事ですが、この度初めてのオーナーになる事が約束されるのが新車であって過去にオーナーが居た車両は中古車になります。中には、登録済み未使用車といった中古には違いないのですがナンバープレートは付いたけれどエンドユーザーのオーナー履歴は無い(所有車は自販会社)といった例外的なお車もあったりはしますが、金銭的なお話しをすると新車と中古車について大きく異なる点、それが

定価設定の有無

にあると言えます。
今頃もあるのでしょうか?地域により定価設定額が変わる事。昔は結構聞いたものですが、大体は北海道と沖縄は地区別価格として標準価格より幾分上乗せした定価設定がなされていたこと。言い換えればそれら以外の地域においては(定価の区分けがある車両については)北は青森から南は鹿児島まで何処で新車を商談しても車両の定価は同じ、つまり何処でも同じ価格で同じ品質のお車が提供可能ということです。勿論、お手だしの話しをしてしまえば販社毎に各種手数料設定額の差などがあり一律支払総額が同じな事にはならない事の方が多いでしょうし、ワンプライス制が多くの販社で導入されつつあるとは言え、値引きの有無や値引き額に差があることもありましょう。或いは、販社独自企画車としてディーラーオプションを包含した状態で幾分お買い得価格に設定するといった実態は「在庫車即売会」(言い方よ…)的な事で実質支払総額が抑えられていたりする場合もありましょう。
受注台数に制限があったり時に抽選になったり或いは注文しても何か月も中には何年も待たされる事も時にありましょうが、正規ディーラーや販売代理店とされる場所から取り扱いモデルの新車をお求めになる場合は車両本体価格についてはメーカー希望小売価格が基本(当たり前ですが)となりますので言うなれば何処でお求めになっても支払総額に大きな差は生じないといった事が言えます。対して中古車はと言えば、

定価という概念が元々存在しない

事が当たり前。中古車にも大体の相場感はありますので販社が違うことで「概ね」同じ車種同士で似たり寄ったりな程度であれば倍半分のような価格差は起こりえない場合が殆どでしょうが、それでも地域差により車両本体価格にそれなりの差がお見受けされる場合もありましょうし、既に崩壊したとは言え中古車バブルとして中古車にも関わらず、特に高年式人気車を中心に当然の如く新車より遥かに高値なプライスで実際に市場流通させていた実態もありましたので、言うたら言い値的な状況が当たり前化していましたよね。まだまだその名残りある車種もありはしますが幾分平常化へ向けて価格を下げてきつつありますので例外的な車種を除けば、

中古車は新車よりも安価

である言わば当たり前の構図が中古車選択のメリットの一つなのかなと思います。
あ、ご存じでした?メディアや一部の個人がかなりな偏見報道を平気でするものですからその当時「今中古車高いんでしょ?」と多くの人、特にお車に興味も関心も希薄な方程鵜呑みにされていたような気がしてなりませんが、中古車バブルの影響を大きく受けていたのは一部の人気車と新車受注が滞る車種ばかり。それらが話題になるものですから全体的な相場の底上げ感は確かにあったものの、当時から人気のない車種やそれこそ二束三文的な中古車って別にバブルでも何でもない事って目に触れないだけで静かに時間をやりすごしていた感が実はあったりしました。これも人間心理というのは面白いもので、皆が追い求めるから追従して同じ物を求める事に安心感を得ようとしたり、相場か高くなれば何を期待してか?高くてもというより高いから欲しい!等といった行為に走る方って非常に多いんですね。言ってしまえば相場操作で幾らでも個人からお金を引き出させる術を社会が気づいてしまった、という側面もありましょうが、その一方で日の目を浴びないからこそその存在にすら目を向けないから相場の変動にほぼ影響が出ないし気づきもしないといったお車があったことに多くの方がお気づきになられなかった事でしょう。
更に罪作りな話を増長させたのが、買取相場が高い等と謳ったサイトや広告の台頭。多くの方は一度は見たことあるのでは?と思いますがあれだって何でもかんでもお車が高く買い取れると視聴者に錯覚させる事によって巧みに売却へ誘導しようとしていましたが、人気車や高年式車は確かに高価買取もありましたし私の周囲にもその条件に合致する車両をこのタイミングでお手放しになられた方でかなり美味しい思いをされている方も実際居ました。ただ、それらに該当しない多くの車両については特に国内外の市場ニーズが無い車程二束三文の状況や査定ゼロ、或いは買取拒否、何なら今の時代であっても実質処分料までも要求するケースすら見受けられましたので、勿論業者の質という要因もありましょうがそういう見方をすれば中古車バブルなんて言うのは一部の層に局所的に大きな影響をもたらした事案なのかな、なんて私は思っていました。

話しを中古車価格に戻して、中古車の価格は大きく二つに分かれます。そう、車体価格と諸費用。これ自体は新車も同じですがその中身が全く異なります。先述したように中古車には定価がありませんから中古車屋さんが売値を自由に設定します、それに加え諸費用も別途掛かりますのでそれらを包含した価格が乗り出し価格、つまりはお手だしする値段、ということになります。で時折問題視されるのがこの諸費用の内訳。これが随分と店舗間で差があるのが実態で中には車両価格+2万円とか3万円といった値付けをするお店もあれば、車両価格+20万だの30万だの上乗せしてくるお店もあります。更に高額な諸費用を請求する所もあるかも知れませんが、この諸費用については妥当性があれば一定認めるべき問題とも捉えることが出来ます。例えば、

車検+整備を実施した上で購入する

お車を買わずとも車検を通すと軽自動車でも数万円は掛かるでしょう。そんな中古車の諸費用が仮に10万円だとしてもまぁまぁ納得のできる価格なのかなと思います。つまり、諸費用が2万だの3万だのといった中古車の殆どが車検残のある状態である場合が多く単純に車検しないから諸費用も安いよ、といった意味合い。
中には悪意とまでは言いませんが、車両本体価格を競合他社より差のある価格で訴求しておきながら諸費用でぼったくって(そうでない場合も勿論ありますが)結局乗り出し価格は他店で買うのと変わらない若しくは実は他店の方が安かった、なんて話もよく聞きます。多くのお車をお求めになるかたにとって大事な事は、

つまり総額幾らで買えるのか?

に尽きるでしょうからいくら車体が100万円だった所で諸費用が仮に20万円であれば当たり前ですが120万円支払わねば買えない訳です。ではこのお方がご予算100万円まででこのお店でお探しになるのであれば、同じ諸費用20万円が必要と要求されれば車体価格は80万円がリミット(厳密には消費税10%掛かりますから税別約72万円までのお車の中から選択する必要に迫られます)。諸費用を別途求められる商品では必然なお話しですが、この事を余りご理解頂いていない方が世の中全体でみれば多くとは言いませんが一定数居るような気がしてなりません。
随分と昔、これは二輪のお話しですがお店屋さんに修理依頼をしに店舗に出向いていた時、今でも鮮明に覚えていますが中古の原付を買いに訪れた見るからにお若いカップルが居たんですね。その当時は今みたくネットで簡単検索な時代はまだ到来しておらず主な媒体は雑誌。お目当ての車種が雑誌に掲載されていたのかどうかは知りませんがプライスボードぴったりの額面を持参しこの原付下さい、と店員さんに話しかけていたんです。そんな姿を横目に中古車買うのいいなぁ♪なんて思っていると店員さんが乗り出し価格の説明をしている様子だったのです。するとそのお若いカップルは「え?これで買えないんですか??」と驚いた様子でお話しをされてて結局その場では買わずお店を後にしていました。その後、その方が無事にご希望の原付をお買いになられたかどうかは知りませんが、私の中では「こういう人も居るんだ」と思った次第。ただ、それも買うためには自賠責保険も入らないかんしナンバーも取らねばならんですし整備もせないかん、そうなると車体価格とは別にお金が必要な事は「当然」な訳ですが、これも把握しているからそう考えるのであって何も知らない方からすれば「その値段で乗れる」と思い込んでも仕方がないのいかな、なんて思ったりもしますし今回の事でお学びになられたのであればそれはそれでいいのかな?なんて思います。特に何も興味関心も無ければ何事も最初のうちは知らなくて当然ですから。

そんな中古車ですが、新車のようにオーダーすれば何台でも同じ車両が手に出来る訳ではありません。中古故にその個体も程度も世の中に一つとして同じものは無いと言っても過言ではないでしょう。登録済み未使用車なんてお話しであれば同じ色形した極めて似通った程度の車両が複数存在することもありましょうが、一般的な経年中古車のお話しです。よく私が言います、人気な物は売れる、そうでない物は売れないと。中古車も同じであってより多くの方が追い求める車種はそれこそ直ぐどころか店頭展示前に買い手が付くことも珍しくありません。そうでないにしてもプライスボードを掲げた途端、昨今のネット時代瞬く間に検索されてそれこそ即決即売なんて状態も珍しくありません。一方で、街の小さな中古車屋さんにありませんか?

この車いつから売ってるの?といった雰囲気を出した長期在庫車…

中にはあります、色々な理由で買い手が中々見つからない車両達が。そんな車両をお車屋さんはどうするか?と言えばこれもお店の方針考え方によって差がありましょうが、

・少しずつ価格を下げて買い手の反応を見る
・価格は変えずそのまま展示し続ける
・一旦引っ込め暫く期間を空けた後再度表に出す
・業者オークションに流す

大体の場合何れかだと思います。ここで私が注目すべき事だと思うのが、

価格を下げて反応を見るといった手法を選択される中古車屋さん

の場合。不良在庫になるよりはタマを回していった方がいい!といった経営判断をされるのであれば、当初に提示する販売価格より期間は開きますがより安くお手に出来る可能性も中古車にはある、という点が私は中古車選びの楽しみの一つだと思っています。言うてお店屋さんも経営している訳ですから損が無いような価格設定に気を使いながらプライスボードを提示し直しています。
私が追える限りのお話しですが、かつて記事化してご紹介した中古車が6台ありましたが、

その内の3台がプライスダウンされている(た)事は確認済み

既に情報が削除された車両(売れたか下げたか流したか…)もありますが何れにせよ何らかの動きがあったことに違いありません。買う側からすればいいじゃないですか?同じ車がここ1か月程度の間で言うて何の努力もなしにより安価にお求めになれるチャンスが出来たのですから。前にも申しましたがお車選びはタイミング。値が下がったから買う!と言うよりも今必要であるから買い求めるといった方が殆ど。それこそ個々のご事情で新たに車を求めるタイミングなんていうのはまちまちですから必ずしもプライスが下がった状態でお求めになれるか?と言われればそうでない事も往々にしてありますし、そんな買い方ばかりに狙い過ぎると

先を越されて売約済みになる可能性だってあり得る

話し。特に多くの人が選びたがるお車は引く手あまたな状態であることが殆どですし、車種的には人気でも何故か買い手が付かないといった車両はやはり選ばれないだけの理由があったりします。それが車としてはしっかりしているものの、ただ需要が無いといった理由で値下げをされるのであればこれが購買のタイミングとマッチすれば美味しいお買い物のチャンスだとも言えます。

先を越されるリスクと少しばかり安価に手に出来る(可能性がある)リターンと、何を選択されるかはこれからオーナーになる方次第ではありますが、勿論無限に価格が下がり続ける話しでもありませんのでご自身が買い時であると思ったら即行動をすることを私はおすすめします。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2023/06/16 21:15:06

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

関連記事

#64 関東圏には特に低年式・低走 ...
KANJIE2.0さん

#47 価値観は人それぞれと言うも ...
KANJIE2.0さん

#37 高年式距離浅中古車物件が当 ...
KANJIE2.0さん

未使用軽自動車専門店へ行ってみまし ...
うめちさん

#54 お盆休みの自販店に並ぶちょ ...
KANJIE2.0さん

600万円のユーノス・ロードスター ...
Niiさん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

毎日使うものだからこそシンプルで飽きの来ない扱いやすいものがいいじゃない。 かつて大衆の中心「カローラ」と今大衆の中心カテゴリーである軽自動車の1台「ムー...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/6 >>

      1
234 56 78
910111213 1415
161718 1920 2122
23242526272829
30      

愛車一覧

トヨタ カローラアクシオ トヨタ カローラアクシオ
TOYOTA COROLLA Axio 1.5G"Classico"(2011y) 例 ...
ダイハツ ムーヴキャンバス ダイハツ ムーヴキャンバス
DAIHATSU MOVECANBUS STRIPES G TURBO(2023y) ...
ホンダ ライブディオZX ホンダ ライブディオZX
HONDA Dio ZX (1999y) あの頃の?青春をもう一度!? 天気がいい日 ...

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation