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2024年05月23日

#101 近々で小さなお子様が絡む事故事案が報道され気付かされること

#101 近々で小さなお子様が絡む事故事案が報道され気付かされること 今に始まったことではありませんが、直近でご家族の方が運転又は操作中に実子(だと推察)が同乗する車に起因する痛ましい事故というのが立て続けに報じられる様子が散見されます。1件目が、後部座席に乗車するお子様が店舗駐車場から後退する際にドアが開き落下、そのまま自車に轢かれたケース。



もう1件目が同じく後部座席に乗車するお子様が居て運転者がパワーウインドの操作(上昇)をすると子供の首が窓と窓枠の間に挟まりお亡くなりになったケース。



どちらも小さな尊い命が危険に晒されたり失われたといった痛ましい事故です。事案ごとに色々な事を考える方が居られるようでその多くは加害者に対する批判的な意見。私が全ての内容を把握している訳ではありませんので軽々に知ったような事をいうことはありませんし、まして受傷者や死者にに鞭を打つような意見などとんでもないお話しです。その一方で、直接私には関係性のないお話しではあるものの、見方によっては失わずに済んだ命である可能性もある事故事案だけになんともやりきれない思いでございます。

つくずく私が思う事は、一人で車を使用維持管理するのと、複数人が絡み使用維持管理するのとでは、車を大切に使用維持管理することの難易度が複数人が絡む方が飛躍的に困難な状況になるという現実でございます。分かり難いので私の場合の例を含めて説明しますと、私の場合カローラとキャンバスの2台持ち。カローラは今の所私しか乗らない(運転を含め)状況でキャンバスは複数人が乗車することが多いポジションです。両車共私の持ち物ではありますが、車そのものが綺麗に維持されているのがどちらですか?と問われると私の主観にはなりますが

間違いなく経年車カローラの方

なんですね。
それが何故か?と考えてみると稼働率の問題もあるにせよ答えは簡単です。車を大切に扱う意思の強弱、或いは有無。車を綺麗に大切に扱う方の多くは、どの操作一つとっても丁寧ですし雑に扱いはしません。一方、そのような気が希薄若しくは皆無な方は車は道具でしかなく、雑に扱おうが汚そうが気にもしません、ましてご自身の持ち物でないのなら猶更で。。。酷いのに至っては傷を付けても知らぬ顔でそれらを指摘するとしらばっくれるか逆切れするような人種も中には居ます。
勿論、防げない事案事象というのも外に出て動くものですから完璧に排除することは困難を極めますが、容易に防ぐことが可能で損傷を回避できることすら怠るような方がハンドルを握ると車の痛みも早まる傾向にあるのではないでしょうか。

何が言いたいのか?と言いますと人によって車の扱いを知るか否か及び気を遣えるか遣えないかの差が最終的にはこういった事故事案の発生にも関与してくるのではないのかな、と思えてなりません。それは、何に対しても大切に思うことや実践する思いやりの精神といいますか。それにもう一つ、今時備わって当然だと思っていた装備が必ずしもそうではないと気付かされたことも付け加えておきます。何を言っても後の祭りではございますが、今回の事案2件について私なりに思う事もございます。


事案その1 後部座席からの落下事案について

チャイルドロック機構を使用していれば確実に事故を防げたのでは

私が知る限り、昭和50年代後半からの国産車については独立した後部ドアを有する車両のリアドアには「チャイルドロック機構」が必ずと言っていい程備わっています。
簡単に言うと内側からのみドアを開ける事が出来なくすることができる機能だとご理解下さい。操作もアナログなスイッチ一つ、スイッチもそうそうお手に触れる箇所になく、ドアを閉めれば先ずそのスイッチにはお手に触れることはありません。つまり、スイッチさえ入れればかなりの確率でスイッチが偶然に解除されたという事が起こり辛い設計になっています。
報じられる報道に対する一般人のご意見の大半はお子様を専用のシートに座らせていなかったからこの事故は起きた!なんて断定する意見やドライバーを責め立てる何の意味も無いある種の中傷の類な書き込みも散見されました。私が思うにですよ?

重三重に手を打つことで一つの問題が生じた所でその次の対策がフォローしてくれる

ものなんですよ。
それをするのは誰か?言いますと勿論ハンドルを握るドライバーであり大人の役目でございます。ひょっとするとですよ?チャイルドロック機構の存在そのものをご存じない方、操作方法を知らない方、知ってはいるものの色々な理由で使いたがらない方等々いらっしゃるとは思います。乗員が大人であれば車が動いている途中にドアを開けるなんてことは緊急時以外にはしない筈です。何故ならその行為そのものが危険だと分かっているから。これが子供になると危険よりも興味で行動に移したり誤って触れてしまったことでそれこそ大人が予期しない動作に陥ることは全くないとは言い切れません。だからこそ車が動くのであれば例え僅かな距離であってもお子様専用シートにしっかりとシートベルトを締めて安全を確保する、それでも器用にシートベルトを抜けてくる事も外す動作を知っていて自分の意思で外してしまうなんて事も絶対無いとは言い切れません。より安全性を高めるのであればかつて存在した1+2ドア(前2枚後1枚ドアの車)のドアの無い方に専用シートに着座+ベルトさせた上でドア側には大人が見守るに加えドアロック(勿論チャイルドロックも)まですればかなり安全性は担保されますが、そもそも今時点で1+2ドアの車って恐らく現行モデルでは存在しませんし常に大人が2名以上乗車する状況も中々現実的とは思えません。でしたらば機構機能を知り有効に活用することで最悪の事態を招く可能性が飛躍的に減少するのではないでしょうか。
ただ、この事案については不明点も多く可能性的なお話をすると、ドアロック云々以前の問題でスライドドアが閉まり切っていない状態で車が発進したという見方もできてしまいます。勿論、憶測の域ですから確たる根拠はありませんが、もしそうであればロック機構云々以前のお話しになってしまいますので事実が何処にあるのか、それに対して問題点が何処か、改善点が何処かまでを追っていかないと感情論だけでは第二第三の同様の被害が生まれる可能性もございます。


事案その2 パワーウインド集中操作による挟み込み事故について

これは私も大きく誤解をしていました。現代のパワーウインド車には漏れなく全ての窓に挟み込み防止機能が付いているものだと。実は、

必ずしも挟み込み防止機能が付いている訳ではない(らしい…)

勿論、全てのパワーウインドにその機能が備わる車もあるのでしょうが、その機能が限られた窓にしか採用されていない(例えば運転席窓だけですとか)車もあるのだとか。これは知らなかった。。。
こんなことを言うと語弊もありますが、多くの方がパワーウインドに挟まれた事は無いと思うんですね。無いという事はその機能の存在に意識が向く事もなく機能として備わっていたとしても使用されることなく車生を終える個体が大半なのかなと。車屋さんですとかその道にお詳しい方でしたらばそれは当然にご承知なのかも知れませんが、中々一般的に知識として普及浸透するものでもありません。昭和後期から平成初期にかけて、上位モデルから順にパワーウインドが普及していきました。その際も挟み込み事故も起こっておりドキュメンタリー番組で特集を組まれる程注目が集まりました。それから暫くして、挟み込み防止機能と言うのが用意され多くの方はこれで一つ懸念点が解消されたと思っていたことでしょう。私もその内の一人。ただ実際はかつてからの事故教訓を生かされることなく痛ましい事故は発生していたのだそうですね。

今回の事故原因は私から見るに勿論ヒューマンエラーです。ただ、事故発生状況は一様ではなく、それこそ小さなお子様(とは限りませんが)が自らスイッチ操作をした結果もあり得ますし、それこそ首に限らす手や指を挟んでしまったという事もあり得ます。余り感心できませんが、安全装備があるから大丈夫(だろう)と思い込み自らの確認を怠り機械任せにしてしまうようであれば、そもそもそんな機能機構を付けるべきではないという考え方も成り立ちます。ただ、先述しましたように、二十三十の対策を講じている事で救われるものがあるのであればあるに越したことはございません。

パワーウインドのオート作動も出始めの頃は運転席のみの機能でした。ところがいつの時代からか集中操作部分については全席オート作動(スイッチ周辺にALLAUTOと記載されるものやスイッチ自体にAマークが記される等)を採用する車も増えました。私のカローラ(14#系)もALLAUTO機能付きで便利だと思っていましたが、二世代目のキャンバス(LA8#系)については運転席窓のみのオート機構でした。これもコストダウンの一環か?なんて勘ぐりしていましたが、翌々考えると安全性を優先し敢えて採用しないといった考え方に変わったいったのかも知れません。

多くの人間は便利になると機械を無条件に信じ自らの確認を怠るもの。その考え方を良しとする方が居る一方で私のような昔の人間から言わせると今も昔も人が認知判断操作することには全く変わりなく、機械任せにするのではなくあくまで機械は補佐補助するものであるという意識を持っておかなければ結果として重大事故事案に繋がる可能性は高くなるでしょう。機械や機構があったからこそ助けられたという経験をお持ちの方も多いかもしれません。しかしそれはあくまで機械が想定された事が起こりきちんと作動した結果に過ぎす、開発側か考える条件外の事故や機械トラブで正常に機能しなかったなんてことは十分あり得る話しです。

事故が起こってからではもう遅いのです。世の中、失敗を教訓に前向きに生きましょうなんて安直にとんでもないことを教える文化もありますが、

取り返しのつかない失敗というのもあるのですよ!!!

何でもかんでもご自身のご都合主義ではいけません。たった一つの確認、或いは操作で無くさずに済むもの、失わずに済んだものが失われるのは本当にやり切れません。事故が起こり結果言い訳したところで何の役にも立たず傷が癒えるものでもなく失われた命が帰ってくるでもありません。それ位常に緊張感をもって運転や操作だけに限りませんが、判断、行動に結果責任を持たねばならないと私は思っていますし、多くの方にも自覚意識していただくことで守れるものは守り続けていってほしいものです。

ただ、身も蓋も無いことを言うようですがこれらが日常生活下で出来ている方は既に出来ていらっしゃいます。問題はこれらの事故は他人事としか捉えず自分は大丈夫等とタカをくくって意識改善しようとしない方々。結局、多くは後者的な思考論者が問題を引き起こす可能性が高いと言わざるを得ませんが、肝心の当人にはその自覚が無い事が根本的な問題とも言えます。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2024/05/23 17:15:00

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