MICHELIN PILOT SPORT 4S
タイヤ交換2回目。PS4Sの性能が気に入り、他のタイヤに興味なくなりました。
摩耗しての交換ではなく、走りの好みを追求するため試したい前後セッティング変更&インチアップのアイデアがあり、交換します。
F)235/40 ZR19 (96Y) XL
R)275/35 ZR19 (100Y) XL
2024年10月17日、交換。
交換後しばらく様子をみているうちに忘れてしまい、記事化が遅くなりました。
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2025年2/8の大雪ではAutoSockを装着して雪道を乗り切り、そういえば1/7にタイヤローテーションしたな、そういえば2024年の10月にはホイール&タイヤを19インチ化していたな、とイモづる式に思い出し、まとめて記録を開始。
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車両購入して間もない2023年4月、純正指定サイズのPilot Sport 4S(18インチ)に交換しました。
それから1年半ほど乗ってみて、ダルなハンドリングを改善したく、外径を大きく/幅を細くして、今回2025年10月、同じPilot Sport 4S(19インチ)に交換。
ほかに検討した候補のタイヤ銘柄は、
F)ミシュランPrimacy4 235/40 R19 (96W) XL ACOUSTIC VOL
R)ミシュランPrimacy3 275/35 R19 (100Y) XL ZP★ MOE ランフラット
欲しいサイズが有ったり無かったりでPrimacy4だけ/Primacy3だけ、で前後を揃えることはできません。前後が微妙な特性違いになることを理解した上で、コンフォート系のPrimacy系を選ぶことができましたが、今回は別の理由でそうしませんでした。
また何より、前後で異ブランドにすると固有の振動周波数が違ったら面倒だな、という心配も排除したかった。
2023年4月のパーツレビュー https://minkara.carview.co.jp/userid/3526409/car/3408186/12331142/parts.aspx を読み返してみると、第一印象ではとにかくコツコツと当たりの固いタイヤだと感じていた。
当時この車に乗り換えてすぐディーラーでバネ/ショック/ブッシュ類など足回り一式も純正新品交換した。それが走行距離を重ねることでタイヤと一緒にサス部品もアタリが付いたようで、スポーツタイヤなりに徐々にシットリした乗り心地に変わってきた。
そして2年弱ほどで4万キロを走破しサスとブッシュのアタリがついた頃から、PS4Sのドライグリップは評判どおりの安定/安心感。雨の高速道路でもハイドロプレーニングでヒヤリとする場面が少なく、PS4Sのグリップに絶大な信頼を置くようになった。
たとえば2024年は夏から秋にかけてゲリラ豪雨が多く、新東名を時速100キロ以上でトンネルを抜けたら向こう側は豪雨で川になっていたというような場面に何度も遭遇した。皆さんもそんなコワイ経験があったと思います。
そんな川を突っ切るようなときでも他のタイヤでは体験したことがないほどの安心感があり、しかも乗り心地に不満を感じなくなった今では、このドライ&ウェットグリップを手離して他のタイヤに変更したいなんて気には全然なれなかった。
長年わたしが大いなる魅力を感じていたコンフォートタイヤPrimacyでさえ、PS4Sの全天候型の走行安定性能の前には、すっかり霞んでしまった。
昨今は高速道路が荒れて大きな穴ボコがあったりし、そういう場所ではガツン!と強く突き上げるが、それはもうタイヤの仕事ではなくサスが吸収しきれていない。R230の純正バネサス性能の限界だろう。
旧車R107のような長いバネを圧縮して強烈にプリロードをかけたストロークたっぷりの足回り設計ではなく、R230とくに金属バネ+普通のダンパーのSL350はストローク不足、それも欠陥設計レベルでクッション性が少ない足回りと感じる。
それはやはり、R230は最初SL500から販売開始されたのを見て分かるように、油圧のアクティブサスABC装着が前提で設計されたせいだろう。実際、世界最大マーケットの北米はSL350(バネサスが標準)なんか最後まで販売されなかった。油圧アクティブサスで設計された車を金属バネ+普通のショックアブソーバーなバネサスに置き換えただけでは物理的に無理があり、21世紀車のわりに性能不足という感じが常に付きまとう。
結局19インチ化にあたっては、どうせなら新しいデータ取りをと思い、タイヤ屋さんも変えてみた。関東圏で「タイヤの神様」といわれる、篠崎の京葉サービス。比較的うちから近所なので、なにかと面倒みて頂くにも近所のほうが具合よかろうと考えました。
京葉サービスさんの売りは「鬼の転がり(鬼コロ)」というメニューです。バランス取りやタイヤ切削など回転体の真円度にコダワリがあり、かなり手間をかけてもらえます。お金も掛かりますが、そういう手間ヒマを経験してみたいと思いました。
私が選んだホイールとタイヤのサイズは以下のとおり。ただ 22年半27.5万キロ太古車R107に乗ってきた私の好みだけを狙い、走り方や走る場所もいつも決まっている前提での試験的サイズ変更なので、あえて純正指定のスピードレンジ/ロードインデックス/エアボリュームより下回ります。誰にでも安易にオススメは、しません。ミシュラン以外の安物タイヤなどは、最初から論外です。
たとえば高速道路で時速100キロ、突然タイヤがバーストしても落ち着いてカウンターをあてたり路肩に寄せて安全に停止できる知識と経験がなかったら、ホイール/タイヤのサイズ、しかもグリップや安定性を減らす方向へ安易に変更するのは大変危険なことだと思います。
F)
ホイール/19-8.5J, ET35 純正オフセット+5mm(内側)
タ イ ヤ/Michelin Pilot Sport 4S
235/40R19 (96Y) XL 純正外径+9.4mm/幅ー20mm/空気量87.6%
R)
ホイール/19-9.5J, ET35 純正オフセット+2mm(内側)
タ イ ヤ/Michelin Pilot Sport 4S
275/35R19 (100Y) XL 純正外径+18.4mm/幅ー10mm/空気量97%
タイヤ規格がXL/エクストラロードなので、交換当初2024年10月は270kPaで運用。
このあと5000キロ走行した時点で1回目のローテーションに持っていくので、それまでGSで空気を入れたりせず、どれだけ空気圧が減るかデータを取りたいと思いました。
ちなみに。
以前R107+Primacy4からR230+PS4S(18)に履き替えた時は、コツコツ硬かった。
だったらPS4S(19)に履き替えたときも最初はコツコツするかと思ったら、全然そんなことはなかった。タイヤ交換しに乗っていったアタリのついた18インチと、タイヤ交換が終わって帰るときの鬼コロ仕様の新品19インチは全く違和感のない乗り心地でした。全然コツコツせず、最初からシットリしていました。
タイヤ交換してもらうだけの店に比べて、かなり金額は張るがこういうセットアップが走りや乗り心地にどう影響してくるか。私は高速道路で長距離運転する機会が多いのでたくさん走り込むのが楽しみです。
購入価格 | 360,000 円 |
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入手ルート | 実店舗(その他) ※京葉サービス |
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パーツレビュー件数:823件
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