過去所有していた360タイヤを履かせた隼。
ニュースクール系カスタム、ウォンウォン系カスタムといわれるロー&ロング、ファットタイヤに興味ある人向けとしてちょっとだけ書いてみようと思う。
バイクのタイヤサイズは大型で大体180サイズ、ファットタイヤはハーレーなどデフォルトでリアが240サイズなど太いものがあるが、それ以上となると300、330、360、なんならさらに太いサイズもあるが大まかに360までが日本のカスタムショップで扱われるサイズだ。
後ろからみるぶっといサイズのタイヤ履いたバイクの迫力はアメ車とはまた違う魅力を持つ。
しかしこのカスタムがあまり人気ないのは、カスタム費用とタイヤ太くすると曲がらんだろっていう点に尽きる。
金額については360タイヤキットで100万はかかるし、そこから干渉しないマフラー、車高調、サイドスタンド、その他もろもろで部品代で160万ほど自分の場合かかっている。
そこまで金かけて操作性を悪化させるのだ。
そりゃ生半可な覚悟じゃできるもんではない。
とはいえ俺はたんなる興味でやっただけなのだが。
ニュースクールとかウォンウォン系なんて知らなかったし、何このタイヤすげー!やってみたいではじまった。
ちなみにそういったグループに誘われて関与していたこともあったが、二次元スキーな自分は痛バイクにしてみたいなーと発言したらなんか一部の人に中途半端なのやめてみたいに怒られたのでさっさとバイバイした。
結局痛バイクにするにはマジョーラ塗装がとても強いのでやらなかったんだけどね、でも小さいワンポイントで貼った。
話は逸れたが曲がらない直線番長のバイクなんてゴミだろっていう意見は多い。
曲がって走るワインディングがバイクの楽しさだろって理由の一つにある人が大半だろうと思うし否定はしない。
で、実際にファットタイヤカスタム完成後の操作は、最初やばいこれは失敗したか?と思うくらいには曲がりづらく交差点で曲がるの怖くてそのまま直進したぐらいだ。
そこで手っ取り早く操作に慣れるために道志みちへ。
やはりくねくねした道はすごい練習になる。片道走っただけで見違えるレベルだ。
そして操作に慣れると、これが結構なんてことはない。
実際にバンクさせるのは重い、しかしそこそこ走れてしまう、道志みちや奥多摩ではタイヤの端まで普通に使えてしまうぐらいにはバンクできるのだ。
というか、このハンドリングがむずかしいバイクを操作して走るというのが楽しくなってくるのだ。
マゾかな?
2st時代に「じゃじゃ馬の」ようなバイクという例えがあったが、隼360タイヤだと「ばん馬」のようなバイクって言いたくなる。
話を戻してバンクについてだが、これはホイールベースによっても違ってくると思われる。
シートカウルからホイール一個はみでるぐらいのロンスイになるとどうなるか知らないわからない。
あくまでワインディングに支障がなかったと言えるのは自分の8インチロングの場合だったからという可能性が高いので一概にすべてのロンスイファットタイヤでも曲がれるよは断言できない。
じゃあ、自分にとってタイヤを太くしたことによるデメリットというデメリットはなかったのかというとちゃんとある。
道路のわだちでハンドルをとられてしまうというデメリットが。
あれがとても危ない、どうあがいてもあれはハンドルをとられてしまい車体が強制的にもってかれてしまう。
なので道路の凹凸状態を常に確認していないと思わぬところで車体がもってかれて大惨事なんてこともあると思われる。
デメリットなのかメリットは人によるが、まぁとても目立つ。
でかけたあとにエゴサすると割とヒットする。
とまぁ、隼には5、6年ほど乗っていたのだが反対車線のカーブで攻めていたバイクが滑ってコーナー入口にいた俺にスライディングアタックをして隼がひっくり返り廃車となってしまった。
なんてあっけない。
過失割合は10:0で、カスタム車両にありがちな査定額の問題については明細があるからか、それともファットタイヤバイクの販売車両情報があるからか、賠償額は車両購入価格+カスタム価格に近い金額が支払われた。
車両も手元に残ったので無事なパーツを売ってプラスになった。
そしてその金で次のバイクを探していたのだが隼360で感覚がマヒしたのか、なんかこう普通のバイクに興味湧いてこないなーと思ってワルキューレルーンを購入するに至った。