タイヤラックを作る 其の壱
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
もう20年以上も軒下で働いてくれてたタイヤラックがダメになったので、今回、新たに作り直した。
その顛末を報告します(無駄に長いので二回に分けます)。
2
元々のラック(初號機)は親父が作った。梅雨のジメジメにも、夏のクソ暑さにも、真冬の寒さにもスギ花粉にもじっと耐え、来る日もくる日も、タイヤの重さを黙々と支え続けてくれてた。
結構頑丈な代物だったのだが、経年劣化と云うヤツだろう。ついにパイプが砕けるように、割れるように折れてしまった。補修でどうにかなるレベルではない。
と云うワケで、タイヤラック弐號機製作プロジェクトが始動したのであった。
3
初號機はイレクターパイプで組んでいた。我が弐號機もそれに倣う。
ただ、初號機の設計には問題がある。元来、乗用車一台分の(つまり四本のタイヤ)しか載らないのだ。そのためラックはRVR専用となっていて、eKカスタムのタイヤは平積みで我慢して貰っている現状(ひとつ前の写真で奥に積まれているのが解るだろうか)。
どうせ作るならこの問題点は解消しておきたい。ついでに云えは、初號機並に堅牢に、かつ簡易に(お財布に優しく)製作したい。
行き当たりばったりで何度も痛い目にあってきた。人間は反省する生き物だ。ここは綿密にプランを練ろう。
どのジョイントを何個づつ用意するのか、どの長さのパイプから、どの長さの部品を幾つ切り出すのか、カットが多いとそれだけミスのリスクが高くなるしね、大変そうだし。なるべく余りも作りたくないよな。
だからこそ、ホームセンターの売り場であれコレ悩まないように、予め詳細な計画を立てるのだ。
繰り上がりの足し算引き算ができず算数は苦手だが、両手両足をフル活用して設計を完了。よーし、コレで完成したも同然だぜ‼️
張り切ってホームセンターに向かったのだった。
4
ガーン!!
売り場に来てみて驚いた。
プランのキモとなる1メートルのパイプがなかったのだ。
売り切れとかじゃない。そもそもラインナップになかったのだ。
綿密な計画って何なんだ?
結局行き当たりばったりになるのか?
泣く泣く、激混みのフードコートで再プランを立てることになる。
紙ナプキンを沢山消費して、複雑な計算(勿論、両手を使ってだ。公共の場だけに足指は我慢した)で最適解を導きだしたのだった。
ただ、あれだけ綿密に時間を掛けて計算したものを、たった30分でやり直すワケですよ。
今更だけど、冷静に考えれば単純に1000mmを1本、1200mmを11本買おうとしてたのを、全部1200mmにまとめてしまえばそれで済む話なんだ。
改めてウチで電卓を弾いてみたけど、1200mmで揃えた場合と、新たなプランでの購入金額の差はゼロ、全く同じ金額だ。
焦燥感に駆られて再検討したけど、結局あの時間は何だったんだ。
5
とりあえず商品棚を掻き回し、メモったパーツを全て購入した。
さて加工だ。工作エリアに陣取り、レンタルしたパイプカッターで必要な長さを切り出していく。
切断箇所が多いので難儀だ。
握ったパイプとハンドルの摩擦で掌の皮がムケそうだが、二時間掛けて何とか完遂した。
メモと照らし合わせて、ひとつづつ丁寧に切り出したつもり、間違いは無いものと思いたい。
組み上げは其の弐に続く。
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