そういえば、思い出した事がある。ブリジストンがポテンザのタイヤとホイールの商品展開を始めたころ、並行してラリータイヤの商品展開も行われていた。それは、タイムセーバーⅠ・Ⅱ・Ⅲ という3銘柄のラインナップだったそのカタログの一ページに、ラリー向けホイールの紹介が有った。キャッチコピーは「このホイールの評価は 限界に一歩踏み込んでからにしてほしい」だった様な。そして掲載写真の一部分に目が留まった…リフトアップされ泥にまみれた車輌の前輪が左横から撮影されたもので、サスペンションユニットのスプリングシートがカップ型の固定式ではなく、薄型ダブルナットのネジ式で車高を無段階調整できそうなもの…初めて見た物だが、何だこれは? 世の中にこんな物が有ったのかと、強烈に興味が湧いた。競技用に特注した物なのか(ワンオフなる言葉も無かった)海外製なのか? 日本製なのか? 名称は?ネジが砂でジャリジャリしそうなのと、便利そうなモノだけど車検には通るわけない事は判っていた。複数のタイヤメーカー営業所の担当に〝これ〟の詳細を問い合わせたが、最終的に、わからず仕舞いで終わった記憶がある。ネットなど無い時代、それ以上調べようがなかった、車高調の存在も名称もない時代。先述のタイムセーバーはⅠ・Ⅲは直ぐに販売がなくなり、Ⅱを購入した。中古のスプリンター・クーペ1400SR(TE25)に取り付け、楽しんでいた。