チャコールキャニスター
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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純正BS25キャブには
燃料ホースとは別にもう1本ホースが挿してありました
(ものすごくわかりにくい写真ですみません)
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これが何なのかというとチャコールキャニスターからの配管
燃料蒸気を還元するためのポートなわけですね
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キャブレターによってはこの還元ポートがある物とそうでない物とがあり
MV28は還元ポートが無い方
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◯は還元ポートではなくエアベント
フロート室内の圧力解放ホースです
行き場を失った燃料蒸気還元ホースとその大元であるチャコールキャニスター
AISと一緒に撤去してしまおうかとも思いましたが
残したまま活用する方法を考えてみます
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パーツリストは物理的な接続関係がすぐわかるので便利
ページが分かれていますがこのY字型の部品を軸に配置を辿ると
作用の関係も何となく見えてきます
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キャニスターから上向きに伸びているホースはそれぞれ
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①キャブレター・キャニスター間
②燃料タンク・キャニスター間
なので
②はタンクの燃料蒸気をキャニスターへ引き込むホース
①はキャニスターに溜め込んでおいた還元蒸気をキャブレターへ引き込むホース
ということが想像できます
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ということは
このインマニの負圧ニップルは
AISの動作弁とチャコールキャニスターへ負圧をかけるだけのものですね
AISとキャニスターをエンジンが動いている時だけ作動させるための負圧スイッチ
とでも言えばわかりやすいかも
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AISはホースだけ取り払っていましたが
結局動作弁本体も取り外しました
付けたままにしておいても使いませんし
なのでY字の一方が宙ぶらりんになりました
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で そのY字をこうやって
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こうしました
インマニの負圧でキャニスターを動作させつつ
ついでに直接還元蒸気を吸い出してしまおうという魂胆
理屈では大丈夫なはず…
(甘いわ)
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はい 全然大丈夫じゃありませんでした
アイドリングがとんでもなく高回転になってしまいました
キャニスターを繋ぎ直したらこうなった
ということは還元蒸気を吸いすぎ?
ならば次の手を打ちます
このキャップに
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家にあったいちばん細い画鋲で先端をプスリとやって
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ここに被せて
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その上からホースを嵌めます
これで還元蒸気の吸入負圧を絞れる…はず
エンジン始動
パイロットスクリューを1/2戻して1回転開けに
アイドリングがさっきよりはだいぶ低く安定しました(安堵)
が キャニスター接続前よりまだちょっと高いかな…
あとゴムキャップなので耐久性にもやや疑問符
アプローチとしては悪くなさそう
じゃ もっとこの負圧を絞る方法はあるかな?
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4.5㍉Φのパイロットジェットです
ホースの内径が4㍉ほどなのでこれを押し込んでやれば
この極細貫通径がうまく機能してくれるのではないかと期待
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当然金属製なので耐久性もばっちり
ちょっと勿体ない気はしますが…
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こんな感じで
ホースを被せます
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今度はうまいこと落ち着いたようです
パイロットスクリューは結果1回転開けのままで落ち着きました
アイドリングも更に低く安定
思ったより長かった…
キャニスターを外してしまえばこんな面倒なことせずとも済んだでしょうねw
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