春のお彼岸も過ぎ、すっかり暖かくなりましたね。
さて、音選びの仕上げです。
単純にPSEをポン付けするだけでは面白くないので、センターパイプをワンオフで作ったのですが、それをより活かすための配線です。
まずは純正PSEの配線を図に表してみました。
リレーキャリアから12V をソレノイドバルブへ供給し、その電流を切り替えるスイッチの間にDMEユニットが存在することがわかりますね。
このDMEユニット(コンピュータ)での制御が問題なんです。
ノーマルのPSEではではPSE-ONにしてバルブOPENにしてもある一定の区間でバルブが強制的にCLOSEされます。
これは速度で制御されてるのか、エンジン回転で制御されているのかは調べてないのでわかりませんが、バルブはスイッチON/OFFだけではなくDMEコンピューターによっても制御されています。
この制御によって、せっかくのPSE-ON(バルブOPEN)でもおいしいところで音がノーマルに戻ってしまうというなんとも生殺し状態にさらされるということですね。
が、そこは流石に対策品が発売されています。
PSEの制御をコントロールするリモコンキットが市販されています。
これです。
簡単接続でソレノイドバルブとコネクターの間にこのコントロールユニットを接続するだけ、
これでリモコンスイッチでバルブのON/OFFができ、さらにONではコンピュータの制御が入らずに常時バルブはOPEN状態になります。
とてもお手軽で便利な商品でお値段もまずまず良心的な 150ユーロです。
ふつうなら飛びつきたいところですが、バルブのON/OFFにリモコンなんて必要ないし、逆に電池切れやスイッチの取り付け場所を考えると逆に要らない。
じゃあ常時バルブオープンにできる機能だけでいいやん。
ということで、このPSEコントロールがどうなっているのかを調べてみました。
すると、なんということでしょう。
電気関係の超苦手な私にも理解できる配線2本、ただスイッチで電流のON/OFFをリモコンでやっているだけでした。
そしてPSEのバルブをON/OFFするソレノイドバルブのコントロールは単純に12Vの電流のON/OFFでコントロールされているだけです。
ソレノイドバルブに
電流が流れるとバルブCLOSE
電流がカットされるとバルブOPEN
です。
ちょっとややこしいのですが、
PSEスイッチON-電流OFF-バルブOPEN
PSEスイッチOFF-電流ON-バルブCLOSE
となります。
バルブOPEN時には電流がカットされ、バルブ制御が入る時には電流が流れてバルブが強制CLOSEされている。
この機構さえわかれば、純正と同じように配線をせずに、単純に12Vの配線とスイッチをつけるだけで、コンピューターの不要な制御を入れることなくバルブの常時OPEN・CLOSEをスイッチで切り替えることが出来るということです。
というわけで私はPSEの取り付けは純正の配線とスイッチを使用せずにオリジナルで配線の取り回しとスイッチで完成させました。
図に表すと超単純な配線であることがわかりますね。
もちろん、私のコンセプトである、より純正チックに後付感を無くして自然に仕上げることは忘れずに!
ソレノイドバルブの特殊なコネクターはイギリスから輸入
※画像上部のものが純正コネクー&配線 下部が購入したもの
純正とそっくりなコネクターを探しだしました。
スイッチは目立たない灰皿内へインストール
そしてそのスイッチ本体も灰皿とシガーソケットのデザインに合うものを選びました。
ON凹で電流OFF、OFF凸で電流ONに使える単極双投式のプッシュスイッチを使いました。これでPSEコントロールキットなしでバルブの常時OPEN/CLOSEを制御できます。
終わってみれば機構的には超簡単でしたが、配線の取り回しには内装をほとんど剥がさないと綺麗にできないので大変でした。
因みにCarnewalのようにリモコン制御にしたければ、市販のリモコンスイッチキットを配線に割り込ませるだけで簡単にできます。
まぁPSEコントローラーはめちゃくちゃ高いパーツじゃないので買えばいいのですが、やはりDIYは楽しくて自己満足ですからね。
それと純正スイッチも買ってあったので、機能はしませんがせっかくなので交換しておきました。
そして、肝心のPSE-ON/OFFの出来上がりはこちらです。
評判のよろしくない997後期PSEでもセンターパイプの交換とバルブ制御のカットで満足できる音になりました。
そしてなにより、スイッチ一つで純正となんら変わらない静かな音に戻るのはありがたいことです。
さて、音が終われば次は顔編です。
音選び 完
※あくまで私が自分でした作業内容です。すべては自己責任の上で行いましょう。
911の納車から半年が経ちその間の走行距離も5000㎞近くとなりやっと左ハンドルにも慣れてきました。
でもやっぱり車に乗る時に右側に行ってしまう癖は抜けませんけどね。
そして左ハンドルにも911の特殊なボディ形状にもだんだんと慣れてきて、
先日のビル装着により足についても不満が無くなってきたら、やはり次に考えるのは
音
です。
私にとっての音はもちろん音楽♪オーディオではなく
排気音
です。
今の車はマフラー交換でパワーアップを求めてもほとんど意味がないのは承知しております。
それでも交換するのは、ほとんどが音の変化を楽しむことがメインです。
ただ、この音というのが一番難しい問題で、マフラーは装着してみないと音がわからない。
今ではメーカーのサイトやYouTubeで沢山の動画を見ることができますが、音については参考にはなっても実際の音についてはなかなか伝わってこないのが現状です。
そんな中でも、いろいろと情報を集めてマフラー選びをするのはとても楽しいわけです。
というわけで今回は私のマフラー選びの記録を残しておきます。
実は当初は社外品のマフラーを装着せずに、純正のマフラーを加工してバルブを装着し爆音とノーマルと楽しもうと思っていたんです。
しかし、997後期のメインマフラー周辺には空きスペースが全く無い。
バルブを装着して新しい配管を通すには無理が多すぎる。
エキマニ直後からすぐの直管だとあまりにも音が下品すぎるのと抜け過ぎのトルクダウンからメリット無し。
ということでやはりマフラー本体ごと交換することにしました。
そして純粋に金銭面を考えずにあげた候補たち
①Kreissieg
②IPE innotech Performance Exhaust
③Akrapovic
④Cargraphic
⑤Tubi Style Exhaust System
⑥PSE ポルシェ純正 スポーツエグゾーストシステム
最終的に候補に挙げたのはこの6つです。
が、997後期のエグゾーストシステムの価格ってどんだけ~
現実的な価格を見てみると驚愕の結果です。
①¥493500 (Xパイプつき)
②¥602700 (Xパイプつき) ¥461000 (Xパイプなし)
③¥999600 (Xパイプつき) ¥900900 (Xパイプなし)
④¥448050 (Xパイプつき) ¥332775 (Xパイプなし) +輸入コスト
※ユーロ=145円換算
⑤¥357000 (Xパイプつき) +輸入コスト
※$=105円換算
⑥¥449400 レトロフィットアクセサリー(純正なのでXパイプではなくでっかいサイレンサーがついています)
※別途コンソールスイッチが必要
という驚愕プライス
工賃などを含めるとそこそこまともな中古車が買えます。
はやくも挫折
こんなもん買えるか~
と思いながらも
暇なんで妄想だけ楽しむことにします。
①IPE…エキマニからフルに交換するとポルシェとは思えない高音が楽しめるようですが、メインだけでも50万と私にとってはセレブ過ぎる価格に撃沈。
②KreissiegもIPEと全く同じ感じですね。
③Akrapovicは下品じゃない上品な爆音でこちらも最高なんですが、フルチタン製なので価格もまたまた最高(笑)
④Tubi Style…あまり日本での知名度はないかもしれませんが、さすがフェラーリのおひざ元で作られるだけあっていい音です。
個人的には音は最高に好みなんですが、切り替えバルブが付いていない。やはりバルブがないのはこれからの時代ちょっと。。。
⑤Cargraphicはちょっとおとなしすぎるのと、円安になった現在では価格的な魅力も無くなり輸入するまでもないかと。
⑥ポルシェ純正PSEについては、後期モデルのPSEは評判が悪すぎる。
バルブ解放設定にしても、自動制御が入り4000rpmからの肝心なところで強制的に閉じられちゃうのと、でっかいセンターマフラーのおかげで解放時でも超上品な音。
それなのにお値段も純正だけあり立派なお値段です。
というわけで、
どうしよう。
つづく
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