FR50-1型バーディー50のブレーキシュー交換 リア編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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FR50-1型バーディー50(2スト)の、いつから付いているか分からないブレーキシューを清掃・交換しました。
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面倒なリアから済ませてしまいます。
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作業手順自体はスーパーカブ等とほとんど変わらないので、他のドラムブレーキのビジネスバイクを弄ったことがあれば困ることはほとんどないと思います。
まずはブレーキアームとブレーキロッドを抑えているナットを回して外します。
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ロッド先端のナットが外れればロッドはフリーになりますが、長すぎてアームからは外れません。ブレーキペダルを踏んでアームを前方に引き出してやると、アームから外れてくれます。
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次に、ブレーキパネルを固定しているボルトを外すために、ボルトに付いているステップピンを外します。
本当はこのピンも新しいのにした方が良いと思います。が、強い力が掛かるところでもないし、劣化している様子もないので、今回は使いまわしました。
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ボルトも外しました。ワッシャーを無くさないように注意!
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あとはアクスルシャフトを抜けば、ホイールも外れます。
ボルトの側は二つボルトがありますが、14mmのレンチで回せるほうを緩めてください。
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一方、アクスルシャフトの側は、六角ではなく穴が開いており、穴に何かを差し込むことで固定するような構造になっています。1963年式のヤマハメイトも同じような構造だったので、昔のバイクの共通の仕様なのかもしれません。
今回は六角レンチを使用しました(写真は片手で撮りながらなので変な持ち方ですが、実際はもっとしっかり押さえています)。
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ボルトが外れれば、アクスルシャフトも引っ張れば抜けます。
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マフラー側に嵌っているカラーを外して上手く引っ張れば、ホイールも外れます。
ドリブンスプロケットとホイールが簡単に外れる構造なので、ホイールを外すだけならチェーンを触らなくて済む親切設計です。
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外れました。
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ブレーキパネルと現在付いているシューはこんな感じです。
昔のクルマやバイクのブレーキシューやそのダストにはアスベストが含まれていると何かの記事で読んだ気がするので、気休め程度ですがここから不織布マスクを着用しています。
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シューをパネルから外します。パネルの中身はこんな感じです。
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さて、交換する新旧ブレーキシューです。
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古いブレーキシューです。
スズキのマークが付いているので、純正シューのようです。新車当時からずっと付いていたものでしょうか。もしそうなら、50年以上に渡ってどこも破損したり崩壊したりせず、それなりの性能を維持し続けていたのは驚きです。
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新しいブレーキシュー、Vesrahの「VB-312」です。当然ながらピカピカです。
このシューにはスプリングが付属していないので、再利用するために古いブレーキシューからスプリングを外して流用します。
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摺動面の比較。古い方もそれほど消耗していないように見えますね。
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清掃・グリスアップしたパネルに新しいブレーキシューを取り付けました。購入した際に参考にした情報がFR70のものだったので少しだけ不安でしたが、バッチリ嵌りました。
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ドラム側もパーツクリーナーで洗浄します。
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あとは外したのと逆の順に戻していけば完了です。アクスルシャフトはグリスアップしておきましょう。
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