FR50-1型バーディー50のブレーキシュー交換 フロント編
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
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FR50-1型バーディー50(2スト)の、いつから付いているか分からないブレーキシューを清掃・交換しました。
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フロントも作業手順はスーパーカブ等とほとんど変わりません。
まずはブレーキアームとブレーキケーブルを抑えているナットを回して外します。
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ナットが取れたら、ブーツを抑えながらケーブルを引っこ抜けば外れます。ブーツの中にはスプリングが入っているので、誤ってどこかに飛ばしてしまったりしないように気を付けましょう。
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続いてメーターケーブルを外します。ケーブル側に付いているネジをペンチで回せば固定が外れます。
毎回思うのですが、ここをペンチで回すと絶対既傷つきます、何故傷つくの前提な構造になっているのでしょうか……。
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ネジが外れれば、あとは引っ張れば抜けます。
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ここまでやれば、アクスルシャフトを抜けば車体とホイールを分離できます。
フロントのアクスルシャフトには、左側にナットが付いています。
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が、右側にもナットが付いています。
つまり、シャフトがボルトになっているのではなく、両側が雄ネジになっているのです。半世紀前のバイク、不思議な構造ですね。
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シティサイクルなどとは異なり、片側だけ外せば普通に抜けます。今回は気分で左側を外してみました。どちらも17mmのナットです。
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シャフトを抜きます。
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ホイールが外れました。
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パネルとドラムの中身はこんな感じです。
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パネルからブレーキシューを外しました。剥き身のパネルの様子です。
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新旧ブレーキシューの比較です。
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古い方のブレーキシューです。
こちらもスズキのマークが付いているので、純正シューのようですが、リアのものとは刻印が異なります。
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リアの旧ブレーキシュー(左)とフロントの旧ブレーキシュー(右)の比較です。
フロントの方が若干ですが残り量が多いので、フロントのブレーキシューはどこかのタイミングで一度交換されていたのかと思う一方で、フロントの方が接着剤の劣化などは目立つように見えます。どちらが新車当時からのものなのか、真相は不明です。
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新しい方のブレーキシューです。
このシューにはスプリングが付属していないので、再利用するために古いブレーキシューからスプリングを外して流用します。
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新旧フロントブレーキシューの摺動面の比較です。
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清掃・グリスアップしたパネルに新しいブレーキシューを取り付けました。フロントもバッチリ嵌りました。
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メーターギアのグリスが乾いて固まっていたので、新たなグリスを入れます。シューを嵌める前にやった方がやりやすかったと思います。
ギアとかみたいなところにはモリブデングリスの方が良かった気がしますが、行方不明だったのでリチウムグリスを入れておきました。ないよりはマシでしょう。
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最後にドラム側もパーツクリーナーで洗浄します。
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あとは外したのと逆の順に戻していけば完了です。メーターケーブルの先っぽは、パネル側のギアとかみ合うように差し込みましょう。
換装した感想ですが、めちゃめちゃ良く止まるようになりました。今まではめいっぱいブレーキ掛けてもズルズルズル…といった感じでしたが、交換後はギューーッギュッ!とバッチリ止まります。50年の進化、ですかね。安全面を考えても、ブレーキシュー交換は非常におススメです。
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