タペット調整(バルブクリアランス調整)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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カバーを外すとこんな感じになっています。
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分かりにくかったら申し訳ないのですが、赤矢印のこの隙間を調整します。
ただし0.何ミリとかのめっちゃ細かい隙間なので、定規とかでは測れません。
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そこでこの"シックネスゲージ"という専門工具の出番です。僕はA〇azonでデイトナのを買いました。
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シックネスゲージはこんな感じの薄っぺらい板の工具で、調整したい隙間の大きさに合った厚さの板を選びます。まずコマジェ君のインテーク側のバルブクリアランスの規定値がサービスマニュアルによると(0.08~0.12mm)となっているので、中間ら辺をとって"0.1mm"の厚さの板を選びます。
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こんな感じで↑3枚目の写真で見せた隙間にシックネスゲージを入れて隙間が板の厚さと同じか確かめます。入れたら板を何度もスライドさせてみます。この時スルスル動きすぎてもキツキツな感じでもダメみたいです。ぶっちゃけ僕自身初めてやるので自信ないのですがヌルヌル動く感じが良いみたいです。
( ´−ω−` )
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隙間が適正じゃない場合は調整します。
まずロックナット用の8mmメガネレンチと
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アジャスターを回すためのこちらの工具を用意します(YAMAHA純正品)
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まず小さい四角の部分(アジャスター)を↑の工具で回らないように押さえておいて(赤矢印)
※追記 押さえなくても良かったです。
下の六角ナット(ロックナット)をメガネレンチで緩めます(青矢印)
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ロックナットを緩めたらアジャスターを回す事で隙間の調整が出来ます。
アジャスターを締め込むほど隙間は狭くなり、緩めるほど広くなります。シックネスゲージを入れながら調整します。
シックネスゲージがヌルヌル動くぐらいにします(あくまで僕の手の感覚では)
隙間の調整が終わったらアジャスターを押さえながらロックナットを締めます。ロックナットの規定トルクはサービスマニュアルによると約7Nm。僕は手ルクで締めちゃいましたが、ある程度締めたらアジャスターは動かなくなるので、仕上げにトルクレンチを使いましょう。
アジャスターをしっかり押さえながらロックナットを締め込まないとアジャスターが少しでも回ってしまったら当然隙間が変わってしまいやり直す羽目に....
イライラ注意(#^ω^)
ロックナット締めたあともシックネスゲージ入れて隙間が変わってないか確認しましょう。
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下側(エキゾースト側)も同じ事をします。
下はフレームとかが邪魔で狭くってやりづらい!写真も撮りづらい!(笑)
ここのカバーは下のカウルを外すかズラすかしないと外すのは厳しいと思います。
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頑張ってスマホを逆さまにして差し込み撮影を試みましたが、ぼやけた(笑)
こんな感じになっているので狭くて大変ですが上のと全く同じように隙間を調整します。
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やり方は同じですが下のエキゾースト側の隙間は"0.18~0.22mm"に調整します(サービスマニュアル参照)
排気側の方がより高温になり熱膨張率も増すため吸気側よりクリアランスを多めにしてるみたいです。
間ら辺をとって0.2mmのシックネスゲージを選びました。
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こんな感じでシックネスゲージを隙間に入れて確認して調整する場合は、ロックナットを緩めてアジャスターを回すだけですね。(上と全く同じ)
やる事自体は割と簡単なんですが、隙間調整ミスってバルブクリアランスが狭すぎたり広すぎたりすると、吸気・排気のバルブ開閉が上手くできず圧縮漏れなどによるエンジンのパワーダウンやアイドリング不調,エンストなどの原因になります。
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調整が終わったらカバーを戻します。僕は念の為カバーのOリングを新品に交換しましたが、特に損傷等がない場合は交換の必要は無いです。
インテーク側(上側)もエキゾースト側(下側)も同じOリングです。
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こんな感じで交換しました。
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後はカバー戻して締めておわり!
(カバーのトルク値)↓
約13Nm
僕はもちろん手ルク!
というか持っているトルクレンチが20Nmからしか使えないので手ルクしかない。
(´>∀<`)ゝ
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