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2025年09月01日 イイね!

燃料添加剤はやめたほうがいいかもしれない

■ 結論(先に言います)
市販の燃料添加剤で「車載のまま自己洗浄」を試すのは、BMWなどのピエゾ式インジェクター車ではリスクが高い可能性があります。安易な添加剤投入は症状を悪化させることがあるため、問題がある場合は専門的なベンチ洗浄を優先するべきではないかと思っています。

■ 理由:ピエゾ式インジェクターはごく僅かな変化に敏感
・ピエゾ式インジェクターは「数マイクロ秒単位」でノズルの開閉を制御します。
・特にアイドリング時は層状吸気(ストラティファイド)を維持するために噴霧パターンと噴射タイミングが極めて重要らしい。
・ノズルの“閉”位置で微細な漏れや詰まりがあると、アイドリング不安定、白煙、燃料トリム異常、触媒への過負荷(最悪は触媒故障)につながる。

■ 添加剤を入れると起こり得る流れ(具体例)

添加剤で堆積が溶けたり剥がれる。
剥がれた微粒子やカーボン片が燃料ラインやノズル近傍を移動。
ピエゾノズルの微細孔やシート部に詰まる・・・など

噴霧特性(霧化、噴霧角、流量)が変化 → 層状吸気が崩れる → アイドリング不安定/白煙/燃料補正値の偏り → チェックランプ点灯 → 触媒に過負荷。

(例)添加剤で剥がれたカーボン片がノズルに詰まって噴霧が集中し、始動直後に白煙と回転の落ち込み、長期間で触媒温度上昇→触媒効率低下、という連鎖は現実に起こり得ます。

■ 最も確実で安全な対処法(推奨)
・インジェクターを取り外して、GDI対応の専用ベンチ洗浄機(例:ASNUなど)で洗浄する。
・洗浄液は毎回取り替える(使い回しは不適切)。
・洗浄後に噴霧パターン・流量を測定して、基準値に戻っているか確認する。
→ これが一番効果的で再発リスクが低い方法だと思います。

・短期的に症状が改善しても、微粒子の移動で中~長期的に別の不具合を誘発する可能性はあるかも・・・?

■ 症状チェックリスト(該当するなら要注意)
・アイドリングが不安定(回転が上下する、落ちる)
・始動直後や加速時に白煙が出る
・燃料トリム(短期/長期燃料補正値)が大きく偏っている
・触媒関連のコード(触媒効率低下など)が入る、触媒温度が高い傾向がある
・30EAエラー(これはすべての元凶、、、くわしくは別記事で)

■ 実務的な対応フロー

故障コード・燃料トリム値・排気の観察を行う。

フローテスト/リークチェックでインジェクターの漏れや流量変化を確認。
(基本的にINPAを推奨。各インジェクターの状態はBMW独自プロトコルでしか見れない。多分。)

必要ならば取り外してASNU等でベンチ洗浄 → 噴霧パターンと流量の再測定。
(目視で噴射パターンを確認するのは不可能。ハイスピードカメラがあってやっと見れるか見れないか。なので車に取り付け後ECUの再学習してから必ずINPAで観察する。)

■ まとめ(短く)
BMW等のピエゾ式インジェクター車では、市販の燃料添加剤による車載洗浄はリスクがあるので、問題が疑われる場合はインジェクター取り外し+GDI対応の専用ベンチ洗浄(ASNU等)が推奨される。自己処置で悪化させないよう注意が必要なポンコツ車やなぁとつくづく・・・でも楽しい!(アホ)
関連情報URL : http://bimmerprofs.com
Posted at 2025/09/01 16:36:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | N43エンジン | クルマ
2025年07月01日 イイね!

BMW N43エンジンとはなんだったのか ~リーンバーン?~

BMW N43エンジンとはなんだったのか ~リーンバーン?~

BMWのN43エンジンは、「超インテリ」なエンジンだと言われています。なぜなら、普段は相容れない「パワー」と「燃費」を両立させるために、3つのモードを巧みに使い分けるからです。



常識破りの「超薄め」燃焼!N43の真骨頂


普通のエンジンは、空気と燃料を「14.7:1」という黄金比率(理論空燃比)で混ぜて燃やすのが基本です。もちろん、アクセルをベタ踏みしたときは、燃料をドバっと濃く(リッチに)して、モリモリのパワーを絞り出します。ここまではN43エンジンも同じです。


しかし、N43の真骨頂はここから。なんと「スーパーリーンバーン(超希薄燃焼)」という、燃料を極限までケチるモードを持っているのです。


どれくらいケチるかというと、通常の3倍。空燃比にして約「44:1」という、もはや燃料の存在を忘れそうなほどの薄さでも、平気な顔で燃焼させてしまいます。普通なら火がつかずに「失火」が起きるレベルです。



魔法の秘密は「直噴」にあり


なぜそんな無茶苦茶な芸当ができるのでしょうか?その秘密は「直噴(ちょくふん)」という、ちょっとディーゼルエンジンに似た技術にあります。



  • 普通のエンジン:シリンダーの手前で空気と燃料を混ぜてから、圧縮して点火します。

  • N43エンジン:まず空気だけをシリンダーに吸い込んでギューッと圧縮。そこに、大気圧の数百倍というとんでもない圧力で燃料を「ブシュッ!」と直接噴射し、点火プラグの周りにだけ燃えやすい混合気の層を作って着火させるのです。


シリンダー全体で見ればスカスカの超薄々なのに、火がつく場所だけはベストな状態。これぞまさに一点集中、恐るべき頭脳プレーです。


いや、これヤバいですよね。ドイツの技術者、すごすぎでしょ。


天才ゆえの悩みと弱点


しかし、この天才的な技術には副作用がつきもの。燃料が薄いということは、空気がたくさん余るということ。この余った空気(の窒素)が高温で燃えると、有害物質の「NOx(窒素酸化物)」が発生してしまいます。その対策として、N43は「NOx触媒」という特別な装置を搭載しています。


そして、こんなに複雑で繊細なことをやっているエンジン、そりゃあ…(笑)


といっても、壊れるのはエンジン本体というより、その周りのお世話係たち(補機類)なんですけどね。


これが合理性を突き詰めたドイツ思考である。(ない)

特に、超高圧で燃料を噴射する「ピエゾ式高圧インジェクター」は、お財布に大ダメージを与える高級品。「どこか安いOEM品を作ってくれないかな~」と願わずにはいられません。


これらの高価な部品たちを守るためにも、リーンバーンが正常に機能していることが超重要です。なぜならこのエンジン、リーンバーン中にこっそりインジェクターの調子を自動調整したりするからです。「30EA」のようなエラーが出てリーンバーンが禁止されると、エンジンは途端にご機嫌斜めになり、ブルブル震えたり失火したりします。



なぜこの「諸刃の剣」が日本に…?


「そもそも、なんでこんなメリットとデメリットが隣り合わせの技術が市販されたの?」って思いますよね。


もともとこのエンジンは、ヨーロッパの道路事情に合わせて作られました。あちらでは、高速道路をトラックが時速110kmでガンガン走るのが日常茶飯事。通勤や買い物でも高速走行が当たり前なので、その過程でNOx触媒のメンテナンスも自然に終わるだろう、という設計思想だったのです。


…それをなぜ日本市場に導入したの…?

と、オーナーなら誰しもが遠い目になるはず。日本の道路事情では、このエンジンの本領を発揮させ続けるのはなかなか大変。だから、NOxシステムを擬似的に動かす「NOXEM」のようなパーツに頼るしかない・・・(※ステマじゃないです)



でも、やっぱり素晴らしい!N43エンジンの魅力


ネガティブなことばかり言いましたが、もちろん良いところもたくさんあります!



  • 気持ちいいフィーリングと燃費:リーンバーン中の走りは本当にスムーズ。巡行では燃費計が普通に22km/Lを超えてきます。

  • 鋭いレスポンス:パワーの調整を燃料の噴射量で行うため、スロットルは常に大きく開いています。これが、アクセル操作に対する抜群のレスポンスを生み出します。

  • 隠されたパワー?:前身のN46エンジン(リーンバーンじゃない普通のエンジン)より、馬力もトルクも格段に向上。BMWは「どんな状況でも絶対に出せる数値」しかカタログに載せないなんて噂もあるので、コンディションが万全なら200馬力を優に超えるポテンシャルを秘めているかもしれません。(まあ、車体が重いんですけどね。軽量化の伸びしろあります。)



Posted at 2025/07/01 22:02:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | N43エンジン | クルマ
2025年05月09日 イイね!

NOXEM

はじめに
BMWのN43/N53エンジンをお持ちの方なら、「NOxシステムの故障」で悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。私自身もその一人で、最終的に NOXEM(NOxエミュレーター)を導入しました。

今回は、NOXEMの購入から取り付け、そしてコンピュータ登録、適応学習まで、実際の体験談を交えて詳しくまとめます。これからNOXEMを検討している方、DIYでの取り付けを考えている方はぜひ参考にしてください。


本題に入る前に...

N43・N53エンジン搭載車では、よく30EAや30E9といったNOx系エラーが発生します。多くの方がNOxセンサー交換で対応していますが、実際にはNOx触媒の劣化によって排気中のNOx濃度が基準値を超えているのが原因です。つまり、NOxセンサー自体は正常に働いているのです。また、30EAエラーについては触媒の硫化というメッセージの通り、Nox触媒が成層給気モードによって生成された硫化物によって汚れていて、Nox濃度が大きすぎるというエラーです。

これを解決する方法は、「110km/hで30分間走行」です。これは日本国内ではかなり難しいと思います。(脱硫についてはまた他の記事で詳しく解説するつもりです。)
また、N43,53エンジンは生産終了から10年以上たっており、現在そこらへんを走っている車はほとんどが触媒の劣化を起こしていると思われます。つまり、脱硫をしてもまたすぐ30EAエラーが出る可能性が高いのです。私の場合はそうでした。

脱硫を行わずにこの問題を解決するには、現状NOXEM導入が唯一の方法だと思います。コーディングでNOxシステムを無効化する方法もあるようですが、このエンジンの基本的なモードである成層給気モードが作動せず燃費悪化や他部品の故障につながります。

もう一つ注意点として、N43エンジンはNGK製スパークプラグしか対応しません。
N43エンジン用のプラグを製造しているのはNGKのみです。Bosch製プラグはN43エンジン対応していません!
なぜかカタログには対応と書かれていますが、微妙にプラグ長やギャップが違います。これは早急に修正されるべきなのでは...
実際、Boschプラグにしてから失火が発生する事例があります。ご注意ください。
もしNOXEM導入後ミスファイヤが多発するようであれば、プラグを確認してください。
ここの話についても長くなりますので別の記事にて...


NOXEMとは?
NOXEMとは、BMWのN43/N53エンジン向けに設計されたNOxシステム用のエミュレーターです。
もともとNOxシステムは成層給気モードを正常に機能させるために不可欠なもので、NOxセンサーや触媒が故障するとエンジン性能が低下し、燃費悪化や誤作動が起こります。
NOXEMは、このNOxシステムをだまして、正常なエンジン動作を回復させる製品です。

これは私の推測で、公式からの情報はないのですが、おそらくNOXセンサー(実際はO2センサー)が生えているコンピュータが正常な車のNOX濃度を模倣し、それをECUに送って異常なしと判定させているのだと思います。

購入の流れ(私の実例
公式Bimmerprofs.comからNOXEMを購入しました。NOXEMを販売しているのはこの、ラトビアにあるBimmerprofsのみだと思います。流れは以下の通りです。

alt

まず上のリンクからBimmerprofsの公式サイトに飛びます。
すると画像のような画面が表示されます。

alt

右上のPRODUCTSを選びます。

alt

すると、このようなプルダウンが出てきます。
ここで、NOXEMには129と130があり、それぞれ対応しているエンジンと型式が異なりますので、画像を参考にしてよく確認してください。
alt

私はN43エンジン搭載の3シリーズ(E92 LCI)ですのでNOXEM130を購入しました。
alt

NOXEM130をクリックします。
alt
一番下までスクロールし、Open SHOP for NOXEM130をクリックします。
alt
Buy NOXEM130 now をクリックします。

この後はPaypalの決済画面にうつります。ここからはPaypalの支払い方法に準拠しますので、当記事での詳しい説明は省かせていただきます。

PayPalで支払い
 決済・注文完了後、約2日後にbimmerprofsからメールが届き、「日本への発送には追加料金が必要」と案内されました。再度PayPalで差額を送金。

関税について
「関税がかかる」と案内されましたが、実際に日本でかかったのは消費税のみでした。

電話番号の提出
発送手続き中に「電話番号を教えてほしい」と連絡が来ました。UPSでの発送に必要だそうです。

到着までの期間
 支払いから約1週間後、無事に日本の自宅に到着。梱包はしっかりしており、内容物に問題はありませんでした。


取り付けのポイントと注意点
取り付け作業は、基本的にはNOxセンサーの交換と同じ手順です。よってここでは詳しい手順は省略させていただきます。ただし、以下の点に注意が必要だと思いましたので共有します。

クーペの場合の補強パーツ
かなり堅固なので、事前に工具をしっかり準備し、作業スペースを確保しておきましょう。ボルトがかなり固着していました。
また、NOXセンサーは遮熱版の裏側にあります。そのままでは邪魔になるため、折り曲げてしまうことで作業がスムーズになります。

エアロゾル(潤滑剤など)の使用禁止
bimmerprofsの公式サイトでも注意されていますが、センサー部に詰まりを起こす可能性があるため使用しないほうがよいそうです。

DIYで行う場合は、全て自己責任です。不安がある場合は専門業者に依頼することを強く推奨します。


コンピュータへの登録作業
NOXEM取り付け後は、以下のコンピュータ操作が必要です。

必要ツール(2つ)
 ISTA(BMW純正診断ソフト) → 触媒、センサーのリセット・登録用
INPA(診断ソフト) → NOXEMの状態確認、適応学習用


実行するリセット作業

 1.センサーリセット

 2.触媒リセット

 3.適応リセット

センサーリセットに関してはNOXセンサー交換と同様になりますので、ご自身でお調べください。

触媒リセットはほとんど行われないと思うので念のため解説します。
alt

車両処理-->サービス機能-->MSVエンジンエレクトロニクス-->窒素酸化物キャタライザー-->酸化窒素キャタライザーの交換から実施してください。

適応リセットと学習まで必ず実施してください。長い間成層給気モードで動作しなかったエンジンはかなり不正確に動作しがちです。学習の内容は少々根気がいりますが頑張りましょう。
また、学習作業については、INPAだと学習の進捗が見れますので、こちらをお勧めします。


学習方法の詳細に関しては公式サイトがわかりやすくて詳しいですので、翻訳済みリンクをはっておきます。
Bimmerprofs_Google翻訳

bimmerprofsが提供する具体的な手順書を必ず参考にしてください。適切な作業を行わないと、エンジンの誤作動やNOXEMの正常動作に支障が出る可能性があります。
また、適応削除直後はハンチングを繰り返してかなり不安になりましたので、公式サイトにも記載はありますが、一応こちらでもリマインドしておきます。やり方は、「イグニッションモード(ブレーキ踏まずにスイッチ2回押し、エンジンチェックランプ点灯状態)でアクセルを床までゆっくり3回ふみふみ」です。これで私は収まりました。


注意事項まとめ
・NOXEMの不具合時は、直接bimmerprofsとやり取りする必要があります。
・診断ツールの事前準備は必須。不具合時はスクリーンショット提出が求められます。
・偽造NOxセンサーが市場に出回っているため、部品購入は信頼できるルートから。


おわりに

BMW N43/N53エンジンは高性能ですが、NOxシステム周りの問題は多くのオーナーを悩ませています。
NOXEMはそれを解決する有力な選択肢ですが、導入には正しい知識と慎重な作業が欠かせません。
もし作業や導入で不安があれば、信頼できる整備工場やbimmerprofsへの直接相談をおすすめします。

私は今年の3月にNOXEMを取り付けましたが、取り付けた直後からエンジンの調子が良くなり、燃費もリッター10kmを超えるのは当たり前になりました。

この記事が、皆さんのNOXEM導入の助けになれば幸いです。


関連情報URL : https://bimmerprofs.com/
Posted at 2025/05/11 22:44:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | N43エンジン | クルマ

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