ドアスピーカーのエンクロージャー化(その5最終章)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
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ドアスピーカーのエンクロージャー化について、10日間ほど作業してきましたが、先日、一応完成しました。
音の問題はさておき、一応、しっかりと鳴ることだけは達成出来て、まあ、満足しています。
ドアにエンクロージャーを付ける人は稀なので、ネットで検索してもなかなか参考になるものがなく、暗中模索という感じでした。
結論から言えば、試作して仮装着して音出しして、という手順がベストだったかなと思います。一発で仕留めるには、ちょっと難易度が高かったかも知れません。
だらだら記事を書いてきましたが、そろそろまとめたいと思います。
今回は、純正のナビヘッドをそのまま利用していますので、電気関係ではスピーカーの配線ぐらいが、特別な作業でした。
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基本コンセプトは在庫品でやるということですので、ヘッドも純正のままです。hp308-aというユニットですが、スピーカーの配線は画像のようになっているそうです。これを頼りに分岐をしました。
一応、純正に戻す様に、既存の配線はコネクターも含め、そのまま車内に残しています。オーディオ自作をする割には電気関係はど素人なので、参考になる正しい工作かどうかは疑問です。
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配線ではドアへ通すのが一番面倒な気もします。ゴムの蛇腹パーツを両側ともボディから外して、縦になるようにして、下から細長いドライバーを入れ、そこにケーブルをテープで巻いて通しました。滑りを良くするためにシリコンスプレーを吹き込みました。
画像は助手席側ですが、運転席側も同じ要領で作業しました。噂では聞いていましたが、かなり苦労しました。
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ケーブル通しですが、最初はドア側から入れました。次にドア配線部の蛇腹を下から上に通し、その後ボディの方に入れました。ボディ側に入れ込むためキックパネルを外すと、比較的手は入れやすかったです。
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ユニットをドアに固定するためには、画像のようなヘキサのネジを利用しました。奥深いところでも、ドライバーとかレンチに比べて、コンパクトな頭で締められるのやりやすかったです。在庫しているものを利用したのでネジは色違いだったりします。
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印のある場所が固定するためのネジ位置ですが、純正のスピーカー固定用の穴を利用しています。ポケット側の壁とハンドル部分の出っ張りの下に合わせることで隙間はあまり目立ちません。
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ユニット装着前の画像ですが、スピーカーホールはオトナシートで塞いでいます。こちらも古い在庫品ですので、接着力が弱いため、ボンドを塗って接着しています。養生テープは固定の為に貼ったのですが、くっついてしまって取れなくなったので、そのままにしています。
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実際に利用した工具の一部ですが、右の細いマイナスドライバーがケーブルを通すのに利用したものです。ヘキサレンチも長いタイプですが、これで本体を固定しました。
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ドリル関係では、スパイラルドリルビットを利用しました。大きな丸い穴は、可変の特殊なタイプを利用しました。画像にありませんが、丸穴加工はボール盤に材料をクランプでセットして行いました。
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仕上げに利用したビニールレザーを固定するには、中央のブルーのタッカーもどきを利用しました。安物ですが、7㎜くらいの針を利用できます。
全体的に、自己評価としては、まあがんばったかな?という感じで、音は期待したほどではありませんでした。制作に時間がかかるので、早く終わらせたいと思って、実装してのサウンドチェックを一度もやらなかったのも良くなかったかもです。
もっと箱を鳴らすという気持ちで仕上げを簡素にした方が良かったかなとも思いました。
重低音仕様なので、一部の曲はものすごくツボなのですが。
エンクロージャーの副産物として良かったことは、ドアマウントのスピーカーを遮断すると静粛性がアップすることで、静かな曲などには音質アップの効果があったと思います。
(高品位のデッドニングと同じくらいの効果があるように思われます。)
しかし、ヘッドから分岐している細い配線から、よくこんなパワフルな音が聴こえるもんだ、というのもある意味驚きです。純正ヘッドでも音質や出力に問題が無いように思えました。
ここには書いてませんが、別途リア側にも先行してウーファーを積んでいますので、総じてドンドンと煩い車になってしまいました。
次は使っていないリアのドアのスピーカーを外してデッドニングをしようと考えております。
しかし、外見は完全ノーマルのクルマなのですが、中身はかなり不思議なクルマになってきました。
しかし、弄るほどに愛着は湧いてきますね。
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